【デジタル時代のスタッフ育成】台湾の銀行業界

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銀行業務にも多くのテクノロジーが導入され始めた中、各行は今後さらに加速されると予想されるデジタル時代に備え、AIやブロックチェーンなどの能力育成を目指した研修を積極的に行っています。

今回は、そんな台湾の銀行業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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2021年 台湾の銀行(金融・法人サービス)業界

台湾銀行、利息収入が前年比18%減〜銀行業界動向〜

現在世界に185店舗を展開している臺灣銀行股份有限公司(以下台湾銀行)は、2020年度の財務レポートを発表した。

2020年1月〜12月の純利益合計は34,026,883千元となった。前年は42,023,945千元で、約19%のマイナス成長となった。利息収入は54,051,970千元で前年比18%減、持分法による投資損益及び合資損益額は1,767,528千元で前年比約50%減だった。

同行は2019年以来、台湾政府の東南アジア政策の推進に対応しており、2年連続で「東南アジア融資額成長優秀賞」を受賞している。国内外問わず資金調達に困っている企業へ積極的にローン支援等を行っている。

出典:https://www.bot.com.tw/FinancialStat/Quarter/Documents/%E8%87%BA%E9%8A%80109Q4%E5%80%8B%E9%AB%94%E8%B2%A1%E5%A0%B1.pdf

台湾の玉山銀行、2020年は純利益3%成長〜銀行業界動向〜

台北市に本部を置き、ベトナム、ミャンマー、香港、日本などにも展開している玉山商業銀行股份有限公司(以下玉山銀行)は、2020年度の財務レポートを発表した。

玉山銀行の2020年度の純利益は56,249,044千元だった。前年は54,522,618千元で、3%の成長となった。利息収入は36,089,321千元で、前年より13%減だったが、手数料収益や利息以外の収入がアップしたことで全体の成長を押し上げた。

玉山銀行は、2021年に発行されたフォーブス誌内「ワールドベストバンク」で台湾銀行業界1位を獲得している。

出典:https://www.esunfhc.com/zh-tw/-/media/esunfhc/files/investor-relations/financials/financial-reports/esunfhc/zh_tw/2020/esun_fhc_4q20_consolidated_cn.pdf?la=zh-tw

台湾の中信銀行、「平均取引レート」機能を開始〜銀行業界動向〜

台湾に144の支店を持ち、日本の東京都にも支店展開している中信銀行は、1秒で平均為替レートを把握できる「平均取引レート」機能を開始した。

顧客はアプリまたはオンラインバンキングを通じて、スポット為替レートを確認し、過去の傾向を観察して個人の為替コストを即座に比較できる。また、1か月、3か月、または任意の範囲で、外国為替の現在の状況を即座に把握できる。

2020年は同行の全取引のうち、オンラインでの両替取引数が全体の80%以上を占めた。中でもオンラインの高額両替取引(当日NT$500,000以上)が増加し、半年で50%以上成長したと発表している。

出典:ideo.i-web.jpn.com/shiseido_group_iweb2023_video/video/video.php

台湾の兆豐銀行 2020年の業績〜銀行業界動向〜

台北市中山区に本店を置き、東京と大阪にも支店を展開している兆豐國際商業銀行(以下兆豐銀行)は、2020年度の財務報告を発表した。

2020年1月から12月の全体純利益の合計は48,490,878千元だった。前年は55,019,523千元で、約12%のマイナス成長となった。

2020年1月から12月の資産合計は3,433,685,136千元だった。前年は3,312,509,266千元で、約3%増加した。負債合計は3,139,101,707千元を記録した。前年は3,023,362,627千元で、こちらも約3%の増加となった。

出典:https://www.megabank.com.tw/about/announcement/legal-disclosure/finance-report

台新銀行のクレジットカードの発行状況〜銀行業界動向〜

台新金融控股公司の子会社で、大型商業銀行の一つである台新國際商業銀行(以下台新銀行)は、2021年3月のクレジットカード金融情報を発表した。

台新銀行の3月の流通有効カード数は4,054,515枚、カード数は60,006枚、契約停止カード数は36,407枚だった。支払い前の分割支払い金額は20,849,925千元、カード決済額は28,813,888千元だった。

同社はコンピュータ評価によってカード所有者のレベルを10段階に分けている。レベルによりクレジットカードの利息率が異なる。1〜3級を例にあげると、1級の適用利率は6.75%(全体の17.62%)、2級は7%(全体の2.24%)、3級は8%(全体の18%)となっている。

出典:https://www.taishinbank.com.tw/TSB/error/

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2020年 台湾の銀行(金融・法人サービス)業界

台湾彰化銀行、国境を越えた送金サービスを改善〜銀行業界動向〜

2019年10月9日の発表によると、国境を越えた送金サービスの品質と効率を改善するために、彰化銀行は環球銀行金融電信協会のグローバル支払い(Global Payments Innovation(gpi)サービス認証を取得した。

現在、銀行業界は主にSWIFTグローバルネットワークを介して国境を越えた送金を処理している。送金の流れとして、いくつかの中間銀行と外国の現地清算システムを介して転送する必要がある。このプロセスは時間がかかり、顧客と銀行にとって非常に不便であり、労力と時間がかかる。

SWIFTgpiポイントツーポイントの追跡機能により、彰化銀行は顧客の送金状況、または受取人が支払いを受け取ったかどうかを即座に確認でき、顧客は送金資金の状況を把握できる。将来的に彰化銀行は、顧客のニーズに基づいて、革新的で高品質の金融商品およびサービスを引き続き提供し、顧客がデジタルイノベーションによってもたらされる利便性を享受できるようにしていく。

出典:https://www.bankchb.com/frontend/newspaperDetail.jsp?id=355

台湾の銀行合作金庫、スタッフのデジタル革命へ〜銀行業界動向〜

産業界のデジタル環境化に面し、もともと人材育成に力を注いでいた合作金庫は、2017年から金融研訓院に委託し、人口知能・ブロックチェーン・ビッグデータ・ロボット財務管理・IoTなどの金融デジタル課程を開講し、スタッフのABCD(AI・Block Chain・Cloud Big・Data)能力を育成している。

カスタマーサービスにおけるAIとビッグデータの応用例として、合作金庫は「360度顧客統合データベース」を構築し、次々と構築されるデータモデルを基に、700万以上の顧客資料を計算したうえ、顧客の居住場所や行為などの特徴も加え、顧客の求める金融サポートを予測する。

合作金庫は、デジタル化教育だけでなく、資産管理の知識の育成にも力を注いでいる。2019年12月3日には、金融研訓院のトップエリートである王正新氏を招き講座を開いた。

出典:https://bit.ly/394PjFk

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10%以上昇給?台湾玉山銀行、給与調整を実施〜銀行業界動向〜

玉山銀行は、人材は企業および国家の競争力の主要な指標であり、重要と考えている。2020年1月1日より、全面的な昇給が行われ、平均年間昇給は8%を超える予定だ。その中で、基本層ではさらに10%以上の昇給に達した。

最初の給与調整では、基本層と中間レベルの幹部の給与構造に主眼が置かれ、固定給与の額が増加した。基本層は月給を3,000元増やし、中間レベルの幹部はボーナスを増やした。

玉山銀行は有形の給与に加えて、人材の長期的な育成と開発を重視し、完全な教育とトレーニング、多様なキャリア開発、質の高い職場環境、優れた従業員福利厚生、幅広い開発段階を提供していく。

出典:https://is.gd/60fOKH

台湾土地銀行、合晶テクノロジーと30億元シンジケートローン契約〜銀行業界動向〜

台湾土地銀行が企画・主催する、合晶テクノロジー株式会社と総額30億台湾ドルのシンジケートローン案の募集が終了した。2019年12月11日から土地銀行の謝娟娟総取締役と合晶テクノロジー株式会社の焦平海取締役会長が連合ローン契約を契約した。当シンジケートローンの用途は金融機関で融資したローンの返済、運営金の充実などである。この融資案に参加する銀行は8社である。

台湾土地銀行は、近年産業転換に積極的な行動を見せている。早くから開始した不動産業務を中心に、財務管理業務・JCBiPASSクレジットカード・海外台湾企業業務などへと拡大している。

また、政府主導の推進政策である、5+2新創重點產業政策・新南向政策・都市更新政策・旧建築物の建て直し政策などの融資政策にも参与している。台湾土地銀行は将来、積極的ではあるが安定した成長で、多元的な発展の方向へ向かうことを目標としている。

出典:https://bit.ly/36W3AlG

台湾第一銀行、榮剛へ62億NTDの融資〜銀行業界動向〜

第一銀行などの11の金融機関は、2019年12月19日の午後に榮剛(RongGang)と62億NTドルの協調融資契約を締結した。台湾銀行と彰化銀行をメインに、華南銀行、合作金庫、兆豐銀行、農業金庫、臺灣企銀、新光銀行、永豐銀行、上海銀行などが参加し、共同出資は42%を超えた。

榮剛(RongGang)は一貫した生産プロセスを持つ国内No.1の特殊合金メーカー。製品は高精度であり、機械金型、航空宇宙、エネルギー、石油およびガスの分野で広く使用され、多くの国際メーカーから認証を取得している。

第一銀行は、188の企業と密なネットワークを通じて、国内外の拠点と組み合わせ、金融サービスを提供し続けている。政府の政策に積極的に協力し、産業およびパーク内メーカー向けに「120周年優待ローンプロジェクト」および「工業区へ工場参入ローン優待」などを開始した。

出典:https://www.firstbank.com.tw/servlet/fbweb/zh_TW/1454093880839

まとめ:台湾の銀行業界

台湾の16の銀行が世界の上位銀行500に入っており、世界的に見ても大きな市場と言える一方で、台湾全体の銀行総資産額はほぼ横ばいがおります。しかし、不良債権は年々減少傾向にあるなど、経営状態としては良好だと言えます。

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