【高齢者向けの新サービスを開始】台湾のドラッグストア業界

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台湾の薬局では高齢者向けのサービスを新たに開始するなど、病院よりも身近な存在である医療機関として役割が以前よりも増えています。

今回は、そんな台湾のドラッグストア業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

資生堂、ワトソンズグループと戦略的提携

資生堂はさらなるアジアでの拡大を目指し、世界最大ドラッグチェーンワトソンズグループと戦略的提携を結んだ。今回のパートナーシップは、次の重点項目4つに力を入れていくと発表された。①ワトソンズ専用商品の共同開発②市場の拡大③社会貢献活動④「メイド・イン・ジャパン」ブランド

ワトソンズは25の国と地域で展開しており、15,000の店舗を運営している。店舗とECサイトを合わせた年間の総客数は52億人を数え、世界最大のドラッグチェーンとなっている。ワトソンズでの資生堂グループ商品の取り扱いは1987年に台湾で始まり、現在はアジアを中心に10ブランド以上を展開している。共同で商品開発を手掛けた「dプログラム」の「アーバンダメージケア」は、2018年10月よりタイと台湾で販売しており、中国大陸でも2019年7月より発売している。

出典:資生堂https://www.shiseidogroup.jp/news/detail.html?n=00000000002696

ARメイクアップのサービスを「トモズ」に提供

2019年10月4日、パーフェクト株式会社は株式会社トモズの展開するドラッグストア「トモズ」にてAR技術を用いたバーチャルメイクアップアプリを使用したサービスを導入することを発表した。

ARメイクアップアプリ「YouCamメイク」のB2B向けアプリ「YouCamfor Business」を利用した店頭向けサービスで、日本国内10店舗、台湾のトモズ10店舗にも導入されるとのこと。

百貨店などでの導入は進んでいるが、国内のドラッグストアで提供するのは初となる。導入店舗では、対象ブランドのメイク製品が購入前に自分の顔でバーチャルトライすることが可能になる。システム導入後、化粧品の売上が非導入店と比べて好調に推移していると発表されており、今後さらなる導入が期待される。

出典:https://www.perfectcorp.com/business/news/detail?id=1169

ドラッグストア

桃園市、新しい薬局サービスプランを導入

桃園市政府保健局は「2019年の新たな薬局サービスプラン」として、「高齢者に優しい薬局」を設立し、住民と薬局の距離を縮め、薬局で対応できるものは対応していきたいと発表した。

259の「高齢者に優しい薬局」には、1つの薬局に1人の薬剤師を配置するようにした。また、病院と薬局が協力し、高齢者の薬を確認。これによりサービスを受けた高齢者の1日の薬の種類が7.8から4.4に減少した。さらに、地域密着型の薬局サービスを受けた後、医師と協力して薬を処方できる高齢者は5.1%から94.4%に増加した。

薬の受け取りに不便な人には「薬の配達サービス」と「在宅サービス」も提供する。今後も個人および地域社会の薬局サービスネットワークを構築し、薬局が身近で安心して相談できる場所になるように努力するとした。

出典:https://dph.tycg.gov.tw/home.jsp?id=13&parentpath=0,1&mcustomize=onemessages_view.jsp&dataserno=201911150001&aplistd

嘉義市政府、「高齢者に優しい薬局」を目指す

高齢化が進む嘉義市では、2012年より高齢者向けの薬局として下記の5つのサービスを無料で提供している。①錠剤の包装サービス②血圧測定③老眼鏡と拡大鏡の使用④薬袋の文字を大きく記載⑤薬相談サービス

2019年7月20日、上記の5つのサービスに加え、さらに「高齢者に優しい薬局」を目指し新しい3つのサービスを開始することを発表した。今後も高齢者向けにサービスを展開し、病院へ行かなくても簡単なことなら薬局で対応できるようにしていきたいとしている。①吸入器に使用方法の説明と使用検査を増やす②間違った薬を使用していないか、薬の適合性を確認③障害のある方でも気軽に相談できる薬局

出典:https://www.gov.tw/News_Content.aspx?n=872E51DB9B88306C&sms=53E09032BF601A56&s=671BBB7C394558EC

サツドラ、台湾での事業好調で6店舗目をオープン

サツドラホールディングス株式会社のグループ会社である台灣札幌藥粧有限公司は、6店舗目となる「桃園中正店」を2019年4月4日に桃園市にオープンした。

同店舗は桃園駅前に位置している。桃園駅前は、一日の乗降客数が5万8千人と乗降客の多い駅となっている。また、桃園国際空港への連絡バスがあり、「遠東百貨」「新光三越」など多くの商業施設もある。

サツドラホールディングス株式会社の成長戦略に「アジアングローバルへの発信」が挙げている。台湾市場での経営基盤の確立に向け、同社はさらなるサツドラブランドの発信に力を入れている。

出典:https://satudora-hd.co.jp/news/2019/04/04/2008/

まとめ

高齢者に優しい薬局を目指し気軽に相談できる医療機関になる一方で、化粧品会社との提携やAR技術の導入などコスメに対しても大きく力を入れています。今後は医療機関としての役割をしっかりと果たしながらも、幅広い顧客獲得を目指した戦略が必要になるでしょう。

台湾に進出を検討している方も、すでに進出している方も必見!


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目次(全15ページ)
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