【スマートエネルギーの活用へ】台湾のバイク業界

台湾では近年、スマートエネルギーを活用したバイクの需要が高まっており、EV市場ではGogoroが圧倒しているため各社が対応に迫られています。

今回は、そんな台湾のバイク業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

ヤマハ、ゴゴロと提携、電動スクーター発売

ヤマハ発動機株式会社は、2019年8月1日に電動スクーター「EC-05」を台湾で発売した。「EC-05」はGogoro Inc.(本社:台湾桃園市)と台湾市場におけるEVビジネスとの協業活動で開発された電動スクーターとなった。

「EC-05」は、Gogoroの市販車のプラットフォームをベースに、ヤマハがデザインを行ったもので、ヤマハブランドの車両として、現地法人ヤマハモーター台湾の販路を通じて販売される。「EC-05」は、Gogoroエナジーネットワーク社により台湾国内に1,200カ所以上に設置されたバッテリー交換ステーション「GoStation®」を利用できる。「EC-05」の生産はGogoroが行う。

ヤマハは2018年末に発表した長期ビジョンならびに中期経営計画において、「環境・資源課題」を特定し、2050年までに自社製品からのCO2排出量を2010年比で50%削減することを目指している。その解決方法として、小型電動製品の製造・販売を推進する方針を掲げている。

出典:https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2019/0627/ec-05.html

台鈴、ゴゴロと電動二輪車の共同開発へ

2019年10月31日の発表によると、台鈴は台湾の電動スクーター「GogoroSmartscooter(ゴゴロ・スマートスクーター)」を手掛ける睿能創意(ゴゴロ)と電動二輪車を共同開発するとのこと。

2020年の第4四半期には、Gogoro Networkスマートバッテリー交換サービスを備えた、Powered by GogoroNetworkTM(PBGN)を利用する電動二輪車を発売する予定だ。

台鈴は電動二輪車の独自開発と共同開発を行うことにしており、2019年7月には、充電式電動二輪車であるe-Ready 1を独自に発売した。それとともに着脱式電池を搭載した電動二輪車のリーディングカンパニーであるGogoroとの共同開発にも着手し、消費者により多くの選択肢を提供できるようにする方針だ。

出典:http://www.suzukimotor.com.tw/index.php?m=News&a=show&id=228

摩特動力工業(PGO)、初の電動二輪車発売へ

2019年11月27日、二輪車製造を手掛ける摩特動力工業(PGO)は、同社初の電動車ブランド「Ur1」を発表した。台湾の電動スクーター「GogoroSmartscooter(ゴゴロ・スマートスクーター)」を展開する睿能創意(ゴゴロ)の電装システムを搭載したのが特徴となっている。

PGO社によると、現在、高い技術と環境保護は、電気自動車全般に求められる条項だ。しかし、PGOのビジョンはそれだけではなく、エキサイティングでライディングの楽しみに満ちたものを作成することにあるとのことだ。

「Ur1」はGogoro Network™スマートバッテリー交換サービスを利用することができ、台湾の約1,500ヶ所のGoStationを利用できる。バッテリー交換は簡単で、わずか6秒で交換できる。

出典:https://pgo.com.tw/newsDia.php?id=394

伸びる二輪車の販売台数、その背景とは?

台湾経済部(経済産業省)は2019年1月から10月までの二輪車の新車販売が71万5000台に上り、年率で1.9%増となったことを発表した。また、新車販売のうち11万5000台が電動二輪車で、年率84.6%増となり、全体に占める割合が2012年に比べ14.7ポイント高い、16.1%になったことを指摘した。

増加の要因としては、国民の環境意識の高まりと補助金政策が有利に働いたことで、電気二輪車を購入する消費者の意欲が高まったことが挙げられる。このことから小売販売、卸売りともに、売上高が増加し成長がみられた。

台湾の二輪車の新車販売数は2015年以前までは年間約60万台〜70万台で推移していたが、2017年から始まった、旧式の古くなった二輪車を電動二輪車に買い替える際の優遇措置の恩恵を受け、近年は年間100万台の新車販売数になっている。

出典:https://www.moea.gov.tw/Mns/dos/bulletin/Bulletin.aspx?kind=9&html=1&menu_id=18808&bull_id=6626

中華汽車、電動二輪車ブランドを発表

2019年7月29日、台湾自動車大手の中華汽車(CMC、三菱自動車系)は、電動二輪車ブランド「e-moving(eムービング)」の新モデル「iE125」を発表した。

e-movingは、2010年のブランド設立以来、電動自転車、小型電動二輪車、およびビジネス専用モデルを発売してきた。今回、大型電気自動車に対する消費者の需要が高まっていることから、同社は台湾で首位の急速充電能力、出力性能、耐久性能、技術機器等のアップグレードを図り、125ccの燃料二輪車に匹敵する性能を達成した。

iE125はフル充電で最大155kmの走行が可能だ。家庭と充電ステーションでの充電の併用が売りだ。「急速充電ステーション」と「スーパー充電ステーション」がKFC、カルフール、中国三菱のディーラー(順義汽車、HSBC Motors)に設置される。

出典:https://www.china-motor.com.tw/news_page.php?id=1520

まとめ

今までは台湾の2社と日本のYAMAHAでバイクの占有率の8割程を占めていましたが、EVの躍動により各社がGogoroとの提携を結ぶなど市場のニーズに合わせるため急な対応に迫られるなど業界順位は今後変化があるかもしれません。2ストロークエンジンバイクは今年度から禁止になるなど、今後も環境への配慮はバイクにおいて必須条件になっていきます。

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目次(全15ページ)
Ⅰ 台湾におけるビジネス事情 ・台湾は日本にとってビジネスをしやすい国 ・台湾の外資規制の注意点 ・台湾の就労ビザの最新動向 ・台湾のカントリーリスク ・注目の「5+2産業イノベーション政策」 Ⅱ 台湾の業界トレンド ・台湾のユニークな食トレンド ・台湾の製造業はこの2つの政策に注目すべき ・医療・介護分野にはビジネスチャンスあり ・台湾の高い教育水準とそのトレンド Ⅲ 台湾でビジネスを成功させるために


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