【積極的な環境への配慮】台湾の百貨店・ショッピングモール業界

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台湾では積極的なCO2削減への取り組みを行い、環境に関する賞を多数獲得したショッピングモールが話題になるなど、業界内でのエコに対する関心は日々高まっています。

今回は、そんな台湾の百貨店・ショッピングモール業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

SOGO、CO2削減に貢献!環境保護局から表彰

2019年11月18日の発表によると、SOGOは2015年の炭素標識の申請を機に、デパートリテールにおけるPCRの定義を定め、関係企業を含めた80万社がこの定義を基にCO2排出量の削減を目指した。特にSOGO天母店は3年で25%のCO2削減に成功した。これは法規で定められたCO2削減量の7倍だったため、昨年デパート業界で初めて「CO2削減標識」を獲得した。

SOGOは、アジア第一のグリーンデパートになることを目標として、短・中・長期の目標を定めて、段階的に実行してきた。CO2標識とCO2削減標識のほか、ISO 50001エネルギー資源管理システムを導入し、各店舗に徹底して実行してきた。

SOGOは子供たちに「三枚の葉の秘密」というCO2削減教育を題材とした絵本を贈呈し、コミュニティにおけるCO2削減の支援をしてきた。デパート内でも「CO2減少の旅」というイベントを行い、子供たちの環境保護思想を育んでいる。低CO2食生活・季節の食材・空容器の回収・マイ箸持参なども呼びかけている。

出典: https://www.sogo.com.tw/csr/4-1_detail.php?pid=234

遠東デパート、スマートモール化を推進

遠東デパートは、新しい世代のリテールに向けて、信義A13店のようなショッピングモールのスマート化を推し進めるため、デジタル部門の資本支出を増加させた。「デジタル運営、デジタル体験、デジタルマネージメント」へと発展させ、最終的に伝統的なリテール経営スタイルからの脱却を狙っている。

また、将来のデパート幹部生を育成するため、遠東デパートは「幹部候補生の育成ブループリント」を完備した。「幹部候補生の育成ブループリント」は九大カテゴリーを設け、50以上もの育成カリキュラムを準備している。

さらに、「Yes , FEDS Can外国語プラクティス」と呼ばれる活動を推進し、職場におけるスタッフの英語力を向上させる努力もしている。

出典: https://www.sogo.com.tw/csr/4-1_detail.php?pid=234

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遠東巨城ショッピングモール、母語文化を推進

元々台湾は多民族・多言語文化の国のため、独特な文化遺産を有するはずだが、国連教育科学文化機関は台湾を母語絶滅危機エリアに指定した。

そのような中、遠東巨城ショッピングモールは、「ステージ」及び「人盛り」の重要な資源を有しており、それを音楽とショーに結び付け、文化保存の重要性を喚起し、母語の継承を促進することを目的に、新竹アカペラ国際藝術祭を主催した。

アカペラ国際藝術祭(Vocal Asia Festival)はアジア最大規模のアカペラ祭で、毎年アジア各地で主催するアカペラ形式の音楽と民謡ショーである。遠東巨城ショッピングモールは2018年に主催権を勝ち取り、民間企業でありながら、政府及び学術組織と結合することで、アカペラ国際藝術祭に新しいスタイルを導入することに成功した。出演チームは台灣、日本、韓国、中国、シンガポール、マレーシア、フィリピン、香港、アメリカ、イギリス、イタリア、フィンランドの計12か国。

出典:https://www.febigcity.com/csr/index/news_info.aspx?CDE=NWS19111115381067008https://www.febigcity.com/csr/index/Stories_info.aspx?CDE=STO19060417521990487

カールフールの「ローカルグルメと芸術祭」

宜蘭県政府とカールフール文教基金会が4/19から4/21にかけて、10年目の「ローカルグルメと芸術祭」を主催した。このイベントでは、コミュニティ・農業・青年創業・芸術の四台方面から出発し、宜蘭県のグルメと文化にまで展開する。

劇の演出に関しては、采風樂坊、阮劇團、紙風車劇團など、台湾を代表とする劇団を招き、昼夜に渡り演出した。販売に関しては、ローカルな視点からブース販売・講演・商品展覧などを催した。

同イベントは、イベント終了後も宜蘭県で「ローカルグルメと芸術祭」とグローバル性のプラス影響が続くことが最大の狙いである。特にImpact Hub Taipeiとの協力のもと開催した「CreativeMornings講座」では、宜蘭県出身チームと社会企業が参与することから、宜蘭県に大きな影響を与えるだろうと期待されている。

出典: http://carrefour.org.tw/news_view.php?no=187

SOGO「台湾企業永続賞」受賞の理由とは?

台灣永続的エネルギー資源研究基金会は2019年11月28日、長年経営実績のある企業を対象として「全世界及び台湾の企業永続賞」の授与式を行った。今年、遠東グループは関係企業の9社を含め、38賞を獲得した。会長の徐旭東はグローバル企業永続賞(GCSA)傑出人物世界賞(Professional-World Class)を獲得した。

遠東SOGOデパートは、連続五年間賞を獲得している。今年は第三回目の「トップ50台湾永続企業賞」、第四回目の「コミュニティ共存賞」を受賞した。同時に、デパート業で初めて「気候配慮のリーダー賞」を受賞した。

SOGOは、アジア第一のグリーンデパートになることを目標として、グリーンマーケティング・CO2削減教育・エネルギー資源の整合を実行してきた。SOGOの2016-2018年にかけての電気料金は7.27%も減少しただけでなく、収益も増加した。SOGO復興店は2018年、温室効果ガスの検査声明書を取得した。

出典:https://www.sogo.com.tw/csr/4-1_detail.php?pid=235

まとめ

環境を意識した取り組みに加えデジタルを用いてスマートモールを目指すなど、今までとは異なる経営方針がまさに取り組まれています。顧客により強い印象を与え他店との差別化を図るためにも、まずは既存の小売店にとらわれない新たなスタイルが求められるでしょう。

台湾に進出を検討している方も、すでに進出している方も必見!


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目次(全15ページ)
Ⅰ 台湾におけるビジネス事情 ・台湾は日本にとってビジネスをしやすい国 ・台湾の外資規制の注意点 ・台湾の就労ビザの最新動向 ・台湾のカントリーリスク ・注目の「5+2産業イノベーション政策」 Ⅱ 台湾の業界トレンド ・台湾のユニークな食トレンド ・台湾の製造業はこの2つの政策に注目すべき ・医療・介護分野にはビジネスチャンスあり ・台湾の高い教育水準とそのトレンド Ⅲ 台湾でビジネスを成功させるために


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