【医療機器の安全性を維持するために】台湾の医療用・福祉用具卸業界

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台湾では医療機器の流通や品質などの安全性などの問題に現在取り組んでいる。また、国内の医療機器メーカーと政府は海外ビジネスのチャンスは模索している。

今回は、そんな台湾の医療用・福祉用具卸業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

多数の受賞歴!電動車椅子「EVO Altus」とは?

2019年11月28日の発表によると、康揚股彬有限公司が開発した電動車椅子「EVO Altus」は、第28回台湾優秀賞授賞式で金賞を受賞した。オランダのチームが共同で立ち上げた初めての多国籍デザインで、2018年にはドイツのRed Dot Design Awardを受賞している。

電動車椅子「EVO Altus」は車椅子が形を変え、仰向けになったり立ち上がったりすることのできる車椅子である。障害者が日常生活で感じる「レベル差」をなくすためにできた車椅子で、体勢を変えることで血液循環を助け、消化促進にもつながる。

康揚股彬有限公司の福祉機器はかなり高い評価を得ており、過去8年連続で台湾優秀賞を受賞している。また、金賞に関しては、2013年の手動リクライニング車椅子シリーズと2017年の電動車椅子EVO Lectusに続いて3回目の受賞となった。

出典:Karma 康揚輔具 https://www.karma.com.tw/2019/11/taiwanexcellence_gold/

医療機器、流通時の安全性を維持するために

医療機材優良販売基準成果発表会によると、健全な医療機材販売業社の管理と、医療機材商品市場の流通の安全を維持するため、正確に医療機器の保管、輸送、配布、販売することで、製品品質を製造メーカーの基準と一致させていくとのこと。

また、製品のトレーサビリティの実装とアウトソーシング関連の手順の管理を強化するために、台湾の医療機器管理システムが設計全体を完全にカバーするようにする。

厚生省の食品医薬品局(食品医薬品局)はすでに2015年6月18日に台湾での医療機器の優良な流通規則を発表している。そして「医療器材管理法」に沿って更新された「医療器材優良流通準則(草案)」は、宣導、プロモーションによって優れた医療機器販売ガイドラインの実施を加速し、人々の安全と健康を保障して、優良な医療器材を提供することで成果を出すだろうと見られている。

出典 :FDA https://www.fda.gov.tw/TC/newsContent

製造不良の医療機材、5000万元の罰金

2019年12月15日の発表によると、立法院は医療機材管理法の第三読会を通過させ、今後医療機器の製造および販売者の管理を規制し、製品フローを確立、品質管理システムと販売およびマーケティング規制を実施する。不良な医療機器を製造した者は最大5,000台湾元の罰金が科せられる。

<医療機材管理法草案からの抜粋>

・医療機器メーカーの管理システムを改善し、医療機器の製造および販売オペレーターの管理を標準化する。

・製品フロー、製造品質管理システム、流通管理の確立。

・市販の医療機器の品質と安全性を確保するために、医療機器ベンダーと医療機関が協力して安全監視を実施し、医療機器の重大な有害事象を積極的に報告し、再評価する。

・不正な医療機器の製造または輸入、医療機器名の無許可または不正使用、医療機器の無許可の製造または輸入などの違法行為には事罰を科す。

出典:行政院 https://www.ey.gov.tw/Page/AE106A22FAE592FD/62d3e640-e17b-4cec-8431-ea8dfd4fc94a

国内病院と医療器メーカー、国際医療市場へ

2019年3月12日の発表によると、国内の医療産業の資源を整合するため、また国産の医療器材の国内使用を促進するため、貿易協会は私立医療院所協会と協力して、海外ビジネスの機会を模索している。

貿易協会は、台湾医療およびバイオテクノロジー機器協会と協力し、「2019 国際医療産業の統合および輸出マッチング会議」を同年3月11日に開催した。国際貿易局や厚生省医療部の支援により、貿易協会は初めて国内の医療サービスと医療材料メーカーを統合した。合計35の医療サービス業者と26の医療機器メーカーがイベントに参加した。

現場では、手術器具、歯科材料、専門システム、医療用消耗品などの台湾産製品が展示され、関係者と業界の参加者から高く評価された。

出典 :Taiwan Medical And Biotech Industry Association  https://www.tmbia.org.tw/news_detail.php?id=10800006&tbl=NEWS

台湾エクセレンス記者発表&セミナー商談会

2019 台湾エクセレンス記者発表&セミナー商談会では、台湾を代表するスマート機器製品を「ICT情報通信技術」「スマート医療」「スマートライフスタイル」の3つのカテゴリーを中心に、23社の64製品が展示・紹介された。

特に注目を集めている、手術用ナビゲーションシステムを手掛ける「EPED Inc.」、医療用ロボットメーカーの「ハイウィン株式会社」、電子聴診器メーカーの「Imediplus」、消毒スプレーメーカーの「ELECLEAN Co., Ltd.」の計9社がセミナーを行った。

台湾貿易センター戦略マーケティング部の吳氏は、日本と台湾は観光や貿易について重要なパートナーであることを述べ、今後も台湾が得意とする通信および製造技術、医療サービスなどで便利でスマートな生活の創造に貢献したいと発表した。

まとめ

台湾の対日輸出医療品の中で過半数を占めるのは眼科器具、特にコンタクトレンズ関連の製品である。今後も国内だけでなく、海外市場にもビジネスチャンスを模索していくだろう。

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目次(全15ページ)
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