【成長の秘訣とは?】好調が続くシンガポールのホテル業界

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観光産業が盛んなシンガポールでは、国内ホテルの稼働率が日本と比較して高い水準を維持しています。観光客数の順調な増加に伴いホテル数も右肩上がりに。

今回は、そんなシンガポールのホテル業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!今波に乗るホテル業界では、どのようなトレンドが生まれているのでしょうか?

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2019

UOL、2018年の業績を公開

シンガポール証券取引所に上場し、アジア、オセアニアおよび北米への不動産投資を行っているUOL Group Limited(UOL)は2018年のアニュアルレポートを公表した。総売上は24億米ドル(USD)と前年同期比13%の上昇を見たものの、純利益は51%減少して433.7百万USDと大幅に減益となった。

ホテルオペレーション事業に関しては総売上が前年比29%増加して678.7百万USD、純利益は94%増加して78.6百万USDとなった。

不動産投資関連では、UICのホテルやUICの技術部門の投資不動産からの収益のため、収益は21億ドルから13%増の24億ドルとなった。

Low Keng Huat、第四四半期も減益

2019年4月2日、Low Keng Huat(LKHS)は、主に不動産開発および投資利益の減少により、第四四半期の純利益を前年同期の530万シンガポールドル(SGD)から34%減少して350万SGDとなったことを報告した。また、総売上は2,860万SGDから69%減少し、890万SGDとなった。通年では、グループの純利益は、前年の7,270万SGDから2億7,140万SGDへと倍増したにもかかわらず、純利益は1,780万SGDから13%減の1,540万SGDとなった。

Low Keng Huanの見通しでは、最近の過熱する不動産投資に対する引き締め以来、住宅不動産市場は以前よりも抑制されている印象を受けている。よって、土地入札や投資プロジェクトに対する積極的な姿勢が控えられ、賃貸物件の更新を継続したり、賃貸収入を維持する動きをすると予測している。

LKHSは、オーストラリアのパースにあるDuxton Hotelを所有および運営するほか、シンガポールではCarnivoreというブランド名のもとでの飲食事業を展開している。またマレーシア、中国への投資不動産を保有している。

Genting、Sentosaの開発に45億SGDを投資

Genting Singapore Limited(Genting)の取締役会は、2019年4月3日、間接完全子会社であるResorts World at Sentosa Pte Ltd(RWSPL)がSentosa Development Corporation(SDC)との間で締結した開発契約を修正、変更、補足するための第2の補足契約を締結したと発表した。

最初に交わされた開発契約は、RWSPLのSentosa島における統合リゾートに関連して2007年に締結されたものであった。今回の追加契約では、拡張した統合リゾートの構築、開発および設立に関して締結されている。追加契約に従い、RWSPLは約45億SGDを投資することとなった。

RWSPLは、5年間でリゾートの拡大に着手する。ユニバーサルスタジオシンガポールを拡大し、2つの新しいテーマパークであるミニオンパークとニンテンドーワールドの建設や、水族館、ホテルの拡張などが見込まれている。

ホテル稼働率が2012年以来最高となる

2018年、シンガポールでの1室あたりのホテル収入(RevPAR)は、新規ホテルの供給が減少したにも関わらず、旅行客の急増によって前年比2.4%増の188.57SGDとなった。ホテルセグメントでは、安価なホテルが4.1%増加、ラグジュアリーホテルは4%の増加とそれに続いた。高級層および中間層ホテルでは、それぞれ前年比2.1%と1.8%の増加となった。

2018年の全ホテルセグメントの稼働率は86.1%で、2017年と比較して1.2%上昇し、2012年以来最高のホテル稼働率となった。セグメントごとの稼働率では、2.4%の増加となった高級ホテルがおよび、全体の稼働率を牽引した。

2019年には、約2,000室の客室が増加する予定である。これらには、YOTELAIR Changi Airport、EDITIONおよびSentosa島の3つのホテルであるThe Outpost Hotel、The Barracks Hotel、Village Hotel Sentosaが含まれている。しかしながら、2019年以降、新たな供給は漸減すると予想され、これはホテル市場の統合を促進し、健全な観光客数にするための供給圧力の緩和を促すことが可能となると予想されている。

2018

Banyan Tree第1四半期の業績好調

5月14日、Banyan Tree Holdings が2018年第1四半期決算を発表した。プレスリリースによれば、収益は9%増加して9,820万シンガポールドル、営業利益は約2倍の3,730万シンガポールドルとなった。タイとセーシェルにあるリゾートのパフォーマンスが高く、Cassia Bintan と Cassia Phuket のコンドミニアムも売上が好調であったことが増益に繋がったと考えられる。

その他に営業利益の増加に寄与した要素としては、中国におけるBanyan Tree Assets Holdings グループの金利支払い低下を要因とするものが1,610万SGD、あるいはホテル投資業における利益が挙げられる。

Banyan Treeホールディングの保有するホテルの予約状況は堅調であり、次四半期においても昨年度比で2%上回る見通しとなっている。

政府観光局引き続きホテル業界の発展を支援

シンガポール政府観光局 (Singapore Tourism Board: STB) は、同国のホテル産業に関するレポートを発表。その中で、シンガポールにおける最も重要な産業として、業界の発展と収容力の拡大、および規制の整備に注力していくと述べた。

STB は他国の観光業者、ホテルの所有者やオペレーターと密に連絡を取りながら、力強く創造性に富むホテル産業をさらに発展させるよう推し進めている。これはすなわち、継続性のある収益構造を高めること、産業の競争力を強化し、またホテル運営企業を支援する枠組みを整えることを意味している。

また、STB はホテル業界と協働し、ホテル関連の雇用創出、サービスの質を向上させ、長期にわたる産業発展を支える意向を示している。

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ホテル業界成長率

シンガポール政府観光局 (Singapore Tourism Board: STB) が発表した同国ホテル業界のレポートによると、2017年度のホテル業界全体の収入は昨年度比で3.9%増加し、37億シンガポールドルとなった。また2017年度第4四半期については、前年度同時期と比較して5.7%の増加となり、9億シンガポールドルとなった。

2017年度第4四半期の観光収入に関しては、宿泊施設の収入が前年度同時期と比較して2%増加している。

シンガポールにおける観光業は2年連続で観光収入と外国人観光客の受け入れが最高値を更新している。2017年度の観光収入は昨年度より4%増加して268億シンガポールドルに。そして外国人観光客人数は6%増加して1,740万人となった。

業界成長のカギは”スマートホテル化”?

2016年11月、シンガポール政府は次世代のホテル産業を活性化していくため、Hotel Industry Transformation Map(ITM) を発表した。これに基づき、政府は引き続きロードマップの実現を後押しする技術やパートナーシップを追求していく考えである。

言及された技術の中には、ホテルのチェックインにかかる煩わしさを解消するため、スマホアプリを用いた顔認証による自動チェックインも含まれている。アプリは宿泊する部屋への入退室や電気・空調を管理する機能も兼ね備えている。

シンガポール政府は、観光客のニーズの変化や若年層の海外渡航者の増加に対応し、ホテル・観光業界も変化していくことで持続的な成長を促したい考えだ。

海外展開を政府機関がサポート

ヨーロッパ発の高級ホテル運営会社ケンピンスキー(Kempinski) ホテルグループは、Perennial Real Estate Holdings が所有するCapitol Singapore 内のホテル運営者に決定したと発表した。

シンガポールの文化的地区に位置する Capitol Singapore は歴史的な建造物として有名であり、Capitol Piazza、Capitol Theater、そしてCapitol Kempinski Hotel からなる。このホテルは、ケンピンスキーグループのシンガポールにおける旗艦ホテルとなる。

Capitol Kempinski Hotel Singapore は、スイートを含める157の客室は、改修されたキャピトルビルディングとスタンフォードハウス内に入居する。

まとめ

政府の手厚いサポートと順調な旅行業界の勢いに後押しされ、好調が続くシンガポールのホテル業界。最新のテクノロジーも導入しつつ、拡大する需要に対応することが持続的成長のカギとなっているようです。今後の堅実な成長が期待されるシンガポールは、海外事業展開先として理想的な選択肢なのではないでしょうか?

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