【主要産業の中で一番の生産額】台湾の外食・中食業界

taiwan-retaurant

台湾の国民生活産業の中で食品産業は一番の生産額であり、各飲食店はこだわりの調理法や国の基準に合わせた安全な材料を用いるなど、台湾人の食への意識の高さがうかがえます。

今回は、そんな台湾の外食・中食業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2020年 台湾の外食・中食業界

台湾の乾杯集団の売上向上の秘密〜外食・中食業界動向〜

乾杯集団の2020年8月12日時点での店舗数は台湾で31店舗、中国大陸で12店舗と、合計43店舗である。

2020年1月から9月までの売り上げは下記グラフの通り。9月の連結売上額は2億5000万台湾ドルに達した。同年9月には中秋のイベントがあり、「中秋ギフト」「食材調達」「バーベキュー」の3つのポイントをビジネスチャンスとして事前に展開することで売上を上げた。

乾杯集団は常連客の増加に焦点を当てており、中秋の前には「KANPAI GO!CLUB」という会員制度を急いで設立。入会しポイントを集めることでイベリコ豚や和牛が贈られる。同制度を開始後、わずか半月で3万人が入会した。これによりブランドの定着率を確実に高めている。

出典:乾杯集団 http://investor.kanpai.com.tw

台灣のデリバリープラットフォームの現状〜外食・中食業界動向〜

2020年はコロナウイルスの流行により、在宅時間が長くなり、外食の頻度が減ったため、実店舗を中心としたレストランや小売業に大きな影響を与えた。飲食業界の店舗サイドは「運営費の削減」と「新たな収入源を開拓する方法」が共通の課題となっている。そんな中、デリバリーサービスが大きな注目を集めている。

台湾の配送プラットフォームの普及率(飲食業界全体に占める配送プラットフォームの割合)は、2019年初頭の0.24%から2019年末までに1.02%に上昇した。2020年は予期せぬコロナウイルスの発生により、同時期にデリバリープラットフォームの消費量金額は300%近くまで増加した。

2020年上半期の配送プラットフォームの平均普及率は1.6%にとどまっており、これからの規模拡大の可能性は大きいとみられている。これはfoodpandaとUberEatsが積極的に「市場をつかむためにお金を燃やしている」主な理由の1つでもある。

出典:未来流通研究所 https://www.mirai.com.tw/2020-taiwan-food-delivery-industry-key-data-analysis/

taiwan-restaurant

台灣のレストラン業界の寡占度について〜外食・中食業界動向〜

台湾のレストラン業界は寡占度が低く、単一グループの市場シェアが3%を超えることはめったにない。高度に自由化された台湾の飲食市場は、多様なレストラン文化とスタートアップの機会を生み出している。

しかし、ファストフードやコーヒーショップの市場シェアを見ると、過去3年間で業界の寡占度が急上昇しており、グループ志向の寡占競争に向かっている。

ファストフード業界については、マクドナルドとKFCを追加すると、上位5社の市場シェアは2017年の45%から2019年には52%に急成長している。カフェ業界の上位4社の市場シェアは2017年の78%から2019年には90%に増加した。

出典:未来流通研究所 https://www.mirai.com.tw/taiwanese-restaurants-travel-industry-market-share-analysis/

2020年11月の台湾における飲食業界の売上統計〜外食・中食業界動向〜

飲食業界の2020年11月の売上高は644億台湾ドルで、前月比3.4%減となり、季節調整後は0.2%減となった。

前年同月比の売上高は0.8%増加し、そのうちレストラン業界は2.3%増加した。これは主に、新ブランドの導入と営業店の拡大、およびデパートの周年祭の集客によるものだ。しかし、宴会ベースの事業は減少幅が拡大しており、増加の一部はそれにより相殺された。

飲料業界は店舗展開とキャンペーン活動、そして冬の気温低下がホットドリンクの需要を後押し、年間で3.1%の売上が増加した。2020年1月から11月の累積売上高は、前年同時期比較で4.6%減の7,055億台湾ドルだった。

出典:経済部 https://www.moea.gov.tw/Mns/dos/content/ContentLink.aspx?menu_id=9425

2020年台湾における小売・飲食業界の経営実況調査報告〜外食・中食業界動向〜

小売業界の消費者支払い方法のうち、クレジットカードが初めて現金を上回った。オンラインショッピングの急成長や支払い方法の多様化が相まって、現金対現金取引モデルの割合は減少した。

クレジットカードの消費量は37.9%を占め、支払い方法として初めて現金を上回り、1位になった。現金は35.1%で2位に落ちた。3位は銀行振込、他はプリペイドカードやモバイルペイとなっている。

飲食業界の提供するデジタルサービスの割合グラフは下記。66.8%がSNS或いはLINEを使用して販促活動をしている。半分近くの店舗でキャッシュレスに対応している。

taiwan-eatingout

出典:経済部 https://bit.ly/38SBtYc

2019年 台湾の外食・中食業界

台湾で外食大手の乾杯、新たに火鍋屋をオープン〜外食・中食業界動向〜

台湾の大手焼肉チェーン乾杯集團は、2019年10月から新たに火鍋屋「麻辣45」をオープンした。「麻辣45」は一つの鍋を9つに区切った九宮格の重慶麻辣鍋スタイルを採用している特徴がある。最初の店舗は有名デパート微風の信義エリア45階に出店し、火鍋と同時に美しい景色も堪能できる仕様になっている。

九宮格は四川重慶の麻辣鍋特有の食べ方で、それぞれの格子の中は温度が違い、野菜は隅の格子に、お肉は温度の高い中央の格子といったようにそれぞれの食材を最適な温度で煮込めるように工夫されている。

乾杯集團は1999年に創業した後、日本式の焼肉と居酒屋を融合したような店舗で規模を拡大してきた。8つの外食ブランドに加えて食品工場、販売所など、国内外に50店舗以上を出店している。

出典:http://investor.kanpai.com.tw/news/37

アジア初!『いきなり!ステーキ』が台湾進出〜外食・中食業界動向〜

東京に本社を置く株式会社ペッパーフードサービスは、2019年6月11日にアジア初出店となる「いきなり!ステーキシティリンク南港店」を台湾にオープンさせた。出店先の「南港CITY LINK」は1日20,000人以上が足を運ぶ商業施設であり、台湾最大規模のTSUTAYAブックストアも入っている。

6月6日のプレオープンから連日長蛇の列ができるなど、今後の台湾での発展に期待が上がっている。台湾の運営は株式会社G-7ホールディングスが現地に設立した事業会社が行う。

低価格でステーキが食べられると評判の「いきなりステーキ」。客が好みの肉の量を指定して店員がその場で切り分け、これを焼き上げて提供する「オーダーカット」方式が台湾人にも人気が高く、多くのメディアでも取り上げられている。

出典:https://www.pepper-fs.co.jp/_img/news/pdf/2019/20190611.pdf

taiwan-restaurant

鼎泰豊、台湾政府の規制に準拠した卵を使用〜外食・中食業界動向〜

1958年創業の鼎泰豊は、1993年、アメリカ合衆国の『ニューヨーク・タイムズ』紙で「世界の10大レストラン」に選ばれたこともある、台湾で最も有名な中華レストランである。15カ国に展開しており、日本には10都市以上に展開をしている。

2019年6月6日の発表によると、鼎泰豊は政府の規制に準拠した卵を使用していると表明した。鼎泰豊は創業以来、食材、食事、サービスの品質に専念してきた点を踏まえ、政府の食品衛生規制を厳守し、食品質が衛生および安全基準を満たしていることを保証している。

鼎泰豊の卵は大成富源畜産農場で獲れた物を使用しており、大成富源畜産農場の飼育環境はHACCPおよびISO22000国際検証に合格済みである。

出典:https://www.dintaifung.com.tw/news_show.php?id=204&curPage=2

ロイヤルホスト、台湾・高雄国際フードショーに参加〜外食・中食業界動向〜

ロイヤルホストは、台湾の高雄市で4日間行われた「高雄国際フードショー2019」に参加した。日本企業からはモスバーガーや、串家物語なども参加した。

「高雄国際フードショー2019」とは経済部国際貿易局が主催、中華民国対外貿易発展協会が実行している食のイベントである。出展品目は青果、生鮮農産食品、水産食品、冷凍調理食品、肉類及び乳製品、オーガニック食品、ベジタリアンフード、などである。また2018年には276社が参加し、会場には521ブースが設けられた。出店料金は1ブース1300USドルから1550USドルである。

1991年に台湾に上陸したロイヤルホストは現在、台湾全土に14店舗を構えている。インターネットで予約でき、レトルト商品からジュースまで幅広い商品がオンラインで購入できるようになっている。

出典:https://www.royalhost.com.tw/news_detail/30https://www.foodkh.com.tw/ja_JP/show/info.html?id=DC988E9432AAEAD5D0636733C6861689&sFuncID=DC988E9432AAEAD5D0636733C6861689

台湾経済部発表!国民生活産業の生産額、食品業界が最高の数値〜外食・中食業界動向〜

経済部は、国民生活産業の生産額は2018年に86年ぶりの最高記録を打ち出して以来、順調に伸びており、今後も成長し続けると予想している。年間生産額は、1,494億元で、昨年に比べ3.51%増加した。

年間生産額1,494億元のうち、食品および飼料産業(37%)、繊維産業(19%)、非金属鉱物製品産業(14%)、その他の製造業(12%)、飲料産業(7%)、タバコ産業(6%)、家具産業(3%)、木材および竹製品産業(1%)、衣料品およびアパレル産業(1%)となっている。

食品および飼料産業(37%)は年々成長している。国民の健康意識が高まっていることや、高齢化に伴う健康食品の開発などが成長の後押しをしている。

出典:https://www.moea.gov.tw/Mns/dos/bulletin/Bulletin.aspx?kind=9&html=1&menu_id=18808&bull_id=6290

まとめ:台湾の外食・中食業界

近年、各飲食店が様々な取り組みを見せる一方で、多くの台湾人が屋台や食堂など気軽に入れるお店を好む傾向にあります。そのため現地に適した食のスタイルを考えることが重要でしょう。

関連記事

  1. indonesia-food

    【加工物の多様化】インドネシア食品加工業界の最新動向

  2. malaysia-cafe

    【国外のカフェ多数進出】マレーシアのカフェ・スイーツ業界

  3. taiwan-warehouse

    【海外からの受け入れ態勢は万全】台湾の倉庫業界

  4. taiwan-medical-devices

    【加速する台湾の医療発展】台湾の医療機器業界

  5. taiwan-fashion

    【日系企業の進出が止まらない】台湾のアパレル業界

  6. malasya-wholesale

    【政治的背景の影響とは】マレーシア食品卸業界の最新動向

  7. philippines-fastfood

    【中長期的な成長が期待】フィリピンのファストフード業界

  8. vietnam-food

    【イベントで購買力刺激】ベトナムのスーパー・コンビニエンスストア業界に関する最新情報

ABOUT US

BIZLABマガジンは、東南アジア・中華圏で販路を拡大したい経営者、経営幹部、海外担当者向けに、役立つ情報を提供している専門メディアです。個別相談・調査サービス「BIZLAB」が運営しています。くわしくはこちら

人気記事

  1. singapore-private-banker
  2. singapore-pharmacy
  3. singapore-cosmetics
  4. malasya-fashion
  5. malaysia-cosmetis
PAGE TOP