【法律の大幅改正】台湾の化粧品業界

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グローバル化した市場に合わせるために、昨年度より化粧品に関する法律が大幅に改正され、さらに安全で高品質な化粧品が求められるようになりました。

今回は、そんな台湾の化粧品業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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2021年 台湾の化粧品(製造業)業界

台湾のパーフェクト株式会社、資生堂と提携〜化粧品業界動向〜

台湾に本社があるパーフェクト株式会社は、最先端のAIおよびAR技術を活かしたビューティー体験をより多くの顧客へ届けることを目的に、資生堂ジャパン株式会社(以下、資生堂ジャパン)の複数ブランドと一括契約を締結したことを発表した。

これにより資生堂ジャパンの主要ブランドおよび資生堂公式オンラインショップ「ワタシプラス」は、パーフェクト社のバーチャルメイクシミュレーション機能を導入していく。これらサービスを活用することで、ユーザーに寄り添った、よりリッチなビューティー体験をWEBサイトや店頭で提供することが可能となる。

パーフェクト株式会社は現在、台湾(本社)、日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国、インドに拠点を構え、ARビューティアプリ「YouCam メイク」を筆頭に、累計7億3千万ダウンロードを超えるビューティーアプリシリーズの開発と、コスメブランドや小売店向けに高度な顔認証技術とAI技術を利用して開発したバーチャルメイクアップサービスを提供している。

台湾の克麗緹娜の2020年第3四半期の業績〜化粧品業界動向〜

クリスティーナ(克麗緹娜)の2020年第3四半期の営業収入が発表された。台湾の営業収入は、前年同時期で約30%減少。前期比では約18%の減少となった。またこのブランドは中国でも市場開拓をしており、中国の営業収入(単位:人民幣)も記載している。

クリスティーナ(克麗緹娜)は1989年に台湾で立ち上げられたブランド。1997年に中国の上海に拠点をつくり、その2年後に上海初の旗艦店1店舗目をオープン。2004年以降、急速に市場を開拓し、北京、広州、成都、大連などで知名度をあげていった。近年は国内外問わず企業賞を受賞している。

2020年第3季営業収入(2020)

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単位:千台湾ドル

出典: 克麗緹娜 http://www.chlitinaholding.com/index.php?apps=report&mod=welcome&action=index

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台湾のDr.wuの2021年1月の売上〜化粧品業界動向〜

DR.WU達爾膚生醫科技股份有限公司は、2021年1月の売上高レポートを発表した。

2021年1月の連結売上高は、93,238千台湾ドル。これは前月比50.01%増で、前年同期比33.76%増であった。

3月の国際女性デー(台湾では女王節)のキャンペーン需要を受け、本土チームは積極的に資金調達している動きがあった。台湾の一部の物流業者が旧正月の消費動向について楽観的であったことを受け、同社は在庫を増やした。オンラインショップの継続的で好調な販売の勢いと相まって、1月の全体的なパフォーマンスは大幅に成長した。

2021年1月売上金額(2021)

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単位:千台湾ドル

出典:Dr.Wu https://fs1.drwu.com/upload/harddisc/file_name_8748.pdf

台湾にも展開するユニリーバは、2030年までにCO2削減へ 〜化粧品業界動向〜

ユニリーバは、洗浄・洗濯製品の配合に使用される化学燃料由来の炭素を、代替原料として再生可能炭素に変更すると発表した。この動きは同社ブランドの「Omo」、「Cif」、「Sunlight」、「Domestos」などの持続可能な発展をもたらす。

「クリーンフューチャー」を促進するために、ユニリーバは10億ユーロを投資して、バイオテクノロジー研究、低炭素化学研究および生分解性で節水性の製品・製剤の研究開発に資金を提供し、2025年までに未使用プラスチックの使用を半分にする予定だ。

他にも、世界中の多くの主要プロジェクトを支援している。例えばスロバキアの大手バイオテクノロジー企業であるエボニックインダストリーズと協力してラムノリピドを開発している。ラムノリピドは再生可能で生分解性の界面活性剤であり、チリとベトナムの食器用洗剤のブランド名Sunlightで使用されている。

出典:ユニリーバ https://bit.ly/3uLax5D

花王「台湾の持続可能なモデル外国企業賞」受賞 〜化粧品業界動向〜

台湾持続可能エネルギー研究基金財団法人が主催する「2020TCSA台湾企業持続可能賞」は2020年で13回目を迎え、台北圓山ホテルにてセレモニーが開催された。

近年、花王(台湾)は、ESGの実践に取り組んでいる。前年に「持続可能な外国企業賞」を受賞した後、環境保護やコーポレートガバナンスの取り組みに努め、2020年に審査員から非常に高い評価を得て「台湾の持続可能なモデル」を受賞し、2位にランクインした。

花王グループの一員として、花王(台湾)は親会社のESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」に従い、2020年にESG管理委員会を正式に設立。会社のコアバリューを十分に発揮し、グループのESG戦略に積極的に対応していく。

出典:花王 https://www.kao.com/tw/news/2020/20201119-001/

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2020年 台湾の化粧品(製造業)業界

@cosme、ベストコスメ雑誌を台湾で販売〜化粧品業界動向〜

2019年6月13日の発表によると、株式会社アイスタイルは「@cosmeベストコスメアワード2018」に選ばれたコスメを紹介する雑誌「@cosme日本人氣美妝排行榜2019保存年鑑」を台湾と香港で発売した。雑誌に掲載されている商品は2018年に@cosme1に寄せられた70万件以上のクチコミをもとに、4万点以上の商品から選出されている。

「@cosmeベストコスメアワード」は日本最大のコスメサイト@cosmeに寄せられた口コミをベースに、使用者が多く支持している商品を表彰するアワードである。日本のみならず海外からも支持が高い。

繁体字版だけの特典として、台湾の人気コスメがわかる「UrCosme(@cosmeTAIWAN)2018網友評鑑美妝賞」を紹介する別冊や、受賞ブランドのノベルティ、台湾の「@cosmestore」全4店舗で使える割引クーポンが付いている。

出典:https://www.istyle.co.jp/news/press/2019/06/0613.html

台湾、化粧品関連の法律が大幅に改正〜化粧品業界動向〜

台湾における化粧品管理の法律規制である「化粧品衛生管理条例」が大きく改正され、新たに「化粧品安全衛生管理法」として改訂された。より安全で高品質の化粧品環境が整うように2018年7月1日に公布され、2019年7月1日より施行された。

食品医薬品局によると、グローバル化した市場の発展と法規制の調和に対応し、法律は国際基準を考慮しているとのことである。企業は販売前に製品登録を完了し、製品情報ファイルを確立する必要がある。また、オンラインで製品情報を公開する必要がある。

さらに、法律では製品ソースとフロー情報の確立、業界関係者による自発的な報告義務などを追加しており、罰金を大幅に増やしている。

出典:https://www.mohw.gov.tw/cp-4256-48109-1.html

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台湾細胞産業の製造工程を全自動化へ〜化粧品業界動向〜

2019年10月24日、博訊生物テクノロジー会社は、スマート自動化細胞抽出・培養・貯蔵のプラットフォームの開発を完了した。このプラットフォームは主に「自動化細胞抽出システム」、「自動化細胞培養システム」、「自動化細胞儲存システム」の三大機能システムである。

台湾の特許申請で通過した項目は下記の通り。このシステムの開発目的は、細胞産業の製造工程における全自動化で、製造工程を安定させることにより、製薬の質を向上させ、且つ製薬の生産コストを下げることである。(1)初代細胞抽出設備及びその使用方法(2)組織粉砕デバイス及び組織粉砕デバイスの設備(3)細胞培養裝置及びその使用方法(4)細胞ディスペンサー貯蔵デバイス及びその方法

出典:https://bit.ly/2Rigcxc

台湾康那香企業、使用済みおむつの回収処理協力を締結〜化粧品業界動向〜

康那香企業株式会社と日本のTotal care systemが、使用済みおむつの回収処理協力を締結した。2019年11月29日、台湾で行われた産業マッチング大会(TJ Connect Fair 2019)の開催儀式にて、双方の協力についての了解覚書(MOU)を締結した。

この締結は、台湾の台日産業連携推進オフィス(TJPO)と九州環境能源產業推進機構(K-RIP)のマッチングで署名された。経済部工業局の呂正欽副組長兼TJPO執行長及び日台交流協會荒井浩部長の検証の下、康那香企業株式会社の戴秀玲総代表取締役とTotal care system長武志代表取締役がMOUの締結を結んだ。

現在、台湾の紙おむつの処理方法は焼却と埋却が主で、環境に大きな負荷となる。台湾は2018年から高齢化社会に正式に邁進したため、成人紙おむつの使用量が増加する傾向にある。将来は、焼却と埋却の処理方法は採用できなくなるであろう。

出典:https://bit.ly/30itPR4

パーマ剤に関する規制、2021年に台湾で発効〜化粧品業界動向〜

【パーマ剤のラベル・カタログ・包装に記載すべき事項】が2021年7月1日から発効されるとのこと。内容は下記の通り。

一、使用前、説明書を詳細に読み、記載通りに使用する。

二、眉、まつげ等、頭髪以外に使用しない。

三、パーマの一週間前に、パーマをしない。

四、パーマをする前に、手袋を着用する。

五、顔と首にパーマ剤が付着しないようにする。もし付着した場合、すぐに水で洗い流すこと。

六、仮にパーマ剤が目に入った時、大量の水で洗い流すこと。

七、パーマ剤が皮膚に何らかの影響を与えた場合、すぐに病院へいくこと。

八、過去、パーマ剤でアレルギーや体に不調が出た場合、使用してはならない。

九、頭皮、首、顔に腫瘍、傷、炎症がある場合、或いは妊娠、生理期などの場合、使用しない。

十、本製品を子供の手が届かない場所に置くこと。

出典:https://bit.ly/2ReKBg2

まとめ:台湾の化粧品業界

海外からも多くの支持を得ているコスメ紹介雑誌による「日本の人気化粧品の紹介」が台湾版で作られるなど、日本化粧品の注目の高さを示しています。新たに改正された法律をクリアしながらも、競争力のある商品を作ることがこの先求められるでしょう。

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