【砂糖税の影響は?】フィリピンの酒類業界

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18歳以上の人口は2045年までに約71.3%に達するとの見通しで、法的に飲酒が認められている人口が爆発的に増大していることから、酒類市場の好調な業績に繋がっています。

今回は、そんなフィリピンの酒類業界に関する最新情報をお届けします。

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2021年 フィリピンの酒類(飲食・食品メーカー)業界

San Miguel Brewery、2020年3Qの業績公開

San Miguel Corporationの子会社で、フィリピンで最大のビールメーカーとして国内に6つの生産拠点を持ち、約47万の小売店にサービスを提供しているSan Miguel Breweryは、2020年3Qの業績を公開した。

San Miguel Corporation全体としては、2020年初めのCovid-19による初期損失から第3四半期の純利益が150億ペソに回復し、検疫規則の緩和による消費の後押しを享受している。

ビール生産部門のSan Miguel Brewery Inc.は、2019年9月から収益が30%減少したが、第2四半期と比較して2倍以上の増加を記録した。また、San Miguel Food and Beverage Inc.は最大の売上高を記録した。ビールとリキュールなどの販売が牽引し総売上高は1,946億ペソに達した。

出典:https://www.sanmiguel.com.ph/files/reports/IR_Briefing_3Q2020_-_Final.pdf

フィリピンのEmperador Inc、ブランデービジネス拡大へ

フィリピンで最大のスピリットメーカーで、世界最大のブランデー会社でもあり、ワインも製造しているEmperador Incは、COVID-19のパンデミックによる影響にもかかわらず、2021年に向けて南北アメリカでブランデー製品の拡大を続けている。

Don Pedroは特にネバダ、ニュージャージー、イリノイで2桁の販売量の伸びを記録し、Presidenteはアリゾナ、ニューメキシコ、オクラホマでも急成長を遂げた。どのブランデー製品も、現在スペインのグルポエンペラドールの下にある。

またペルー、エクアドル、チリ、パナマ、アルバ、ブラジルなどの他のラテンアメリカ諸国におけるブランデー市場での存在感も高まっており、輸入ブランデー製品、特にフィリピン製のエンペラドールブランデーも導入予定。

出典: https://www.emperadorbrandy.com/news_emperador-sees-further-expansion-of-brandy-business-in-the-us-next-year.html

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フィリピンのTanduay Distillers、オクトパスグループと提携

LTGroupが所有するフィリピン国内のラムシェア一位のメーカーであり、その他スピリッツ系を主に製造するTanduay Distillersは、シンガポールのアルコール飲料とノンアルコール飲料の大手サプライヤーであるOctopus Distribution Networksと販売契約を結んだ。

OctopusGroupとの提携は、Tanduayを世界市場に投入するための取り組みの一環であり、シンガポールでの流通を開始する。海外での市場シェアを拡大​​し、現在、米国、ドイツ、中国、アラブ首長国連邦、グアム、オーストラリアで展開している。

Tanduayはまた、2年連続でDrinks Internationalによって世界一のラム酒と宣言され、国際機関から数々の賞を受賞している。最新のものは、2019年のサンフランシスコワールドスピリッツコンペティション(SFWSC)からの賞である。

出典:https://ph.tanduay.com/events/tanduay-enters-into-a-distribution-deal-with-singapores-octopus-group

フィリピンで酒類業界大手のGinebra San Miguel、 2020年3Qの業績公開

SanMiguelの子会社であり、世界最大のジン製造会社のGinebra San Miguelは、2020年3Qの財務ハイライトを公開した。2020年の第3四半期にはCovid-19の売上低迷から回復を遂げ、前年比で3%増加し、前期の10%の赤字を一掃した。

売上の内訳をみると、コアブランドのGinebra SanMiguelとVinoKulafuの力強い業績に牽引された。また、GSM Blueは、昨年と比較して13%の2桁成長を維持した。

売上の数量が回復するにつれ、2020年の9か月間の純売上高は253億ペソに達し、前年度から18%改善した。営業利益は昨年から41%増加して31億ペソとなり、純利益は22億ペソで20億ペソを突破した。

出典: https://www.ginebrasanmiguel.com/financial-highlights/

フィリピン・バコロド市、酒類の販売・提供を段階的に許可

西ネグロス州の州都であるバコロド市はホテル、レストラン、その他の飲食店での酒類やアルコール飲料の販売・提供・消費を段階的に許可した。種類の販売において厳しい規制を敷いていた同市にとって、緩和の一歩となる。

ただし、市の部分的な酒類禁止は引き続き施行されている。酒類やアルコール飲料の販売は正午から午後6時までしか許可されておらず、そのような消費は個人の住居内でのみ行う必要がある。

また同市ではホテルやレストランでの酒類の提供は許可されたものの、ビアハウス、ナイトクラブ、カラオケバー、または主に酒類の提供と販売を目的とする施設での酒類、アルコール飲料提供と販売は引き続き禁止されている。

出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1130207

まとめ:フィリピンの酒類業界

国民の健康志向により消費行動も変化しています。外資メーカーではなく、国内メーカーがトップシェアを誇るという変化もおきています。また新たな課税システムによる消費行動は今後酒類業界にどう影響していくのでしょうか?

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