【最新版!】フィリピンの主要証券会社15選〜金融・法人サービス業界〜

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今回は、フィリピンの証券業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて15社を厳選してお届けしていきます!

それぞれのの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

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フィリピンの主要証券会社7選〜ローカル企業編〜

COL Financial Group (シーオーエルフィナンシャルグループ)

1999年に設立されたオンライン株式仲買企業。旧CitisecOnlineである。2008年、フィリピン証券取引所で第1位の株式ブローカーとしてランク付けされ、市場で最大の取引数を持ち、現在20万人を超える顧客と、620億ペソの顧客資産を擁する。

2020年の年次報告書では、収入は、2020年に1.6%減の1.09億PHPとわずかに減少した。減収の主な要因は、2020年に銀行の平均預金金利が大幅に低下したため、利息収入が前年比53.3%減の2億4,645万ペソになったことがあげられる。一方、COLの取扱高が大幅に増加したことにより、手数料収入が前年同期比47.3%増の7億9,389万ペソとなったことで、この減収分を補った。収入の微減と費用の増加が相まって、株主に帰属する純利益は7.5%減の4億2,431万ペソとなり、平均株主資本利益率(ROE)は2019年の26.9%から2020年には24.0%に低下した。

2019年には、資本市場の商品をワンストップで提供するオンラインプラットフォームとして、独自の資産運用会社であるCOL Investment Management Inc. (CIMI)を設立した。

出典: https://www.colfinancial.com/ape/final2/home/investor_relations.asp

CLSA Philippines (シーエルエスエーフィリピン)

1986年にジムウォーカーとゲーリーコールの元ジャーナリストによって設立された。20年以上にわたり、今日のアジア有数の証券会社および投資グループを構築した。香港に拠点を置き、金融および資本市場、資産管理、資産管理、証券サービスをグローバルな企業および機関投資家に提供している。

アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、米国の21都市に支店を持っている。Asiamoney Brokers Poll 2018-2017で、アジア(中国を除く)、日本、オーストラリアの地域調査と販売を合わせた総合No.1を獲得した。その他フィリピン国内外で数多くの賞を受賞している。

また創業当時から慈善活動に注力しており、2007年以来、CLSAの有するチェアマンズトラストは120を超える非営利団体に2,770万米ドル以上を寄付してきた。

出典: https://www.clsa.com/global/asia/

Regis Partners (レジスパートナース)

1999年にフィリピンの経営陣(51%)とドイツ銀行グループ(49%)の合弁事業として組織・設立された。旧Deutsche Regis Partnersである。ドイツ銀行が2019年にエクイティ事業をグローバルに撤退することを決定した後、経営陣はRegis Partnersを統合し、2020年8月に、米国最大の独立系エクイティハウスの1つであるJefferies FinancialGroupと独占的協力関係を結んでいる。

Fund Managers Association of the Philippines (FMAP)からベストインエクイティリサーチ賞や、Philippine Stock Exchange (PSE)などから数多くの賞を受賞している。

現在、コングロマリット、銀行、電気通信、電力および公益事業、不動産、消費者および小売、ゲーム、および産業を含む、10を超える業界およびセクターにまたがる40以上のPSE上場企業に対応している。

出典: https://www.regis.ph/about-us

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First Metro Securities (ファーストメトロセキュリティーズ)

1994年に、フィリピン最大の金融コングロマリットであるMETROBANK GROUPの証券部門として設立された。
個人、公営企業、民間企業、その他の金融機関への株式仲介サービスを行っている。国内で最初で唯一の上場投資信託(ETF)のマーケットメーカーである。

親会社のMetrobankが2021年の第一四半期の業績を公開し、純利益は2021年第1四半期に前年比27.1%増の78億ペソとなった。事業活動は依然としてパンデミック前の水準よりも遅いにもかかわらず、手数料ベースの収益は33億ペソで安定している。信託手数料収入は運用資産の30%の増加とあわせて20%で堅調に増加した。それに加えて、財務グループが利回りの逆転前に利益を実現したため、取引とFXの利益は2倍の29億ペソとなった。

2019 Best Online Broker by International Financeなど、毎年数多くの証券会社関連のアワードを受賞している。

出典: https://www.facebook.com/firstmetrosec/posts/4212779928753321

Philippine Equity Partners (フィリピンエクイティパートナーズ)

2001年に設立された、メリルリンチ(現バンクオブアメリカメリルリンチ:BofA Securities)のフィリピンでの株式仲介事業を引き継ぐために設立された。

国内外の機関投資家と取引を行う機関投資家であり、BofA Securitiesの取引執行および共同ブランド調査に従事している。
フィリピン証券取引所(PSE)のメンバーであり、地元の証券会社の中で売上高で常に上位のランクに位置している。

出典: https://www.pnb.com.ph/wp-content/uploads/docs/2020-AnnualReport.pdf

SB Equities (エスビーエクイティーズ)

国内最大の証券会社の1つであり、メガバンクであるSecurity Bankが100%所有するSBキャピタルインベストメントコーポレーションの完全子会社。証券取引委員会から証券取引所としての認可を受けており、フィリピン証券取引所に上場している証券のブローカーおよびディーラーとして活躍している。

フィリピン証券取引所のに登録された証券会社の中でも、一貫してトップ15にランクインしている。絶えずさまざまな賞を受賞し、評価機関から高く評価されている。

親会社のSecurity Bankの2020年の年次報告書では、総資産が6,520億PHP、当期純利益は74億PHPであった。Covid-19によるパンデミックの影響で、総資産は前年度の7,930億PHP、当期純利益においては前年度の101億PHPからの減収となっている。

Security BankはMUFGと戦略的パートナシップを構築しており、最近では提携から5年を祝うセレモニーが開催された。

出典: https://www.securitybank.com/subsidiaries/sb-equities-inc/

Abacus Securities Corporation(アバカスセキュリティズコーポレーション)

1991年に設立され、翌年1992年にブローカー/ディーラーとしてマニラ証券取引所(現在のPSE)のメンバーとして営業を開始した。1998年12月31日時点で、同社は資本金を4億ペソに増やし、国の証券会社において最大の資本金の1つとなった。

ユーロマネーアワードフォーエクセレンスから「フィリピンで最高の証券会社」の評価、フィリピン基金管理者協会から「ベストインリサーチ(中小企業の部)」などを受賞しており、地場の証券企業ながら国際的な株式仲買人としての地位を確立しつつある。

同社は専門的な情報管理、健全な投資顧問、強力な調査チーム、リアルタイムの市場情報、テクノロジーとトレーニングへの取り組みを強みとしており、一流の国内機関販売組織として、本社と運営をサポートするためビノンド、セブ、ダバオに支店を持ち、ネットワークを駆使して拡大する国内株式市場に最適なサービスを提供している。

出典: https://abacus-sec.com/

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フィリピンの主要証券会社2選〜日系企業編〜

野村證券グループ

1925年に設立された、長い歴史を持つ証券会社。長年債券取引を強みに経営を拡大してきた。フィリピンにおいては、2016年に大手国内銀行である銀行BDO Unibankとの合弁会社であり、インターネット証券会社である「BDO NOMURA Securities」を設立した。

当時野村は、「総資産規模等においてフィリピン最大の金融機関であるBDOと協業することにより現地資本市場の発展に貢献するとともに、フィリピンにおける収益基盤の構築、および野村グループのプレゼンスの向上を図る。そして、高い成長が期待できるフィリピン・オンショア市場でのビジネスを拡大することにより、アジアにおけるホールセール及びリテールビジネスの相乗効果の更なる創出を目指す」と表明していた。

しかし、2020年6月にBDOグループとのオンライン証券合弁事業解消を決定、BDOグループへBDOノムラ証券株式49%全て売却することに関し、基本事項に合意した。そして最終的な合意ならびに規制当局による承認を得て、今回売却完了に至った。実質同社は、BDOとの合弁オンライン証券から撤退することとなる。

出典: https://www.smfg.co.jp/gr2020/

大和証券グループ

1943年に設立された、大手証券会社の大和証券を傘下に持つ日本の金融持株会社である。フィリピンにおいては、オンライン証券業務のリーディングカンパニーである前述のCOL Financial Groupの発行済株式の14.9%を取得した。

COLは1999年に設立され、フィリピンにおけるオンライン証券口座数で最大のシェアを占めており、株式ブローカレッジシェアでも全仲介業者のうち6位に位置している。

今回のCOLへの出資により、同社は急拡大するフィリピン経済の成長を取り込む機会を得ると共に、アジア諸国における当社ビジネスの更なる拡大を検討していく。

現在、フィリピンの証券市場における証券口座保有率は、1億人を超える総人口の1%未満であり、COLと協働することでフィリピンにおけるリテール証券市場の発展に貢献していくことを目指している。

出典: https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP443253_R20C17A4000000/

フィリピンの主要証券会社6選〜外資企業編〜

Macquarie Capital Securities (マッコーリーキャピタルセキュリティズ)

1969年に設立。シドニーに本拠地を構えるオーストラリア最大の投資銀行であり、約5%の市場シェアを有する。フィリピンにおいては1990年に設立され、証券仲介および証券取引を含む証券業務を行っている。

グループ全体として、2021年の年次報告書(3月31日決算)では、営業純利益は69億オーストラリア$であり、2020年の61億オーストラリア$より増益となっている。

2020年のグリニッジアジア(日本とオーストラリアを除く)の株式で長い間投資家のみで最高品質のランキングを達成した。その他Refinitiv StarMine Analyst Awards2020で12の賞を受賞し、その外部評価の高さがうかがえる。

最近はフィリピンの大手食品メーカーであるMonde Nissinの新規株式公開(IPO)の取引において、機関投資家として大きく関与している。

出典:https://www.mizuho-fg.co.jp/investors/financial/disclosure/pdf/data20d_all.pdf

Maybank ATR Kim Eng Securities(メイバンクエーティーアールキムエンセキュリティズ)

1960年に設立された、マレーシアのクアラルンプールに本社を置くマレーシア最大の金融機関「MayBank)の証券部門であり、投資銀行および株式仲介グループ。フィリピンでは約4%の市場シェアを有する。

Maybankの2020年の統合報告書では、総資本は8,568億RM(リンギット)、株主に帰属する純利益は2019年度からRM17億1690万減少し、64.8億RMであった。

フィリピンのベストインスティテューショナルブローカー(2007-2016)およびフィリピンのベストリテールブローカー(2007-2016)において賞を受賞した。また、22のカテゴリーのうち17のカテゴリーにおいて営業および研究チームは、フィリピンのファンドマネージャー協会によって表彰された。

最近ではConverge Information and Communications Technology Solutions Inc.(Converge ICT)の新規株式公開(IPO)の取引において、機関投資家として大きく関与している。

出典: https://www.maybank.com/en/investor-relations/reporting-events/reports/annual-reports.page

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J.P. Morgan Securities Philippines(ジェーピーモルガンセキュリティズ)

アメリカの大手証券会社。フィリピンではJPモルガン証券フィリピン株式会社(以下「JPMSPI」)が設立され、フィリピン証券取引委員会に登録された証券ブローカーディーラーかつフィリピン証券決済公社の会員である。JPMSPIは主にフィリピンの企業証券の売買を行っており、フィリピンの株式市場へのサービスを提供するほか、投資市場の株式調査サービスも提供している。

グループ全体の2020年の統合報告書では、当期純利益は291億USDであった。2019年は364億USDであったことから、Covid-19の影響を受けて減損している。

最近だと、フィリピン開発銀行(DBP)が2011年に調達したグローバル債券の3億米ドルの最初の米ドル建て債券の売却であり、東南アジアの銀行からの最初の米ドル建てシニア公債の発行において成功した取引の価格を決定し立役者となった。

出典: https://www.jpmorgan.com/PH/en/about-us

UBS(ユービーエス)

スイスの大手金融機関。160年の歴史を持ち、グローバルに展開している。フィリピン最大規模の証券会社であり、約10%の市場シェアを有する。
UBSはフィリピンで3つの事業体を運営している。1996年、UBSセキュリティーズフィリピン社はフィリピンに設立され、フィリピン証券取引所の会員である。2008年にUBS Investments Philippinesは、証券取引委員会からフィリピンの投資家として運営するライセンスを付与された。1996年のUBSの参入以来、UBSは一貫して投資銀行業務を提供し、信頼できるアドバイザーとしてのコミットメントを維持してきた。

ユーロマネープライベートバンキングサーベイ2021は、UBSに「総合ベストプライベートバンキングサービス」という主要なグローバル賞を授与した。UBSは、10のグローバル賞と33の地域賞を含む合計160の賞を受賞した。

最近ではConverge ICTやMonde Nissinの新規株式公開(IPO)の取引において、機関投資家として大きく関与している。

出典: https://www.ubs.com/ph/en.html

Credit Suisse Securities(クレディスイスセキュリティズ)

1856年に設立された、スイスの大手金融機関。フィリピンでは約6%の市場シェアを有する。スイスのユニバーサルバンク、インターナショナルウェルスマネジメント、アジア太平洋の3つの地域に焦点を当てた部門を通じてサービスを提供している。

2020年第三四半期の業績は、投資収益の減少と「為替および金利の不利な動き」により、収益が前年比で20%急落した国際的なウェルス・マネジメント事業によって特に引き下げられた一方、投資銀行セクターでは、特にアジアでの活動が再び回復したため、収益は前年比で11%増加した。

2019年には、Euromoney Private Banking and Wealth Management Survey 2019において、フィリピンを含む数か国でベストプライベートバンクとして表彰された。その他国内外で数々の受賞経歴を持つ。

最近ではMonde NissinやDel Monte社の新規株式公開(IPO)の取引において株式売却を手配したり、機関投資家として大きく関与している。

出典: https://www.credit-suisse.com/about-us/en/

Citisecurities inc(シティセキュリティズ)

1986年に設立された、グローバルな大手金融機関であるCitiBankを母体とする証券会社。グループ全体で約2億の顧客口座を持ち、160を超える国と管轄区域でビジネスを行っている。
消費者、企業、政府、機関に、消費者向け銀行業務とクレジット、企業向けおよび投資銀行業務、証券仲介、取引サービス、ウェルスマネジメントなどの幅広い金融商品とサービスを提供している。主に北南米を中心に展開をしているが、フィリピンにおいても証券取引を行っている。

2021年には、Global Finance Best Trade Finance Providerから複数の賞を受賞したりと、国際的に高く評価されている。

同グループは持続可能な開発(SDGs)に対する活動を積極的に行っており、最近では証券サービスデータプラットフォームに環境、社会、ガバナンス(ESG)スコアを追加し、顧客が保有ポートフォリオの持続可能性エクスポージャーを追跡できるようにした。

出典: https://www.citibank.com/tts/

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