今回は、シンガポールの不動産仲介企業に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて11社を厳選してお届けしていきます!
それぞれのの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
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シンガポールの主要不動産仲介会社5選〜ローカル企業編〜
Propnex(プロップネックス)
1996年にシンガポールで設立。近年プロップネックスはDennis Wee Group(デニス・ウィー・グループ)と呼ばれる別の大きな不動産会社と合併しおよそ7,000のエージェントを擁している従業員数でシンガポール最大の不動産会社。
シンガポール証券取引所に上場しており、ウェブサイトに掲載されている数々の賞を受賞している。CEOのIsmail Gafoor(イシュマール・ガッファー)は元々インド出身で、個人としても数多くの賞を受賞してきた実力派。
プロップネックスはHDB集合住宅(シンガポールに多くある政府によって建てられた集合住宅)、コンドミニアム、マンション、商業用不動産、工業用不動産、土地などあらゆる種類の不動産を扱っている。
出典:https://www.propnex.com
OrangeTee & Tie (JV)(オレンジティー&タイ)
OrangeTeeとEdmundTie&Coは、以前はそれぞれシンガポールで最大の不動産会社だった2つが合併した。合併による新会社は、雇用代理店数で3番目に大きな代理店となった。
Orange Teeは2000年に設立され、マネージングディレクターは、以前ナイトフランクのブランチマネージャーとして働いていたスティーブン・タン。カンボジア、マレーシア、日本等海外でも住宅用不動産と商業用不動産の両方を扱っている。
同社はシンガポールSME1000(2016)、Best Real Estate Agency in Singapore” at the Asia Pacific Residential Property Awards in association with Bloomberg Television – 2010(ブルームバーグテレビジョンに関連するアジア太平洋住宅不動産賞の「シンガポールにおける最も良い不動産会社」– 2010など多くの賞を受賞している。)
出典:https://www.orangetee.com/
Huttons Asia (フットンズ アジア)
フットンズアジアは2002年に設立された、シンガポールで最も急成長している不動産会社の1つ。現在約3,000人が会社で働いている。カンボジア、フィリピン、ベトナムなど、アジアのさまざまな地域に多くの支店がある。
フットンズアジアのプロパティタイプには住宅および商業用不動産、たとえば、コンドミニアム、アパート、工場、土地、コンドミニアムホテルなどが含れる。
フットンズアジアは住宅用不動産と商業用不動産の両方を購入またはリース扱っている。また移転や海外プロジェクトの支援も行っている。
出典:https://www.huttonsgroup.com
SLP International Property Consultants (SLP国際不動産コンサルタント)
2001年に設立されたSLP International Property Consultants Pte.Ltd(以下SLP)は、産業サービスを専門とするブティックエージェンシーとしてスタートし、すぐに コンサルティングとエージェンシーサービスの両方を提供する地域企業に変貌した 。 現在SLPは、子会社とフランチャイズのグループを所有および管理している 。
シンガポールに本社を置くSLPは、アジア太平洋地域全体に拡大を続けており、地域代理店としての存在感を確立している。SLPは、その子会社および関連代理店とともに、シンガポールの不動産会社のトップ10にランクされており、これまでに70以上の工業用、40の住宅用、40の国際用不動産開発のマーケティングに成功している。
SLPは、プロジェクトマーケティング、リサーチ&アドバイザリーからキャピタルマーケットサービスに至るまで、幅広いプロフェッショナル不動産サービスを提供している。
出典:https://www.oneslp.com
Jack Sheo(ジャック・シェオ)
ジャックシェオは不動産のエージェントだが、一般には不動産業者または不動産仲介会社でもある。2010年以来、シンガポールの不動産業界で精力的に活動しており、長年にわたって多くのクライアント(シンガポールと海外両方)がシンガポールの不動産目標を達成するのを支援してきた。
ジャックがクライアント(ローカルおよびインターナショナルの両方)に提供する不動産サービスには、基本的に3つの主要なカテゴリ(シンガポールのみ)があり、クライアントが不動産の目標を達成できるように支援してきた。
ジャックは主にシンガポールの住宅部門をカバーしているが、私有の転売マンション、土地所有権、地元の新築を含む私有財産取引を積極的に扱っている。ジャックはまた、長年にわたって複数のトッププロデューサー賞を受賞しており、そのプロ意識、スキル、信頼性を高く評価されている。
出典:https://www.jacksheo.com/
シンガポールの主要不動産仲介会社3選〜日系企業編〜
Pacific Network(パシフィック不動産)
シンガポール日系不動産のパイオニアであるパシフィック不動産は1975年の設立以来、在留邦人向けの住宅から、オフィス・店舗・ 工場・倉庫まで、あらゆる不動産の賃貸・売買仲介業務を手がけている。
家主の権利が重視されるシンガポールにおいて、常に「借り手の立場」「日系 企業の見方」であることをモットーに事業に取り組んできた。
当地日系不動産業者の大半は、無資格日本人営業スタッフや ガイドが不動産のご案内や契約交渉を行っているが、パシフィック不動産の日本人営業スタッフは、全員 当地宅建資格保有者。
投資用・事業用不動産をお持ちの方やお探しの方や、資産に関する様々な悩みを抱える企業経営者にコンサルティングも行なっている。シンガポールをはじめ海外の不動産の売却やご購入の支援やアドバイスなど海外不動産取引のコーディネートや提案をする。
出典: http://www.pfudosan.com.sg
HJ Real Estate (エイチジェイ不動産)
2016年5月21日に設立されたHJ不動産は、東京の国際不動産ブローカーであるHousing Japan KKと独立系資産運用会社であるHJ Asset Management KKの関連会社。
東京市場向けに豊富な追加不動産サービスを提供することができる。シンガポールを拠点とする購入者、家主、テナント、または東京の不動産の開発者であるかどうかにかかわらず、日本のニーズに包括的なソリューションを提供する。
これには、最高の高級住宅と投資不動産の検索、英語での契約の翻訳と締結、完全な不動産管理、資産管理サービス、効率的な税金と資金調達を考慮した取引の構築が含まれる。
東京の不動産を既に所有しており、販売を検討している場合は、無料の市場評価を取得し、世界クラスの不動産マーケティングで資格のある購入者に宣伝するなど、販売者向けの包括的なサービスも提供している。
出典:https://hjrealestate.com.sg
Tokio Property Services (東京不動産)
東急不動産は、東急不動産の不動産開発プロジェクトであるザ・クレイモアを管理する目的で、東急不動産の100%子会社として1983年9月にシンガポールで設立された。2015年8月三井不動産(アジア)、三井不動産とのパートナーシップを開始。500,000シンガポールドルの資本金がある。
日本の献身的な営業チームは80以上の支店で構成されており、何千ものクライアントとの強力な関係により、大量の情報と日々の更新を提供している。 東急不動産と野村不動産のグローバル営業部は、東アジアと東南アジアにもネットワークを持っている。
日本への投資に関心のあるクライアントにコンサルティングも提供している。東京本社では、英語、中国語、韓国語を話すクライアントをサポートするために、多様な多言語スタッフを採用している。
出典:http://www.tokioproperty.com.sg/
シンガポールの主要不動産仲介会社3選〜外資企業編〜
ERA Realty (ERA リアリティー)
1972年にアメリカニュージャージー州で設立されたERA リアリティは1982年にシンガポールで設立された。従業員数でシンガポール第2位の会社。 PropnexプロップネックスががDennis Wee Group(デニス・ウィー・グループ)と合併するまでは最大の不動産会社だった。
ERAリアリティーはは数多くの賞を受賞している。コンドミニアム、マンション、別荘、工場、商業施設など、あらゆる種類の住宅および商業用不動産を扱っている。業界で大きな成果を達成するとともに、広範な革新的なイニシアチブを開拓した最初の不動産会社になることにより、業界標準を継続的に設定してきた。
ERAシンガポールは、先駆的な不動産の概念、技術、イニシアチブ、および製品の業界標準を再定義してきた。住宅の買い手と売り手が最も望んで必要としている革新的で画期的な製品とサービスを提供することの代名詞となっている。
出典: https://erasg.sg/
Savills Singapore (サヴィルズ シンガポール)
サヴィルズはイギリスロンドンで1855年設立され、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋、アフリカ、中東の世界70カ国以上にあるに600以上の支店に39,000人の従業員を抱える。
サヴィルズは、不動産業者の売買責任に加えて、ホテルサービスとプロパティマネジメントにも関わっている。シンガポール支店では1300人の従業員がいる。
投資販売量は5四半期連続で増加し、第2四半期には前四半期比(QoQ)で62.0%増加して61.8億シンガポールドルになった。昨年の同時期と比較して、投資売上高は、シンガポールがサーキットブレーカー期間にあったときに確立された低ベースからほぼ3倍になった。
出典: https://www.savills.com.sg/
CBRE (シービーアールイー)
1906年にカリフォルニア州ロサンゼルスに設立された。10万人以上の従業員が530以上の支店で業務を行い、100か国以上のクライアントにサービスを提供している。
CBREシンガポールは1977年に設立された。CH Williamsとの合併から現在、シンガポールの事業は1250人を超える専門家で構成されている。シンガポールは、CBREの戦略的な東南アジア地域ハブの本部としても機能している。
クライアントに最高のものを提供する能力を強化するために、人とインフラストラクチャーに投資している。地元の市場知識と広範なビジネス提供によりCBREは、シンガポールにおける商業賃貸、投資販売、住宅プロジェクトマーケティング、および商業資産管理の面で、主要なマーケットリーダーとして広く認められている。
出典:https://www.cbre.com.sg/
2017年よりシンガポール在住の日本人。元客室乗務員。大学ではマーケティングと経済を学び、卒業後は海外での生活と旅行を重ね、さまざまな国の文化や人々、食に関する豊富な知識を身につける。シンガポール人の旦那との結婚を機にシンガポールに移住し、現地で就労。現在はライター業と翻訳業を行っている。