タイの倉庫・物流業界は、WHAコーポレーションやアマタなど大手工業団地デベロッパーが物流施設を一体開発する、製造業とECの両輪で需要が拡大する市場です。EEC政策の追い風を受けた18社が、自動化倉庫と多温度帯対応物流センターの整備を加速しています。
今回は、そんなタイの倉庫業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて18社の最新情報をお届けしていきます!
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タイの主要倉庫企業6選〜ローカル編〜
WHA Corporation PCL(WHAコーポレーション)
WHA Corporation PCL(WHAコーポレーション)は2003年にタイで設立された物流不動産・工業団地の大手開発事業者であり、SET上場(証券コード:WHA)を果たしている。倉庫・工場のリース・売却、工業団地の開発・販売、公益サービス、デジタルプラットフォームの4事業を展開する。
2024年の業績は正規化後純利益(Normalized Net Profit)が45億2,600万バーツと過去最高を更新し、前年比71%増となった。物流事業の賃貸収益は16億3,300万バーツを記録した。倉庫・工場の総管理面積は310万8,190平方メートルに達し、2024年に新たな建設請負(BTS)16万2,177平方メートルと短期契約分11万5,511平方メートルを追加している。
2025年はさらに20万平方メートルの新規賃貸面積追加を目標として管理面積を330万9,000平方メートルへ拡大する計画である。5カ年計画(2025〜2029年)では売上高1,500億バーツを目標に掲げ、グリーンモビリティを含む5事業ハブへの展開を加速している。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.wha-group.com/
Amata Corporation PCL(アマタ・コーポレーション)
Amata Corporation PCL(アマタ・コーポレーション)は1989年にタイで創業した工業団地開発の大手企業であり、1997年よりSET(証券コード:AMATA)に上場している。チョンブリ県「アマタ・シティ」とラヨーン県「アマタ・ナコーン」の計2工業団地を有し、総面積約7,033haの敷地内で工場・倉庫・物流施設の建設・賃貸を行う。東部経済回廊(EEC)の中核地域に位置し、トヨタ自動車・日立・ソニーを含む1,100社超のグローバル企業が入居している。
倉庫・物流部門では日本のバンテックとの合弁会社Vantec Amata Logisticsが4万平方メートルの賃貸倉庫を運営し、自動車部品・電子部品の保管・流通加工を担う。
2024年の連結売上高は148億6,000万バーツ(前年比54%増)、純利益は24億8,000万バーツ(同32%増)と過去最高を更新した。土地販売は3,018rai(前年比63%増)に達した。2025年は1,800〜2,000raiの販売を目標に据えており、倉庫・物流施設需要の拡大とともに安定した成長が見込まれる。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.amata.com/
SCGJWD Logistics PCL(SCGJWDロジスティクス、旧JWD InfoLogistics)
SCGJWD Logistics PCL(SCGJWDロジスティクス)は、SCGグループのSCG Logistics ManagementとJWD InfoLogisticsが2023年2月に合併して誕生したタイ最大級の総合物流企業であり、SET(証券コード:SJWD)に上場している。倉庫・ヤード管理、陸上輸送、コールドチェーン物流、自動車保管・管理など幅広い物流サービスをASEAN各地で展開する。
倉庫部門では冷蔵冷凍倉庫4か所(合計3万7,000平方メートル超)と常温倉庫を組み合わせた多様な保管ソリューションを提供する。自動車保管事業ではタイ国内市場シェアの約3分の1に相当する50万台超の実績を誇る。
2024年通期の連結売上高は247億500万バーツ(前年比3%増)、純利益は11億1,900万バーツ(同47%増)と大幅な増益を達成した。マレーシア冷蔵倉庫への投資フェーズ2着工など、ASEAN両市場での事業拡大を継続している。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.scgjwd.com/en
Sahathai Terminal PCL(サハタイ・ターミナル)
Sahathai Terminal PCL(サハタイ・ターミナル)は2007年にチャオプラヤ川沿いの港湾施設管理を起源として創業し、2013年に現社名へ改称、2017年よりSET(証券コード:PORT)に上場した。総面積315,200平方メートルの港湾施設を擁し、港湾施設管理・貨物船・コンテナ管理・貸し倉庫・通関業務など海上物流に関する総合サービスを提供する。
倉庫部門ではコンテナヤード(CY)、コンテナ貨物ステーション(CFS)、フリートレードゾーン(FTZ)保管庫に加え、ターミナルから2km圏内に一般倉庫を設けており、多様な貨物に対応する。貨物の安全管理に向けた最適なセキュリティ体制とシステムを整備している。
2023年の売上高は15億3,000万バーツ(前年比25%減)と減収が続いており、2024年9月末時点の直近純利益は1,680万バーツにとどまる。タイ国内の輸出入貨物量の変動が業績に影響しているが、チャオプラヤ川沿いという立地と港湾・倉庫一体の複合機能を強みに、タイのローカル港湾倉庫業者として引き続き主要な地位を占めている。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://sahathaiterminal.com/
Namyong Terminal PCL(ナームヨン・ターミナル)
Namyong Terminal PCL(ナームヨン・ターミナル)は1982年に鉱石海運事業を起源として創業し、2004年にタイ港湾公社(PAT)との契約でRo-Ro(Roll-on/Roll-off)船用港湾管理事業へ転換した。2013年よりSET(証券コード:NYT)に上場している。
東部チョンブリ県レムチャバン港のRo-Ro専用ターミナルを運営し、貨物の陸揚げ・積み込み・保管・管理を行う。73万3,123平方メートルの自動車保管エリアに一度に4万5,550台を収容でき、年間120万台の処理能力を持つ。また14万5,230平方メートルの貸倉庫エリアで一般貨物の保管にも対応する。
2023年の売上高は17億6,000万バーツ(前年比21%増)と増収に転じ、直近(2025年3月末)の過去12か月売上高は回復基調にある。レムチャバン港唯一のRo-Ro専用ターミナル事業者として、タイの自動車輸出入物流の要衝を担っている。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.namyongterminal.com/
Sub Sri Thai PCL(サブ・スリー・タイ)
Sub Sri Thai PCL(サブ・スリー・タイ)は1976年に商務省から認可を受け農作物・食品の倉庫業者として創業し、1987年よりSET(証券コード:SST)に上場している。倉庫・保管サービス、書類・電子媒体の保管サービス、3PL(サードパーティー・ロジスティクス)の3分野を核に事業を展開するほか、食品飲料製造・衣料品事業も手がけている。
倉庫・埠頭部門では、バンコク南郊サムットプラカーン県に28棟の倉庫(合計容量21万トン)を有し、貨物船が出入りできる2つの専用埠頭(キャパシティ1万2,000トン)も運営する。倉庫スペースは最小100平方メートルから1棟全体まで顧客ニーズに応じて柔軟に貸し出しが可能である。
直近の過去12か月売上高は約78億2,000万THB相当を記録している。チャオプラヤ川沿いの埠頭立地という固有の強みを持ち、水運と陸運を組み合わせた貨物物流に対応できる点が差別化要因となっている。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.subsrithai.co.th/
タイの主要倉庫企業7選〜日系編〜
Yusen Logistics (Thailand) Co., Ltd.(郵船ロジスティクス・タイランド)
Yusen Logistics (Thailand) Co., Ltd.(郵船ロジスティクス・タイランド)は、日本郵船株式会社グループの物流子会社Yusen Logistics Co., Ltd.のタイ法人であり、40か国以上のグローバルネットワークを活かして日系製造業のサプライチェーンを支援する。
タイ法人はバンコク近郊バンナートラート地区やチョンブリ県ラムチャバン港周辺に総面積30万平方メートル超の倉庫施設を運営する。主要サービスは航空・海上フォワーディング、倉庫・3PL、流通加工、食品専門ロジスティクスである。
2024年12月にはEVトラック・フリートと専用充電ステーションを導入し屋根太陽光発電と連携させた。また味の素グループのタイ物流子会社(ABLT)を買収し「Yusen Food Supply Chain (Thailand)」として食品ロジスティクスの専門会社を設立している。
ラムチャバン港エリアに3万平方メートルの倉庫を追加開設するなど港湾近接型物流を強化している。2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.yusen-logistics.com/th_en/
NX Logistics (Thailand) Co., Ltd.(NXロジスティクス・タイランド、日本通運グループ)
NX Logistics (Thailand) Co., Ltd.(NXロジスティクス・タイランド)は、日本通運株式会社を中核とするNippon Express Holdingsグループのタイ法人である。日本通運グループはグローバル物流大手として世界50か国以上に拠点を持ち、タイ法人はバンコク・ドンムアン空港近傍やラムチャバン港近傍に複数の物流センターを展開する。
2025年7月1日、ラヨーン県の「イースタンシーボード工業団地」内に新たな物流センターを開設した。同センターはEECの中心地に位置し、モビリティ・テクノロジー系製造業を主要ターゲットとして、ラムチャバン港への近接性を活かした輸出入物流サービスを提供する。
2026年3月にはドンムアン空港拠点のシステム整備を完了し、インド向けを含むアジア諸方面への緊急貨物・ハイスピード輸送サービスを強化した。自動車・電機・精密機器分野の製造業顧客向けに倉庫・通関・幹線輸送・ラストマイルを一体提供するフルライン物流体制を整備している。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.nipponexpress.com/th/en/
KWE-Kintetsu World Express (Thailand) Co., Ltd.(KWE近鉄ワールドエクスプレス・タイランド)
KWE-Kintetsu World Express (Thailand) Co., Ltd.(KWE近鉄ワールドエクスプレス・タイランド)は、近畿日本鉄道グループの国際物流子会社Kintetsu World Express, Inc.(KWE)のタイ法人である。KWEは2025年3月期に連結売上高約81億ドル・従業員約1万8,562人を擁する。
タイ法人はバンコク(チャットチャック)に本社を置き、2008年にタイ系物流会社TKK Logisticsを買収してタイ市場へ本格参入し、2011年にKintetsu Logistics (Thailand)を設立した。
主要サービスは航空・海上フォワーディング、通関代行、倉庫管理・3PLであり、電機・精密機器・自動車部品分野の日系顧客を主体とする。2024年6月にはEVトラックを導入してグリーン物流への取り組みを開始した。
45か国・300都市超のグローバルネットワークと国際品質基準を強みに、タイの日系製造業サプライチェーンにおいて安定したパートナーとして機能している。2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.kwe.com/local/thailand/en/
TTK Logistics (Thailand) Co., Ltd.(ティーティーケー・ロジスティクス・タイランド)
TTK Logistics (Thailand) Co., Ltd.(ティーティーケー・ロジスティクス・タイランド)は、豊田通商とタイ地場企業の合弁により2002年に設立された自動車特化型物流企業である。EECを中心にチョンブリ・ラヨーン両県など計6か所の倉庫拠点を展開し、年間600万件超の梱包と2万件超の海外輸出を処理する。輸出向け自動車部品・原材料の保管・再梱包を主力事業とする。
チャチュンサオ県ではトヨタ自動車タイランド向けにハイブリッドバッテリーの分解・保管を手がけており、当該倉庫はトヨタグループ内で世界第2位の規模を誇る。チョンブリ拠点にはAS/RS(自動倉庫システム)を導入し、自動化・高度化を推進している。
ISO 9001・14001・45001を取得し、タイ政府の「国家優良倉庫基準」も認定されている。豊田通商グループのグローバルサプライチェーンと連動した精密な管理体制を強みとし、タイの自動車物流を支える主要日系3PLとして機能している。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.ttkl.co.th/
SG SAGAWA (Thailand) Co., Ltd.(エスジー・サガワ・タイランド)
SG SAGAWA (Thailand) Co., Ltd.(エスジー・サガワ・タイランド)は、SG Holdingsグループの海外拠点として1989年に前身企業がタイで設立された。2005年に佐川急便グループが資本参加し、2015年より現社名に変更している。
バンコク北郊パトゥムタニ県バンカディ工業団地に主力倉庫(総面積1万8,484平方メートル)を構える。一般倉庫(1万4,068平方メートル)・温度管理倉庫(4,416平方メートル)・梱包専用エリア(2,500平方メートル)で構成され、14基のドックレベラーを備え天候を問わず安定した荷役が可能である。独自WMSでリアルタイム在庫管理を行い、一時保管から3PL・配送まで一貫提供する。
主要サービスは航空・海上フォワーディング、通関代行、クロスボーダー陸送(CLMV対応)、国内3PLおよび日本‐タイ間の国際宅配便である。特に中小製造業向けの「ワンストップ・ロジスティクス」を掲げ、輸出入から保管・配送までを一括受託している。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.sagawa.co.th/
Suzuyo (Thailand) Ltd.(スズヨ・タイランド)
Suzuyo (Thailand) Ltd.(スズヨ・タイランド)は、静岡市に本社を置く鈴与グループのタイ現地法人である。グループ傘下のSuzuyo Distribution Center (Thailand) Ltd.と連携してディストリビューションセンターを運営し、倉庫事業を展開している。
2024年9月時点でタイ国内20か所のロジスティクス拠点を運営し、総管理面積は約6万5,700平方メートル、従業員674名が在籍する。バンプリー工業団地・ウェルグロー工業団地・レムチャバン港周辺などEEC・バンコク圏に倉庫を構え、一般貨物・危険物・FTZ・温度管理(医療機器GMP準拠)を含む多様な保管サービスを提供する。
独自WMS「Cargo Master」による在庫リアルタイム可視化、AEO認証、ISO 9001・14001・45001・13485、EcoVadis Bronzeを取得している。電機・精密機器・自動車・ヘルスケア分野の日系製造業を主体に、フォワーディング・通関・陸送との複合サービスを一体提供する。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://suzuyo.co.th/
Siam Nistrans Co., Ltd.(サイアム・ニストランス)
Siam Nistrans Co., Ltd.(サイアム・ニストランス)は、東証プライム上場の総合物流企業・日新株式会社のタイ現地法人として1987年に設立された。日新グループはアジア・欧州・北米など世界各地に拠点を持ち、1,600人超の従業員が在籍するグローバル物流企業である。
タイでは航空・海上フォワーディング、国内陸上輸送、通関代行、倉庫・保管、重量品搬送、国際引っ越しサービスなど物流に関する総合的なサービスを提供する。倉庫・保管部門では中部アユタヤ県、東部チャチュンサオ県・バンパコン、東部プラチンブリ県、東部レムチャバン港、北部チェンマイに計6か所の拠点を構える。
独自ITプラットフォームを開発・運用し、顧客のSCM(サプライチェーン・マネジメント)のサポートを可能にしている。危険物の保管にも対応しており、化学品・製造業向けの物流需要を取り込む。タイの主要製造業集積地を網羅する倉庫ネットワークと、日本本社との緊密な連携による安定した品質管理を強みとする。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.th.nissin-asia.com/en
タイの主要倉庫企業5選〜外資編〜
Frasers Property Industrial (Thailand) Co., Ltd.(フレイザーズ・プロパティ・インダストリアル・タイランド)
Frasers Property Industrial (Thailand) Co., Ltd.は、シンガポールSGX上場のFrasers Property Limitedの傘下にあり、Frasers Property (Thailand) PCL(SETコード:FPT)を通じてタイで倉庫・工場の開発・賃貸・管理を行う。
2025年前半(2024年10月〜2025年3月)は純利益5億5,000万バーツ(前年同期比12.9%増)を記録した。平均稼働率は87%前後を維持し、EC拡大による物流不動産需要を取り込んでいる。
主要案件では、ビッグC向け配送ハブ(バンパイン、8万9,000平方メートル)を竣工し、SPXエクスプレス向け自動仕分けセンター(6万5,000平方メートル)の建設も開始した。ワトソンズ向け物流センター(2万5,000平方メートル超)のBTS契約も締結している。
産業用不動産部門のFY2025収益目標は40億バーツ(前年比19%増)であり、大型BTS案件を連続受注してタイ物流不動産市場での存在感を高めている。2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://industrial.frasersproperty.co.th/
CEVA Logistics (Thailand) Ltd.(CEVAロジスティクス・タイランド)
CEVA Logistics (Thailand) Ltd.(CEVAロジスティクス・タイランド)は、フランス系海運大手CMA CGMグループの物流子会社CEVA Logistics AGのタイ法人である。CEVA Logisticsは世界160か国以上に拠点を持つグローバル物流企業であり、タイ法人はバンコクに新設ヘッドオフィスを構え、250人以上の従業員が勤務する。
タイでの倉庫総面積は17万平方メートルを超え、100台以上の輸送車両を保有する。主要サービスは倉庫管理・梱包・国内外配送・サプライヤー収集・コールセンター運営など多岐にわたる。IBM・いすゞ・ミシュランを主要顧客として長年にわたる取引関係を築いており、2025年11月にはミシュランとのサプライチェーン・パートナーシップ22周年を迎えた。
ヘッドオフィスの内装には「Made in Thailand」コンセプトを採用し現地社会との共生を打ち出している。製造業・消費財分野の多国籍企業向け物流支援を強みとし、タイのウェアハウス市場において主要外資系3PLのひとつとして位置づけられている。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.cevalogistics.com/en/th/
DSV / DB Schenker Thailand(ディーエスブイ/DBシェンカー・タイランド)
DB Schenker Thailandは、ドイツ国鉄(Deutsche Bahn)傘下の物流大手Schenker AGのタイ法人として長年にわたりタイ市場で運営されてきた。タイ国内に6拠点・10か所超の倉庫を展開し、航空・海上フレイト・陸上輸送・コントラクトロジスティクスを一体的に提供する。タイ法人はベトナム・ミャンマー・ラオス・カンボジアを含む「メコン・クラスター」の中核拠点として機能している。
2025年4月30日、デンマーク系物流大手DSV A/Sによるシェンカー全株式の買収(約143億ユーロ)が完了し、DB SchenkerはDSVグループの一員となった。これによりDSVは全世界でほぼ倍のネットワーク規模となり、世界最大級の物流グループが誕生した。
タイでは現在「DB Schenker」ブランドから「DSV」ブランドへの移行プロセスが進行中であり、既存顧客・スタッフ・拠点体制は維持されながら統合が進んでいる。製造業・輸出入物流において引き続き重要な役割を担う。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.dbschenker.com/th-en
Rhenus Logistics (Thailand) Co., Ltd.(レイノス・ロジスティクス・タイランド)
Rhenus Logistics (Thailand) Co., Ltd.(レイノス・ロジスティクス・タイランド)は、1912年創業のドイツ系総合物流大手Rhenusグループのタイ現地法人として1994年に設立された。グループ全体で820か所超の拠点・3万3,500人の従業員を擁する。
タイ法人はバンコクとEEC圏を中心に計5か所の倉庫・4か所のオフィスを運営し、約400名が在籍する。航空・海上フォワーディング、国内陸送、クロスボーダー(CLMV対応)、通関代行、一般・FTZ倉庫保管を一体提供し、半導体・電子・自動車産業向け物流を主力とする。
近年の投資は積極的である。2024年にはKM19倉庫を1万500平方メートル増設し、2025年9月にはスワンナプーム空港にエアカーゴゲートウェイ(24時間・FTZ対応)を開設した。さらに2026年5月にはバンナートラット地区に5,817平方メートルの危険物専用倉庫(防爆・耐火設備)を新設し、特殊貨物対応力を大幅に強化した。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://www.rhenus.group/th/en/
Kuehne+Nagel (Thailand) Ltd.(キューネ・アンド・ナーゲル・タイランド)
Kuehne+Nagel (Thailand) Ltd.(キューネ・アンド・ナーゲル・タイランド)は、1890年にドイツで創業したスイス系グローバル物流大手Kuehne+Nagel Internationalのタイ法人である。グループ全体では世界109か国・1,395拠点に約7万8,000人の物流専門家を擁し、海上フォワーディングで世界最大級の地位を持つ。
タイでは航空・海上フォワーディング、コントラクトロジスティクス(倉庫管理・3PL)、陸送・クロスボーダーを一体提供する。自動車・医薬品・ヘルスケアなど特殊取扱貨物のサプライチェーン・エンド・トゥ・エンド管理を強みとする。
2024年には地場物流企業City Zone Expressを買収し、タイ・ASEAN各地でのラストマイル配送を強化した。スワンナプーム空港FTZに航空貨物集約倉庫を開設し付加価値サービスを拡充。シェフラー向けにシラチャFTZで3,000平方メートルのセントラル・ロジスティクスセンターを受託運営し、大型トレーラー40台・コンテナ100本超を2026年4月に配備完了した。
2026年5月時点の情報に基づく。
出典:https://th.kuehne-nagel.com/
FAQ
タイの主要倉庫会社はどのような企業が存在しますか?
タイの主要倉庫会社は、ローカル企業、日系企業、外資系企業に分類されます。本記事ではそれぞれの企業について業績や特徴を解説しています。
タイの倉庫業界の主要企業の特徴は何ですか?
タイの主要倉庫企業は、工業団地の開発、物流サービスの提供、港湾施設の管理など、多岐にわたる事業を展開しており、国内外の物流を支える重要な役割を果たしています。
各企業の売上高や業績はどのようになっていますか?
2020年のデータによると、多くの企業が前年比で売上減少を記録しており、例えばWHA Corporationの売上は8,198百万バーツで前年比28%減少しています。
タイの倉庫企業は外資系と日本系にどのように分類されますか?
外資系企業にはRhenus Thailand、Schenker、KUEHNE + NAGELなどが含まれ、日本系企業にはTTK Logistics、SG Sagawa Thailand、Suzuyo、Siam Nistransなどがあります。

