【最新版!】タイの主要学校17選〜教育業界〜

今回は、タイの主要学校に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて17校を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

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目次

タイの主要学校12選〜ローカル学校編〜

Chulalongkorn University (チュラロンコン・ユニバーシティ)

1917年にタイで最初の高等教育の機関として設立された国立大学。当初は380人の学生と、医学部、行政学部、工学部、教養学部の4つの学部から始まった。当時、法学部は法務省の、教員養成家庭は教育省の管轄であった。その後1958年までに学部教育の改善に着手し、多くの学部が新設された。1961年から大学院と研究所・研究機関が設立されている。

現在は20の学部と、23のカレッジおよび研究機関が存在し、8,138人の教職員が在籍している。学生は計37,626人で、うち26,202人が学部生、10,656人が修士・博士過程、768人が専門プログラム学生である。タイで最高峰の大学として知られ、イギリスの大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(QS)による2022年(最新)の世界大学ランキングでは全体215位とタイの大学では最高位であった。アジア地域内では50位以内に入っている。

出典:https://www.chula.ac.th/en/

Mahidol University (マヒドン・ユニバーシティ)

1888年にシリラート(Siriraj)病院の医療学校として設立された起源を持つ国立大学。1943年に医療科学大学となり、1969年からマヒドン大学と改称され現在に至る。医療系の学校として創立した背景から、現在でも医学部が有名である。

現在は17の学部と、6のカレッジ、6の研究機関が存在する。Ph.Dを持つ教職員は約3,200人。在籍している学生数は学部生は約25,000人、修士・博士課程は約8,500人、留学生が約1,300人である。世界中の400の大学とパートナーシップを結び、交換留学生を受け入れている。QSによる2022年(最新)の世界大学ランキングでは全体255位で、タイの大学としてはチュラロンコン大学に次いで2番目であった。

出典:https://mahidol.ac.th/

Thammasat University (タマサート・ユニバーシティ)

1934年に道徳政治科学大学として発足した国立大学。高等教育を必要とする全ての人に教育を与えるべきだという国王の意向を基に、入学試験をなくし授業料や教科書を安くすることで高卒の証明がある全ての人々や労働者を受け入れ、道徳科学と会計学の2つの課程を提供することから始まった。1947年にタマサート大学と改称され、入学試験の設置とともに法学部、政治学部、経済学部、商業会計学部が新設された。出身者に首相がいるなど政府との関係が深く、政治学が有名である。

現在は19の学部と、7のカレッジ、7の研究機関が存在する。在籍する学生は計29,097人、教職員は7,446人である。キャンパスはバンコクとバンコク北郊パトゥムタニ県のランシットキャンパスの2つがある。QSによる2022年(最新)の世界大学ランキングでは全体601位-650位のゾーンに入っており、タイの大学としてはチェンマイ大学とともに3番目の評価に当たる。

出典:https://tu.ac.th/en

Chiang Mai University (チェンマイ・ユニバーシティ)

1964年にタイで初めて地方に設置された国立大学。北部チェンマイに位置する。当時の政府の政策により、北部の人々に学問的および実用的な知識を与え、地方および国全体の利益とすることが目的であった。初めは理学部、社会科学部、人文学部の3つの学部から開始した。

現在は計27の学部、カレッジおよび研究機関が存在する。在籍する学生は留学生1,325人を含めて計33,836人、教職員は2,510人である。キャンパスはメインのSuan Sakキャンパスと、Suan Dok、Mae Hea、Si Bua Banの計4つがある。QSによる2022年(最新)の世界大学ランキングでは全体601位-650位のゾーンに入っており、タイの大学としてはタマサート大学とともに3番目の評価に当たる。

出典:https://www.cmu.ac.th/en/

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Kasetsart University (カセサート・ユニバーシティ)

1943年にタイで初めての農業大学として設立された国立大学。1904年に設立された農業省管轄の農業学校を起源に持つ。その背景から、現在でも農学・生命科学などの分野に力を入れている。

現在は計35の学部、カレッジおよび研究機関が存在する。在籍する学生は留学生1,729人を含めて計68,099人、教職員は9,937人である。キャンパスはメインのバンコクバンケンキャンパスと、西部ナコンパトム県、東北部サコンナコン県、東部チョンブリ県、中部スパンブリ県の計5つがある。アジアを中心に世界中の465の大学とパートナーシップを結んでいる。QSによる2022年(最新)の世界大学ランキングでは全体801位-1000位のゾーンに入っている。

出典:https://www.ku.ac.th/th

Prince of Songkla University (プリンス・オブ・ソンクラー・ユニバーシティ)

1967年にタイで初めて南部に設置された国立大学。南部ソンクラー県に位置する。南部地域の教育水準を高め、地域の産業や開発をサポートすることを目的としている。

現在は計39の学部が存在し、学士過程から博士課程まで300以上のプログラムを提供する。在籍する学生は留学生583人を含めて計34,482人、教職員は2,557人である。キャンパスはメインのソンクラー県ハートヤイキャンパスと、パッタニー県、プーケット県、スラタニー県、トラン県のタイ南部地域に計5つがある。QSによる2022年(最新)の世界大学ランキングでは全体801位-1000位のゾーンに入っており、タイでは10位以内の評価を受けている。

出典:https://en.psu.ac.th/

Khon Kaen University (コンケン・ユニバーシティ)

1966年にタイで初めて東北部に設置された国立大学。第1次社会経済開発計画に基づき、高等教育を東北部地域に拡大することを目的としていた。当時、東北地域はタイ人口の3分の1を抱えていたが、多くの人は貧しく、毎年の干ばつにより農作物の品質も低かった。このような問題を解決するために当時の国王ラマ9世により、農学部、工学部、芸術科学部の3つの学部から教育が開始された。設立当初の背景から、現在も理工系の教育に力を入れている。

現在は計23の学部、カレッジおよび研究機関が存在する。在籍する学生は留学生1,185人を含めて計32,528人、教職員は1,862人である。QSによる2022年(最新)の世界大学ランキングでは全体801位-1000位のゾーンに入っている。

出典:https://kku.ac.th/

King Mongkut‘s University of Technology Thonburi (キング・モンクット・ユニバーシティ・オブ・テクノロジー・トンブリ)

1960年に教育省管轄のトンブリ技術研究所(TTI)として設立された起源を持つ。1971年にTTIと、ノースバンコク技術研究所、ノンタブリー電気通信研究所が統合され、3つのキャンパスで構成されるモンクット王技術研究所トンブリ(KMITT)となった。その後、1998年の王令によりモンクット王工科大学トンブリ校(KMUTT)と改称された。

現在は理工系の学部、研究機関を多数そろえる。在籍する学生は留学生383人を含めて計15,911人、教職員は2,429人である。キャンパスはバンコク南部のトンブリ地区に2か所と西部ラチャブリ県に1か所、イノベーションセンターがバンコクに1か所存在する。QSによる2022年(最新)の世界大学ランキングでは全体801位-1000位のゾーンに入っている。

出典:https://global.kmutt.ac.th/

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Asian Institute of Technology (エイジアン・インスティテュート・オブ・テクノロジー)

1959年に設立された私立大学院。キャンパスはバンコク北郊パトゥムタニ県に位置する。工学、環境学、経営学を中心に30以上の研究分野と、1,078の過程について、英語で大学院教育(修士・博士過程)を行う。

在籍する学生は1,607人で、世界40か国以上から集まってきている。これまでの卒業生は23,932人であり、100か国以上の国と地域の出身者が存在する。卒業生は公私企業の経営者や研究者、大学や政府の重役についており、各分野で目立った活躍をしている。短期プログラムの参加者は累計38,000人以上である。教職員は計551人で、うち125人は世界的な権威である。

出典:https://www.ait.ac.th/

Assumption University of Thailand (アサンプション・ユニバーシティ・オブ・タイランド)

1969年にアサンプションビジネススクールとして設立された。1972年に教育省の承認によりアサンプション経営学部となり、1990年に大学総務省によりアサンプション大学として私立学校の地位を認められた。カトリック系の学校であり、すべての授業を英語で行っている。学部は経営学を中心に文系・理系様々な分野を網羅している。

現在、世界100以上の国と地域からの留学生が3,000人以上存在する。これまでの卒業生は累計10万人を超える。また、外国人の教職員は250人で、世界40以上の国と地域出身者が集まっている。キャンパスはバンコクのラムカムヘン地区のホゥアマークキャンパスと、バンコク東郊サムットプラカーン県のスワンナプームキャンパスの2か所が存在する。

出典:https://www.au.edu/

Bangkok University (バンコク・ユニバーシティ)

1962年にThai Technical Collegeとして設立された私立大学。タイで始めて経営学とホテル経営学の高等教育を提供した大学である。1971年にバンコクカレッジとなり、その後いくつかの学部の新設を経て、1984年からバンコク大学となった。

学部は経営学を中心に文系・理系様々な分野を網羅している。また、タイ人学生向け、留学生向けにインターナショナルプログラムも存在し、マーケティング、アントレプレナーシップなどビジネス分野のコースを提供する。現在、留学生は50以上の国と地域の出身者が在籍している。キャンパスはバンコク北郊パトゥムタニ県のメインキャンパスと、バンコクのスクンビット地区のシティキャンパスの2か所が存在する。

出典:https://www.bu.ac.th/th/

University of the Thai Chamber of Commerce (ユニバーシティ・オブ・タイ・チャンバー・オブ・コマース)

1940年にタイで最初の私立大学として、タイ商工会議所により設立された。当初はCollege of Commerceの名称で、商科大学の位置づけであった。1984年から総合大学となり、現在の名称となった。学術理論とビジネス経験を統合して、今日のビジネス上の課題にうまく対処できる人材を育成することを目的としている。

学部は経営学、会計学、経済学、人文科学、科学、コミュニケーション学、工学、法学がある。また、2010年から国際的な競争力を高めるため、学部、大学院双方を対象に英語で授業を行うUTCC International Collegeという国際プログラムを開始した。同プログラムは現在、UTCC-International School of Managementに改称されている。キャンパスはバンコク中心部のディンデーン地区に位置する。

出典:https://ism.utcc.ac.th/

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タイの主要学校〜日系学校編〜

Thai Japanese Association School (タイ・ジャパニーズ・アソシエーション・スクール)

タイ在住の日本人の子どもに対して、日本国内の小中学校と同等の教育を提供することを目的として設立された日本人学校。そのため、日本の文部科学省が定める「学習指導要領」に準じて教育課程を編成することが可能となっている。日本の教員免許を持った教員が、日本語で、日本の教科書を用いて授業を行うことが特徴。タイの法律では外国人の学校設立が認められていないため、正式にはタイ法人の泰日協会が母体の私立学校である。

首都バンコクのバンコク日本人学校、および東部チョンブリ県のシラチャ日本人学校の2校が存在する。生徒は小学1年生から中学3年生まで合わせてバンコク校2,628人、シラチャ校503人の計3,131人が在籍している。

出典:https://www.tjas.ac.th/

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タイの主要学校4選〜外資系学校編〜

Webster University Thailand Campus (ウェブスター・ユニバーシティ・タイランド・キャンパス)

1915年にアメリカにて設立された私立大学。全ての人に平等に教育を与えるという思想のもと、当初は女性を対象に教育を行っていた。1983年より現在の名称となっている。これまでの卒業生の出身地は計138か国にのぼり、現在では世界50の拠点に1万人以上の学生が在籍している。

ウェブスター・タイは1999年に同校アジア発の拠点として設立された。学士過程、修士課程ともに対応し、専門は経営学やアントレプレナーシップなどビジネスに関する分野を中心に、コンピューターサイエンス、英語教育なども展開している。キャンパスはバンコクと南部ペッチャブリー県のチャアムの2か所が存在する。

出典: https://webster.ac.th/index.php

NHL Stenden University of Applied Sciences (エヌエイチエル・ステンデン・ユニバーシティ・オブ・アプライド・サイエンス)

1845年からの長い歴史を持つオランダの公立大学。2018年にステンデン応用科学大学(Stenden University of Applied Sciences)とNHL応用科学大学(NHL University of Applied Sciences)が合併し、NHLステンデン応用科学大学となった。専門は経営学、マーケティング、観光学などを展開している。本部校のオランダの他にもカタール、南アフリカ、タイ、バリ島(インドネシア)の計5か所に拠点がある。

NHLステンデン・タイではバンコクにあるオランダや国際的な企業・機関と提携して、経営学やマーケティング、国際関係論を学ぶことができる。また、タイの私立大学Panyapiwat Institute of Managementとパートナーとなっており、キャンパスは同大学のバンコク北郊ノンタブリ県の敷地内に存在する。

出典: https://www.nhlstenden.com/en/locations/thailand-bangkok

Vatel Thailand (バテル・タイランド)

1981にフランスで設立された、ホテル・観光マネジメントの専門教育を提供する私立大学。ホスピタリティ業界で求められる、高品質なサービスで顧客満足度を高める方法論を学士・修士過程で教育する。欧米、アジア、アフリカに50以上の拠点を展開している。全世界で9,000人以上の学生が存在し、卒業生は35,000人にのぼる。卒業生は世界各地の一流ホテルで活躍している。

タイでは2003年から国立のシラパコーン大学と提携し、同大学でプログラムを実施している。授業は全て英語で行われる。学生はホテル業の実地経験を積むため、Vatel提携ホテルへのインターンシップが必須である。また、バンコクにレストランとカフェを所有し、そこでマネジメントやオペレーションの実践的な研修を行っている。

出典: https://www.vatel.co.th/

Cambridge College (Thailand) (ケンブリッジ・カレッジ・タイランド)

イギリスのケンブリッジ・リージョナル大学と提携しているインターナショナルスクール。タイ中部のピサヌローク県に位置する。イギリスの教育制度での7-9年生(11-14歳)、10-11年生(14-16歳)を対象に、イギリスの国家カリキュラムに基づいた高品質な教育を提供する。同学校での教育を通じて、どこの国の高等教育へ進学した際でも通用する能力を身に着けることを目的としている。

ケンブリッジ・リージョナル大学は1992年にイギリスで設立された。16-18歳の学生に高等教育を提供している。分野は幅広く、芸術、美容からビジネス、法律、eスポーツ、科学などがある。

出典: https://www.ieltsasia.org/th/en/partners/cambridge-college-thailand

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