今回は、シンガポールの鉄道・バス業界に焦点を当て、ローカル4社を厳選してお届けしていきます!
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
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目次
シンガポールの主要航空会社4選〜ローカル企業編〜
Singapore Airlines Limited(シンガポール・エアライン・リミテッド)
シンガポール・エアラインズ・リミテッド(以下SIA)は1972年に設立された航空会社で、シンガポール航空を運営する。収益は116億シンガポールドル。
SIAは系列の格安航空会社スクートと合わせて180機を超える機材を運航し、110を超える目的地を結ぶネットワークをもっている。
シンガポールを代表する大企業の一つで、シンガポール・チャンギ国際空港をハブ空港とするシンガポールの「フラッグ・キャリア」である。またアジアのみならず世界でも有数の規模を持つ航空会社でもある。
シンガポール航空のサービス水準は世界的に高く評価されており、フォーチュン誌の「2021年度世界で最も賞賛される企業トップ50」ランクインしている。
またイギリス・スカイトラックス社による航空会社の格付けでは、実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ(The World‘s 5-Star Airlines)」の認定される、APEXの監査「Health Safety powered by SimpliFlying」での最高評価「Diamond」獲得するなど数々の賞を受賞している。
シンガポール本国への航空需要の他に、乗り継ぎ客(特にヨーロッパとオーストラリアやニュージーランドを結ぶカンガルールートの利用者)を重視した路線設定を行っている。一般客にはIATAのコードであるSQと呼ばれることが多い。
航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスITグループが運営するアマデウスを利用している。 2021年1月28日付で子会社のシルクエアと統合した。
出典:https://www.singaporeair.com/
Jetstar Asia Airways(ジェットスター・アジア・エアウェイズ)
ジェットスター・アジア航空は、2004年に設立されたシンガポールの格安航空会社。 2004年12月13日の香港への就航を皮切りに、シンガポールから3都市への運航を開始しました。カンタス航空の子会社として2003年に設立。現在ではバリューエア(Valuair)と合併し、路線網を拡大した。シンガポールを拠点に片道5時間以内の目的地に就航している。
カンタスグループの完全子会社であるジェットスター航空(オーストラリア)と異なり、ジェットスター・アジア航空は、シンガポール出資比率が過半数を超えるシンガポール拠点の航空会社。ニュースター・ホールディングス(Newstar Holdings Pty Ltd)により運営管理され、シンガポール系企業ウェストブルック・インベストメント(51%保有)を筆頭株主とし、残り49%の株式をカンタスグループが保有している。
ジェットスター・アジア航空は、A320型機18機を所有し、シンガポールを拠点にバンコク、ホーチミン、香港、マカオ、クアラルンプール、ペナン、シェムリアップ、プノンペン、マニラ、台北、大阪、福岡、ヤンゴン、バリ、ジャカルタ、メダン、スラバヤ、プーケット、杭州、汕頭、海口など、26都市に運航している。シンガポールを拠点とするジェットスター・アジア航空は、ニュースター・ホールディングスにより経営管理されている。シンガポール系企業ウェストブルック・インベストメント(51%保有)を筆頭株主とし、株式の残り49%をカンタスグループが保有している。
2006年、オーストラリアのジェットスター航空とブランド名を統一した。従って、現在ではJetStar(Jetstar ) ★ と呼ばれている。ただしバリューエアは独自ブランドを維持し、便名・サービス内容も異なる。客室乗務員はシンガポール人、日本人、ミャンマー人、マレーシア人他で構成されている。また他社から経験者を中心に雇用するなどして質の高いサービスを提供している。
出典: https://www.jetstar.com/jp/ja/about-us/jetstar-group/jetstar-asia
Scoot Tigerair (スクート・タイガーエア)
スクート・タイガーエアは、2011年に設立された格安航空会社でScoot (スクート)を運営している。シンガポール・チャンギ国際空港を拠点に運航しているシンガポール航空グループ。同じくシンガポール航空の出資によりすでに就航していた格安航空会社のタイガーエアは短距離路線の運航に限られていた。2013年12月、タイのノックエアと共同で、中・長距離線を運航する格安航空会社ノックスクートを設立した。2016年11月4日にタイガーエアとのブランド統合が発表され、2017年7月25日より「スクート」ブランドへ一本化された。合併後の運航機材は、スクートのボーイング787型機に加え、タイガーエアのエアバスA320型機も保有。A320は2018年中ごろをめどに、スクート塗装に切り替える。また、ウェブサイトもスクートに統一。運航便のスケジュールは変更はしなかった。
これまでのタイガーエアのネットワークと新たな就航予定都市を合わせ、今後スクートは 18 ヶ国 65都市に拡大する。両社はシンガポール航空傘下のLCCで、現在は持ち株会社「バジェット・アビエーション・ホールディングス」(BAH)が所有し、管理している。両社ともLCC各社の航空連合「バリューアライアンス(VALUE ALLIANCE)」に加盟している。2012年6月4日に、シドニー線で初就航また、2012年10月29日から台北/桃園経由東京/成田線が就航した。2013年には、「Terrapinn Holdings」が発表した、アジアの「ベスト ローコスト キャリア」に選出された。タイガーエアは、数年連続で「チャンギ・エアライン・アウォーズ(Changi Airline Awards)」の旅客輸送数トップ5に選ばれている。その他にも、「南インド・トラベル・アウォーズ(South India Travel Awards)」で最優秀格安航空会社(Best Low Cost Carrier)に選出されるなど、様々な賞を受賞。人気面でもコスト面でも高い評価を受けている。
出典: http://www.flyscoot.com/
ST Aerospace Engineering(STエアロスペース)
STエンジニアリングエアロスペース(以下STEエアロスペース)はSTエンジニアリングの社傘下の企業。親会社はシンガポールの国策投資会社であるTemasek Holdings(テマセク・ホールディングス)。STEエアロスペースはシンガポールに本社を置き、アジア太平洋、ヨーロッパ、米国の航空ハブに国際的なオフィスと施設を置いている。STエンジニアリング社は航空機エンジニアリング、エレクトロニクス、ランドシステム、マリーンの4つの事業主体を展開していて、航空機分野では航空機体、エンジン、部品、メンテナンス、修理、オーバーホールなどのサービスを展開している。
STエアロスペースは、シンガポール空軍(RSAF)に保守およびサポートサービスを提供するために1975年に設立された。それ以来、多くの戦略的パートナーシップ、買収、投資を通じて、民間航空機および軍用機のさまざまなMRO機能に多様化している。主な事業には、ダグラスA-4Sスカイホークの高度に改造されたモデルであるA-4SUスーパースカイホークの開発、およびエアバスヘリコプターと中国国立航空技術の輸出入との提携による軽量ヘリコプターであるユーロコプターEC120コリブリプログラムが含まれている現在、ST エアロスペースは、世界中で8,000人を超える認定エンジニアと管理スペシャリストを雇用しており、軍隊、主要航空会社、貨物輸送業者を含むグローバルな顧客基盤を持っている。
出典:https://www.stengg.com/en/aerospace/