タイの製薬・バイオテクノロジー業界は、サイアムバイオサイエンスや政府製薬機構(GPO)などローカル製造基盤と、ファイザー・ノバルティスなど外資大手が共存する市場です。16社の主要企業がワクチン自給化とバイオシミラー製造能力の強化を進めています。
今回は、そんなタイの製薬・バイオテクノロジー業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて16社の最新情報をお届けしていきます!
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タイの主要製薬・バイオテクノロジー企業7選〜ローカル編〜
Siam Bioscience(サイアムバイオサイエンス)
Siam Bioscience(サイアムバイオサイエンス)はタイ国王財団の支援を受けて2009年に設立されたバイオ医薬品企業であり、ASEAN有数のバイオ製造能力を持つ。エリスロポエチン(貧血治療)やフィルグラスチム(好中球減少症治療)などのバイオシミラー製品を主力とし、ワクチン・低分子医薬品の研究・製造・販売も手掛ける。タイ国民に高品質で効果的な薬を低価格で提供することを目的としており、マーケティング・販売はグループ会社のApex Cela Co., Ltdが担う。
2021年にはAstraZenecaから技術供与を受けてCOVID-19ワクチン「バキスゼブリア」の東南アジア向け製造拠点となり、同ワクチンは世界保健機関(WHO)による緊急使用承認を取得した。この実績によりバイオ製造能力の国際的な認知が大幅に高まった。2023年通期の売上高は21億5,000万バーツを記録した。
今後の成長戦略として、細胞・遺伝子治療(ATMP)、オリゴヌクレオチド、二重特異性モノクローナル抗体、抗体薬物複合体(ADC)といった次世代モダリティへの参入を計画している。タイ政府の医療ハブ戦略(2025〜2034年)の重点支援対象であり、国内バイオ医薬品自給率向上の中核企業として位置づけられている。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.siambioscience.com/
Government Pharmaceutical Organisation / GPO(政府製薬機構)
政府製薬機構(GPO)はタイ保健省傘下の国営製薬機関であり、必須医薬品・ワクチン・抗レトロウイルス薬の製造・流通を通じて公衆衛生の基盤を支える。1966年に設立され、2026年に設立60周年を迎えた。
近年の重要な取り組みとして、2025年にはDNDi(顧みられない熱帯病のための薬品イニシアチブ)およびエジプトのファルコ・ファーマシューティカルズとのMOU締結を通じ、新たなC型肝炎治療薬(ラビダスビル配合剤)のタイ国内承認登録を推進している。
2026年5月には「GPO製薬サミット2026」を開催。アヌティン首相はこの機会にタイを食品・製薬分野のグローバルハブとして育成する方針を改めて表明しており、GPOがその推進主体の一つとして期待されている。タイ政府のThailand 4.0戦略における「新産業のS曲線」にも製薬分野が位置づけられており、GPOは医薬品の国産化・輸入代替の旗手として機能する。安定供給・価格アクセスの観点からタイ医療体制に不可欠な機関である。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.gpo.or.th/
Mega Lifesciences PCL(メガライフサイエンス)
Mega Lifesciences PCLは1982年にタイで設立されたOTC医薬品・ブランド医薬品・栄養補助食品の製造・販売企業であり、バンコク証券取引所(SET)に上場する。東南アジア・中央アジア・アフリカを含む新興国市場30か国以上でブランド製品を展開し、高マージンのブランド製品事業を成長ドライバーとする。製品はアレルギー薬、解熱鎮痛剤、整腸薬、スポーツ用プロテイン、栄養剤、サプリメント、伝統医学用薬品など多岐にわたる。
財務面では、2025年通期の総営業収益が141億4,700万バーツ、純利益は19億1,200万バーツに達した。ミャンマー市場での事業縮小による影響から1H2025は前年比14%の減収となったものの、ブランド製品の粗利益率は51.5%と高水準を維持した。製造拠点はタイとオーストラリアに存在し、全体で計5,500人以上の従業員を擁する。
主力製品はビタミン・ミネラル・サプリメント、抗感染症薬、皮膚科用製品、胃腸薬など多岐にわたる。2025〜2026年にかけてはインドネシア製造工場への4億9,500万バーツの投資を計画している。タイを製造・本社機能の拠点として、新興国市場の医薬品アクセス向上に貢献するASEAN発の製薬企業として存在感を高めている。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.megawecare.com/
Berlin Pharmaceutical Industry Co., Ltd.(ベルリン・ファーマシューティカル・インダストリー)
Berlin Pharmaceutical Industry Co., Ltd.(ベルリン・ファーマシューティカル・インダストリー)は1932年にタイで創業した製薬企業であり、タイ製薬業界の上位10社に数えられる老舗ローカルメーカーである。心血管、胃腸、代謝、整形外科など様々な用途に使用される薬を製造・販売しており、バンコク郊外のアユタヤ近郊に2つの工場を持つ。
主にジェネリック医薬品の製造・販売を手掛け、医師や薬剤師などに対して専門的知識に基づいた製品を提供するだけでなく、患者に最高のサービスを提供できるようサポートすることを目的としている。海外の企業とも積極的にパートナーシップを結んでおり、カナダ、フランス、インドから医薬品有効成分(API)を輸入している。タイ国内では約550人以上の従業員を擁し、ジェネリック医薬品市場での安定した地位を維持している。
2024年の年間売上高は約1,200万ドル規模と推計される。タイ政府のGMP認証を取得しており、品質管理体制の維持・強化を続けている。タイ国内の医薬品製造基盤を支えるローカル製薬企業として、医療アクセス向上に貢献している。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.berlin-pharm.com/
Better Pharma Co., Ltd.(ベター・ファーマ)
Better Pharma Co., Ltd.(ベター・ファーマ)は1978年に創業した製薬企業であり、タイの畜産・食品大手Betagroグループの傘下企業として、家畜用の医薬品(寄生虫駆除薬、抗菌剤、成長促進剤など)やサプリメントの製造・販売を行っている。本社はバンコクに、工場は中部ロッブリーに存在する。
同社の生産拠点はタイで初めて保健省傘下のタイ食品医薬品局(FDA)によりGMP認証を受けたほか、ISO9001、HACCPも取得しており、国際的に高品質・安全な製品として認められている。VIV Asia 2025にBetterPharmaブランドで出展するなど、アジア向け動物用医薬品市場での存在感を示した。
親会社であるBetagro PCLは2024年に総売上高1,149億バーツを記録し前年比5.3%増と好調であった。2025年には4,800億バーツの投資計画を掲げ、国内外への拡大を推進している。Better Pharmaは同グループのアグロビジネス部門(2024年度売上2,840億バーツ)の一部を担い、タイの畜産業を支える重要な動物用医薬品メーカーとして機能している。参照時点:2026年5月。
出典:http://www.better-pharma.com/thai/index.asp
Siam Pharmaceutical Co., Ltd.(サイアム・ファーマシューティカル)
Siam Pharmaceutical Co., Ltd.(サイアム・ファーマシューティカル)は1978年にタイで創業した製薬企業である。創業当初は小さな商社であったが、後に開発・製造にも進出し、現在ではタイでも有数の製薬企業となった。抗感染薬(抗菌、抗ウイルス、抗真菌)や、心臓・血管、胃腸、呼吸器系などの病気に使用する薬を取り扱い、タイ全国および東南アジアに広く展開している。
製造はグループ会社のSiam Bheasach Co., Ltd.が行い、製造拠点ではISO9000やISO14001、ISO/IEC 17025などの国際規格およびタイのGMP認証を取得している。タイ国内外の製薬メーカーから仕入れた製品を独自の流通ネットワークを通じて医療機関へ届けており、従業員は約300名を擁する。
2024年の業績では売上高が前年比10.3%増を達成し、総資産も8.48%増加するなど堅調な成長軌道を維持した。医薬品流通需要の拡大と自社流通網の強化が奏功しており、高品質な製品を手頃な価格で提供することをモットーとするローカル中堅製薬企業として安定した地位を維持している。参照時点:2026年5月。
出典:http://www.siam-pharm.com
Biolab Co., Ltd.(バイオラボ)
Biolab Co., Ltd.(バイオラボ)は1978年にタイで創業した製薬企業である。創業当初は医薬品商社として薬やサプリメントの輸入・国内販売を行っていたが、1981年より製造にも進出し、現在では主にジェネリック医薬品の受託製造(CMO)を行っている。少量の液体や粉の無菌製剤、凍結乾燥製品、複合ホルモン避妊薬などの製造が可能な専用設備を持つ。
タイ食品医薬品局(FDA)のGMP認証のほか、錠剤・カプセル・粉末・液体・軟膏・クリームなど様々な形状の薬品の製造に対応できる汎用設備も所有する。受託製造はタイ国内の顧客だけでなく、シンガポール・フィリピンなどの東南アジアから日本・ドイツ・イタリアまで世界各地の顧客との契約実績がある。
タイ政府のGMP認証体制の下で品質基準の維持・強化を継続しており、国内148社の製薬GMP認定企業の一社として位置づけられる。タイ医薬品市場が2024年に約2,400億バーツに達する中、CMO需要の拡大とともに受託製造能力の向上を進めている。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.biolab.co.th/
タイの主要製薬・バイオテクノロジー企業4選〜日系編〜
Takeda Thailand(タケダ・タイランド)
Takeda(Thailand)Ltd.は日本最大の製薬企業・武田薬品工業のタイ法人であり、1969年に設立されてからグローバルの製薬会社としてタイ国内で第三番目の長い歴史を持つ拠点である。バンコクを拠点に約200名の従業員を擁し、腫瘍学・希少疾患・消化器・神経精神科・血漿由来製品の各領域を重点分野として展開する。
2026年4月、武田薬品は組織再編を実施し、米国以外の全市場を統括する「インターナショナル・ビジネス・ユニット」を新設した。タイ法人もこの体制下に位置づけられ、グローバルのポートフォリオ(卵巣がん治療薬zolbetuximabや潰瘍性大腸炎治療薬zasocitinibなど)の日本・アジア地域展開を担う。
武田薬品グローバルの2026会計年度見通しでは、コア収益が4兆6,400億円と予測されており、後期パイプライン3品目の規制申請が進行中である。FY2028年までに年間2,000億円超のコスト削減を目指す構造改革も進んでいる。タイ市場においては日系製薬の先駆けとして、革新的医薬品の安定供給とともに地域医療のアクセス向上に50年以上貢献してきた実績がある。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.takeda.com/th-th/
Thai Meiji Pharmaceutical Co., Ltd.(タイ・メイジ・ファーマシューティカル)
Thai Meiji Pharmaceutical Co., Ltd.(タイ・メイジ・ファーマシューティカル)は、日系大手製薬企業Meiji Seikaファルマのタイ拠点として1979年にタイで設立された。バンコク都心に販売拠点、バンコク東部のラートクラバン工業団地に製造工場を持ち、自社開発およびジェネリックの医療用医薬品、農薬、動物薬の製造・販売を行う。
抗生物質の製造では、日本からの最先端発酵技術を活用した原薬(API)製造を行い、無菌粉末・注射液の製造設備も整備している。具体的な製品は抗生物質、骨・関節、消化管に作用する薬を取り扱い、日本・中国・シンガポールをはじめ16か国の企業と契約し開発・製造を行った実績を持つ。
親会社のMeiji Seikaファルマは日本で1916年に創業し、現在は海外8か国に拠点を展開し計17,000人以上の従業員を擁する。タイ製薬業界では国際水準の製造管理体制とGMP認証を維持しており、タイの医療用医薬品安定供給に貢献する日系製薬企業の重要拠点として機能している。参照時点:2026年5月。
出典:http://thaimeiji.co.th/en/
Astellas Pharma (Thailand) Ltd.(アステラス・ファーマ・タイランド)
Astellas Pharma (Thailand) Ltd.(アステラス・ファーマ・タイランド)は、日系大手製薬企業アステラス製薬のタイ法人であり、1979年にタイで設立された。バンコクのフアイクワン地区に販売拠点を持ち、主にがん治療薬、白血病治療薬、免疫抑制剤などの医療用医薬品を取り扱う。
主要製品には、泌尿器科領域のHarnal OCAS・Betmiga、臓器移植後の免疫抑制剤Prograf・Advagraf、骨粗鬆症治療薬Cefspan、さらにがん治療薬Xospata・Padcev・Vyloyなどが含まれる。タイにおいては特に泌尿器科領域と移植医療の分野で長年の実績を積んでいる。
アステラス製薬は1923年に山之内製薬として創業し、2005年に藤沢薬品との合併により現在の社名となった。現在は世界70か国以上に製品を展開し、従業員は15,000人以上を擁する。グローバル売上高は1.2兆円(3,500億バーツ)規模に達する。タイでは医療従事者向けの継続教育プログラムや患者支援活動を通じて医療環境の向上に貢献している。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.astellas.com/th/en/
Daiichi Sankyo Thailand(第一三共タイランド)
Daiichi Sankyo Thailand(第一三共タイランド)は、2006年に第一製薬と三共の合併により誕生した第一三共のタイ法人である。バンコク・シロム地区に拠点を置き、循環器・腫瘍学・感染症領域を中心に医薬品を供給する。
タイ市場での主要製品には、Cravit(レボフロキサシン、抗菌薬)、Lixiana(エドキサバン、抗凝固薬)、Effient(プラスグレル、抗血小板薬)、Enhertu(トラスツズマブ デルクステカン、HER2陽性がん治療薬)などが含まれる。特にEnhertuはAstraZenecaとの共同開発・販売品として世界的に注目される抗体薬物複合体(ADC)である。
グローバルでは2030年までに腫瘍領域で2兆3,000億円超の売上を目指す5カ年計画を推進しており、ADC製品群が主力の成長ドライバーとなっている。タイにおいては医療従事者向け学術情報の提供を通じて医療水準の向上に貢献しながら、革新的な抗がん剤・循環器薬の普及を推進している。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.daiichisankyo.co.th/
タイの主要製薬・バイオテクノロジー企業5選〜外資編〜
Novartis Thailand(ノバルティス・タイランド)
Novartis(Thailand)Limitedはスイス系グローバル製薬大手ノバルティスのタイ法人であり、バンコク・スクンビット地区を拠点に160名以上の従業員を擁する。腫瘍学(固形腫瘍・血液腫瘍)、循環器・免疫、神経科学の三領域を重点治療領域とする。
主要製品には、Co-Diovan・Diovan・Exforge(高血圧)、Galvus・Galvus Met(2型糖尿病)、Lucentis(眼科)、Pagenax・Sybrava(神経難病)などが含まれる。グローバルではKisqali(乳がん)が2026年第1四半期に前年比57%増の47億8,000万ドルを記録するなど、革新的製品群が成長を牽引している。
タイ市場においては疾患啓発活動・医師向け継続教育プログラム・患者支援プログラムを通じた医療エコシステムへの貢献を重視している。EABCメンバーとしてタイの医療・製薬政策対話にも参画する。タイが医療ハブを目指す政策と整合する形で、高品質な革新的医薬品の安定供給と医療水準向上への貢献を継続している。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.novartis.com/th-en/
Pfizer Thailand(ファイザー・タイランド)
Pfizer(Thailand)Limitedは米国系グローバル製薬大手ファイザーのタイ法人であり、1958年に設立されてから60年以上にわたりタイ市場で事業を展開する。バンコクを本拠地として300名以上のプロフェッショナルを擁し、ワクチン・抗感染症薬・腫瘍学・希少疾患の各領域で製品を供給する。
近年の主要動向として、タイ政府はCOVID-19ワクチンの追加調達としてファイザー製ワクチン6,000万回分の購入計画を承認するなど、公共衛生分野での貢献が継続している。グローバルでは2026年通期売上高595〜625億ドルを見込み、コア製品群が安定的な収益基盤を形成している。
採用活動においても2025年を通じてバンコクでの積極的な人材採用を継続しており、タイ市場での事業継続への意欲が示されている。医療提供者・患者向けの支援プログラムおよび疾患啓発キャンペーンを通じてタイの医療システムに貢献している。長年の事業実績と幅広い製品ポートフォリオを背景に、タイにおける外資系製薬企業の中心的な存在として機能している。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.pfizer.co.th/
Sanofi-Aventis (Thailand) Ltd.(サノフィ・アベンティス・タイランド)
Sanofi-Aventis (Thailand) Ltd.(サノフィ・アベンティス・タイランド)はフランスのグローバル製薬大手サノフィのタイ法人であり、1959年にタイに進出してから65年以上の歴史を持つ。バンコクを拠点に135名の従業員を擁し、糖尿病・循環器領域のPharma事業部、免疫疾患・希少疾患のSpecialty Care事業部、インフルエンザ・RSV・感染症ワクチンのVaccines事業部の3部門を展開している。
タイ国内でのサステナビリティ活動として、使用済みインスリンペンのアップサイクリングプロジェクト「Sanofi PlanetCare」を実施し、廃棄物削減と環境責任に取り組んでいる。また、国際糖尿病連盟と連携した「Kids & Diabetes in Schools(KiDS)」プログラムをタイ国内の学校・政府機関と協力して展開している。
AMCHAMタイランドおよびEABCのメンバー企業として、タイの製薬・医療政策形成にも積極的に参画している。グローバルのサノフィは2025年度の製薬部門売上高で前年比成長を継続しており、タイにおいても免疫疾患・糖尿病治療薬の安定供給と医療水準向上への貢献を継続している。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.sanofi.com/en/our-science/our-presence-in-thailand
GlaxoSmithKline (Thailand) Ltd.(グラクソスミスクライン・タイランド)
GlaxoSmithKline (Thailand) Ltd.(グラクソスミスクライン・タイランド)は英国系グローバル製薬大手GSKのタイ法人であり、50年以上にわたってタイ市場で高品質な医療製品を提供してきた。バンコクを拠点に運営し、ワクチン・感染症・HIV治療・呼吸器・腫瘍の各領域で製品を供給する。
ワクチン分野ではHPVワクチン・ロタウイルスワクチン・肺炎球菌ワクチン(IPD)などを提供し、新生児から高齢者まで幅広い年齢層の感染症予防に貢献している。グローバルではシングリックス(帯状疱疹ワクチン)が2025年Q3に日本・カナダなどでの需要急増により売上が加速し、Arexvy(RSVワクチン)も主要市場での販売が拡大している。
2025年のGSKグローバル業績では5つの主要FDA製品承認を見込んでおり、メニンジャイティスワクチンPenmenvy等の新製品展開が進んでいる。タイにおいては医療アクセス向上に向けたAccess to Medicineポリシーのもと、学術機関・政府機関・慈善団体等との連携を通じて必要な人々に医療を届ける取り組みを継続している。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.gsk.com/en-gb/locations/thailand/
Roche Thailand Ltd.(ロシュ・タイランド)
Roche Thailand Ltd.(ロシュ・タイランド)はスイス系グローバル製薬大手ロシュのタイ法人であり、バンコクのAIAキャピタルセンター内に本社を置く。乳がん・大腸がん・肺がん・卵巣がん・皮膚がんなど多様ながん領域の治療薬と、Roche Diagnosticsブランドの診断薬・診断機器を取り扱い、50年以上にわたる世界的ながん治療研究の知見をタイ市場にもたらしている。
2025年2月の世界がんデーに合わせ、タイで「がんのない国をつくる」プロジェクトを発表。プラポックラオ病院ネットワークとの連携による効率的な患者紹介システムを構築し、2025年までに100,000人以上の患者をサポートする体制へ拡張中である。Cancer Care Connect(早期発見・早期治療)プロジェクトも展開している。
同年5月にはタイ保健システム研究院(HSRI)とのMOU締結を通じてタイの医療制度の発展を支援することを表明するなど、政府機関との連携を強化している。タイにおけるがん患者の治療アクセスと医療水準向上に貢献する主要外資系製薬企業として、2026年5月時点でも積極的な取り組みを継続している。参照時点:2026年5月。
出典:https://www.roche.co.th/en/home
FAQ
タイの主要バイオテクノロジー・製薬企業にはどのような企業が含まれますか?
タイの主要バイオテクノロジー・製薬企業には、ローカル企業、日系企業、外資系企業の合計14社が含まれます。
タイのバイオテクノロジー・製薬業界の主要企業について知りたいです。
タイの主要企業には、MEGA LifesciencesやBerlin Pharmaceutical Industry、Better Pharma、Siam Pharmaceutical、Biolab、サイアム・バイオサイエンスなどがあります。
バイオテクノロジーや製薬業界のタイ市場の特徴は何ですか?
タイのバイオテクノロジー・製薬業界は、多様な企業が国内外の資本で展開し、医薬品の開発、製造、流通において成長を続けています。
タイの主要バイオテクノロジー・製薬企業の事業内容は何ですか?
これらの企業は、医薬品の開発・製造・販売や、健康補助食品、伝統医学薬品、ジェネリック医薬品の生産、研究開発など多岐にわたる事業を行っています。
タイにおける主要な外資系製薬企業にはどのような企業がありますか?
外資系の主要製薬企業には、ファイザー、サノフィ・アベンティス、グラクソスミスクライン、ロシュ、アストラゼネカなどがあります。

