今回は、中国の主要水道企業に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて10社を厳選してお届けしていきます!
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
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中国の主要水道会社5選〜ローカル企業編〜
中国水务投资有限公司(チャイナウォーターインベストメント)
水利部総合事業局で設立された国家級専門水務運営管理会社で、登録資本金は12億元。
主に原水の開発と供給、地域間調水、都市給排水、汚水処理、汚泥処理、苦塩水淡水化と固廃処理などの水務と環境保護業界の投資と運営管理と関連の付加価値サービスに従事している。
北京、上海、山東、江蘇、浙江、貴州、湖南、内蒙、安徽、東北などで20社の水事業会社を有する。
総資産は225億元で、1日の水処理能力は約1000万トンで、会社は何度も中国水利企業協会から「全国の優秀な水利企業」に選ばれている。
出典:http://www.chinahho.com/cn/index.aspx
北京市自来水集团(ベイジンウォーターウォークスグループ)
北京市政府傘下の国有独資会社で、国家大型企業。
前身は京師水道株式会社で、 1999年、北京市人民政府の承認を経て、北京市水道集団有限責任公司が正式に設立された。
郊外のニュータウンの水道水の供給能力、水道水の水質、資産規模、技術装備などの面で、国内でも影響力のある企業の一つ。
一日の給水能力は509万立方メートル。管道網の総長は1360キロメートル余り、給水サービス面積は約1150平方キロメートル。給水ユーザーは590万世帯余り。
主に、都市部を中心に、郊外や農村部もカバーしている。
出典:https://www.bjwatergroup.com.cn/#/
上海城投水务集团(シャンハイチェントウウォーターグループ)
前身は1992年に設立された上海市都市建設投資開発本社で、その後有限会社として2014年に設立。上海城投集団傘下の国有大型企業。
3社のグループ会社、2社の上場会社、いくつかのコア企業を有しており、都市インフラの投資、建設、運営管理を専門とする。
登録資本金が500億元で、従業員が17000人余りである。
浦東開発に伴い、上海の「四つの中心」建設の過程で、80余りの市の重要プロジェクトの投資建設任務を完遂した。
インフラの安全な運行の保障に努め、都市環境の改善と都市機能の向上に重要な貢献をしている。
給水能力は1788万トン/日、水道の長さは420.84キロメートル。給水サービスの面積は1868.8平方キロメートル。
出典:http://www.shanghaiwater.com/
深圳市水务集团有限公司(シェンジェンウォーターグループ)
深セン市国資委とフランス威立雅水務が共同で持ち株して経営する中外合資企業。
2019年末の時点で、深圳水務集団の総資産は257.60億元、純資産は109億3600万元、従業員は11224人。
配水工場は88ヶ所、水質浄化工場は41ヶ所、給水能力は980.4300万トン/日、汚水処理能力は397.04万トン/日。
深圳市の給水事業の99.86%、下水処理事業の50.29%をカバーしており、全国7省22県市で39の環境水事業を展開し、3000万人以上に良質で効率的な給水サービスを提供している。
中国水協科学技術委員会主任単位として、建設部安全飲用水工程研究センター、国家安全飲用水保障技術革新基地、国内初の汚泥処理及び処理重点実験室など10の科学研究プラットフォームを建設し、3社の国家級ハイテク企業を有している。
出典::https://www.sz-water.com.cn/
北京首创股份有限公司(キャピタルエコプログループ)
1999年に設立された。
北京首都創業集団有限公司の傘下企業で、2000年に上海取引所に上場した。
初の環境保護投資に従事する上場会社として、国内の水務環境保護産業の市場化改革を率先して実践し、環境保護事業の発展を積極的に推進し、信頼できる生態環境総合サービス業者になることを目指している。
業務は都市水務、固廃処理から水環境総合管理、資源エネルギー管理までをカバーしており、国内全土、海外に展開している。
全国28の省、自治区と直轄市の超百都市にプロジェクトを有して、水処理能力が3047万トン/日に達して、年間生活ごみ処理能力が1382万トンで、サービス総人口は6000万以上。
出典:http://www.capitalwater.cn/
中国の主要水道会社2選〜日系企業編〜
东丽(東レ)(トウレ)
1926年に設立された世界的な総合化学企業。有機合成化学、高分子化学、バイオテクノロジーの3大コア技術をベースにナノテクノロジーと融合し、化学(chemistry)の力で革新と創造(innovation)を続けていくことを目指している。
1980年代から中国市場での水処理膜ビジネスを展開。
2007年からは家庭用浄水器の「トレビーノ」を中国市場で発売を開始し、蛇口直結型を中心とする商品を展開中。
世界26カ国・地域に257社の関連会社を有している。
中国への投資総額は累計169億元に上り、36社の企業を擁し、総従業員数は約7,500人。
出典:https://www.toray.cn/index.html
住友商事(スミトモコーポレーション)
住友商事(中国)有限公司は1995年設立。
2010年9月より中国水事業大手の北京キャピタル(北京首創股份)と提携、下水処理事業を共同で手掛けている。
世界と社会をより豊かにするという崇高な目標を掲げ、信念に基づいて事業の発展を目指している。
現在国内外合わせて135の地域に支社を持ち、74,920の社員を有している。
世界をリードするグローバル企業の一つとして、米フォーチュン誌の「フォーチュン500」に26年連続で選ばれている。
出典:https://www.sumitomocorp.com/zhcn/easia/?region_selector=true
中国の主要水道会社3選〜外資系企業編〜
Siemens(シーメンス)
1847年に設立された世界有数のテクノロジー企業。
世界200か国以上で事業を展開していおり、電化、自働化、デジタル化の分野に特化している。
2019年時点で、シーメンスの中国における総売上高は84億ユーロに達し、3万5000人以上の従業員を擁している。
中国に21の研究開発センターを持ち、5000人以上の研究開発と技術スタッフ、約13,200件の有効特許と特許出願を保有している。
越した専門技能と経験を持って、世界をリードする技術企業であり、世界と中国の持続可能な発展のために最先端の高効率エネルギーと省エネ資源技術の提供を行っている。
出典: https://new.siemens.com/cn/zh.html
Veolia(ヴェオリア)
資源最適化管理の世界的なベンチマーキング企業で、五つの大陸に事業を展開し、17万8000人近い従業員を擁している。
水、廃棄物、エネルギー管理に関する様々なソリューションを提供し、産業の持続可能な発展に貢献している。
2020年は約1億人の住民に飲料水を提供し、6200万人の住民に廃水処理サービスを提供、約4300万メガワットのエネルギーを生産、4700万トンの廃棄物をリサイクルした。
1990年以来、中国の都市や工業顧客に資源管理と環境保護ソリューションを提供しており、現在、香港や台湾を含む40以上の都市で100以上のプロジェクトを管理している。
中国の環境サービスと持続可能な発展の一躍を担っている。
出典: https://www.veolia.cn/zh
Suez(スエズ)
中華圏でのPPP(官民パートナーシップ)モデルの先駆者として現在20以上の都市で現地パートナーと70を超える水と廃棄物のプロジェクトを展開している。
260以上の水および廃水処理施設を建設し、2,000万人以上に飲料水を供給している。
発展過程は専門知識と革新に基づいており、ge water & process technologiesを買収することで、同社は研究、開発、従業員に重点を置くこの伝統を引き継いでいる。
2019年には山東省政の府系投資会社と合弁会社を設立し、既に山東省の飲用水の90%の生産を担うSuezにとって新たに工業水処理分野へ進出することは、急成長する中国市場への更なるコミットを示すものとなった。
出典: https://www.suezwatertechnologies.cn/

上海在住で杭州出身の中国人。一橋大学の経済学修士課程修了。日本企業でマーケットインサイト部門で就労後、中国のIT会社でユーザー研究・マーケットリサーチに携わる。コンサル業界・証券業界の友人が多いため、リサーチ関連で助けとなっている。

