【最新版!】タイの主要医療卸業者21選〜医療・介護業界〜

タイ 医療卸業界 業界地図

タイの医療卸業界は、DKSHとBJCヘルスケアなどアジア規模の大手流通企業が医薬品・医療機器を全国の病院・薬局に供給する、東南アジア医療流通の要衝です。21社の主要企業がコールドチェーンのデジタル管理と医薬品トレーサビリティの整備を加速しています。

今回は、そんなタイの医療卸業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて21社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

タイの主要医療卸企業8選〜ローカル編〜

BJC(ベルリ・ジュッカー)ヘルスケア(ビージェイシー・ヘルスケア)

BJC Healthcare Co., Ltd.(ビージェーシー・ヘルスケア)はBerli Jucker Public Company Limited(BJC)グループ傘下の医薬品・医療機器販売部門であり、2003年に設立された。BJCは1882年設立の複合コングロマリットであり、TCC Corporationを主要株主に持つ。

医薬品・医療機器の輸入・販売を担い、ドイツ・イギリスなどのヨーロッパ諸国、アメリカ、日本、韓国など40社以上のサプライヤーから高品質な製品を輸入している。専門分野は麻酔、心臓病、放射線治療、産婦人科、外科など幅広い領域をカバーし、350人以上の従業員を擁する。

2024年のヘルスケア・技術サプライチェーン(H&TSC)部門売上高は約214億バーツに達し、前年比14%増という業界平均を上回る成長率を記録した。2026年1月にはBJC LogisticsとDHL Supply Chainが合弁会社を設立し、AIを活用した先進的な医薬品物流サービスの展開を開始した。タイ医療卸業界のローカル最大手として2026年5月時点でも安定した地位を維持している。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.bjc.co.th/business/brand_detail/21

メガ・ライフサイエンシズ(メガ・ライフサイエンシズ)

メガ・ライフサイエンシズ・パブリック・カンパニー・リミテッドは1982年にタイで創業し、バンコク証券取引所(SET)に上場する医薬品製造・流通大手である。主要事業は3部門で構成され、流通事業「Maxxcare」では処方薬・OTC医薬品・FMCG製品のマーケティング・販売・流通を担う。

Maxxcare事業を通じてタイを含む東南アジア全域での広域流通網を展開しており、特にミャンマー、カンボジア、フィリピン等の新興市場への流通ネットワークが特徴的である。製造事業「Mega We Care」ブランドでは自社ブランドの栄養補助食品・医薬品の製造・販売も展開している。

2025年通期の総営業収益は141億4,700万バーツ、純利益は19億1,200万バーツに達した。ミャンマー市場での事業縮小の影響があったものの、製品ミックスの改善により売上総利益率は51.5%と高水準を維持した。ローカル系医薬品流通企業の最大手の一社として医療卸市場に存在感を示している。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.megalifesciences.com/

シャム・ファーマシューティカル(サイアム・ファーマシューティカル)

シャム・ファーマシューティカル・カンパニー・リミテッドは、1966年5月にタイで設立された医薬品卸専業企業であり、バンコク北部のチョムポン地区に本社を構える。主にタイ国内の病院・診療所・薬局向けに医薬品・ドラッグサンドリーズ(医薬部外品・補助材)の卸販売を行う国内中堅ディストリビューターとして、半世紀以上にわたる流通実績を有する。

従業員数は約300名で、国内外の製薬メーカーから仕入れた製品を独自の流通ネットワークを通じて医療機関へ届けている。2024年の業績では売上高が前年比10.3%増を達成し、総資産も8.48%増加するなど堅調な成長軌道を維持した。純利益率も前年比で改善が見られ、医薬品流通需要の拡大と自社流通網の強化が奏功した形である。

タイ地場系医薬品卸の中堅企業として、製造・卸の両機能を持ち安定した事業基盤を維持している。2026年5月時点においてもタイ医療卸市場の重要なプレーヤーとして機能している。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.mims.com/thailand/company/info/siam-pharmaceutical

メディトップ(Meditop Co., Ltd.)

Meditop Co., Ltd.(メディトップ)は1985年に創業したローカル系の医療機器ディストリビューターである。診察用医療機器、手術用医療機器、循環器治療用機器、腎臓治療用機器、肺治療用機器などの医療機器全般を取り扱う。また、透析処理および低温滅菌用の透析装置リプロセッサーやポータブル逆浸透浄水(RO)システムの製造も手掛ける。

これらの製品をタイ国内のクリニックや病院、大学、公的機関、工場、薬局などに供給しており、ASEANやその他国際的なマーケットにも進出している。世界的な基準でも高品質な医療機器製品を取り扱い、顧客に最高のサービスを提供することを目的としている。2020年の売上高は前年比0.3%増の1,985百万バーツ、純利益は前年比7.1%減の122百万バーツを記録した。

2026年5月時点においてタイ医療機器流通市場の主要なローカルプレーヤーとして安定した事業基盤を維持しており、国内医療機器の安定供給に貢献している。参照時点:2026年5月。

出典:http://www.meditopthailand.com/th/index.php

B.L.HUA Co., Ltd.(ビー・エル・フア)

B.L.HUA Co., Ltd.(ビー・エル・フア)は1923年にHUA & Co.という社名で医薬品と医療機器の輸入・販売業者として創業した老舗ディストリビューターである。1945年より現在の社名となり、現在では胃腸薬や循環器系薬などの医薬品、脊椎プロテーゼや人工股関節などのインプラント製品、その他の化学製品の自社での製造および他社製品の販売を行う。

他社製品はデンマーク、ドイツ、韓国、中国、アルゼンチンなど世界各地のパートナーから仕入れを行い、タイのクリニックや病院に供給している。海外にも進出しており、ラオスに支店を持つほか、ミャンマーとカンボジアで現地代理店を通して製品を販売している。従業員は計400人以上を擁する。

2020年の売上高は前年比2.7%減の1,437百万バーツを記録した。1世紀以上の歴史を持つ老舗企業として、タイの医薬品・医療機器流通市場において重要な役割を果たし続けており、2026年5月時点でも継続稼働している。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.blhua.com/

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J.S.Vision Ltd.(ジェー・エス・ビジョン)

J.S.Vision Ltd.(ジェー・エス・ビジョン)は1995年に創業したローカル系の医療機器ディストリビューターである。気道管理、疼痛管理、血管アクセス、輸液管理などに用いられる医療機器に加え、眼科医向けのレンズや手術用器具、医薬品やスキンケア用品などの輸入・販売を行う。製品はヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国などから輸入し、国内外のクリニックや病院に供給している。

タイ国内および海外の業者に対して、サードパーティー・ロジスティクスとしての倉庫・在庫管理、配送も含めた総合的な物流サービスも提供している。バンコクに本社および物流センター、地方に6か所の物流拠点を持ち国内全体をカバーしている。2020年の売上高は前年比2.5%減の830百万バーツ、純利益は前年比11%減の79百万バーツを記録した。

タイ医療機器流通市場において眼科・気道管理領域を中心に専門性の高いサービスを提供し、2026年5月時点でも安定した事業基盤を維持している。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.jsvision.com/index.php

Supreme Products Co., Ltd.(スプリーム・プロダクツ)

Supreme Products Co., Ltd.(スプリーム・プロダクツ)は1979年に創業したローカル系の医療機器ディストリビューターである。手術台およびその他手術用製品、救急車と救急車用機器、ICU設備、医薬品製造装置などの医療機器を取り扱う。タイ政府との関係が深く、タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)や国立大学のチュラロンコン大学などと提携し製品の開発や供給を行っている。

Welch Allyn、Verathon、Flexなどアメリカの製品の取り扱いもあり、納入先は主に病院、大学、研究機関などである。革新的な製品を開発・調達し顧客に届けることを目的としている。2020年の売上高は前年比0.3%増の119百万バーツであった。

政府・公的機関との緊密なネットワークを持つタイ地場系医療機器ディストリビューターとして、2026年5月時点でも継続稼働している。特に研究機関・教育機関向けの医療機器供給において独自のポジションを確立している。参照時点:2026年5月。

出典:http://www.supremeproducts.co.th/

SEIメディカル(エスイーアイ・メディカル)

SEIメディカル・パブリック・カンパニー・リミテッドは、30年以上の業歴を持つタイ地場系の医療機器・科学機器専門ディストリビューターである。2024年9月24日にタイのMAI(Market for Alternative Investment)に上場し、IPO時の時価総額は5億2,700万バーツを記録した。

取扱製品は内視鏡(胃腸・呼吸器・耳鼻咽喉科用)、新生児ケア用機器、美容機器、外科用機器、科学機器・ツールの5カテゴリーに分類され、11か国の18社の主要メーカーから製品を調達している。主要顧客は政府系病院・医療教育機関・私立病院・クリニックなどであり、2024年上半期の収益構成では政府系顧客が約79%を占める。内視鏡製品群が中心事業となっており、消化器・呼吸器・耳鼻科領域の内視鏡検査室向けに幅広い関連機器・消耗品を供給している。

上場に伴う資金調達を通じてサービス提供能力の拡充や製品ラインアップの強化を図っており、2026年5月時点において成長著しいタイ地場系医療機器卸の注目企業として位置づけられている。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.sei.co.th/en/

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タイの主要医療卸企業2選〜日系編〜

ニプロ・セールス(タイランド)(ニプロ・セールス)

ニプロ・セールス(タイランド)カンパニー・リミテッドは、大阪に本社を置く日系医療機器・医薬品メーカー、ニプロ株式会社(1954年創業)のタイ販売子会社である。バンコクのラクシー地区に本社を構え、透析製品・輸液・注射器・針・医療用ガラス包材など幅広い医療消耗品の流通・販売を担う。

取扱製品はニプロ本体の製造品に加え、グループのタイ製造拠点で生産された製品も含まれ、病院・クリニック等の医療機関向けにB2B卸販売を展開している。タイ医療機器産業協会(ThaiMed)の会員企業でもあり、業界団体を通じた規制対応・ネットワーク構築にも積極的に参画している。

親会社ニプロの2025年3月期連結売上高は6,150億円超と過去最高水準を更新した。近年はタイを含むアジア拠点での生産能力拡張を進めており、2025年には透析システムへのAI搭載による予知保全・個別化プロトコルの実装を推進している。日系医療消耗品卸として2026年5月時点においても安定した事業基盤を維持している。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.niprosales.com/en/home/

PARAMOUNT BED (Thailand) Co., Ltd.(パラマウント・ベッド・タイランド)

PARAMOUNT BED (Thailand) Co., Ltd.(パラマウント・ベッド・タイランド)は、日系ベッドメーカー・パラマウントベッドのタイ拠点として2010年に設立され、タイでの医療用ベッドの販売を行う。ICU用、外来患者診察用、入院用、高齢者用、手術室用など様々な用途に応じたベッドを取り扱っており、ベッド以外にも関連製品としてマットレス、ストレッチャー、手押しの荷台、点滴スタンドなども取り揃えている。

拠点はバンコクの本社と北部チェンマイの支店の2か所が存在する。2020年の売上高は前年比21%減の282百万バーツ、純利益は前年比43%減の25百万バーツを記録した。パラマウントベッドは日本で1947年に創業し、医療施設・高齢者施設・介護施設向けの医療用ベッドおよび一般用ベッドの開発・製造・販売を行う。

タイでは高齢化社会の進展とともに介護・医療施設の拡充が進んでおり、医療用ベッド需要の増加が見込まれる。日本の高品質な医療用ベッドをタイ市場へ供給する日系企業として2026年5月時点でも継続稼働している。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.paramountbed.co.th/

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タイの主要医療卸企業11選〜外資編〜

DKSH(タイランド)(ディーケーエスエイチ・タイランド)

DKSH(タイランド)リミテッドは、スイスのDKSHグループのタイ法人であり、1906年にディートヘルム社としてバンコクのチャオプラヤー川沿いに創業した歴史を持つ。ヘルスケア、消費財、テクノロジー、パフォーマンスマテリアルの4事業部門を擁し、医薬品・医療機器の流通を担うヘルスケア部門がその中核をなす。

タイ国内には、スリペット、医療機器、スリワリンの3大物流拠点を運営しており、最大拠点のスリペット配送センターはスワンナプーム空港近郊に位置し、5万2,000平方メートルの規模で35,000以上のSKU・月75万箱以上を処理する。2025年11月には同センターに「Aフレーム」自動仕分けシステムを導入し、調剤業務の生産性を40%向上させることに成功した。

全国40,000以上の病院・クリニック・薬局・ECプラットフォームへの配送ネットワークを通じ、国内外550社超のクライアントを支援している。計11,000人以上の従業員が在籍しており、タイ医療卸業界における最大手としての地位を確固たるものとしている。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.dksh.com/th-en/home

ズエリッヒ・ファーマ(タイランド)(ズエリッヒ・ファーマ)

ズエリッヒ・ファーマ(タイランド)は、スイスのズエリッヒ・グループのタイ法人であり、アジア全域で医薬品・ヘルスケア製品の流通・営業・マーケティングを手がける専業ディストリビューターである。タイ国内では主要製薬メーカーの製品を病院・薬局・政府系医療機関へ届ける役割を担い、コールドチェーン(低温物流)管理においても高い専門性を有する。

2025年には首都圏南部のサムットプラーカーン県バンサオトン地区に位置する医薬品流通センターを大規模拡張し、1,800パレット分の保管能力を確保するとともに、マイナス20〜30℃対応の先進的フリーザールームを新設した。同投資総額は1億3,000万バーツを超え、バイオロジクス・ワクチン・スペシャリティ医薬品の安定供給体制を強化した。

2025年5月にはイーライリリーの肥満・糖尿病治療薬「マウンジャロ」のタイ販売権を取得・発売し、製品ポートフォリオの高付加価値化を推進している。タイの倫理医薬品流通市場において最上位クラスのプレーヤーとして2026年5月時点でも評価されている。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.zuelligpharma.com/

ゲッツ・ヘルスケア(タイランド)(ゲッツ・ヘルスケア)

ゲッツ・ヘルスケア(タイランド)は、シンガポールを本部とするゲッツ・グループのタイ法人であり、1905年からタイ市場で医療機器の流通・販売を担ってきた国内有数の老舗ディストリビューターである。取扱品目は外科、ICU(集中治療)、麻酔、イメージング(画像診断)、臨床検査等の幅広い医療機器・消耗品に及び、国内の病院・医療機関に対してB2B卸販売を展開している。

グループ全体では540社超の海外メーカーとのパートナーシップを有し、7,500社の顧客基盤を誇る。2016年にゲッツ・グループ内の9つのヘルスケア事業が統合再編され「ゲッツ・ヘルスケア」ブランドに一本化された経緯を持つ。2024年にはザ・ミラー財団へのノートパソコン寄贈や「Age Friendly Run 2024」への協賛など社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。

オーストラリア、香港、マレーシア、フィリピン、ベトナム等アジア太平洋9か国・23拠点を展開するグループの重要事業拠点として、2026年5月時点においても安定した地位を確立している。参照時点:2026年5月。

出典:https://th.getzhealthcare.com/

メルク(タイランド)(メルク)

メルク(タイランド)リミテッドは、ドイツ・ダルムシュタットに本拠を置くメルクKGaAのタイ法人であり、1991年にタイの老舗コングロマリットB・グリムとの合弁会社として設立された。医薬品・ライフサイエンス製品を中心に、病院・政府機関・工場・研究機関に対して卸販売・供給を行っている。取扱製品は倫理医薬品、OTC医薬品、化学試薬、診断薬、特殊素材など多岐にわたる。

2025年2月にはタイ発のヘルスケアマーケットプレイスHD(HDmall)への出資を行い、デジタルヘルス領域への投資も開始した。この出資はメルクとして初のタイ・スタートアップへの投資案件となり、AIチャットボット「Jib AI」等を活用したSEAのデジタル医療流通プラットフォームの発展を支援するものである。

メルクKGaAは1668年にドイツで創業した、医薬品・化学品メーカーとしては世界で最も長い歴史を持つ企業であり、現在世界150か国以上で58,000人以上の従業員を擁する。外資系医薬品卸・ライフサイエンス供給企業として、タイ医療卸市場において確固たる地位を持つ。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.merckgroup.com/en/worldwide/merck-in-thailand.html

Enraf-Nonius Medical Equipment Co., Ltd.(エンラフ・ノニウス・メディカル・エクイップメント)

Enraf-Nonius Medical Equipment Co., Ltd.(エンラフ・ノニウス・メディカル・エクイップメント)はオランダのヘルスケア製品メーカー・エンラフ・ノニウスのタイ拠点として、1989年からディストリビューターとしてヘルスケア製品の販売を行っている。医療用・マッサージ用のベッドや椅子、超音波診療用機器、温熱療法用機器、フィットネス機器などを取り扱う。

拠点はバンコクに1か所のみであり、タイ国内の病院・クリニック・リハビリテーション施設に対してリハビリ・理学療法機器の供給を行う。2020年度の売上高は前年比5.1%減の174百万バーツ、純利益は前年比69%減の2.1百万バーツを記録した。エンラフ・ノニウスはオランダで1925年に創業し、治療用ベッド・電気療法・医療リハビリテーション製品の製造や関連するソリューションの提供を行っており、同社の製品は100を超える世界中の国々で使用されている。

タイ医療機器卸市場において理学療法・リハビリ機器の専門ディストリビューターとして独自のポジションを確立しており、2026年5月時点でも継続稼働していることが確認されている。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.enraf.co.th/index.php?lang=en

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Johnson & Johnson (Thailand) Ltd.(ジョンソン・エンド・ジョンソン・タイランド)

Johnson & Johnson (Thailand) Ltd.(ジョンソン・エンド・ジョンソン・タイランド)はアメリカの医療機器メーカー、ジョンソン・エンド・ジョンソンのタイ拠点であり、タイでは1970年より医療機器や医薬品の製造・販売を行っている。トイレタリー製品・口腔衛生製品・スキンケア製品などの消費財、救命救急・手術器具などの医療機器、免疫系の医薬品などを取り扱う。

2020年度の売上高は前年比16%減の5,335百万バーツ、純利益は前年比4.5%減の519百万バーツを記録した。親会社のジョンソン・エンド・ジョンソン社は1886年にアメリカで創業し、消費者用健康製品・医療機器・医薬品などを製造する世界最大規模の医療機器メーカーの一つである。同社の製品は175以上の国で使用されており、現在60か国以上に拠点を持ち13万人以上の従業員が在籍している。

外資系医療機器卸の主要プレーヤーとして半世紀以上にわたりタイ市場に貢献しており、2026年5月時点でも継続稼働している。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.jnj.com/

Zimmer Biomet (Thailand) Co., Ltd.(ジンマー・バイオメット・タイランド)

Zimmer Biomet (Thailand) Co., Ltd.(ジンマー・バイオメット・タイランド)はアメリカの医療機器メーカー、ジンマー・バイオメットのタイ拠点として2005年より同社製品の販売を行っている。具体的には歯科用製品、骨セメント、微小固定器具、整形外科用製品、スポーツ医学製品を取り扱っており、変形性関節症や骨折などの整形外科領域の治療に用いる人工関節や骨接合材料を提供する。

2020年度の売上高は前年比6.6%減の723百万バーツを記録した。ジンマー社は1927年にアメリカで創業し、2015年にバイオメッド社を買収して現在の体制となった。患者一人ひとりに合わせた治療ソリューションや革新的な医療技術の開発も行っており、現在では世界各地に31の拠点があり約2万人の従業員が在籍している。

タイの高齢化に伴い人工関節置換手術の需要が拡大しており、整形外科医療機器の専門ディストリビューターとして2026年5月時点でも重要な役割を担っている。参照時点:2026年5月。

出典:http://www.biomet.com/regions/asia/thailand.cfm

Medtronic (Thailand) Ltd.(メドトロニック・タイランド)

Medtronic (Thailand) Ltd.(メドトロニック・タイランド)はアメリカの医療機器メーカー、メドトロニックのタイ拠点として2001年より同社製品の販売を行っている。不整脈、心血管、糖尿病、消化管および胃腸などの病気の治療に使用される医療機器を取り扱っており、タイ国内の病院・医療機関に供給している。

2020年度の売上高は前年比6.1%減の3,391百万バーツ、純利益は前年比22%増の296百万バーツを記録した。メドトロニックは1949年にアメリカで医療用電子機器の修理事業から創業し、現在では155か国以上に拠点を展開し計9万人以上の従業員が在籍している。医療機器の製造およびヘルスケアテクノロジーのソリューション提供により健康問題を解決することを目的としている。

タイ医療機器卸市場において心臓・循環器・糖尿病管理機器分野で確固たる地位を維持しており、2026年5月時点でも継続稼働している。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.medtronic.com/us-en/index.html

B. Braun (Thailand) Ltd.(ビー・ブラウン・タイランド)

B. Braun (Thailand) Ltd.(ビー・ブラウン・タイランド)はドイツの医療機器メーカー・ビー・ブラウンのタイ拠点として1989年に設立された。2013年からは製造拠点をマレーシアに移し、タイは販売機能のみとなった。心臓、血液透析、脊椎手術などの手術用機器、糖尿病の治療用機器などの製品を取り扱っている。

2020年度の売上高は前年比3.3%減の1,346百万バーツ、純利益は前年比44%減の41百万バーツを記録した。ビー・ブラウンはドイツで1839年に創業し、医療機器およびヘルスケアソリューションの提供を行っている。取り扱っている製品は5,000以上にのぼり、うち95%は自社で開発・製造したものである。現在、60か国以上で事業を展開しており、全世界で計6万人以上の従業員が在籍している。

タイにおいては透析・心臓手術領域の医療機器供給において重要な役割を担い、2026年5月時点でも継続稼働していることが確認されている。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.bbraun.co.th/th.html

Boston Scientific (Thailand) Ltd.(ボストン・サイエンティフィック・タイランド)

Boston Scientific (Thailand) Ltd.(ボストン・サイエンティフィック・タイランド)はアメリカの医療機器メーカー、ボストン・サイエンティフィックのタイ拠点として1997年に設立され、同社の医療機器の販売を行っている。心血管疾患、末梢血管疾患、泌尿器系疾患、不整脈、消化器疾患などの治療に用いられる製品を取り扱っており、タイ国内の病院・医療機関に供給している。

2020年度の売上高は前年比2.1%減の1,242百万バーツ、純利益は前年比39%減の24百万バーツを記録した。ボストン・サイエンティフィックは1979年にアメリカで創業し、患者に負担の少ない診断・治療を実現するための医療機器を開発している。現在、同社の製品は世界120か国以上で使用され、計38,000人以上の従業員が在籍している。

低侵襲医療機器の専門ディストリビューターとして高い技術力と製品力を背景に、2026年5月時点においてもタイ医療機器卸市場で確固たる地位を維持している。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.bostonscientific.com/en-US/Home.html

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シアム・バイオサイエンス(タイランド)(サイアム・バイオサイエンス)

シアム・バイオサイエンス・カンパニー・リミテッドは2009年にタイ国王財団の支援を受けて設立されたバイオ医薬品の製造・流通企業であり、バイオシミラー(バイオ後発品)および高度先端医療製品の開発・製造・供給を専門とする。タイ国内では希少なバイオ医薬品製造施設を保有し、国内製薬業界において独自の地位を確立している。

2021年にはAstraZenecaとの提携によりCOVID-19ワクチン「バキスゼブリア」の東南アジア向け製造拠点となったことで国際的な注目を集めた。国内病院・政府機関へのバイオ医薬品・ワクチン等の供給を担うと同時に、東南アジア域内への輸出も視野に入れた事業展開を進めている。2023年通期の売上高は21億5,000万バーツを記録した。

タイ政府のバイオエコノミー政策とも連携しており、高付加価値バイオ医薬品の国産化・流通拡大に貢献している。2026年5月時点において、タイ医療卸・製造の新興プレーヤーとして注目される存在となっている。参照時点:2026年5月。

出典:https://www.siambioscience.com/

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FAQ

タイの医療卸業界における主要企業はどのように分類されているのですか?

タイの医療卸業界はローカル企業、日系企業、外資系企業の三つの分類に分けられ、それぞれのカテゴリに属する代表的な14社が紹介されています。

メディトップの事業内容とその特徴は何ですか?

メディトップは1985年創業のローカル系医療機器ディストリビューターであり、診察・手術・循環器・腎臓・肺治療用医療機器の販売と製造を行い、国内外の医療機関や工場に供給しています。また、ASEANやその他国際市場にも進出しています。

タイの医療卸業者の中で、産業と資金規模が特に大きい企業はどこですか?

DKSH(Thailand)およびBJC Healthcareは、売上高が最も高い食い込んだ規模の大きな企業として挙げられ、両者ともに海外展開や国内経済に広範な影響を持っています。

日系企業の中で、パラマウント・ベッドはどのような製品を取り扱っていますか?

パラマウント・ベッドは医療用ベッドを中心に、マットレス、ストレッチャー、点滴スタンドなどの関連製品も取り扱い、病院や介護施設向けに販売しています。

タイの医療卸業界における外資系企業の特徴と主要プレーヤーは何ですか?

外資系企業はグローバルな医療技術と製品を提供し、DKSHやMerck、Medtronicなどが主要なプレーヤーとして市場のニーズに対応し、高品質な製品供給や国内外の医療インフラサポートに重点を置いています。

投稿者アバター
スラシット チャンペッチ Thailand-Based Industry Analyst
バンコク在住のタイ人。6年以上にわたり、タイにおける日系企業向けの翻訳・通訳業務に従事。経済・ビジネス・IT分野を中心に、企業調査や情報収集を得意とする。
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