中国の保育業界は、红黄蓝教育機構(Gravitas Education)や威創股份など主要企業が幼児教育チェーンとして全国展開しています。少子化の影響を受けつつ再編が進む市場です。
今回は、そんな中国の保育業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて8社の最新情報をお届けしていきます!
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中国の主要保育企業5選〜ローカル編〜
Greatman Education (伟才教育)
広東伟才教育科技股份有限公司 (証券コード:838140、新三板上場) は2001年に広州で設立された中国最大級の幼稚園フランチャイズ・運営サポートグループである。加盟幼稚園数は全国800か所超(西蔵・台湾を除く30省以上)に及び、毎日0〜6歳の乳幼児21万人以上・延べ63万世帯以上にサービスを提供している。
幼稚園開設に必要な入札サポート・土地取得・許認可手続き・内装設計・ブランド運営・情報化プラットフォームまでを一体提供するトータルソリューション型ビジネスモデルが特徴である。碧桂園・中信地産・華润置地など近300社の不動産開発企業と連携し、住宅内保育施設需要を組織的に取り込んでいる。
2024年上半期の売上高は838万元(前年同期比-37%)と少子化の影響を受けたが、加盟園ネットワーク自体は維持されている。国際事業として「伟才国際幼儿园」ブランドで大連などに国際校を開設し、海外展開も模索している。
縮小が続く中国幼稚園市場において、大手不動産との協業と多機能トータルサポートを差別化要因として主要プレイヤーの地位を維持している。
出典:https://www.21gm.com.cn/
Etonkids (伊顿国际幼儿园)
Etonkids International Kindergartens (伊顿国际幼儿园) は2002年に北京で創業したプレミアム・バイリンガル幼稚園チェーンで、伊顿善育集团が運営する。中国で初めてISO 9001品質認証を取得した教育機関として知られ、モンテッソーリ教育哲学を基盤に独自の二言語統合カリキュラムを特徴とする。
2026年時点で国内17都市および米国・オーストラリアに直営60か所超のキャンパスを展開し、累計20万世帯以上にサービスを提供してきた。入園対象は18か月〜6歳で、英中バイリンガル環境と小クラス制を売りに都市部の高所得層・帰国子女家族を主な顧客層とする。
近年は幼稚園運営に加えて学童・キャンプ・教師研修(EMTTAプログラム)へと事業領域を拡張し、学前教育の総合プロバイダーへの転換を図っている。直営中心の運営モデルにより品質管理を徹底し、フランチャイズ加盟店の大量閉園が相次ぐ市場環境の中で安定した経営を維持している。
少子化が加速する環境下においても高品質バイリンガル教育への需要は都市富裕層に根強く、プレミアム市場での競争力は依然として高い。
出典:https://www.etonkids.com/
Oriental Baby Care (ドンファンアイイン)
东方爱婴(Oriental Baby Care、ドンファンアイイン)は、1998年10月26日に北京市朝陽区望京で創業者・賈軍氏が設立した早期教育・保育企業である。運営主体は北京市東方愛嬰諮詢有限公司で、0〜6歳児を対象とした早期教育カリキュラムおよび托育(保育)サービスを主軸とする。
1999年に北京で第1号センターを開設して以降、直営と加盟の両モデルで全国展開を進め、2026年初頭時点で全国300以上の都市に約1,300カ所の子育て支援・早教センターを構える、中国国内でも創業が古く規模の大きい早期教育ブランドの一つとなっている。
近年は少子化と普惠型托育施設の拡大を背景に早教市場全体が縮小基調にあるなか、同社は0〜3歳児向けの托育事業を強化し、米国DLM托育課程やモンテッソーリ理念を取り入れた新課程体系「成長360」を打ち出すなど、早教と托育を一体化した事業モデルへの転換を進めている。
出典:http://www.babycare.cn/
iHuman (ホンオン)
iHumanは1996年に洪恩教育として設立され、幼稚園・学童保育施設の運営から出発した児童向け教育企業である。2016年に幼児向け中国語学習アプリ「iHuman Chinese」を投入し、2019年に洪恩教育と合併、2020年10月に米NYSE(IH)へ上場した。
2025年12月期の売上高は人民元8億700万元(約1億1540万米ドル)、純利益9540万元、平均月間アクティブユーザー数(MAU)2498万人、粗利率67.9%であった。
前期(2024年12月期、売上高9億2220万元)比で減収となったが、出生数減少という構造的逆風下でも黒字を維持している。2026年3月開示の2025年第4四半期・通期決算では、AI英会話アプリ「FreeTalk」やAIバイリンガル学習タブレットを投入し、米国向け「Aha World」「Reading Stars」で海外展開を進め、児童以外へも製品群を拡大する戦略を示した。あわせて1ADS当たり0.10米ドルの特別配当を3年連続で決定した。
出典:https://ir.ihuman.com/
GymBaby (ジムベビー)
GymBaby (ジムベビー)は、2008年に北京で設立された中国発の乳幼児早期教育ブランドである。運営会社は北京運動宝貝教育科技有限公司で、「中西合璧」を掲げ、0〜6歳児向けの早期教育センターを加盟方式で全国に展開してきた。
2008年の旗艦センター開業以降、拠点網を拡大し、2018〜2019年は年間100拠点超のペースで加盟センターを増設、2021年前後には全国700カ所以上のセンターを構える大手早教チェーンへ成長した。乳幼児託育ブランド「睦米日托」なども展開し、事業を託育やIPコンテンツへ広げている。
2021年以降、中国早教業界全体で閉店が相次ぐ中、同社も一部都市の加盟センターが営業を終了したと報じられた。運営会社は2025年1月に消費制限措置の対象となり、同年11月には約1707万元の債務に関する強制執行の被執行人としての記録も確認されている。
それでも公式サイト(gymbaby.cn)は2026年7月時点で稼働しており、全国100以上の都市に数百カ所の早教センターを展開すると案内し、商務部特許経営備案番号のもとで加盟募集を続けている。
出典:http://www.gymbaby.cn/
中国の主要保育企業1選〜日系編〜
Meikyu Montessori Kindergarten (メイチウ)
上海美丘外籍人员子女幼儿园(日本語名:上海美しが丘モンテッソーリ幼稚園)は、横浜市青葉区の「美しが丘こどもの家」の姉妹園として1996年5月に上海市古北地区で開園した。1998年4月に名都城キャンパスへ移転し、同年9月にガーデンプラザキャンパス(2011年3月閉鎖)、2009年9月には浦東東和公寓キャンパスを開設。2017年6月に現行の園名へ改称している。
開園当初から中国国家教育委員会・上海市教育委員会より「外国籍人員子女学校」の認可を受け、2007年11月に第三者評価機関NCCTの認定、2008年12月に学校法人としての認可を取得した。
モンテッソーリ教育を理念の中核とし、3〜6歳の縦割りクラスを日本人担任と中国人副担任が指導する。現在は上海市閔行区虹許路の名都城キャンパスで日本語クラス・日英クラスの2形態を運営し、中国語・英語・運動・音楽等の授業と園内調理の給食(週3回)を提供する。
公式サイトは行事報告を随時更新しており、2026年6月の母の日行事・親子遠足、7月7日付の夏休み案内が最新掲載である。
出典:http://www.montessori-sh-u.com/
中国の主要保育企業2選〜外資編〜
Victoria China (维多利亚教育中国)
维多利亚教育集团 (Victoria Education Group) は1965年に香港で設立された歴史ある教育グループで、中国本土には1998年に上海で事業を開始した。国際バカロレア (IB) 認定校を持つ香港最大の私立幼稚園チェーンとして知られ、中英バイリンガル教育を特徴とする。
上海では閔行区・浦東新区・徐匯区の計4か所に幼稚園を展開し、早期教育センター2か所(徐匯・長寧)を加えて計6施設を運営している。IBのPrimaryYearsProgram(PYP)に準拠した課程と独自の「維多利亚教学法」により、外国人駐在員家族や海外留学志望の富裕層子弟を主な対象としている。
香港本校では幼稚園13か所・小中一貫校1か所を運営し、複数のキャンパスがIB認定を取得している。中国本土事業は上海に絞った展開ながら、ブランド品質・教師研修・IB準拠カリキュラムによる差別化で高い学費水準を維持している。
外資系高価格帯教育への需要が冷え込む市場においても、香港・IB認定というブランド背景が顧客の信頼を支えており、上海での運営を安定的に継続している。
出典:https://www.victoriachina.com/cn/
Princeton International Kindergarten (プリンストン)
Princeton International Kindergarten(プリンストン)は、普林斯顿国際教育集団が2014年に中国広東省深圳市で設立した外資系インターナショナル幼児園である。大湾区で初めて「双A」体教融合課程モデルを導入した幼児園として開設された。
現在の名称は「普林云海国際幼児園(Princeton SkyLake International Kindergarten)」で、公式サイトでも旧称PICLCを引き継ぐブランドとして紹介されている。所在地は深圳市福田区北環大道7010号で、福田国際と龍崗科技の2キャンパスを構える。
教育内容は英語イマージョン環境、外国人教師によるプロジェクト型探究学習、小人数クラス制を柱とする。2023年に国際バカロレア(IB)機構の認証を取得し、IBワールドスクールとして幼児期プログラム(PYP)を提供している。
出典:https://www.piclc.com/
FAQ
中国の保育園の種類と特徴について教えてください。
中国の保育園は主にローカル、日系、外資系に分かれており、それぞれの運営方針や教育内容に特徴があります。ローカル園は国内の文化や教育理念に基づき、日系園は日本の教育方式を取り入れ、外資系園は国際的なバイリンガル教育や多文化教育を提供しています。
中国の主要保育園の中で、ローカル編と日系編の違いは何ですか?
ローカル編は中国国内の教育方針に沿った内容で、地域に根ざした教育を実施しています。一方、日系編は日本の幼児教育の理念と方法を取り入れ、日本人児童や外国人児童に向けて安全で快適な教育環境を提供しています。
中国の保育園で最も特色のある教育内容は何ですか?
中国の保育園は、科学的なカリキュラム、多言語教育、伝統文化の体験、ITや電子機器を用いた先進的な教育、親子交流や心理教育など、多岐にわたる特色を持っています。特に、国際的な教育理念や最新の育児技術を取り入れている園も多いです。
外国資本の保育園の特徴と、どのような教育方針を持っていますか?
外国資本の保育園は、国際的な幼児教育理念を採用し、バイリンガル教育や多文化理解に重点を置いています。電子化された教育ツールや外国人教師による指導を取り入れ、多言語や多文化習得を促進しています。
中国で保育園に子供を預ける際に重要なポイントは何ですか?
教育内容と方針、教員の質、施設の安全性、子供の成長に適したカリキュラム、親子コミュニケーションの機会、そして園の評判やアクセスのしやすさを重視することが重要です。

