【最新版!】シンガポールの主要医療品卸業者21選〜医療・介護業界〜

シンガポール 医療卸業界 業界地図

シンガポールの医療卸業界は、ズエリッヒ・ファーマやDKSHヘルスケアなどアジア規模の大手流通企業が集積する、東南アジア向け医薬品・医療材料の供給拠点です。21社の主要企業がコールドチェーン管理とデジタル受発注システムの整備で競争力を高めています。

今回は、そんなシンガポールの医療卸業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて21社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

シンガポールの主要医療卸企業6選〜ローカル編〜

パン・マラヤン・ファーマシューティカルズ(Pan-Malayan Pharmaceuticals)

パン・マラヤン・ファーマシューティカルズ(Pan-Malayan Pharmaceuticals Pte Ltd)は創業60年超の歴史を持つシンガポール最大級のローカル医療卸であり、医薬品・医療消耗品・医療機器のワンストップ供給体制を整備している。診療所・病院・介護施設など幅広い医療機関を顧客とする。

独自ハウスブランド製品(ジェネリック医薬品・医療消耗品)の展開を進め、グローバルメーカーとの提携を通じて品質競争力の高い製品を市場に提供している。バーチャルハイパーマートと呼ぶオンライン受発注プラットフォームも運営し顧客の購買プロセスデジタル化を支援する。

シンガポールSME 1000企業賞を2001年以来連続受賞しており、Enterprise 50(E50)賞(2014年)やシンガポールヘルス賞(金)等の受賞実績を持つ。業界内での信頼性と安定した事業基盤が長年にわたり評価されている。

医療機関向けの製品情報提供・物流サービス・規制対応支援を含む付加価値型サービスの強化により、単純な卸売から医療パートナーへの転換を推進している。

出典:https://www.panmalayan.com.sg/

アポセカ(Apotheca)

アポセカ(Apotheca Pte Ltd)は20年超にわたってシンガポールの医療機関・薬局・診療所向けに医薬品・原材料・医療消耗品・医療機器等を供給するHSA(保健科学庁)認可の医療卸業者である。ワンストップ医療サプライヤーとして完成医薬品から原材料・化成品まで幅広い製品カテゴリーを取り扱う。

主要取扱い品目は処方薬・OTC医薬品・医療機器・消耗品等にわたり、病院・クリニック・介護施設・製薬メーカー向けの多様なニーズに対応している。HSAの厳格な規制要件に準拠した品質管理体制を維持し、適切な医薬品保管・流通環境を整えている。

製品の多様性と迅速な配送体制をもとに顧客の在庫管理負担を軽減するサービスを提供しており、小・中規模の医療機関にとって信頼性の高いサプライヤーとして認識されている。

シンガポールの医療卸市場において中規模ローカル企業として独自のポジションを確立しており、外資系大手との差別化として柔軟な対応力と地域密着型サービスを強みとしている。

出典:https://apotheca.com.sg/

メドプロ(MEDPRO Medical Supplies)

メドプロ(MEDPRO Medical Supplies Pte Ltd)は2013年設立のシンガポール発医療機器・在宅医療用品・臨床消耗品専門の卸売・小売企業である。病院・診療所・介護施設・在宅患者向けに医療機器、消耗品、個人防護具等の幅広い製品を供給している。

オンラインプラットフォームを通じた受発注システムを整備しており、医療機関が迅速に製品を調達できる利便性の高いサービスを提供している。在宅医療製品分野では車椅子・歩行補助器具・血圧計・血糖測定器等の消費者向け医療機器も取り扱い、病院からコミュニティケアまで幅広い需要に対応する。

シンガポールの高齢化進展により在宅医療・介護用品の需要が増加しているなか、地域密着型の迅速な調達・配送サービスで中小医療機関・在宅ケア事業者のニーズを取り込んでいる。

HSA規制に準拠した製品管理体制を維持しつつ、製品ラインアップの継続的拡充とデジタル受発注基盤の強化に取り組んでいる。

出典:https://medprosg.com/

メディケア・シンガポール(Medicare (S) Pte Ltd)

メディケア・シンガポール(Medicare (S) Pte Ltd)はシンガポールを拠点とする医療機器・審美医療機器の輸入・流通専門業者であり、超音波診断装置・審美レーザー機器・各種医療機器の国内販売を担っている。民間病院・専門クリニック・審美外来向けの高額医療機器供給において独自の市場地位を持つ。

幅広いグローバル医療機器メーカーの製品を取り扱い、機器の販売のみならず導入後の技術サポート・メンテナンスサービスも提供している。医師や医療スタッフ向けの機器使用トレーニングも実施しており、製品の適正使用と顧客満足度の向上に注力している。

シンガポールHSAの医療機器販売規制に準拠した登録・流通体制を整備しており、輸入から最終顧客への納品まで一貫した品質管理を行っている。審美医療市場の成長とともに需要が拡大している非外科的審美治療機器の供給においても存在感を高めている。

シンガポールの医療機器卸市場における中規模専門業者として、大手総合卸とは差別化された専門的なサービスと製品知識を強みとしている。

出典:https://www.medicare.com.sg/

リハビリマートホームケア(Rehab Mart Homecare)

リハビリマートホームケア(Rehab Mart Homecare)は1995年に設立されたシンガポールのローカル企業であり、身体障害者や高齢者のリハビリ支援およびコミュニティ統合を目的とした医療用品・介護用品の流通を専業としている。

多数の海外メーカーと流通パートナー契約を締結し、車椅子・歩行補助器具・リハビリ機器をはじめとする幅広いブランドの製品をシンガポール市場に輸入・供給している。介護者向けの包括的なソリューション提供を事業の柱としており、病院設備から在宅用医療用品まで多様な在庫を保有している。

オンラインプラットフォームを通じた卸売販売にも対応しており、医療機関・介護事業者が効率的に製品を調達できる体制を整備している。デジタルチャネルの活用により、シンガポール国内の幅広い顧客層へのリーチを拡大している。

高齢化が進むシンガポールにおいて在宅リハビリ・介護支援ニーズが拡大するなか、専門特化した品揃えと長年の流通実績を強みとして市場での存在感を維持している。

出典:https://rehabmart.com.sg/

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トゥルージェネティクス(TRUEGENICS)

トゥルージェネティクス(TRUEGENICS)は2015年に設立されたシンガポールのローカル企業であり、製薬の製造および卸売を主要事業として展開している。チャイナタウン近くの小さなショップハウスを起点として事業を開始し、短期間で急速な成長を遂げた新興企業として注目されている。

創業当初から製薬製造と卸売の両機能を組み合わせた垂直統合型のビジネスモデルを採用しており、製品の品質管理から流通までを一貫して担う体制を構築している。シンガポールHSAの規制基準に準拠した製造・販売体制を維持している。

ローカル市場のニーズに即した製品開発と迅速な供給対応を強みとし、クリニック・薬局・医療機関への医薬品・ヘルスケア製品の卸売供給を行っている。設立から10年余りで事業規模を大幅に拡大した実績を持つ。

競争の激しいシンガポール医療卸市場において、製造機能を持つローカル企業として独自のポジションを確立しており、今後の事業拡大への取り組みが継続されている。

出典:https://truegenics.com/

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シンガポールの主要医療卸企業3選〜日系編〜

スズケン(Suzuken)

スズケン(Suzuken Co., Ltd.)は1946年に設立された愛知県名古屋市東区本社の日本を代表する医療用医薬品卸売企業であり、日本4大医療卸売業者の一つに位置づけられている。1971年に外国部を設置し、日本の医薬品卸として初めてシンガポールに進出した先駆的な企業である。

国内外約1,000社の医薬品メーカー・医療機器メーカーから医療用医薬品・診断薬・医療機器・医療材料・医療食品を仕入れ、全国の医療機関および保険薬局に安定供給している。シンガポール拠点を通じた海外事業展開においても同様の広範なネットワークを活かした事業運営を行っている。

シンガポールでは現地の医療機関・薬局向けに日本品質の医薬品・医療製品の流通を担い、日系製薬企業のシンガポール市場参入における重要な流通パートナーとしての役割を果たしている。

長年にわたる海外展開の経験と日本国内最大級の医薬品卸ネットワークを背景に、アジア市場での安定した供給体制を維持している。

出典:https://www.suzuken.co.jp/

東邦ホールディングス(Toho Holdings)

東邦ホールディングス(Toho Holdings Co., Ltd.)は1948年に設立された東京証券取引所1部上場の持株会社であり、東邦薬品株式会社を中核とする医薬品卸売企業グループを統括している。2009年4月に現在の東邦薬品株式会社が設立され、グループの医薬品卸売事業を担っている。

富山県富山市本社の廣貫堂(1876年設立)および東京都品川区本社の共創未来ファーマ(1932年設立)との業務提携・株式一部取得を通じて、シンガポールに共同出資会社Kokando and Kyoso Mirai Asia Pte. Ltd.を設立し、東南アジア展開の拠点としている。

日本国内では全国の医療機関・保険薬局に医薬品・医療関連製品を安定供給する広域卸として強固な事業基盤を持ち、この国内ネットワークを活かした海外展開を推進している。

シンガポール拠点を通じて東南アジアの医薬品流通市場における存在感を高めており、日系製薬企業の海外進出支援においても重要な役割を担っている。

出典:https://www.tohohd.co.jp

廣貫堂と共創未来アジア(Kokando and Kyoso Mirai Asia)

廣貫堂と共創未来アジア(Kokando and Kyoso Mirai Asia Pte. Ltd.)は2014年に設立されたシンガポールの現地法人であり、東邦ホールディングスと廣貫堂・共創未来ファーマの共同出資によって設立された日系医薬品流通企業である。

廣貫堂は1876年設立・富山県富山市本社の医薬品製造メーカーであり、共創未来ファーマは1932年設立・東京都品川区本社の医療用医薬品製造・販売企業である。この2社と東邦ホールディングスの3社が連携し、シンガポールを東南アジア展開の拠点として位置づけている。

シンガポール現地法人として、日系製薬企業の製品を東南アジア市場へ流通させる機能を担い、現地の医療機関・薬局・卸業者との取引関係の構築・維持を進めている。HSAの規制に準拠した医薬品の輸入・流通体制を整備している。

日本の製薬・医薬品卸の知見とシンガポールを拠点とした東南アジアネットワークを組み合わせることで、日系医薬品の地域展開を支援している。

出典:http://www.koukandou.co.jp/

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シンガポールの主要医療卸企業12選〜外資編〜

ズエリッヒ・ファーマ(Zuellig Pharma)

ズエリッヒ・ファーマ(Zuellig Pharma)は1939年にシンガポールへ進出したスイス資本のアジア最大級医薬品流通企業であり、現在は国内6,000社超の顧客に医薬品・ヘルスケア製品を供給している。シンガポールに本社を置き、アジア太平洋13市場以上で事業を展開している。

シンガポールのアジア太平洋向け地域流通センター(RDC)は世界最高水準の医薬品・コールドチェーン管理基準を充足しており、1万8,000パレット超のコールドルームでバイオ製剤・ワクチンの温度管理流通を担う。GMP認定ワークステーションでの二次包装も実施している。

2024年にはNovartisシンガポールとの医療用医薬品商業化パートナーシップを締結し、腫瘍・神経科学・一般医療分野での専任流通体制を整備した。同年Watsons・Guardian・Unityの3社から計20件の優秀パートナー賞を受賞している。

TAPA等7件の業界認証を取得しており、サプライチェーンの安全性・品質管理において国際的な評価を受けている。

出典:https://www.zuelligpharma.com/

DKSHヘルスケア(DKSH Healthcare Singapore)

DKSHヘルスケア(DKSH Healthcare)はスイスを本拠とするDKSHグループのヘルスケア事業部門であり、シンガポールを東南アジア地域の重要拠点として位置づけている。製薬・OTC消費者健康製品・医療機器の流通・マーケティング・規制対応・患者支援サービスを一括提供する商業アウトソーシングモデルを展開する。

2025年実績ではヘルスケア部門でCHF 58億超の純売上を計上し、約7,580名の専門スタッフが35市場で活動している。シンガポールでは2024年10月よりKyowa Kirinとのパートナーシップを開始し、2026年4月にはSanofiとマレーシア・シンガポール・タイの心臓血管・糖尿病治療薬流通拡大に向けた戦略的提携を締結した。

アジア太平洋の医療アウトソーシング機会を解説する2025年版ホワイトペーパーシリーズを発行するなど、製薬企業の市場参入・拡大を支援する知識提供活動にも積極的に取り組んでいる。

複雑な規制・価格・断片化した市場構造への対応力を強みとし、製薬・医療機器メーカーの東南アジア展開を包括的に支援している。

出典:https://www.dksh.com/sg-en/home/healthcare

ヘルスケアアジア(Healthcare Asia / PD1)

ヘルスケアアジア(Healthcare Asia Pte Ltd)はシンガポールと香港に拠点を持つ医薬品卸・流通専業企業であり、シンガポールHSAから医薬品輸入・流通(Therapeutic Products)の正式ライセンスを取得している。

PD1阻害薬(免疫チェックポイント阻害薬)・免疫療法薬・抗がん剤等の高価値・専門性の高い医薬品の輸入・流通を専門とし、シンガポールの腫瘍科専門医・私立病院向けへの供給を担っている。希少医薬品や新興国製薬企業の製品をシンガポール市場に導入する窓口としての役割も担う。

HSAの厳格な規制に準拠した温度管理・品質管理体制を整備しており、生物製剤や温度感受性製品の適切な流通を実現している。シンガポールおよび香港のバイリンガル市場対応体制を活かし、グローバル製薬企業のアジア市場参入を支援している。

ニッチな専門薬卸というポジションを活かし、大手総合卸業者との差別化を図りながら腫瘍・免疫学分野でのプレゼンス向上を継続している。

出典:https://healthcareasiapac.com/

エバーライフ(Everlife)

エバーライフ(Everlife Pte Ltd)はシンガポールを拠点とする医療機器流通テクノロジー企業であり、デジタルB2Bプラットフォームを通じてASEAN全域の医療機関向けに医療機器・消耗品の調達・流通サービスを提供している。従来の医療機器流通における非効率を技術で解決するアプローチが特徴である。

同社のプラットフォームはメーカーと医療機関を直接つなぐマーケットプレイスとして機能し、受発注・在庫管理・物流追跡をデジタル化することで調達コストの削減とリードタイムの短縮を実現している。シンガポールのほかマレーシア・インドネシア等のASEAN市場にもサービスを展開している。

Tracxnのシンガポール医療機器流通スタートアップトップ企業として認定されており、ベンチャー投資家からの資金調達を通じて成長を加速させている。医療機器市場のデジタル変革を推進するプレイヤーとして注目を集めている。

高齢化による医療機器需要の拡大を背景に、デジタル流通プラットフォームの普及余地は大きく、スタートアップとしての成長ポテンシャルが評価されている。

出典:https://www.everlife.co/

ブリストル・マイヤーズ スクイブ(Bristol Myers Squibb)

ブリストル・マイヤーズ スクイブ(Bristol Myers Squibb Company)は米国系製薬大手であり、シンガポールをアジア太平洋地域の医薬品卸・流通拠点として位置づけている。処方薬および独自ブランド医薬品のアジア太平洋全域への卸・流通機能をシンガポール拠点から統括している。

主力製品は免疫腫瘍治療薬オプジーボ(ニボルマブ)・イェルボイ(イピリムマブ)・抗凝固薬エリキュース(アピキサバン)・血液腫瘍治療薬レブラミド(レナリドマイド)等であり、シンガポール国内の腫瘍科・血液内科・循環器科向けに製品を供給している。

医薬品の輸入・保管・流通においてHSAの規制要件に準拠した体制を整備しており、コールドチェーン管理が必要な生物製剤の適切な流通を実現している。医師向け教育プログラムや患者支援プログラムも展開し、製品の適正使用を推進している。

シンガポールのAPAC地域流通拠点としての機能を活かし、ASEAN各国への製品展開における基盤として機能している。

出典:https://www.bms.com/sg/

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ノーバム・ヘルスケア(Novem Healthcare)

ノーバム・ヘルスケア(Novem Healthcare Pte Ltd)はシンガポールを拠点とする製薬流通専業の新興企業であり、HSAの規制フレームワークのもとで医薬品の輸入・流通・販売サービスを展開している。アジア太平洋地域の医薬品アクセス改善を使命として掲げ、革新的な流通モデルの構築を追求している。

Tracxnのシンガポール製薬流通スタートアップリストに掲載される注目企業の一つであり、デジタル技術を活用した効率的な医薬品サプライチェーン管理の実現を目指している。診療所・薬局向けの医薬品調達の効率化と透明性向上に向けたサービスを提供している。

シンガポールの厳格な医薬品規制環境のもとでHSA認可を取得した適法な流通事業者として信頼性を確立しており、既存大手卸業者との差別化要素として柔軟な対応力とデジタルサービスを前面に出した営業展開を行っている。

シンガポールの医薬品流通市場における新興プレイヤーとして、成長する医療需要とデジタル化トレンドを背景に事業規模の拡大を継続している。

出典:https://novemhealthcare.com/

アメリソース・バーゲン(Amerisource Bergen)

アメリソース・バーゲン(AmerisourceBergen Corporation)は2001年にBergen BrunswigとAmeriSourceが合併して設立された米国を代表する医薬品卸売企業であり、シンガポールにおける3大医療卸の一つとして知られている。

50か国以上に150を超えるオフィスを展開し、22,000人超の従業員を擁するグローバル医薬品流通企業である。医療提供者と製薬会社の双方に対して医薬品調達・流通・関連サービスを提供する世界的リーダーとして、シンガポールを含むアジア太平洋地域でも重要な流通機能を担っている。

シンガポール拠点ではHSAの規制に準拠した医薬品輸入・流通体制を整備し、病院・クリニック・薬局等に医薬品を安定供給している。グローバルネットワークを活かした多様な製薬メーカーとの取引関係が強みである。

医薬品流通の効率化・デジタル化への投資も継続しており、シンガポールの医療卸市場においても最先端の流通サービスを提供し続けている。

出典:https://www.amerisourcebergen.com

カーディナルヘルス(Cardinal Health)

カーディナルヘルス(Cardinal Health, Inc.)は1971年に設立されたオハイオ州ダブリン本社の米国ヘルスケア大手であり、米国で14番目に収益を上げている企業の一つとして知られている。シンガポールにおける3大医療卸業者の一つとして、同国の医療サプライチェーンで重要な役割を担っている。

医薬品の販売代理店としての機能に加え、医療用品・実験用製品のグローバルメーカーおよび販売代理店としての側面も持つ。340万人以上の在宅医療患者に46,000以上の在宅医療製品を提供しており、在宅医療分野での圧倒的な供給能力を有している。

シンガポール拠点ではHSA規制に準拠した医薬品・医療機器の輸入・流通体制を整備し、公立・民間医療機関への安定供給を実現している。グローバルサプライチェーン網を活かした幅広い製品ラインアップが強みである。

在宅医療需要の拡大や医療機器市場の成長を背景に、シンガポールでの事業基盤をさらに強化している。

出典:https://www.cardinal.com

マッカーソン(McKesson)

マッカーソン(McKesson Corporation)は1833年にサンフランシスコで設立された米国最古かつ最大級のヘルスケア関連企業であり、フォーチュン500ランキングで5位に位置する巨大企業である。シンガポールにおける3大医療卸業者の一つとして、同国の医療流通市場を支える存在である。

事業領域は医療用医薬品流通・医療用品製造・処方薬局・医療機関管理ITシステムの4領域にわたり、40,000社超の顧客にブランド医薬品・ジェネリック医薬品・市販医薬品を供給している。シンガポールを含む国際事業においても同様の多角的なサービス提供体制を展開している。

シンガポール拠点ではHSAの規制要件に準拠した医薬品輸入・流通体制を整備し、病院・専門クリニック・薬局等への安定した医薬品供給を担っている。ITシステム分野でのノウハウを活かした医療機関の業務効率化支援も行っている。

1世紀以上に及ぶ事業実績と世界最大規模の医薬品流通ネットワークを背景に、シンガポールでも信頼性の高い医療卸として評価されている。

出典:https://www.mckesson.com

グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline)

グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline plc)は2000年に設立されたグローバル製薬・消費者向けヘルスケア大手であり、シンガポールにプレゼンスを確立した最初のグローバルヘルスケア企業の一つとして知られている。現在15億SGDを超える投資を同国に行っており、シンガポールの生物医科学業界に最も貢献している企業の一つに数えられる。

シンガポールはAPAC・エマージングマーケットの製薬事業および消費者向けヘルスケア事業の地域本部として機能しており、2つのグローバル製造供給拠点とワクチン製造施設を保有している。これらの拠点からアジア太平洋全域への製品供給が行われている。

ワクチン・抗菌薬・呼吸器疾患治療薬・HIV/エイズ治療薬等の革新的医薬品の研究開発・製造・流通を手掛けており、シンガポールの公的・民間医療機関への医薬品供給において重要な役割を果たしている。

HSAの規制に準拠した医薬品製造・流通体制のもと、高品質な医薬品・ワクチンの安定供給を継続している。

出典:https://www.gsk.com/en-gb/contact-us/worldwide/singapore/

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アボット・ラボラトリー(Abbott Laboratories)

アボット・ラボラトリー(Abbott Laboratories)は1888年に設立された米国のヘルスケア大手企業であり、1970年からシンガポールに拠点を置き、現在約900人の従業員を雇用している長期間にわたって同国に根ざした企業である。

シンガポールのバイオポリスリサーチパークにアボットニュートリションアジアパシフィックR&Dセンターを保有しており、このセンターは国内初かつ米国外最大の栄養研究施設である。約65人の科学者・スタッフが在籍し、アジア太平洋地域向けの栄養製品研究開発を担っている。

医薬品・診断薬・ブランドジェネリック医薬品・栄養素の幅広いヘルスケアポートフォリオを展開しており、シンガポールの病院・クリニック・薬局等に多様な製品を供給している。HSAの規制に準拠した製品登録・流通体制を整備している。

半世紀以上にわたるシンガポールでの事業実績と大規模な現地研究開発投資を背景に、同国の医療・ヘルスケア産業の発展に継続的に貢献している。

出典:https://www.abbott.com/

カルベ・インターナショナル(Kalbe International)

カルベ・インターナショナル(Kalbe International Pte. Ltd.)は2007年に設立されたインドネシア系医薬品製造・卸売グループの国際事業統括会社であり、シンガポールを拠点として「医薬品の製造および西洋医薬品の卸売」セクターで事業を展開している。

シンガポール・カンボジア・マレーシア・ミャンマー・フィリピン・ベトナム・スリランカ・南アフリカ・ナイジェリア・タイ・UAE等12か国以上に拠点を持ち、東南アジア・南アジア・南アフリカ・西アフリカでのマーケティング活動の調整を専門的に担っている。

GMP(医薬品製造管理および品質管理基準)準拠の製造体制を維持しており、高品質な医薬品の製造と広域流通を組み合わせた垂直統合型のビジネスモデルで競争力を発揮している。シンガポールはこの国際展開における重要な中枢拠点として機能している。

インドネシア親会社の強力な研究開発・製造基盤を背景に、アジア・アフリカの新興国市場への医薬品供給において独自の存在感を持つ企業として認知されている。

出典:http://www.kalbeinternational.com/

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FAQ

シンガポールの主要医療卸業者についてどのような情報が掲載されていますか?

この記事では、ローカル、日系、外資系の合計11社の企業情報と事業内容について詳しく紹介しています。

リハビリマートホームケアの主な事業内容は何ですか?

リハビリマートホームケアは福祉用具の販売と卸を行い、身体障害者や高齢者のリハビリ支援とコミュニティ再統合を目的としています。

TRUEGENICSはどのような企業ですか?

TRUEGENICSは2015年設立のシンガポールの製薬製造と卸売りを行う企業で、少人数のスタッフとともに成長しています。

シンガポールの主要外資系医療卸業者にはどのような企業がありますか?

アメリソース・バーゲン、カーディナルヘルス、マッカーソン、グラクソ・スミスクライン、アボット・ラボラトリーズ、カルベ・インターナショナルなどがあり、それぞれ医薬品流通と医療サービスの分野で重要な役割を果たしています。

投稿者アバター
中村 美穂 Singapore-Based Industry Analyst
2017年よりシンガポール在住の日本人。元客室乗務員としての国際経験を活かし、現在はライターおよび翻訳者として、シンガポールの文化や生活、食に関する情報を発信している。
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