今回は、台湾の主要水道企業に焦点を当て、ローカル・外資合わせて12社を厳選してお届けしていきます!
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
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台湾の主要水道企業10選〜ローカル企業編〜
台灣自來水(タイワンウォーター)
台灣自來水は台湾で最大の給水機構であり、中華民国経済部管理の国営事業である。台北部分区域と金馬地区を除いた台湾の水道水供給を担当している。
歴史としては、1973年4月1日、台湾政府は「臺灣省自來水股份有限公司籌備處」を設立。1974年の元日、臺灣省自來水股份有限公司が正式に設立され、合計128箇所の水道が統合された。1976年3月1日、台湾省各地の水道機構が統合され、完成した。
1999年に、台湾政府の機能的事業および組織調整が実施され、臺灣省自來水公司は経済部の下で再編成され、準国営企業になった。2007年5月、行政院の支援を受けて、臺灣省自來水公司の取締役会は、社名を「台灣自來水股份有限公司」に変更する決議を可決し、正式に国営事業となった。
出典:台灣自來水公司 https://www.water.gov.tw
源太環保(ユアンタイリサイクリング)
源太環保は1987年に設立され、主に大気汚染防止装置およびエンジニアリングの計画、設計、販売、製造、保守を行っています。1998年に設立された環境保全会社。近年排水設備の製造なども行なっている。創業以来、同社はプロのデザインと最高品質のサービスをコンセプトとして堅持してきた。
近年、廃水処理装置の製造と計画に投資し、2016年8月に台南科学技術工業団地の新工場に移転した。
出典:https://www.ytr.com.tw
台北自來水事業處(タイペイウォーターデパートメント)
1977年に設立された水道局。台北市政府の直接機関で、40年以上に渡り水道水の管理を行なっている台北に水道水を供給し、十分な水を供給することと水資源の管理・展開も担っている。
台北水道局の給水エリアは、臺北市、新北市三重區、新店區、永和區、中和區及び汐止區で、その他の区域は台灣自來水公司が担っている。
1998年から、委託コンビニエンスストアにて水道料金の徴収を開始。2013年からは台北自來水事業處が初めて悠遊卡(交通カード)の支払いを可能にした。
出典:https://www.water.gov.taipei
清華科技檢驗股份有限公司(ユーロフィンズ)
清華科技檢驗股份有限公司は1994年に設立され、国内の検査技術とデータ品質を向上させることを目的としており、国際的な検査市場を見据えてアジアに拠点を置いている。
水質検査の分野では、水質と水量、土壌、堆積物、飲料水、空気などがある。さまざまな認定システムのテストサービスに加えて、環境保護文書コンサルタントや実験装置、実験スペースの全体的な計画、設計、建設などの関連サービスで業界でフル機能のサービスを提供している、
出典:https://www.eurofins.tw/環境檢驗/清華科技檢驗股份有限公司/
山林水環境工程(フォレストウォーターエンバイロメンタル)
山林水環境工程は、1993年6月に設立された。都市下水処理のプランド建設及び運営から、海水の淡水化や下水処理、浄水などを行なっている。
環境工学、土木工学、機械、水利、INESAなどの経験豊富な専門家と共に、産業廃水処理工学、海水脱塩、廃水処理場の運営・維持管理、浄水工学、土壌汚染修復・修復工学などへ徐々に発展し、その後汚泥削減・資源活用、再生水処理の分野へと発展した。
「勤勉と倹約」、「誠実」、「積極的」、「革新的」の理念をもって台湾の環境保護に貢献している。
出典:https://www.mfw.com.tw/index.aspx
中宇環保工程(チャイナエコテックコーポレーション)
1993年に設立された環境保全会社。焼却炉、排水処理、廃棄物処理に加え、鉄道計画などその事業は多岐にわたる。環境保護コストを効果的に削減し、環境保護運動を推進している。
中宇環保工程の設立以来、焼却炉、廃水処理、廃棄物処理、電気機械工学などの環境保護関連プロジェクトにおける優れた性能と技術に加えて、蒸気と電力の共生を徐々に拡大してきた。鉄道および高速輸送システム、また、国内外のメーカーとの技術協力を強化し、環境保護のハイテク事業に取り組んでいる。
1987年にCommon Wealth Magazineによって6番目に急成長した企業に選ばれた。ISO9001品質管理/ ISO 45001労働安全衛生管理認証を取得している。
出典:https://www.ecotek.com.tw
華生(ファーセン)
華生は1959年の創業以来60年近くの歴史があり、各種ウォーターボトル、ウォーターサーバー、浄水、工業用水、ナチュラルミネラルウォーター等豊富な品揃えで配達まで同グループ企業で行っている。
プロフェッショナルで誠実で信頼性が高く、「健康・純度・良い水」の理念を貫いている。
海外から最新の自動生産機械を導入すると同時に、重くて壊れやすく安全でないガラス瓶から軽くて安全なプラスチックボトルに変更。また、2011年からは発がん性が懸念されるPCボトルは使用せず、安全で衛生的なPETボトルに完全を採用している。
出典:https://www.hwaseng.com.tw
舒沛企業有限公司(シューペイ)
舒沛企業有限公司はウォーターサーバーと共にボトル水を提供している会社。ウォーターサーバーは無料で貸し出すサービスをしている。
高品質な超超純水ボトルウォーターを提供するため、数年前に賞味期限付きの自動インクジェット機を導入し、製造日を表示・管理している。
消費者は多種類のウォーターサーバーからレンタルでき、豊富なプランから購入・使用できる。
ボトル容器はPC素材で、ボトル製品の原材料は輸入食品とPC素材を採用している。完成品は米国FDAと日本の厚生省、欧州連合の関連規則の検査に合格しているため消費者は安心して使用できる。
出典:https://www.water.url.tw/關於舒沛/
頂好飲用水(マックスピュア)
台湾だけでなく上海、広州、東京でも販売を行なっているグローバル企業。ボトル水から様々な種類のウォーターサーバーまで幅広く販売している。台湾最大規模のボトル工場は日本と協力して作られ、日本の科学テクノロジーと最新設備のもと生産されている。
ISO22000、HACCP認証を取得しており、遠隔管理の元、クリーンルームで生産されている。
提供しているウォーターサーバーは、アメリカでも人気なファッショナブルなデザインで、アメリカの特許技術を採用した最も品質の良いサーバーを採用。米国FDAの検査、UL認証、EU TUV認証に合格している。
出典:https://www.maxpurehome.com
金門縣自來水廠(キンメンカントリーウォーターワークス)
元々は金門の軍人や民間人が使用する水を改善し、衛生環境を良くして健康を促進するために、1949年4月1日に正式に設立された。
設立の初期段階は、給水を試験的に実施していため、給水範囲は限定されて規模は小さかった。1967年に給水範囲が徐々に拡大し、農村部に単純な水道水供給が開発された。
金門県は地形などの自然条件により、巨大な河川が流れておらず、年間平均降雨量は1,047mmであり、台湾の年間平均降雨量の約40%で、降雨量が少なく蒸発量の多い乾燥した気候。貯水池は多く開通しているが、降雨時間は短期的で、集水域が狭く傾斜が急であるため、ほとんどの地域で蓄積しにくく、直接海に流れ込んでしまう。水資源の保全と開発が困難のため、将来的には水供給が不十分になると見込まれている。
出典:https://water.kinmen.gov.tw
台湾の主要水道企業2選〜外資系企業編〜
台灣和華貿易有限公司(台北精米所三代目俵屋玄兵衛)(タワラヤ)
日本産米を輸入して、現地で精米して販売している会社。信濃の天然水やお酒も合わせて販売している。2013年11月に設立された。直接商品を引き取れる店舗はないが、新北市中和区を住所としている。購入はオンラインショップから可能。
信濃の湧水は、他の日本の天然水と比べて、価格を抑えているのが売りで、500mlペットボトル換算にすると20元程度と、台湾の濾過水と変わらないお値段で本物の日本の天然水を味わうことができる。
出典: https://www.tawaraya.com.tw
日商沃德天然水股份有限公司(クリティア)
CLYTIAの台湾現地法人であり、台北市中山區に位置する。富士山の天然水を日本から輸入してウォーターサーバーを通して販売している。
台湾の水道水は硬水が一般的なため、飲みやすい軟水のCLYTIAが人気。富士吉田工場でくみ上げた原水は、環境の整ったクリーンルームでそのままボトル充填している。1日十数回以上の検査や、1日1回の放射線チェックをおこない、品質を管理しているので安心・安全である。
台湾のウォーターサーバーは、容器を回収して使い回す方法が多く、外気がボトルの中に入りやすい構造だが、CLYTIAのウォーターサーバーは、水を出すたびにボトルがつぶれていき、外気が入りにくくなっているため、衛生的な仕様になっている。
出典: https://clytia.com.tw/company