【最新版!】インドネシアの主要建設企業12選〜建設・インフラ・環境業界〜

インドネシアの建設業界

今回は、インドネシアの建設業界に焦点を当て、ローカル・日系合わせて12社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

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目次

インドネシアの主要建設企業9選〜ローカル企業編〜

PT Waskita Karya (Persero) Tbk(ワスキタ・カルヤ)

1961年に設立されたインドネシアの国有建設会社。設立当初は、埋め立て、浚渫、港湾建設など水に関するプロジェクトを行っていた。1973年にワスキタ・カルヤは、道路、橋梁、空港、廃棄物処理プラント、セメント工場やほかの産業施設などを建設するゼネコンの仕事を始めた。

1980年には、外国企業とのジョイントオペレーションを行うことで先端技術を使うプロジェクト、例えばスカルノーハッタ空港建設などに参画するようになった。1990年に入って、さらに、高層ビルの建設を始め、BNI City(インドネシアで最も高い)、インドネシア銀行ビル、グラハ・ニアガタワー、マンディリ・プラザタワー、シャングリラホテルなどを建設した。その後、特殊な橋梁や巨大ダム建設も行うようになった。

2012年インドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「WSKT」。筆頭株主は、インドネシア国で66.04%を保有する。2019年の売上高は31兆3,874億ルピアで上場企業の中で1番であった。

出典:https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202003/45604e937b_e3dda83c6e.pdf
https://www.waskita.co.id/en/tentang-kami/profil-perusahaan/

PT Wijaya Karya (Persero) Tbk(ウィジャヤ・カルヤ)

1960年に設立されたインドネシアの国有建設会社。2007年にインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「WIKA」。筆頭株主はインドネシア国で65.049%を保有している。

主力の事業は、1)インフラと建物:カリマンタン島のバリクパパン-サマリンダ有料道路やスラバヤ港のレモン湾ターミナルなどのインフラ建設やマンディリ大学、スリウェダリ・ソロ・モスク、西ジャワ国際空港などの公共建造物およびアパート・コンドミニアム・ホテル・住宅地の開発などの建物建設を行う。2)エネルギーと産業プラント:ジャカルタのムアラ・カランの 500 MW PLTGU(ガス化複合サイクル発電所)や中部ジャワのチラカップの1000 MW PLTU(石炭蒸気発電所)などの発電所やオイル・ガス精製プラント、石油化学プラント、セメントプラントなどを建設する。

2019年の売上高は27兆2,129億ルピアで上場企業の中で2番目であった。内訳はインフラと建物が74%、エネルギーと産業プラントが15%を占める。

出典:https://investor.wika.co.id/misc/AR/AR2019.pdf

PT PP (Persero) Tbk(PP(住宅建設))

1953年にNV Pembangunan Perumahanとして設立されたインドネシアの建設会社。設立当初、日本政府の戦争補償に関連するプロジェクトを担当し、ホテルインドネシア、バリビーチホテル、アンバルクモパレスホテルとサムデラビーチホテルの建設を行った。

1961年に国有化され、1971年にはPT PP (Persero)になった。1991年には、プラザPPのオフィスリースやチブブル地域の開発など事業を不動産分野へも拡大した。2010年には、インドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「PTPP」。筆頭株主はインドネシア国で51%を保有する。

2011年には、南スマトラのタランドゥクで最初の投資プロジェクトの65メガワット天然ガス発電所(PLTG)の完成に成功した。また、2012年には契約額82億ルピアのニュータンジュンプリオク港や7つの空港建設プロジェクトなど国家インフラプロジェクトに参画。2019年の売上高は24 兆6,600億ルピアで上場企業の中で3番目であった。

出典:https://www.ptpp.co.id/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202003/60b2ac630a_37b8552763.pdf

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PT Adhi Karya (Persero) Tbk(アディ・カルヤ)

1960年にオランダが所有していたArchitecten-Ingenicure-en Annemersbedrijf Associatie Selle en de Bruyn、Reyerse en de Vries N.V.を国有化して設立したインドネシアの建設会社。

2004年、インドネシアの建設会社として初めてインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「ADHI」。筆頭株主はインドネシア国で51%を保有している。ADHIのビジョンは「持続可能な成長のための革新的で優れた文化的企業になること」で「Beyond Construction」をスローガンにしている。

最近取り組んでいるプロジェクトは、LRT Jabotabek:ジャカルタ・ボゴール・タンゲラン・ブカシとジャカルタ近郊を結ぶ鉄道の建設に取り組んでおり、その中で世界最長となる148メートルのコンクリートアーチ橋を建設している。また、トランススマトラ高速道路や全長964mのバリクパパン湾にかかる橋などを手掛けている。2019年の売上高は15兆3,079億ルピアで上場企業の中で4番目であった。

出典:https://adhi.co.id/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202005/60f6cbed9d_8acf218060.pdf

PT Jaya Kontruksi Manggala Pratama Tbk(ジャヤ・コントルクシ・マンガラ・プルタマ)

当初、PT Pembangunan Jayaの請負業者部門であったものが、1982年に独立して設立されたインドネシアの民間建設会社。2007年にインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「JKON」である。筆頭株主はPT Pembangunan Jayaで60.89%を保有する。

JKONはJaya Groupの一員として、インフラストラクチャーセクターと建物建設セクターにコアコンピテンシーを持ち、アスファルトと液化石油ガス(LPG)の取引、プレキャストコンクリート製造と機械・電気工事およびメンテナンスサービスを行う。

2007年、PT Jaya Trade Indonesia、PT Jaya Teknik Indonesia、PT Jaya Beton Indonesia、PT Jaya Daido Concreteの4社を買収した。それ以来、有機的成長と戦略的買収の組み合わせにより拡大している。その後、2009年に2つの他の高速道路請負業者との合弁会社を設立し高速道路建設事業を強化した。2019年の売上高は5兆4,708億ルピアで上場企業の中で5番目であった。

http://jayakonstruksi.com/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202006/77f90bb4e5_29a86af1fd.pdf 

PT Wijaya Karya Bangunan Gedung Tbk(ウィジャヤ・カルヤ・ビル建設)

2008年に設立されたインドネシアのビル建設会社。2017年にインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコード「WEGE」。筆頭株主は国有建設会社のPT Wijaya Karya (Persero) Tbkで69.3%を保有する。

WEGEは、2023年までに「統合空間プロバイダーになる」という会社の目標を達成するための準備として、プレキャストおよびモジュール式建築の強化している。

国のインフラ開発を加速するため、インフラプロジェクトでのプレキャストコンクリートシステムの適用に関するインドネシア政府の計画を支持するために子会社のWIKA Pracetak Gedungが設立された。主力商品は、プレキャスト梁、プレキャスト柱、HCS(中空コアスラブ)、およびプレハブファサードである。一方、WEGEではいくつかのプロジェクトでモジュラー技術を適用しており、今後、ホテル、寮、商業用休憩エリアなどのモジュラーを開発する予定。2019年の売上高は4兆5,675億ルピアで上場企業の中で6番目であった。

出典:https://www.wikagedung.co.id/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202003/70af6fe26c_80c39be697.pdf

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PT Surya Semesta Internusa Tbk(スルヤ・セメスタ・インテルヌサ)

1971年に設立されたインドネシアの民間建設会社。設立時の名称はPTMulti Investments Limited。1995年に社名をPT Surya Semesta Internusa(SSIA)に変更。SSIAの主な事業は、建設サービス、工業団地の開発、商業用不動産、子会社への投資によるホスピタリティである。1997年にインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「SSIA」である。筆頭株主はPT Persada Capital Investamaで7.85%保有するが、支配株主ではなく、一般株主が69%を占める。

SSIAの多様な投資ポートフォリオには、Suryacipta City of Industry、Gran Melia Jakarta Hotel、Melia Bali Villas&Spa Resort、Banyan Tree Ungasan Resort-Bali、BATIQA Hotelsなどが含まれる。

2019年の売上高は、4兆64億ルピアで上場企業の中で7番目であった。ちなみに、売上高の内訳は、建設部門が2兆6,110億ルピア(構成比:65%)。不動産部門が5,882億ルピア(15%)、ホテル部門が8,114億ルピア(20%)である。

出典:https://www.suryainternusa.com/en/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202004/6e8657813c_479f6ffa68.pdf 

PT Acset Indonusa Tbk(アクセット・インドネシア)

1995年に設立されたインドネシアの民間建設会社。当初、基礎工事のスペシャリストとして設立されたが、現在では、体系的な解体、超高層ビルの建設、土木工学、および国のインフラストラクチャーなど事業範囲は多様化してきた。

2013年にインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「ACST」。筆頭株主はPT Karya Supra Perkasa(PT Astra International Tbk が59%保有するUnited Tractors Tbkが100%保有する子会社)で64.84%を保有しており、アストラグループおよびユナイテッドトラクターグループのグループ会社の一つである。

2007年からはISO認証9001:2008、OHSAS 18001:2007、およびISO 14001:2004を取得し、安全性と品質を会社運営の2つの原則としている。そして、環境奉仕、自立奉仕、教育奉仕、健康奉仕を企業として果たすべき社会的責任の4つの柱としている。2019年の売上高は3兆9,471億ルピアで上場企業の中で8番目であった。

出典:https://www.acset.co/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202003/848e0da518_d59d56fa77.pd 

PT Nusa Raya Cipta Tbk(ヌサ・ラヤ・チプタ)

1968年に設立されたインドネシアの建設会社。設立時の名称は、National Road builders&Construction Co.。1975年にPT Nusa Raya Ciptaという名称で大手の請負業者として再設立される。

1992年以来、ヌサラヤチプタは本社をジャカルタのグラハ・チプタビルに置き、メダン、スマラン、スラバヤ、デンパサール、バリクパパンと全国5都市に支店を置いている。1994年に不動産コングロマリットであるSurya Semesta Internusaグループに買収された。1998年にISO9002:1994を取得して以来、ISO 9001:2008やOHSAS 18001:2007などを取得している。

2013年にインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「NRCA」。筆頭株主はPT Surya Semesta Internusa Tbkで63.35%を保有する。著名な建設物には、1996年のGrand Melia Hotel、2010年のTangerang-Merak高速道路、2018年のBatiqaホテルなどがある。2019年の売上高は、2兆6,178億ルピアで上場企業の中で9番目であった。

出典:http://nusarayacipta.com/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202004/4b5f8028b2_3dbfcf1dde.pdf

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インドネシアの主要建設企業3選〜日系企業編〜

PT Jaya Obayashi Indonesia(ジャヤ大林インドネシア)

日本の建設会社大林組のインドネシア合弁会社が1972年に設立された。ジャヤ大林は日本の大林組と現地パートナーのPT Pembangunan Jaya Indonesiaの合弁。

ジャヤ大林は6つの部門で構成されている。安全・品質部門、見積部門、設計部門、M&E部門、建設部門と総務部門である。設計から施工まで一貫して行える体制。ジャヤ大林が最初に手掛けた建物は現在サリパンパシフィックホテルとして知られている元ジャカルタ東急ホテル。以来、工場、倉庫、病院、ゴルフコース、アパートとホテル、学校とオフィス、ショールームなど、さまざまな建設サービスを提供している。

これまでの代表的案件は、シナールマスMSIG生命本社ビル、MRTジャカルタ、東急ブランズマンションシマテゥパン、トヨタカラワン工場、サリ・バン・パシフィックホテル、プレミエール・ビンタロー病院、タイ王国大使館、日産インドネシア、ダマイ・インダ・ゴルフコース、ジャカルタ日本人学校などである。

出典:http://jayaobayashi.co.id/ 

Shimizu Corporation, Jakarta Office(清水コーポレーション、ジャカルタ事務所)

日本の清水建設のインドネシア現地事務所が1980年に設立された。清水建設が100%出資した現地駐在員事務所。

2016年1月現在の日本人を含む外国人従業員数75名、現地従業員数380名。駐在員事務所を構成する部門は、計画エンジニアリングプロジェクトサポート部門、QA / QC部門、HSE部門、事業開発部門、見積部門、管理部門、調達部門、技術部門、MEP部門、土木技術部門の10部門。設計部門と投資部門は東京本社が、建設部門は現地建設会社PT. Bangun Cipta Kontrakとの合弁会社PT Shimizu Bangun Cipta Kontraktorが担当する。

これまでの代表的案件は、MRTジャカルタ、アストラタワー、MNCメディアタワー、ドンギ・セノロLNGプロジェクト、花王インドネシアカラワン新工場、シャープエレクトロニクスインドネシア新工場、P&Gインドネシア工場、三菱東京UFJ銀行リニューアル、グランドハイアットバリホテル、パダンバル空港、ムシ水力発電所などがある。

出典:https://www.shimz-global.com/id/id/ 

PT Takenaka Indonesia(竹中インドネシア)

日本の建設会社竹中工務店のインドネシア合弁会社が1974年に設立された。竹中インドネシアはは日本の竹中工務店と現地パートナーのPT. HUTAMA KARYAの合弁。合弁当初の社名はPT. HUTAMA TAKENAKA CORPORATION INDONESIAであったが、1999年にPT. TAKENAKA INDONESIAに社名変更された。

竹中インドネシアは、建設業の品質保証を実現するための最適なソリューションであると考えられている実現可能性調査、計画、設計、建設、保守を組み込んだ建物の統合された設計と建設サービスをクライアントに提供するゼネコン。この統合された設計と建設のスキームの下、インドネシアでの長年の経験から非常に競争力ある価格とインドネシアの地形、地質、気候条件に適した高品質のプロジェクトを最短の建設時間で完成する実力がある。

これまでの代表的案件には、イオンモールJGC、学習塾くもんインドネシア事務所、三井倉庫新倉庫、ヤクルトインドネシア工場などがある。

出典:https://www.takenaka.asia/indonesia/ 

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