今回は、フィリピンの人材サービス業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて16社を厳選してお届けしていきます!
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
読了時間の目安:5分
フィリピンの主要人材サービス企業7選〜ローカル企業編〜
ABC Manpower Inc
1997年に設立された。海外フィリピン労働者(Oversea Filipinno Workers…OFW)向けの求人情報を取り扱う。
フィリピンでトップの雇用機関の1つであり、フィリピン海外雇用庁(POEA)から正式に認定および認可されている。
フィリピン人労働者の高いスキル、才能、態度、能力を雇用先に存分にアピールできる、有能なカナダ、香港、シンガポールのコンサルタントとアドバイザーを有しており、すでに18,000人以上の労働者を香港、シンガポール、台湾、マレーシア、ブルネイダルサラーム、中国、アラブ首長国連邦、クウェート、カタール、バーレーン、オマーン、サウジアラビア王国などの12か国に派遣している。
ABCは香港とシンガポールへの労働者の提供を開始し、現在ではより多くのアジア諸国、湾岸地域、アメリカ、オーストラリア、カナダにサービスを拡大している。
出典:http://abc-manpower.com/about-us/
Best Jobs
大手求人ポータルサイト。Red Arbor presentの求人および採用ネットワークの一つであり、33カ国に展開している。CompuTrabajoやInfoJobs.com.brもBest Jobs同様にRed Arbor presentのネットワークである。
BestJobsは、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、カナダ、アメリカ合衆国、イギリス、アイルランド、フィリピン、ケニア、南アフリカ、インド、インドネシアに拠点を置いている。
ポータルサイト上には常時1万8千を超える求人が掲示されており、勤務地や業務内容から検索ができる。またフィリピンの大手企業も多く求人情報を掲載している。
出典:https://www.facebook.com/bestjobsph/about
J-K Network Manpower Services
2013年に設立された。フィリピン全国約600社に人材ソリューションを提供している人材パートナー企業。あらゆる職種のマルチリンガル求人、フィリピン人求人、エグゼクティブ求人を扱う。
同社はフィリピン政府から許認可を受けた人材斡旋会社であり、フィリピン労働雇用省から認可されている。
近年はフィリピンの最優秀ベンダーとして表彰されているほか、2018年においては、最も多くの仕事を提供した企業として認識されている。
同社クライアントの業種はBPO、IT、製造、不動産、銀行・金融、コンサルティング、カジノと多岐にわたり、フィリピンに拠点を持つ国際的なグローバル企業様も含まれる。現在、7000を超える様々な言葉のバイリンガルに仕事を提供し、フォーチュン500に記載されている500以上のグローバル企業へ人材をあ斡旋している。
出典:https://jknetwork-jobs.com/aboutUs_ja
Jora
2012年に設立された大手求人ポータルサイト。世界中の求人情報を持つ。Joraはオーストラリアを拠点とした、SEEKグループの企業の一部である。
従来の求人掲示板とは異なり、ユーザーはフィリピン各地の多くの求人サイトから提供された何千ものキャリアの機会を検索できるのが特徴。ウェブサイトのUIはできるだけシンプルで直感的に操作でき、求人者の負担を軽減することに努めている。
ポータルサイト上には現在17万件を超える求人情報が掲示されており、勤務地・業務内容・企業名から検索ができる。国内外の求人情報を取り扱っている。
出典:https://ph.jora.com/cms/about
Onlinejobs.ph
2008年に設立された、大手求人ポータルサイト。OFWへの長期雇用の求人案件を多く保有し、200,000を超える労働者プロファイルを持ち、世界最大のオンラインフィリピン人労働者のデータベースである。現在までに、40,000人以上のフィリピン人が同ポータルサイトを通じて就職している。
創業者のJohn JonasとDan Gogginsは、フィリピン人労働者との協力において25年以上の経験を有する。彼らは60,000人以上の人々にフィリピン人労働者の雇用方法を教示してきており、5大陸において800以上の教育アウトソーシングに関する講演を行っている。創業者はフィリピンへの中小企業のアウトソーシングに関する世界有数の専門家と見なされており、数多くのメディアや企業からインタビューを受けている。
現在32,510名の登録者と、百万以上の求人案件を取り扱っており、世界的に有名な企業であるユニリーバ、UBER、Googleなどからも求人案件が多く掲載されている。
出典: https://www.onlinejobs.ph/aboutus
Workabroad.ph
2003年に設立された大手求人ポータルサイト。OFW専門の求人情報を数多く取り扱う。求人応募は無料で、ウェブサイトに掲載されている海外の求人は、POEA認定の採用担当者のみからの信頼できる求人である。
OFWをアジア、米国(US)、カナダ、英国(UK)、カナダ、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、クウェートなどの中東地域のさまざまな国に送り出している。
また同社はフィリピン人が多く海外で働く業種てある船員に特化した専用求人サイトである「SeamanJobsite」を運営している。
この求人サイトは9年以上にわたり運営されており、毎月数十万回のアクセスがあり、常に応募者がいることが保証されている。リスティングは限られた代理店にのみ与えられるため、企業としても優先度と排他性を確保できるのも特徴である。
出典:https://www.workabroad.ph/about-us
JohnClements
1974年の設立以来、現在フィリピンで最大のコンサルティング会社である。国内市場で主導的な地位を占め、特にアジア、中東、および米国での存在感を高めつつある。採用とトレーニングに注力をしており、東南アジアで次世代のリーダーを育成する最前線の企業として認識されている。
2017年より日系人材会社のパーソルホールディングス(旧テンプホールディングス)と事業提携している。これにより、人材紹介、労務コンサルティング、エグゼクティブサーチ、人材育成まで幅広いサービスの提供が可能となった。
最近では、同社が主催となり「Weekly with JC」を開催し、ビジネス向けのAIとデータ分析のスマートな実装についての考察と解説を行った。同イベントはオンラインにて実施され、より多くの企業がアナリティクスの使用により、運用コストを削減し、効率を高め、競争上の優位性を獲得し、顧客体験を改善し、収益をさらに高めるためにデータを掘り下げた。
出典:http://www.johnclements.com/
フィリピンの主要人材サービス企業4選〜日系企業編〜
JAC Recruitment
1988年に設立した、東証一部上場企業。日本国内9拠点を中心に、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、シンガポール、英国、中国、香港、韓国など11カ国にオフィスを持つ人材紹介企業。
2020年の決算においては売上高が21,614百万円、営業利益が5,138百万円となっており、いずれも2019年度から減額しているがCovid-19のパンデミック前までは順調に成長を続けてきた企業である。
創業時からの実績として、43万人の転職活動支援、コンサルタントの数は1,200名を超えており、国内外の大手企業であるいすゞ自動車やLenovoなどの求人案件も取り扱っている。
また同社はCSR活動も積極的に行っており、2008年の活動開始以来植林を行っており、2021年には10万本の植樹を達成している。
出典:https://www.jac-recruitment.jp/
マイナビ
1973年に株式会社毎日コミュニケーションズとして創業。2011年10月1日より現在の社名となった。就職・転職・進学情報の提供や人材派遣・人材紹介などを主業務とする日本の大手人材・広告企業である。また、人材情報サービスのポータルサイトを運営しており、海外の求人案件も数多く取り扱っている。
2017年6月30日時点で、マイナビ転職グローバルで勤務地が海外の求人のうち、フィリピンの求人は約5.4%。主にフィリピン在住の日本人の現地企業もしくは日本企業のフィリピン支社への就職をサポートしている。
近年、外国人が日本で介護の仕事をするための制度が増えており、また日本では高齢化社会が進み、介護職の人手不足が大きな社会問題となっている。そのため、同社は介護は外国人の活躍が期待されている介護業界に特化した求人サイト「マイナビ介護職」を運営している。
出典:https://tenshoku.mynavi.jp/global/list/p58/
REERACOEN
2011年にシンガポールに現地法人を設立した、東南アジアを中心としたグローバル人材の採用支援サービス。ネオキャリアグループの一員で、アジア圏に17の海外拠点を持つサービスであり、フィリピンには2拠点(マニラ・セブ)を有する。
日系企業を中心とした豊富な求人と、経験値の高いコンサルタントがキャリアアップをサポートするのが特徴。登録者数は累計約30万人、求人数は1万8千件を超えている。
2019年には、サービス開始からの雇用創出数が累計20,000人を突破した。同社サービスを通じて海外で内定承諾した求職者の国別人数では、フィリピンは2019年時点で2,179名となっており、フィリピンで働きたい日本人と優秀な人材を求めるフィリピン進出企業との懸け橋となっている。
出典:https://www.reeracoen.com.ph/ja
ICHIGOICHIE CONSULTING, INC.
フィリピン人材に特化したコンサルティング企業。人材育成及び人材活用のためのサービスを提供し、フィリピンのセブを拠点にフィリピン全土にネットワークを張り巡らし、人材の確保・育成の仕組みを構築している。
グローバル企業の日本語教育やジャパンスタンダードのビジネスマナー教育を行うなど教育事業に注力、オリジナル日本語教育アプリの提供も行っている。
近年では、長引くコロナ禍において人材の確保が困難な介護事業者に向けて、日本に在住しているフィリピン人を中心とした外国籍の人材紹介を全国に展開する。
コロナ禍において入国の遅れや入職時期の見通しが立たないため、外国人材の採用を一旦中止せざるを得ない状況が続いている一方で、在日フィリピン人は28万人強で、介護分野で就労経験のあるフィリピン人は国内に相当数存在している。こういった背景を踏まえ、同社は在日フィリピン人材に特化し、確保・供給する仕組みを構築している。
出典:http://www.ichigoichie-jp.com/
フィリピンの主要人材サービス企業5選〜外資系企業編〜
JobStreet.com
1997年にマレーシアで設立し、2014年よりオーストラリアに本拠を置く、東南アジア最大の求人ポータルサイト。現在、データベース内の30万社を超える企業と2,000万人を超える求職者にサービスを提供している。
マレーシア、フィリピン、シンガポール、インドネシア、ベトナムで、求職者と雇用者の間の雇用機会のマッチングを促進する。フィリピンにおいてはPOEAと提携している。
現在世界中に800人のコンサルタントを有し、事業を展開しているすべての国で存在感を発揮している。各市場に関する理解と洞察、そしてテクノロジーの活用により、求職者に最適な機会を提供し、雇用主に高価値な人材を提供している。
2014年11月に、同社はオーストラリア証券取引所に上場している、時価総額で世界最大のオンライン求人市場であるSEEK Limitedのグループ会社の一部となった。
出典: https://www.jobstreet.com/about-us
Freelancer.com
オーストラリアを拠点とする、世界中のフリーランスやクラウドワークを取り扱うポータルサイト。
1800以上の業務カテゴリーを有し、247を超える国、地域、地域から、世界中で53,048,125人を超える雇用主とフリーランサーをつなぐサービスを提供している。
同社は2021年第1四半期のFreelancer.com Fast50レポートをリリースした。同報告書で、50万件の求人が投稿され、同じ期間にプラットフォームに参加するフリーランサーと雇用者の数は5,100万人の登録ユーザーを超えたことを明らかにした。またCovid-19のパンデミックに起因するフリーランスやリモートワークの急増により、企業や個人はクラウドベースの作業に移行していることも示した。
Freelancer.comは、GetAFreelancer.comとEUFreelance.com、LimeExchange、Scriptlance.comを含むいくつかのアウトソーシングマーケットプレイスを買収した。
出典: https://www.freelancer.com/about
MANPOWER SERVICES
米国に本社を持ち世界80ヶ国2,900拠点にて事業を展開している総合人材サービス会社。80の国と地域において、クライアントにManpower、Experis、Talent Solutionsのブランドと製品を通じて、すべての業界セクターの大小の組織にサービスを提供している。
2021年のグループ全体の第一四半期の財務レポートにおいては、売上が49億USD、粗利益は15.6%増、営業利益は9千8百万USDと報告された。
2019年には、Women‘sChoiceAwardおいて、米国で「女性のために働くのに最適な企業」に選出された。これは2年連続での受賞となる。同社の企業文化、キャリア開発への取り組み、ワークライフバランス、あらゆるレベルでの女性の働きやすい環境と評価され、国際的にみても数多くの賞を受賞している。
出典: https://www.manpowergroup.com/about
Robert Walter
1985年に英国ロンドンで設立された人材紹介会社。28か国でサービスを展開しており、フィリピンにおいては、2016年にRobertWalters Philippinesが設立され、さまざまな業界で専門家を採用している。
現地の市場を熟知したスペシャリストリクルーターのチームを編成し、リクルートのニーズに合わせてソリューションを調整するための現地の知識と国際的な専門知識を十分に備えている。
2021年の第一四半期における報告書が公開され、粗利益(正味手数料収入)は77.3百万£、(2020年同時期は87.4百万£)、そのうちアジア太平洋地域の粗利益は32.8百万£、(2020年同時期は34.5百万£)となっている。
近年では革新的で魅力的な採用キャンペーンを作成するためにフィリピンのクライアントPayPalと提携したことが評価され、RAD Awards2020において「CandidateExperience」カテゴリで最高の栄誉を獲得した。
出典: https://www.robertwalters.com.ph/about-us.html
Monster
アメリカを拠点とする、設立後20年以上を誇る世界最大級の求人ポータルサイト。「求人掲示板」から、求職、キャリア管理、採用、タレントマネジメントのあらゆる製品やサービスを提供するグローバルプロバイダーへと拡大している。
最先端のテクノロジーを備え、業界、経験レベル、地域を超えて、雇用主に関連するプロファイルを提供し、求職者に関連する仕事を提供する。
同社はまた雇用関連の分析データ「Monster Employment Index」も公開している。これは、同社が実施するオンライン求人情報の月次および四半期ごとの広範囲にわたる包括的な分析であり、2020年のデータによると、フィリピンのオンライン求人は、2019年9月と比較して2020年9月に15%減少した。
出典: https://www.monster.com.ph/info/about-us

マニラ在住5年目の日本人。法政大学経済学部卒業後、2010年4月よりWeb業界を目指す社会人向けのスクールのインストラクターとして主にコーディングソフトや画像編集ソフトの授業を担当。2015年より海外での生活とキャリア形成を目的に、青年海外協力隊に参加。

