【最新版!】インドネシアの主要物流会社12選〜運輸・物流業界〜

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今回は、インドネシアの陸運業界に焦点を当て、ローカル・日系合わせて12社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

読了時間の目安:5分

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インドネシアの主要物流会社10選〜ローカル編〜

PT CLI & Traffic Monitoring(CLI&トラフィック・モニタリング)

1974年に設立されたインドネシアの民間ロジスティック会社。設立時は通関業者としてスタート。

現在CLIが提供しているサービスは、①通関:書類作成から通関までと通関コンサルタント。②貨物輸送: 250台のトラックを所有し、すべてのトラックの運行をGPSトレースとTMSダッシュボード管理。また、国内はメダン、ジャカルタ、バンドン、スマラン、スラバヤ、サマリンダ、バリなど主要都市の支店や地元のエージェントとのネットワークを活用、海外はメンバー企業の一員として米国に拠点を置くハイテクフォワーディングネットワーク(HTFN)を活用。

③倉庫保管:IT化された倉庫管理システムで運用され、ハイリスク危険品でも安全に保管できる高い能力を持つ。④流通ロジスティック:CLIの運用システムと流通ネットワークでフルタイム・オンタイム配送を行う。⑤鉱業ロジスティック:石油ガス鉱業界へのサプライチェーンのロジスティックオペレーションを提供する。

出典:https://www.cardiglogistics.com/contact/ 

PT Puninar Jaya(プニナール・ジャヤ)

1969年に設立されたインドネシアの民間ロジスティック会社。設立時は通関業者としてスタートした。1975年にトラックに投資し陸運事業を開始。1984年にはチカランに自社倉庫を建設し倉庫業を開始。

現在プニナールが行っているサービスは、①サプライチェーンソリューション:顧客の効率化に貢献するシームレスで統合されたソリューションを提供。②通関業務:自動車、日用消費財、電子技術、石油、鉱業、ガス、産業材料科学などのさまざまな業界にサービスを提供。③マルチモーダル輸送:650台以上のトラック、24隻の船舶、17隻のタグボートを駆使した輸送管理システムを運用。④倉庫管理:在庫管理プログラムと直接統合された独自の倉庫管理システムを通じて顧客がサプライチェーンを一元管理できるサービスを提供。

また、プニナールは外国企業と多くの合弁事業をしており、日本企業とも、郵船ロジスティクス、三井倉庫エクスプレス、NYKらと合弁会社を設立している。

出典:https://www.puninar.com/ 

PT Kamadjaja Logistics(カマジャジャ・ロジスティック)

1968年に設立されたインドネシアの民間ロジスティック会社。設立時の社名はUD Kamadjajaで主に国内の海上貨物輸送会社としてスタートした。

2003年にカマジャジャグループはPT Kamadjaja Logisticsを設立し、国内の貨物輸送、倉庫、陸上輸送のサービスを提供することにより、事業の流れを再構築した。そして、PUSAKA LINTAS SAMUDRAがカマジャジャグループの中で国際貨物輸送のサービスを提供し、カマジャジャロジスティックはサプライチェーン管理サービスを専門としている。従って、カマジャジャロジスティックのビジネスは顧客がより生産的なビジネスを運営できるように、包括的なロジスティクスソリューションを提供することである。

積極的なIT投資により、従来、マニュアルで行っていた業務を自動化し、リアルタイムで見える化を進めている。その一つが「K-LOG TRACK」でwww.kamadjaja.comからアクセスできコンテナの配送ステータスがリアルタイムで確認できるシステム。

出典:https://www.kamadjaja.com/ 

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PT Cipta Mapan Logistik(チプタ・マパン・ロジスティック)

2001年に設立されたインドネシアの民間ロジスティック会社でLinkグループと呼ばれている。現在Lincグループには5つのセグメントがある。

①リンクロジスティクス:ハイテク情報システムの倉庫管理システムを備えた戦略的なチビトン配送センターを駆使したサプライチェーンサービス。②リンクターミナル:石油および化学薬品の貯蔵サービスで炭素鋼からステンレス鋼のタンクまで合計容量8万キロリットルの20の貯蔵タンクを運用している。さらに16基のタンクトランクローディングラック(TTLR)が装備されている。③リンクエクスプレス:陸送サービスで、すべての車両がGPSを装備し常に商品の位置を正確に把握できる。また、ドアツードアサービスを提供し、インドネシア全土のどこへでも陸路、海路、空路の輸送モードを組み合わせることができる。
④8コマース:2015年の終わりにeコマースのイネーブラーをスタート。⑤リンクインペックス:航空貨物輸送、海上貨物輸送、通関サービスを行う。

出典:https://www.lincgrp.com/ 

PT Mitra International Resources Tbk(ミトラ・インターナショナル・リソーシズ)

1979年に設立されたインドネシアの民間運送会社。創業時の社名はPT Mitra Rajasa。1997年にインドネシア証券取引所(IDX)に上場。2009年に社名をPT Mitra Mitra International Resources Tbkに変更。IDXコードは「MIRA」。筆頭株主はPT Intikencana Pranajatiで11.67%を保有している。また、一般株主の比率は50,59%で、支配株主はいない。

主要事業はトラックを利用した陸上輸送サービスで、主要なセメントメーカーからのセメントバッグ輸送が主力。セメントメーカー以外には、あるミネラルウォーターメーカーから倉庫保管から出荷までの一連のロジスティック業務一切を請け負っている。

MIRAの運輸事業の事業領域は、主に本社のある西ジャワ州ボゴールと支店のある西ジャワ州チレボンの間の地域をカバーしている。また、MIRAでは中部ジャワと東ジャワの多くの建設プロジェクトのためにミキサートラックを運用している。2019年の売上高は1,310億ルピア(約10億円)であった。

出典:https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202104/bc7f0084ea_36e2b26f87.pdf 

PT Guna Timur Raya Tbk(グナ・ティムール・ラヤ)

1980年に設立されたインドネシアの民間運送会社。設立当初は北ジャカルタのロンダンで3台のトラックを使って運送事業を開始した。現在保有する車両台数は83台に及ぶ。2018年にインドネシア証券市場(IDX)に上場。IDXコードは「TRUK」。筆頭株主はPT Guna Makmur Rayaで55.55%を保有する。

TRUKは創業当初より数々の顧客を開発してきているが、その中で現在売上高トップ3の顧客が全体の売上高の約7割を占めている。1番目は日本のNGCのインドネシア法人のPT Asahimas Chemicalsで苛性ソーダ、塩素、次亜塩素酸ナトリウム、塩酸、二塩化エチレン、塩化ビニルモノマー、ポリ塩化ビニルなどの化学製品を扱う。2番目は東ソー株式会社と三井物産株式会社の合弁会社PT Standard Toyo Polymerでポリ塩化ビニリデン樹脂を扱う。3番目はPT Trinseo Materials Indonesiaでポリカーボネートやスチレンと言ったプラスチックを扱う。
2019年の売上高は498億ルピア(約3.8億円)であった。

出典:https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202006/b58290ebdf_729b34b7bf.pdf

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PT Armada Berjaya Trans Tbk(アルマダ・ブルジャヤ・トランス)

2012年に設立された民間運送会社。設立時の社名はPT Armada Beton。2018年に社名をPT Armada Berjaya Transに変更。2019年にインドネシア証券市場に上場。IDXコードは「JAYA」。筆頭株主はPT Prima Globalindo Logistikで30.25 %保有する。

現在保有する車両は49台のピックアップトラックと72台のコンテナトラックの合計121台。これを150名のドライバーがサポートする。
JAYAの主要業務は3つ。①陸上輸送:最高品質のサービスを保証するためにすべての車両がGPSモニタリング装置を装着。車両の運用範囲はジャボデタベックを含むジャワ島西部と中部。②通関手続き:書類作成から輸出入通関さらに最終目的地への輸送サービスまで。③マルチモード輸送:メダン、パレンバン、バタム、ベンクル、ペカンバル、マカッサルなど、インドネシアのさまざまな目的地への国内貨物輸送、ドアツードアサービスを提供。2019年の売上高は634億ルピア(約4.9億円)であった。

出典:https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202104/a3da820cd6_ec6f563965.pdf 

PT Samudera Indonesia Tbk(サムデゥラ・インドネシア)

1964年に設立されたインドネシアの民間総合物流会社。設立時の社名はPT Perusahaan Pelayaran Samudera。

サムデゥラでは、海運事業、港湾事業、陸運事業、不動産事業、サービス事業の5つの事業が行われている。その中で陸運事業は、1975年に100台のトラックからスタートした。現在、陸運事業は、ロジスティクスサービスプロバイダー、ロジスティックプロジェクト、倉庫および流通センター、コンテナデポサービス、内陸運送、コールドチェーンロジスティクスの6つのセグメントから成る。内陸運送セグメントでは348台のトラックが運行されている。

1999年インドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「SMDR」。筆頭株主はPT Samudera Indonesia Tangguhで57.98 %を保有している。現在の従業員数は約3,900名。国内に73支店、海外に14支店のネットワークを有する。2019年の売上高は439百万USD(約483億円)で、陸運事業部門は約22%を占める。

出典:https://samudera.id/ 
https://samudera.id/ptsamuderaindonesiatbk/en/flipbook/1885 

PT Trimuda Nuansa Citra Tbk(トリムダ・ヌアンサ・チトラ)

1995年に設立されたインドネシアの民間宅配会社。設立時の社名はPT Trimuda Nuansa Citraで、「Garuda Express Delivery」または「GED」として知られるブランドでドアツードアサービスを備えた空輸による商品配送サービスをスタートした。2018年にはインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「TNCA」。筆頭株主はPT Akulaku Silvrr Indonesiaで31.62%を保有している。

TNCAのサービスネットワークは、ジャカルタ本社、バリクパパン(東カリマンタン州)、バンドン(中部ジャワ州)、シドアルジョ(東ジャワ州)の3支店を中心に、専任代理店4社、代理店40社、サブ代理店63社と全国に張り巡らされている。
主なサービスは、①宅配便サービス:国内海外への小口貨物輸送サービス。②商用郵便サービス:大臣規則によって決められた料金計算方法に基づく郵便サービス。③輸送管理サービス:大量の貨物輸送または商品の梱包サービス。2019年の売上高は756億ルピア(約5.8億円)であった。

出典:https://www.ged.co.id/home/en/ 
https://www.ged.co.id/home/en/annual-report/annual-report-2019/ 

PT Satria Antaran Prima Tbk(サトリア・アンタラン・プリマ)

2014年に設立されたインドネシアの民間宅配会社。設立時の会社名はPT Satria Antaran Prima、6営業所体制で事業をスタートした。主なサービスは、宅配サービスと商用郵便サービスである。2018年にインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「SAPX」。筆頭株主はPT Satria Investama Perdanaで47.8%を保有している。

SAPXのブランドは「SAP Express」で、小包、クレジットカード、書類、医薬品などをドアツードアで配達している。SAPXのビジネスネットーワークは154支店と3,512社の取次ぎ小売店網によってインドネシア全土で7,218地区にサービスを提供している。
SAPXでは「ラストマイル」と呼ばれる地域拠点から顧客への配送に数千人のライダーで構成されるバイク便チームを採用している。ライダーは自前でバイクを所有しており、SAPXはバイク運営費を毎月補償することで自社の固定資産を軽減している。2019年の売上高は3.948億ルピア(約30億円)であった。

出典:https://sap-express.id/ 
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202104/9b6dd962db_dfa857c6aa.pdf

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インドネシアの主要物流会社2選〜外資系編〜

PT Hitachi Transport System Indonesia(日立トランスポートシステム・インドネシア)

2013年に設立された日系のロジスティック会社。主要取扱製品は、衛生用品/化学製品/樹脂など。

主な事業は、①3PL(第三者ロジスティック):物流システム統合、情報管理、在庫管理、受注管理、付加価値サービス、物流センター運営、工場物流、輸送・配送サービスと物流機能の全体を請け負う。
②倉庫サービス:1)一般倉庫サービス:調達、生産、販売・流通、アフターサービスにおける物流全般を行う。2)PLB(保税物流センター)サービス:保税蔵置、非居住者在庫対応、簡易流通加工、出荷前検品などを行う。輸送サービスは自家車両、自社ドライバーによる西ジャワと東ジャワをつなぐ往復幹線輸送を行っており、その他のルートも顧客要望に応じて運行。物流センターは、輸入部材や保税工場で製造された完成品の保管や非居住者在庫が可能なPLB認可を受けた保税物流センターで東ジャワ物流センター(40,000㎡/内3,000㎡PLB倉庫)とチカラン物流センター(75,000㎡/内5,000㎡PLB倉庫)の2か所がある。

出典: http://hitachitransport.id/home/jp/index.html

PT Seino Indomobil Logistics(西濃インドモビル・ロジスティクス)

2015年に設立された日尼合弁ロジスティック会社。日本のセイノーホールディングス株式会社が30%出資し、現地のサリムグループの PT CSM Corporatamaが70%出資して合弁会社を設立。

主な事業は、①貨物自動車運送事業と②倉庫業である。運送事業については、1)チャーター運送サービス。2)自動車輸送サービス:5〜6台の運搬能力を持つ特殊トラックを使用。3)トレーラー輸送サービス:20フィート/40フィートコンテナドレージ。4)特別輸送サービス:食品素材の輸送。5)燃料配送サービス:エクソンモービルブランドの燃料の輸送ライセンスを取得している企業の1つ。6) 冷蔵輸送サービス:冷凍ボックストラックまたはエアコン付きフルアルミコンテナあるいは容量20〜8トンの冷凍トラックでの輸送。7)国際輸送サービス:パートナー企業と連携して世界中に配送。を行っている。
車両はすべてGPSを積載されており24時間中央コントロール室でモニターされており、時間通りの運行が図られている。

出典: http://seinoindomobil.co.id/en/home 

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