【最新版!】マレーシアの主要不動産デベロッパー21選〜建設・インフラ・環境業界〜

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今回は、マレーシアの不動産デベロッパー業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて21社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

読了時間の目安:5分

マレーシアの不動産デベロッパー業界 業界地図はこちら!
目次

マレーシアの主要不動産デベロッパー13選〜ローカル編〜

SP Setia Bhd(SPセティア)

1974年に建設会社として設立された大手不動産デベロッパー。 2,162名を雇用し、不動産開発と建設・インフラストラクチャ、木材製品製造を事業としている。

不動産開発では、高級住宅や商業用不動産の開発を行っており、英国やベトナム、シンガポール、オーストラリアなど7ヶ国で事業を展開している。また、ザ・エッヂ・トップ・プロパティ・デベロッパー・アワードにおいて、2016年から5年連続で首位に輝いている。

2020年度の収益は32億2,800万リンギットで、マレーシア国内が89%を占める28億8,700万リンギットであった。

デジタル対応を積極的に進めており、2020年度はDXを含む様々なプログラムによる従業員のスキルアップに約110万リンギットを投資している。また、仮想エキスポである「セティア・バーチャル-X」も展開する。

出典:https://www.spsetia.com/

Mah Sing Group Bhd(マー・シン・グループ)

1965年にプラスチックの貿易業からスタートした会社で、1994年より不動産開発を手掛ける。不動産部門の他、プラスチック部門、ホテル部門、ヘルスケア部門で構成されている。2004年よりマレーシア証券取引所のメインマーケットに上場する。2020年度の収益は15億3,075万リンギット、税引後利益は1億39万リンギットを記録している。

不動産開発では住宅開発を得意とし、同部門において720名の従業員を擁する。2016年には、ジョホール州イスカンダル・マレーシアにて、1,313エーカーの土地に大規模タウンシップ「メリディン・イースト」を建設している。

アセアン・プロパティ・デベロップメント・アワードにおいては、2019年と2020年にベスト・デベロッパー賞を、プロパティ・グル・アジア・プロパティ・アワードではベストライフ・デベロッパーなど多数の賞を獲得している。

2020年5月にはメイバンク・イスラミックと提携し、画期的な住宅金融ソリューション「HouzKEY」を提供している。

出典:http://www.mahsing.com.my/

Ireka Corporation Bhd(イレカ・コーポレーション)

1967年にマレーシア全土の土木工事の請負い会社として設立。2002年6月、マレーシア証券取引所のメインマーケットに上場。現在は建設、不動産、テクノロジー、都市交通を中核事業とする。2002年にISO 9001:2000認証を取得。2020年度の収益は1億5,705万リンギットで、468名を雇用している。

同社の不動産開発は、1990年代にクアラルンプールのモントキアラにおける高級不動産が始まり。住宅、ホテル、小売店、オフィス、工業団地、特殊商業施設などを対象としており、『i-ZEN』と『zenZ』のブランドを展開している。

同社は、阪急阪神不動産との合弁事業で382戸から構成される『Dwi@Rimbun Kasia』の開発を進めている。また、敷地内に日本庭園と日本風の温泉スパを擁する168戸のサービス・アパートメント「KaMiモントキアラ」の開発も進められている。

出典:https://ireka.com.my/

Sunway Property(サンウェイ・プロパティ)

1978年に設立されたマレーシア大手コングロマリットであるサンウェイ・グループの不動産開発部門。同グループは世界50ヶ所の拠点で12の産業分野で事業を展開し、1万名以上を雇用している。

不動産部門では、住宅やオフィス、商業施設、タウンシップなどの開発を手掛ける。マレーシア国内だけでなく、中国やシンガポール、カンボジア、ベトナムなどの成長市場で幅広い物件を提供する。

2020年度における不動産部門の収益は9億9,023万リンギットで、全グループ収益の13%を占めている。

2020年には、ザ・スター・プロパティ・アワードにおいてベスト・オーバーオール・チャンピオンなどを受賞している。また、ザ・エッジ・トップ10不動産デベロッパー・アワードにおいて、10年以上に渡って上位にランクインしている。

出典:https://www.sunway.com.my/
https://www.sunwayproperty.com/

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Berjaya Land Bhd(ベルジャヤ・ランド)

マレーシア大手コングロマリット企業であるベルジャヤ・コーポレーションの不動産開発部門で、1990年に設立。ゲーミング(スポーツくじ)、ホテル及びリゾート事業、不動産開発・投資、自動車小売業を事業とする。

不動産開発では住宅やホテルなどを手掛けており、代表的なプロジェクトとして首都圏ではザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ヴァサナ25@セプテ・ハイツ、ブキジャリルでのコンドミニアム開発などがある。国内だけでなく、日本や韓国、ベトナム、中国でも実績を持つ。

2020年度の収益は51億6,031万リンギットで、税引後利益は4,300万リンギットを記録している。

2020年2月には、同社の手頃価格住宅プロジェクトである29階建てコンドミニアム「レジデンシ・ラナイ」の引き渡しを開始している。また、同社は同様のプロジェクトをスバン・ハイツ、シャー・アラム、ペナンでも展開している。

出典:https://www.berjaya.com/berjaya-land/
https://www.berjayaproperties.com/

IGB Corporation Bhd(IGBコーポレーション)

1964年にイポーガーデンとして設立され、現在は不動産投資や不動産開発、小売・ホテル運営・建設、教育などを行う。住宅不動産は、2002年5月に吸収合併したタン&タン・デベロップメントが手掛ける。マレーシアで最大の不動産会社の1つであり、アジア、オーストラリア、米国、イギリスに拠点を持つ。

2020年度の収益は10億1,642万リンギットで、税引前利益は1億4,766万リンギットを記録している。

子会社のタン&タン・デベロップメントは、2003年から16年間、ザ・エッジ・トップ10不動産デベロッパー・アワードを受賞している。

現在、ミッドバレーシティにおいてオフィスと高級賃貸住宅で構成される複合施設のメナラ・サウスポイント、そしてクアラルンプール北部の6.5エーカーの土地にて179戸の住宅を開発している。

出典:http://www.igbbhd.com/
https://www.tantan.com/

Malaysian Resources Corporation Bhd(マレーシアン・リソーシーズ・コーポレーション)

不動産開発・投資、エンジニアリング、建設、設備管理事業を行っており、1971年にマレーシア証券取引所に上場。マレーシアとオーストラリアにおいて不動産開発を展開している。

2020年度のグループ収益は12億リンギットで、不動産開発・投資部門は6億3,510万リンギットを占める。2020年のザ・スター・プロパティ・アワードにおいては、ベスト・オーバーオール・チャンピオンズなどを受賞している。

2020年10月には、マレーシアとして唯一、国連グローバル・コンパクトのCFOタスクフォースへの参加を発表、持続可能な開発目標(SDGs)の達成強化を推し進めている。

また、2019年11月に同社は通信大手のセルコム・アクシアタと提携、開発中のPJセントラル・ガーデン・シティにおいて5Gを含むスマートビルディングソリューション(スマートパーキング管理、スマート照明など)の導入を検討している。

出典:https://www.mrcb.com.my/

Gamuda Bhd(ガムダ)

1976年10月にペラ州イポーで設立された大手建設会社で、1992年8月にマレーシア証券取引所に上場。エンジニアリング・建設と不動産開発、水道・高速道路管理を中核事業とする。世界8ヵ国で事業を展開し、4,100名を雇用しいている。

2020年度のグループ収益は68億500万リンギットで、不動産開発の利益は全体の25%を占めている。

不動産開発は傘下のガムダ・ランドが担っており、住宅やタウンシップ、ゴルフリゾートなどの不動産開発を手掛けている。シンガポール、ベトナム、オーストラリアにも事業を展開。

2020年10月、ガムダ・ランドはバーチャルリアリティ・プラットフォーム上に構築された3Dフォーマットと、360°フルビューのデジタルバーチャル体験ギャラリーを発表。国内だけでなく、海外の不動産物件情報も見ることができる。

出典:https://gamuda.com.my/
https://gamudaland.com.my/

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IJM Land Bhd(IJMランド)

1983年にIBGコンストラクションとジュルタマ、ムダジャヤの3社が手を組み、ソリッド・ステートとして設立。現在、建設と建材製造、インフラストラクチャ整備、不動産開発、プランテーションを事業として展開している。

2020年度の収益は70億7,507万リンギットで、不動産開発は全体の33%を占める23億512万リンギットであった。

不動開発はIJMランドが担っており、国内だけでなくインド、中国、イギリスでも不動産開発を行っている。600人以上を雇用し、4,038エーカーの未開発土地を持ち、総開発価値は300億リンギット以上となっている。

2020年のエッジ・マレーシア・プロパティ・エクセレンス・アワードのトップ10 デベロッパーでは、第5位にランキングされている。また、同年のBCIアジア・アワードにおいては、マレーシアのトップ10デベロッパーに選ばれるなど、高い評価を受けている。

出典:https://www.ijm.com/

UEM Sunrise Bhd(UEMサンライズ)

政府系ファンドのカザナ・ナショナルが出資するUEMグループ傘下で、タウンシップ及び不動産開発を手掛ける。マクロタウンシップ、高層住宅、商業施設を得意とする。シンガポール、オーストラリア、カナダ、南アフリカでも事業を展開する。

2020年度の収益は11億3,688万リンギットで、国内中央地域が37%、同南部地域が18%、海外45%の構成となっている。1,151名の従業員を擁し、11,071エーカーの未開発土地を持ち、総開発価値は1,075億リンギットとなっている。

2021年3月には、「hUbホーム」と「hUbモール」、「hUbライフ」と呼ばれるモバイルアプリを発表、同社の住宅所有者に対してデジタル技術を使った利便性を提供している。

また、同社のデジタルサービスは、2020年のマレーシア・テクノロジー・エクセレンス・アワードにおいて、不動産デベロッパーとして初めて「デジタル:不動産部門」のトロフィーを受賞している。

出典:https://www.uemsunrise.com/

IOI Properties Group Bhd(IOIプロパティーズ・グループ)

国内大手コングロマリット企業であるIOIグループ傘下で、不動産開発と不動産投資、レジャー、ホスピタリティを手掛ける。1984年より不動産開発業界に参入し、2014年1月にマレーシア証券取引所のメインマーケットに上場している。

クランバレーとジョホールでタウンシップ開発を行い、シンガポールと中国でも事業を展開する。国内外で1万エーカー以上の土地を所有しており、2,316名の従業員数を雇用する。不動産開発にはISO 9001:2015基準を採用しており、すべてのプロジェクトは建設品質評価システムのスコアが70%以上となるよう建設している。

2020年度の収益は21億1,635万リンギットで、不動産開発が全体の77%を占める16億3,845万リンギットとなっている。

アセアン・プロパティ・デベロッパー・アワード2019/2020では、同社のプチョンの物件が最優秀モダン・リビング・デベロップメント賞を受賞している。

出典:https://www.ioiproperties.com.my/

Eco World Development Group Bhd(エコワールド・デベロップメント・グループ)

住宅や商業施設を手掛ける大手不動産デベロッパーで、8,126.4エーカーの土地を持ち、総開発価値は875億リンギットとなる。国内だけでなく、シンガポールとイギリス、オーストラリアでも事業を展開する。

2020年度の収益は19億9,668万リンギット、税引後利益は1億3,517万リンギットを記録している。また、同年度の従業員数は1,373名。

2019年12月には、同社は子会社を通じてジョホール州イスカンダルの200エーカーの土地に、低所得者向け住宅を開発する契約を締結したことを発表している。

2020年6月には、同社が共同出資するBBCCデベロップメントが、三井不動産(アジア)マレーシアと合弁会社となるMFBBCCサービスド・スイートを設立、ブキッビンタン・シティセンター開発地区におけるサービス・レジデンス・ブロックを2億4,200万リンギットで購入する契約を締結したことを発表している。

出典:https://ecoworld.my/

Sime Darby Property Bhd (サイムダービー・プロパティ)

住宅用、商業用及び工業用不動産の開発を手掛けるマレーシア最大手の不動産デベロッパー。アマナ・サハム・ブミプトラが43.96%、従業員積立基金が11.38%の株式を所有する。

同社は19,977エーカーの開発可能土地を持ち、総開発価値は869億リンギットになる。マレーシア国内だけでなく、イギリスとシンガポール、ベトナムでも事業を展開している。

2020年度の収益は20億6,280万リンギットで、不動産開発部門は全体の92.7%を占める19億2,250万リンギットを記録。また、同年度に1,668戸を新規にローンチし、販売戸数は2,258戸であった。

2021年3月には、マイクロソフトとデジタルトランスフォーメーションで協業することを発表、システム近代化と顧客へより充実したサービスを提供するとしている。2021年1月には、国内不動産デベロッパーとして初めて既存のコアアプリケーションとサーバーをマイクロソフト・アジュールに完全移行している。

出典:https://www.simedarbyproperty.com/

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マレーシアの主要不動産デベロッパー4選〜日系編〜

Mitsubishi Estate Residence Co., Ltd. (三菱地所レジデンス)

三菱地所レジデンスは日本の大手不動産デベロッパーで、2014年よりマレーシアの不動産開発に参入する。マレーシアでは、2つの不動産開発実績を持つ。

まず、2014年12月に着工し、2019年に竣工した「ストナー3」。クアラルンプール都心の大使館エリアに建設され、約5,900平方メートルの敷地に400戸を擁する。本プロジェクトは、マレーシア大手不動産デベロッパーであるIGBとの共同事業となっている。

2017年年1月には、マレーシア大手不動産デベロッパーであるIOIプロパティーズ傘下のパイン・プロパティーズがクアラルンプール近郊で進める住宅開発事業「ザ・ジェムズ」に参画することに合意している。本プロジェクトは、約40,000平方メートルの敷地に12階建から34階建まで8棟の住宅を順次開発するもので、総戸数は676戸となる。フェーズ1の竣工は2022年、フェーズ2は2023年を予定している。

出典:https://www.mec-r.com/

MITSUI FUDOSAN (ASIA) Malaysia Sdn Bhd(三井不動産)

日本の大手不動産デベロッパーである三井不動産のマレーシア法人で、会社設立は2016年。2013年にマレーシアのエアポート・ホールディングスを現地開発パートナーとして、最初のリテール・アウトレット・モール・プロジェクトを手掛ける。この他にも、コンドミニアムや集合住宅開発、アウトレットパーク、クアラルンプール国際空港等の施設の開発に従事する。

2016年には、マレーシア大手不動産デベロッパーのエコワールド、UDAホールディングス、そして従業員積立基金と提携し、クアラルンプールのブキッビンタン・シティセンターで「ららぽーと・リテール・プロジェクト」の開発を手掛けている。さらに、同社は2020年6月にBBCCデベロップメントとMFBBCCサービスド・スイートを設立することで合意している。

2019年12月には、マレーシアの不動産デベロッパーであるイースタン & オリエンタルとダマンサラ・ハイツにて高級住宅開発の合弁事業契約を締結している。

出典:https://www.mitsuifudosan-asia.com/

Panasonic Homes Malaysia Sdn Bhd(パナソニック・ホームズ)

日本の大手建設・不動産デベロッパーであるパナソニック・ホームズのマレーシア法人で、2012年5月にクアラルンプールに会社を設立。2017年より、マレーシアで住宅事業を展開している。

2015年12月には、現地不動産デベロッパーのMKHとパナホームMKHマレーシアを設立、500戸の戸建て住宅と約300戸の分譲住宅を手掛ける。パナソニックホームズ独自のアセアン地域向け「W-PC構法」の採用を進めている。

さらに、2018年2月には、MKHとMKHプロパティ・ベンチャーズを設立、セランゴール州のカジャンでサービス・アパートメント「MIRAIレジデンス」を展開している。本プロジェクトでは、パナソニックが2017年からアジア太平洋地域で推進している「クオリティ・エア・フォー・ライフ」というコンセプトを適用しており、全熱交換気システム(又は換気システム)とナノイーを搭載した高性能エアコンが各住戸に設置されている。

出典:https://www.panasonic.com/my/company/homes/housing-development.html

Daiwa House Malaysia Sdn Bhd(大和ハウス・マレーシア)

日本の大手不動産デベロッパーである大和ハウス工業のマレーシア法人で、2012年よりマレーシアに進出し、2015年にマレーシア法人を設立。クアラルンプールとジョホールに拠点を持つ。株主は大和ハウス工業の子会社であるDHアジア・インベストメント。

戸建住宅、賃貸住宅、コンドミニアム、商業施設、オフィスビルなどを手掛ける。2015年には、ジョホール州イスカンダル地方でマレーシア初の高級プレハブ住宅となる「サクラ・レジデンス・プロジェクト」を手掛ける。本プロジェクトでは、マレーシア最大手デベロッパーであるサンウェイと業務提携書を締結している。

また、2018年11月にはセランゴール州においてマルチテナント型物流施設「ディープロジェクト・マレーシア・ワン」を2019年1月7日に着工すること、そして2020年9月には「ディープロジェクト・マレーシア・ツー」を2020年9月1日に着工することを発表している。

出典:https://www.daiwahouse.com.my/

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マレーシアの主要不動産デベロッパー4選〜外資系企業編〜

CapitaLand Limited(キャピタランド)

2000年に設立されたシンガポールの大手不動産会社で、サービスレジデンス、商業施設、宿泊施設の開発・運営を行う。マレーシアでは首都圏以外にも、ペナン、ジョホール、パハン、サバ、サラワク等の開発に投資している。

マレーシア国内の主な物件としては、サマセット・サービス・レジデンス、アスコット・ザ・レジデンス、シタディーン・アパートメント・ホテルなどがある。

また、国内のショッピングモール開発・投資はマレーシア法人のキャピタランド・モール・トラストが手掛けている。同社は2010年7月にマレーシア証券取引所に上場しており、2020年度の粗収益は2億6,140万リンギットを記録している。

現在、同社は国内で5つのショッピングモールを所有しており、正味賃貸面積は310万平方フィート、入居率85.1%、年間利用客数3,240万人となっている。

出典: https://www.capitaland.com/
https://www.cmmt.com.my/

Malaysia Land Properties Sdn Bhd (マレーシア・ランド・プロパティーズ)

香港を拠点とするファーイースト・コンソーシアム・インターナショナル傘下において、マレーシア国内での不動産開発を手掛ける。1995年に設立され、サービス・アパートメントや住宅、商業施設、ホテル、オフィスビルなどの開発を展開している。

サービス・アパートメントのパイオニアでもあり、クアラルンプールやセラン​​ゴール、プトラジャヤ、ジョホールなどの主要地域で不動産開発を行っている。

親会社の2020年度におけるマレーシアでの不動産開発の収益は2,320万香港ドルで、583万香港ドルの利益を計上している。

2021年に、同社のブティック・プロジェクト「ワン・ストナーKLCC」(0.56エーカーの敷地に285戸のサービス・アパートメントを有する33階建てタワー)の共同マーケティングを実施するため、NWPホールディングスと提携を発表している。

出典: https://www.mayland.com.my/
https://www.fecil.com.hk/

Wing Tai Malaysia Sdn Bhd(ウィング・タイ・マレーシア)

1955年に香港、そして1963年にシンガポールで設立された不動産開発デベロッパー。マレーシア法人設立は1966年で、1979年1月から2017年8月までマレーシア証券取引所のメインマーケットに上場されていた。

同社は子会社を通じて不動産開発・投資、アパレル・ライフスタイの小売りなどを展開している。

所有する物件は、ペナンのブキッ・ムルタジャムにある「ガーデン・ヴィラ」(2階建てセミデタッチ、122戸)と「ガーデン・スーパーリンク」(2階建てテラスハウス、70戸)、BMウタマ(2階建てテラスハウス93戸、2階建てセミデタッチ4戸)、ペナンのマチャンブ・ボクにある「ガーデン・テラス」(2階建てテラスハウス、84戸)、クアラルンプールの高級アパートメント「ル・ヌーヴェルKLCC」(195戸)と「ノーブルトン・クレスト」(25戸)となっている。

出典: https://www.wingtaiasia.com.my/

Agile Real Estate Development (M) Sdn Bhd(アジャイル・リアルエステート・デベロップメント)

1992年に設立され、中国を拠点して80以上の都市で250以上のプロジェクトを展開する大手不動産デベロッパー。2005年に香港証券取引所のメインボードに上場。2015年、クアラルンプールのプロジェクト「アジャイル・モントキアラ」に参入することで、マレーシア進出を果たす。

2019年3月に、同社はアセアン・プロパティ・アワードにおいて「ベスト・ラグジュアリー・ハイライズ・デベロップメント」に選ばれている。

同社が国内で所有する物件は「アジャイル・モントキアラ」(PJDグループとの合弁事業)、「アジャイル・ブキッ・ビンタン」(トロピカーナ・コーポレーションとの合弁事業)、「アジャイル・エンバシー・ガーデン」、「アジャイル・スカイレジデンス」となっている。

出典: https://agileinternational.com.my/

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