【最新版!】マレーシアの主要鉄道・バス会社12選〜運輸・物流業界〜

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今回は、マレーシアの主要主要鉄道・バス会社に焦点を当て、ローカル12社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

読了時間の目安:5分

マレーシアの鉄道・バス業界 業界地図はこちら!

マレーシアの主要鉄道・バス会社12選〜ローカル編〜

KTM Bhd(ケーティーエム)

1885年にマレーシア初の鉄道会社として開業。財務省が完全所有している鉄道会社で、エレクトリック・トレイン・サービス(ETS)とKTMコミューター、スカイパーク・リンク、KTMインター・シティの3つの路線を持つ。

ETSは2010年8月に開業、グマス(ヌグリ・スンビラン州タンピン地区)とパダンベサール(タイ国境)間を結び、1日当たり1万900人が利用する。KTMコミューターは1995年にクランバレー郊外と中心部を結ぶ路線として開業、2010年には女性専用車両を導入している。スカイパーク・リンクは、KLセントラルとスバン空港スカイパークターミナル間を結んでいる。

また、同社は貨物のKTMカーゴも運営しており、クラン港ターミナルやジョホール港、タンジョンペレパス港など主要な港湾施設やコンテナターミナルと接続されている。

出典:https://www.ktmb.com.my/

Express Rail Link Sdn Bhd(エクスプレス・レイル・リンク)

1997年に、クアラルンプールセントラル駅とクアラルンプール国際空港を結ぶ路線として開業。主要株主は大手コングロマリット企業のYTLコーポレーション(45%) 、巡礼基金のレンバガ・タブン・ハジ (36%)、SIPPレイル(10%)、トリシリコ・エクイティ(9%)となっている。

2002年より、KLIAエクスプレスとKLIAトランジットを運行し、2014年4月には格安航空会社ターミナルが完成したことで、KLIA2にまで路線が拡張された。同路線は57kmの距離を最短28分で結んでおり、これまでのオンタイム・パフォーマンスは99.7%を記録している。

同社と子会社のERLメンテナンスサポートはISO 9001:2015認証を取得しており、ERLメンテナンスサポートは環境マネジメントシステムのISO14001:2015認証も取得している。

2021年4月、同社は政府の進める「ゴー・キャッシュレス・イニシアチブ」に沿って、同年5月1日よりスマートカードチケットからMyKadプラットフォームに切り替えることを発表している。これにより、利用者の利便性が高まることが期待されている。

出典:https://www.kliaekspres.com/

Mass Rapid Transit Corporation Sdn Bhd(マスラビット・コーポレーション)

2011年に財務省が完全所有する会社として設立、国内でメトロ開発を推進する。2017年、同社は国内初のMRT路線となる総延長51kmのMRTカジャン線を納入し、現在はプトラジャヤ線の完成を目指している。プトラジャヤ線は2021年中にフェーズ1の運行を、そして2023年1月の全線開通を計画している。

カジャン線では、85の作業パッケージのうち42がブミプトラの請負業者となり、落札契約総額の50%に達している。プトラジャヤ線においても、66の作業パッケージのうち36がブミプトラの請負業者へ割り当てている。

また、同社はジョホールバルとシンガポールを結ぶ高速輸送システム(RTS)リンクプロジェクトのマレーシア国内のインフラ整備会社としても任命されている。本プロジェクトは、2024年12月までに土木工事を完了させ、2026年12月31日に全線が開通する計画となっている。

社内マネジメントにおいては、同社ISO 9001:2015 、ISO 14001:2015、そしてISO 37001:2016の認証を取得している。

出典:https://www.mymrt.com.my/

Malaysia Rail Link Sdn Bhd(マレーシア・レイル・リンク)

マレーシア財務省の事業体として設立され、東海岸の各州(ケランタン州、トレンガヌ州、パハン州)とクランバレー間の総延長665kmを結ぶ電化鉄道プロジェクト「イーストコースト・レイル・リンク(ECRL)」の所有者であり、管理を業務とする。プロジェクトでは中国交通建設がエンジニアリング、プロキュアメント、建設、コミッショニングを請け負っており、2026年12月までに完成する予定となっている。

2021年6月2日、同社はトレンガヌ州の871メートルのトンネル工事を予定より6ヵ月前倒しで完了したことを発表。同プロジェクトは、2021年5月時点で22.62%とわずかに計画を上回るペースで進捗している。

また、2021年7月9日には、中国からトンネル掘削機(TBM)2台のうち1台が予定通り到着したことが発表された。このTBMは硬い岩盤での使用を想定した特注品となっており、TBMヘッドの重量は約900トン、長さ25m、直径8.98mで、これはマレーシアの鉄道トンネル掘削用TBMとしては最大級の大きさとなっている。

出典:https://www.mrl.com.my/

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Ireka Corporation Bhd(イレカ・コーポレーション)

1967年にマレーシア全土の土木工事の請負い会社として設立。2002年6月、マレーシア証券取引所のメインマーケットに上場。現在は建設、不動産、テクノロジー、都市交通を中核事業とする。2002年にISO 9001:2000認証を取得。2020年度の収益は1億5,705万リンギットで、468名を雇用している。

同社が手掛ける都市交通事業では、CRRCアーバントラフィックと2019年7月に合弁会社となるモービルスを設立している。合弁会社は、都市交通ソリューションの提供、及び電気輸送車両の供給、都市交通システムの導入に注力するものであり、特にグリーンエネルギーやスマート交通ソリューション、そして東南アジア初となる都市向けの自動高速移動システム(ART)の導入を推進している。

ARTはCRRCグループが開発した最先端の技術であり、低導入コストを可能としており、電気や水素などのクリーンなエネルギー源で運行する。車両は道路の仮想線路標識を読み取るセンサーを備えていることから線路を必要とせず、独自のルートを自動的にナビゲートできる。

2021年4月には、イスカンダル地域開発局が主催する3ヶ月間のパイロットテストプログラムにおいて、同社はARTのバーチャルトラッキング機能を中心にテストを行い、駅の旅客情報システムにART車両のリアルタイム位置情報を統合することを発表している。

出典:https://ireka.com.my/

Konsortium Transnasional Bhd(コンソーシアム・トランスナショナル)

コンソーシアム・トランスナショナルはマレーシア半島を運行するバス会社として設立され、2007年6月にマレーシア証券取引所に上場。

主にマレーシア半島にて路線バスと高速バスサービスを提供しており、 ほぼすべての主要な都市・町で運行している。同社は250以上の路線を展開しており、1,500台超のバスで年間6,000万人に利用されている。提供しているブランドは、ナイス・エグゼクティブ・コーチ、プラスライナー、トランスナショナル、シティー・ライナー、KLシティ・エアポートなどがある。2013年には、ベスト・フリート・マネジメント・アワードを受賞している。

2020年度の収益は3,040万リンギットで、2,511万リンギットの税引前損失を計上している。内訳としては、路線バスが37%、高速バスは59%が収益に寄与している。

出典:http://www.ktb.com.my/

Gunung Capital Bhd(グヌン・キャピタル)

グヌン・キャピタルはクアラルンプール証券取引所のメインボードに上場しており、20社以上の株式を所有。輸送と再生可能エネルギーを主事業とする。

輸送に関しては、同社は2010年にGPBコーポレーションを買収、陸上旅客輸送資産と特殊車両フリートのチャーター事業を展開している。現在、子会社であるGPBコーポレーションとグヌン・リソーシーズ、間接子会社のバス・ラヤットを通じて輸送チャーターに注力している。

同社は輸送資産、運転手、燃料、メンテナンスコスト、その他の運用コストを固定料金でチャーターする方法を採用しており、 防衛省と多数の中期契約を締結している。この他にも、企業や大学のシャトルバスサービス、臨時チャーター便の運行などを行っている。

2019年12月には、国防省から2022年12月までの3年間を上限として、4,420万リンギットの契約を獲得しており、軍学校の宿舎における送迎サービスを提供している。このサービスでは、44人乗りバス233台と25人乗りバス85台が必要となる。

2020年度の収益は1,162万リンギット、税引後利益は121万リンギットとなっている。水力発電所がまだ建設中であるため、同社の収益のほぼ100%がフリートのチャーター事業からとなっている。

出典:https://gcapital.com.my/

Handal Group of Companies(ハンダル・グループ)

ジョホール最大の公共バス会社で、ハンダル・インダ、ハンダル・チェリア、コーズウェー・リンク・ホリデーズ、リンネックス・コーポレーション、ヒップグラフィ・アドバタイジングで構成されている。同社は2003年にコーズウェイ・リンクのブランド名でバスサービスを開始。

現在、同社はシンガポール及びマレーシア半島のクラン、クアラルンプール、バトゥー・パハト、マラッカ、ジョホールバルといった10以上の都市において、高速バスや市内観光バス、チャーターバス、シャトルバスなどを運行しており、50以上の路線を持つ。同社が所有バスは550台以上になり、毎月300万人以上の通勤者に利用されている。

同社は、2020年5月にカンプール・デリバリーと提携し、レストランやケーキ、小包などをジョホールバルの顧客に届けるプラットフォームを開設し、事業の多角化を展開している。

2020年6月には、日野モータース セールス(マレーシア)とMoUを締結、ジョホールバにおいて2020年6月15日から7月12日までの期間中に、低床ミニバスの試運転を行っている。また、同年7月にはペトロナス・リファイナリー&ペトロケミカル・コーポレーションからシャトルバスの運行で5年間の長期契約を受注している。

出典:https://www.causewaylink.com.my/

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K.K.K.L Sdn Bhd(ケーケーケーエル)

1983年1月に設立されたバス会社で、44人乗りのバス1台と工場用シャトルバス数台で事業を開始。現在、スーパーVIPエアコン付き高速バス、エグゼクティブダブルデッキバス、シングルハイデッキバスを含む 100台超のバスを所有し、200人以上の運転手を擁する。また、より豪華で快適なバス旅行を望む顧客ニーズに対応するため、18席だけでLCD設備を備えた新しいファースト・クラス・エディションが導入されている。

同社はKKKLエクスプレスのブランド名で、マレーシア半島のすべての主要都市とシンガポール、タイの ハートヤイの路線を運行している。

同社では安全性を第一優先としており、運転手は様々な段階で厳しいテストを受けている。また、安全のため運転手には基本的な機械操作のトレーニングも実施されている。

出典: https://www.kkklexpress.com/

Sri Maju Grou(スリマジュ・グループ)

1978年に設立された大手バス事業者の一つで、1台のバスから事業を開始。現在は128台のバスを所有し、マレーシア、シンガポール、タイ全土に14以上の直営店と10の代理店を展開し、チケット販売を行っている。

同社はマレーシア半島西海岸とシンガポールを結ぶ500以上の路線を毎日運行している。使用している車両には、各席に液晶テレビが搭載され、最新の映画や音楽を楽しめる21席ハイデッキのファーストクラス、25席のビジネスクラス、そして36席又は44席のノーマルバスがある。ノーマルバスは、マレーシア国内、及びチャーター便として使用されている。

また、同社は国内12のホテルとパートナーとなっており、ツアーパッケージ(イポー発、シンガポール発、海外地上ツアー、クルーズツアー)も提供している。

出典: http://www.srimaju.com/

MARA Liner Sdn Bhd(マラ・ライナー)

前身のケンデラン・バス・マラ(KBM)は、農村地域にサービスを提供することを使命として事業を行っていた。1985年9月1日にマラ・ホールディングスが設立され、KBMは2000年にナディコープと改名、政府政策の下で起業家育成企業として民営化された。ただ、第10次マレーシア計画において農村地域での交通手段が再度重要視され、2012年4月23日にバス事業を強化するため、マラ・ライナーが設立された。

同社の授権資本は2,200万リンギット、払込資本金は1,500万リンギットとなっている。現在、路線バスで186台の車両と、高速バスで100台の車両を保有し、26支店を展開、501名を雇用している。

高速バスはマレーシア半島で28の路線を運行している。路線バスはマラ・ライナーのブランド名で営業しており、79の路線を運行している。

また、同社においては2012年10月からMRO(保守・修理・分解検査)も正式に提供しており、30人以上の専門家を擁している。

出典: http://www.maralinergroup.my/

Prasarana Malaysia Bhd(プラサラナ・マレーシア)

財務省が完全所有している公共交通機関で、鉄道とバス、フェリーを事業とする。同社では、ラピッドKL、ラピッド・ペナン、ラピッド・クアンタンで鉄道とバスサービスを提供している。

ラピッドKLはクランバレーの公共交通機関として、バスとライトレールトランジット(LRT)、マスラピッドトランジット(MRT)、モノレールなどを運営している。ラピッド・ペナンは2007年に設立され、バスサービスを提供している。また、ラピッド・クアンタンは2012年に設立されたバス会社となっている。

同社はシンガポールのSMRTコーポレーションとジョホールバル-シンガポール高速輸送システム(RTS)リンクで提携しており、2020年に設立した合弁会社のRTSオペレーションが、2026年末までの開業を目指している。本路線は、1時間に最大1万人の乗客を輸送する能力を持っており、2021年5月時点で順調に進展していることが発表されている。

また、同社はクランバレーでLRT3プロジェクトを進めており、37.6kmのルートを2024年2月に開通する予定としている。2021年6月には、同路線で運用する車両が中国のCRRCコーポレーションから納入されている。

出典: https://myrapid.com.my/

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