台湾の病院業界は、台湾大学医学院附属病院や林口長庚紀念醫院などローカルの医学中心が高度医療を牽引する市場です。台湾の主要企業は病床拡充と先端医療技術の導入、地域医療ネットワークの構築を着実に進めています。
今回は、そんな台湾の病院業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて12社の最新情報をお届けしていきます!
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台湾の主要病院企業12選〜ローカル編〜
National Taiwan University Hospital (ナショナルタイワンユニバーシティホスピタル)
1895年に創設された台湾を代表する国立の医学中心である。台湾大学医学院の附属病院として、本院に約2,600床、金山・北護・癌医中心・新竹・雲林などの分院を含む台大医療体系全体では5,400床超を擁する。
衛生福利部の医学中心に認定され、教育・研究・診療の三本柱を担う。肝炎や臓器移植、がんの診断・治療、生体医工学などの先端領域で長年にわたり成果を積み重ねてきた。
2008年に児童病院、2021年にはがん医療を強化する癌医中心を開設し、高度専門医療の体制を広げている。国際医療センターを通じて外国人患者の受け入れにも対応している。
2024年12月にはNVIDIAの最新スーパーコンピュータを導入し、AIによる手術シミュレーションや3D再現など智慧医療の高度化を進めている。2026年時点で台湾の医療と研究を牽引する中核機関である。
出典:https://www.ntuh.gov.tw/
Linkou Chang Gung Memorial Hospital (リンコウチャンガンメモリアルホスピタル)
1978年に開設された林口長庚紀念醫院は、長庚医療財団法人が運営する台湾最大級の医学中心である。公式サイトによれば約3,700床規模を擁し、年間外来は約400万人次、救急は約20万人次、入院は約10万人次にのぼる。
医学大楼・復健大楼・病理大楼・児童大楼から成る大規模施設を備え、各専門診療科を細分化した高度専門医療を提供する。2014年には大規模な単一施設としてJCIの国際認証を取得した。
2015年には陽子線がん治療を担う質子暨放射治療中心を開設し、先端的な放射線治療の体制を整えた。がん、移植、心血管など幅広い領域で高い診療実績を持つ。
AI医療にも注力し、AI核心実験室のチームが2024年度の国家医療品質賞の智慧医療部門を受賞している。2026年時点で台湾を代表する総合病院である。
出典:https://www.cgmh.org.tw/tw/Systems/AreaInfo/5
Taipei Veterans General Hospital (タイペイベテランジェネラルホスピタル)
1958年に設立された臺北榮民總醫院は、退除役官兵輔導委員会が運営する台北の医学中心である。病床数は約3,000床規模で、医師1,000名超を擁し、年間200万人以上を診療する。
衛生福利部の医学中心に認定され、心臓血管、神経、がん、生殖医療など幅広い高度医療を担う。微創手術や不整脈の電気焼灼、生殖内分泌治療などで豊富な実績を持つ。
2023年5月には台湾初となる重粒子線がん治療センターを本格稼働させ、2025年6月には治療500例の節目を迎えた。先端がん治療の拠点として存在感を高めている。
AIセンターや国際医療センターも運営し、研究と国際化を推進する。2024年の世界の優れた病院ランキングでは台湾から選出されるなど、2026年時点で高い国際的評価を受けている。
出典:https://www.vghtpe.gov.tw/
China Medical University Hospital (チャイナメディカルユニバーシティシンチューホスピタル)
1980年に開院した中國醫藥大學附設醫院は、台中に本拠を置く医学中心である。7棟の医療棟に約2,200床を備え、職員は6,400名を超える。中西医の統合を特色としている。
衛生福利部の医学中心評価で優等の認定を受け、JCI国際認証も取得している。小児医療、中西医統合、がん治療を三本柱とし、臓器移植や細胞治療でも先端的な症例を扱う。
児童病院や新竹附設病院、北港附設病院、安南病院など関連病院を擁し、地域医療の裾野を広げている。生殖医学や心血管、脳卒中などの特色センターも多い。
AI医療で知られ、院内にAI・ロボット創新中心を設置して「一科一AI」戦略を推進する。2025年には敗血症予測などのAIツールを実装したスマートホスピタル構想を公表した。2026年時点で台湾の智慧医療を牽引している。
出典:https://www.cmuh.cmu.edu.tw/
Kaohsiung Medical University Chung-Ho Memorial Hospital (カオションメディカルユニバーシティチュンフーメモリアルホスピタル)
1957年に創設された高雄醫學大學附設中和紀念醫院は、台湾で最も歴史ある私立医学系病院の一つで、南部を代表する医学中心である。全院で約1,700床を備え、専任主治医は400名を超える。
衛生福利部の医学中心評価で優等の認定を受け、2016年にはJCI認証も取得した。67の臨床診療科と10の統合医療センターを擁し、乳がん治療やダヴィンチ低侵襲手術などに強みを持つ。
2017年には東アジア初となる肘関節上位での上肢同種移植を成功させるなど、高度で先進的な医療に取り組んできた。国際医療センターを通じて外国人患者の受け入れにも対応する。
2026年1月には台湾の医療機関として初めてNVIDIAの高性能GPU演算基盤を導入し、院内のAI算力を強化した。高雄の四大医学中心による連邦学習連携にも参画し、智慧医療を推進している。
出典:https://www.kmuh.org.tw/
Kaohsiung Chang Gung Memorial Hospital (カオションチャンガンメモリアルホスピタル)
1986年に開設された高雄長庚紀念醫院は、長庚医療財団法人が運営する南部有数の医学中心である。約2,650床を備え、医師約1,060名を含む5,860名超の職員を擁する。
衛生福利部から特優の医学中心と評定され、81の専門・次専門診療科を持つ。肝臓移植、頭頸部がん再建、心筋梗塞のインターベンション、がん治療、生殖補助医療などで高い実績を持つ。
1日の外来は7,800人を超え、救急も315人超と、南部の高度医療を支える中核を担う。難治性や希少疾患への対応でも評価が高い。
2025年には中山大学と手術シミュレーション革新センターを共同設立し、2026年7月には協力協定を再締結した。精準医学や智慧医療の研究連携を強化しており、2026年時点で研究基盤の整備を進めている。
出典:https://www.cgmh.org.tw/tw/Systems/AreaInfo/10
Cathay General Hospital (キャセイジェネラルホスピタル)
1977年に霖園グループの精神のもとで設立された國泰綜合醫院は、台北に本拠を置く医学中心である。総院で約800床を備え、汐止や新竹などの分院とあわせて4層の医療ネットワークを形成する。
衛生福利部の評価で医学中心に再認定されている。心臓内科、消化器内科、神経内科、内分泌代謝、血液腫瘍、婦人科など内科系を中心に幅広い診療を提供する。
独自開発のウェブ型医療情報システムを備え、ICTやモバイル、電子カルテの活用に積極的に取り組んできた。臨床医学研究センターを設け、幹細胞やがん研究で成果を上げている。
2026年には健康サステナビリティのESG医療評価で複数の受賞を果たし、国家生技医療品質賞やSNQマークも多数獲得した。2026年時点で質の高い総合医療を提供する病院として知られる。
出典:https://www.cgh.org.tw/
National Cheng Kung University Hospital (ナショナルチェンカンユニバーシティホスピタル)
1988年に正式開院した國立成功大學醫學院附設醫院は、台湾南部で唯一の国立大学附属の医学中心である。国家建設計画の一つとして整備され、約1,200床を備える。「成大醫院」の通称で親しまれている。
1993年に正式な医学中心に認定され、南部の高度医療と医学教育を支える。心・肝・腎・肺の多臓器移植や経カテーテル大動脈弁置換、肺動脈高血圧チームなどで先進的な医療を提供する。
皮膚バンクや眼球バンク、がん治療、緩和ケアなど幅広い専門領域を担い、毎年多くの研修医を育成している。台湾南部の医療水準の向上を目的として設立された経緯を持つ。
現在は精準医療とスマート医療の実証拠点となる沙崙医療園区の整備を進め、2025年に起工し2030年の完工を予定する。2025年には超高齢社会に対応する高齢者専門病院の構想も打ち出した。
出典:https://web.hosp.ncku.edu.tw/
Kaohsiung Veterans General Hospital (カオションベテランジェネラルホスピタル)
1990年に開院した高雄榮民總醫院は、退除役官兵輔導委員会が運営する南部の医学中心である。約1,450床を備え、南部地域の医療水準向上を目的として整備された経緯を持つ。
衛生福利部の評価で医学中心と認定され、教育病院としても機能する。心臓血管のカテーテル治療、生殖医学、眼科のレーザー治療、ガンマナイフによる神経外科治療などに強みを持つ。
国際医療推進センターを設け、英語やベトナム語、インドネシア語に対応した外国人患者の受け入れ窓口を運営している。高齢化に対応した高品質なシニア医療の整備にも取り組む。
2025年9月の開院35周年に合わせて国際会議中心を開設し、遠隔会診や遠隔教育を統合した智慧医療協作の拠点を整えた。2026年6月には中山大学と戦略提携を結び、AI医療や精準医学の連携を進めている。
出典:https://www.vghks.gov.tw/
Taichung Veterans General Hospital (タイチュンベテランジェネラルホスピタル)
1982年に開院した臺中榮民總醫院は、退除役官兵輔導委員会が運営する中部の代表的な医学中心である。約1,600床規模を備え、中部の高度医療を支える中核機関となっている。
衛生福利部の医学中心評価で優等の認定を受けている。心臓の電気生理学的治療である心房細動アブレーションで世界的な実績を持ち、ダヴィンチ手術でも卓越したセンターと評価される。
心臓移植や肝移植、CAR-T細胞療法にも対応し、粒子線治療科を設けてがんの先端治療を提供する。国際医療センターを通じて年間1万人を超える外国人患者に対応してきた。
AI医療に長年注力し、遠隔医療センターを核とした智慧医院として高い評価を受けている。ベトナムやタイなどへ医療団を派遣するなど、2026年時点で国際協力にも積極的に取り組んでいる。
出典:https://www.vghtc.gov.tw/
Shin Kong Wu Ho-Su Memorial Hospital (シンコンウーフオシメモリアルホスピタル)
1992年に正式開院した新光吳火獅紀念醫院は、台北市士林区に位置する医学中心である。設立認可は1986年で、地上9階地下4階の総合医療棟を備え、約900床規模を有する。
2001年に衛生署の評価を通過して正式に医学中心へ昇格し、以後の評価でも認定を維持している。急性・重症医療や心臓医学、予防医学を重点領域とする。
トモセラピーによる放射線治療センターや再生医学中心、乳がんセンター、ダヴィンチ手術中心などの特色部門を備える。2004年に開設した健康検査センターではPET-CTやMRIを用いた高度な検診を提供する。
士林、北投、三重、蘆洲地区の医療拠点として地域医療を担い、国際医療では英語やインドネシア語、ミャンマー語、日本語、韓国語に対応する。2026年時点で急性集中治療と予防医療の充実を進めている。
出典:https://www.skh.org.tw/
Chang Gung Medical Foundation (チャンガンメディカルファウンデーション)
1976年に創設された長庚醫療財團法人は、王永慶によって設立された台湾最大規模の医療体系を運営する財団法人である。基隆・台北・林口・嘉義・高雄などの主要院区を擁し、登記病床数は約11,000床にのぼる。
傘下の林口長庚と高雄長庚が医学中心に位置づけられ、系列全体で高度医療から地域医療までを担う。林口と高雄には800床規模の児童医学中心を設けるほか、ナーシングホームや養生文化村も運営する。
陽子線治療センターやAI核心実験室を備え、がん治療や細胞治療、精準医療の研究に強みを持つ。2024年には林口長庚が国家医療品質賞で医学中心組の特優機構に選ばれた。
がんの免疫細胞研究が2025年に国際学術誌に掲載されるなど、研究面でも成果を上げている。2026年時点で台湾の医療を長年にわたり牽引してきた代表的な医療法人である。
出典:https://www.cgmh.org.tw/tw/Systems/About
FAQ
台湾の主要病院についての基本情報は何ですか?
台湾の主要病院は、国立台湾大学医学院附設医院、林口長庚記念病院、台北榮民総合病院など、多くの規模と専門性を持つ医療施設が含まれます。これらの病院は、教育、研究、高品質な医療サービスを提供し、国内外から高い評価を受けています。
台湾の主要病院はどのようなサービスを提供していますか?
台湾の主要病院は、一般医療、専門的な治療、研究開発、研修、予防医療、先端医療技術の導入及び国際協力など、多岐にわたるサービスを提供しています。
台湾の病院にはどのような研究や技術開発が行われていますか?
台湾の病院では、脳神経研究、遺伝子工学、幹細胞研究、心臓血管治療、放射線療法、電子医療記録など、さまざまな先端医療技術と研究が行われており、国内外の医療レベル向上に寄与しています。
台湾の病院の規模と設備について教えてください。
台湾の主要病院は、数百床から数千床を有し、最先端の医療機器と充実した医療スタッフを備えています。例えば、林口長庚記念病院は3,666床を持ち、多くの専門医療サービスを提供しています。
台湾の病院の今後の展望や特徴は何ですか?
台湾の病院は、医療の質向上と国際協力の促進に重点を置き、電子カルテやICT情報通信技術の導入、ロボット医療などの革新的な医療技術の採用を進めており、患者中心の人性化ケアと高品質な医療サービスの提供を目指しています。

