【最新版!】ベトナムの主要医療機器メーカー22選〜医療・介護業界〜

ベトナム 医療機器業界 業界地図

ベトナムの医療機器業界は、輸入依存率90%超の構造の中でUSMヘルスケア等のローカルメーカーが国産化に挑み、テルモ・オリンパスなど日系企業も製造拠点を構える成長市場です。政府の医療機器国産化推進と医療インフラ整備加速を背景に、主要プレイヤーへの投資が続いています。

今回は、そんなベトナムの医療機器業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて22社の最新情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

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目次

ベトナムの主要医療機器企業11選〜ローカル編〜

USM Healthcare (USMヘルスケア)

USMヘルスケアは2012年にベトナム人医師とエンジニアが共同で設立した医療機器メーカーである。冠動脈ステントシステム、バルーンカテーテル、静脈カテーテルなど心臓血管系医療機器を専門に製造しており、ベトナムで初めて「Made in Vietnam」の薬剤溶出型冠動脈ステントを製品化した企業として知られる。

同社の製品は欧米基準と同等の品質を有しながら低コストで提供されており、心疾患治療へのアクセス向上に貢献している。品質管理ではISO 9001、ISO 13485、WHO-GMPなどの国際認証を取得し、国内外の医療機関から高い評価を受けている。2026年5月時点においても国内医療機器国産化の旗手として積極的な事業展開を続けている。

医療機器の約90%を輸入に依存するベトナムにおいて、国産製造能力拡充を通じて輸入代替を推進する先導的役割を担っている。政府が推進する医療産業の自立化政策とも合致した取り組みとして注目される。

今後はASEAN市場への輸出拡大も視野に入れており、研究開発への投資を強化しながら製品ラインの拡充を図っている。

出典:https://usm.com.vn/en/

Medical Devices and Biomaterial Plant JSC (MEDEPジョイントストック)

MEDEPは2015年に設立されたベトナム国内100%資本の医療機器メーカーであり、ホーチミン市サイゴンハイテクパーク内に本社・工場を構えている。ベトナムで初めて眼内レンズおよび抗菌剤コーティング外科縫合糸の国内製造に成功した企業として知られ、高度インプラント型医療機器の製造・研究開発を事業の核としている。

製造施設は延床面積1万平方メートルを有し、ISO 14644に準拠したクリーンルームを整備している。製造・測定機器は米国および欧州から導入しており、国際水準の品質管理体制を構築している。2026年5月時点においても同社の製品ラインは着実に拡充されている。

品質認証面ではISO 13485:2016の認証をBSIベトナムから取得し、欧州市場への輸出も視野に入れた製品開発を行っている。経営幹部は医療機器分野で20年以上の経験を持つ専門家で構成されている。

ベトナムにおける医療機器国産化推進の観点から政府や研究機関との連携を深め、バイオマテリアル分野での研究開発活動も展開している。

出典:https://www.medep.net/

Armephaco (アーメファコ)

アーメファコは1996年に軍医薬品企業として創設され、2010年に株式会社として再編されたベトナムのローカル医療機器・医薬品メーカーである。本社はハノイ市ロンビエン区に置かれており、医療機器と医薬品の双方を事業領域とする複合型企業として国内市場で幅広い存在感を示している。

医療機器部門では血糖値計、血圧計、診察台、医療用ベッド、注射器廃棄装置など多様な製品を製造・販売している。ISO 9001認証を取得した医療機器工場を保有し、医薬品部門ではGMP-WHO基準準拠の製薬工場2棟を運営する。2026年5月時点においても安定した事業運営を続けている。

同社の強みは、軍需出身ならではの品質管理文化と、長年にわたって構築してきた全国的な販売・流通ネットワークにある。政府機関や公立病院への安定した供給実績を持ち、ベトナム国内の医療インフラを支える存在として地位を確立している。

ハノイを中心とする北部市場での影響力が特に強く、ワンストップ型の製品ポートフォリオが医療施設から支持を集めている。

出典:https://armephaco.com.vn/

Japan Vietnam Medical Instrument JSC / JVC (ジャパンベトナムメディカルインストゥルメント)

ジャパンベトナムメディカルインストゥルメント(JVC)は2001年設立、2011年にホーチミン証券取引所に上場したベトナムの医療機器専門商社である。MRI装置、CTスキャナー、X線システム、超音波診断装置、血液透析装置など高度医療機器の輸入・販売を主力事業とし、ベトナムの診断画像機器市場でトップシェアを誇る。

ハノイ市ドンダー区に本社を置き、全国の病院・診療所に対して機器販売、コンサルティング、技術サポート、修理・保守、ITサービスを包括的に提供するワンストップ型ビジネスモデルを展開している。自社でベト日診断画像クリニックも運営している。2026年5月時点においても上場企業として安定した事業を維持している。

日系技術・製品との連携が深く、日本の医療機器メーカーとの取引関係を梃に高品質な製品を国内市場へ供給してきた実績を持つ。登録資本は1,125億VNDであり、ベトナム上場医療機器関連企業として市場での認知度は高い。

公立病院の設備更新需要と民間医療施設の新設投資を背景にベトナムの医療機器市場は成長が続いており、取扱い機器の拡充とアフターサービス強化を通じてこの需要を取り込んでいる。

出典:https://ytevietnhat.com.vn/

Japan Vietnam Medical Instrument JSC / JVC (ジャパンベトナムメディカルインストゥルメント)

ジャパンベトナムメディカルインストゥルメント(JVC)は2001年設立・2011年にホーチミン証券取引所に上場したベトナム地場の医療機器専門商社である。MRI装置、CTスキャナー、X線システム、超音波診断装置、血液透析装置など高度医療機器の輸入・販売を主力事業とし、ベトナムの診断画像機器市場でトップシェアを誇る。

ハノイ市ドンダー区に本社を置き、全国の病院・診療所に対して機器販売、コンサルティング、技術サポート、修理・保守、ITサービスを包括的に提供するワンストップ型ビジネスモデルを展開している。自社でベトナム日本診断画像クリニックも運営している。

日系技術・製品との連携が深く、日本の医療機器メーカーとの取引関係を梃に高品質な製品を国内市場へ供給してきた実績を持つ。2026年5月時点においても上場企業として安定した事業を維持しており、公立病院の設備更新需要と民間医療施設の新設投資を取り込む戦略を継続している。

出典:https://ytevietnhat.com.vn/

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CPT Sutures Co., Ltd. (CPT SUTURES)

CPT Suturesは1992年にホーチミン市で設立された医療機器メーカーであり、外科用縫合糸の製造・流通を主要事業とするベトナムを代表するローカル企業のひとつである。吸収性縫合糸・非吸収性縫合糸・外科用針・医療消耗品など200種類以上の製品ラインナップを持ち、国内の数多くの病院・診療所に安定供給を行っている。

製造においては高品質な材料とドイツ最新技術を採用しており、US-FDA要件を満たす製品を提供している。医療機器の安全性基準に関する国際的な要件を満たす複数の製品を製造し、国内医療インフラを支える存在として長年にわたり評価されてきた。

従業員数は150名規模であり、ニッチながら深い専門性を持つ製品カテゴリーに特化した事業展開が同社の強みである。2026年5月時点においても公式サイトの稼働が確認されており、外科縫合糸分野でのベトナムローカルメーカーとしての地位を維持している。縫合糸の国産製造能力は、医療機器の輸入依存度低減というベトナム政府の政策的目標とも合致している。

出典:https://cpt-sutures.com/

VIKOMED (ビコメッド)

VIKOMEDはベトナムと韓国の合弁として設立された医療機器メーカーであり、ベトナム国内での医療機器製造・販売を主力事業とする。韓国側パートナーからの技術導入と現地製造の組み合わせにより、比較的高品質な医療機器をベトナム市場に適した価格帯で提供するビジネスモデルを構築している。

医療機器の輸入依存度が90%近いベトナム市場において、国内製造能力を持つ企業として政府の国産化推進政策ともポジションが合致している。ベトナム政府は医療機器の国産化比率向上を政策的に推進しており、同社のような合弁製造企業に対する一定の支援措置も存在する。

診断機器・治療機器など幅広い製品カテゴリーに対応しており、国内外の医療施設向けに製品を供給している。2026年5月時点においてもベトナムの医療機器市場における活動が確認されており、合弁企業としての技術移転機能を継続して担っている。

出典:https://vikomed.com.vn/

VINAMEDICAL (ビナメディカル)

VINAMEDICAL(Vietnam Medical Technology)はベトナム国内で診断機器・医療用教材機器の販売・保守を行う医療機器商社である。世界的な診断機器メーカーの認定販売代理店として、臨床診断アナライザー・医療用教育訓練モデル・医療機器のベトナム市場への導入を担っている。

ISO 9000およびCE認証を取得した製品を取り扱っており、品質面でも一定の基準を満たす製品ラインナップを医療機関に提供している。国内の病院・診療所・教育機関に対して機器の販売から据え付け、定期保守サービスまでを一括で提供するフルサービス体制が評価されている。

ベトナムの医療機器市場では依然として輸入品が大きなシェアを占めており、信頼性の高い海外ブランド製品を現地語サポートと共に提供できる授権販売代理店の存在意義は大きい。2026年5月時点においても公式サイトが更新されており、医療機器流通市場における安定した地位を維持している。

出典:https://vinamedical.com.vn/

MITALAB (ミタラボ)

MITALABはベトナムの医療機器校正・修理・保守サービスを専門とするローカル企業であり、病院・クリニック等が保有する医療機器の性能維持と品質管理を支援するサービスプロバイダーとして機能している。医療機器の適正管理は患者安全に直結するため、専門的な保守サービスの重要性は年々高まっている。

測定機器・分析機器などの精密医療機器に対する校正サービスを提供しており、国際規格に準拠した管理体制のもとで高品質なサービスを提供している。医療機器のアフターサービス市場はベトナム全体での医療機器保有台数の増加とともに拡大しており、同社のような専門サービス企業の需要も増加している。

公立・私立の医療施設を幅広く顧客基盤とし、全国的なサービスネットワークを構築している。2026年5月時点においてもベトナムの医療機器業界での活動が確認されており、医療機器保守・管理の専門企業として一定の存在感を維持している。

出典:https://mitalab.vn/

DANAMECO (ダナメコ)

DANAMECOはベトナム中部ダナン市を拠点とする医療機器製造企業であり、医療用消耗品・材料の製造を主要事業としている。ベトナム中部地域における医療機器製造の主要プレイヤーとして、地域の医療施設に対して安定した供給体制を維持している。

ISO 13485などの国際品質マネジメントシステムに準拠した製品を製造しており、医療機器の安全性と品質の確保に努めている。ダナン市は近年の医療インフラ整備が進んでいる都市であり、同社はその地域医療ネットワークを支える存在として機能している。

地域密着型の製造・販売体制を強みとし、中部ベトナムの病院・クリニックとの長期的な取引関係を構築している。2026年5月時点においてもベトナム中部の医療機器市場での活動が確認されており、同地域のローカル製造企業として継続した事業展開を行っている。

出典:https://danameco.com.vn/

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Amvi Biotech (アムヴィ・バイオテック)

Amvi Biotechはバイオテクノロジーを応用した医療機器・医療製品の開発・製造を手掛けるベトナムのローカル企業である。バイオテクノロジーと医療機器の融合領域における製品開発に注力しており、ベトナムの医療機器産業の高付加価値化・高度化を担う企業として位置づけられている。

医療機器の輸入依存度が高いベトナム市場において、国内でのバイオテク応用製品の開発・製造能力を持つ企業は希少であり、政府の医療産業育成政策のもとでの発展が期待されている。研究開発機能と製造機能を兼備した事業モデルにより、製品化までのリードタイム短縮と市場適応力の向上を図っている。

ベトナムの高齢化進展と医療高度化ニーズの拡大を背景に、バイオテクノロジー由来の医療機器・試薬・診断製品へのニーズは増加傾向にある。2026年5月時点においてもベトナムの医療機器市場での活動が継続しており、ニッチながら成長可能性の高い領域で事業を展開している。

出典:https://amvibiotech.com/

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ベトナムの主要医療機器企業7選〜日系編〜

Terumo Vietnam (テルモベトナム)

テルモベトナムは、日本の医療機器メーカーであるテルモ株式会社がベトナムに展開する製造・販売拠点の総称であり、製造会社(TVN)と販売会社(TVME)の2法人で構成されている。2005年および2014年にハノイ郊外のクアンミン工業団地に工場を設立し、製造基盤を拡大してきた。

製造品目は心臓血管インターベンション用デバイス、血管アクセス製品、血液・細胞治療機器など多岐にわたる。テルモBCTベトナムでは1,600名以上の従業員が全血処理システムや細胞拡培システムを製造している。2026年5月時点においても同拠点の雇用規模・生産能力は維持されている。

ベトナムの医療機器業界における売上高ランキングでは上位に位置しており、日系企業として長年の信頼関係と高い製品品質を武器に主要病院への安定供給を続けている。

ASEAN域内での生産ネットワークにおけるベトナム拠点の重要性は年々高まっており、テルモグループのグローバル供給体制の要として機能している。

出典:https://terumo.com.vn/

Hoya Lens Vietnam (ホヤレンズベトナム)

ホヤレンズベトナムは、1941年創業の日本の光学・ヘルスケア企業であるHOYA株式会社がベトナムに設立した製造子会社である。HOYAは眼鏡レンズや眼内レンズなどの医療光学製品を中核事業とし、ベトナム拠点はアジア太平洋地域における主要生産拠点の一つとして位置づけられている。

ベトナムの医療機器業界における純収益ランキングで上位に名を連ねており、精密光学技術を要する製品の製造を担っている。製品は主にHOYAグループのグローバルサプライチェーン向けに輸出されており、2026年5月時点においても安定した生産活動を維持している。

ベトナム政府が推進するハイテク産業誘致政策とも合致した事業モデルを展開しており、高付加価値製造業の模範的な外資企業として評価されている。光学機器製造に適したベトナムの立地優位性を活かし、生産効率の向上と製品品質の維持を両立させている。

今後もグループ内での製造分業体制の最適化を通じ、ベトナム拠点の戦略的重要性は一層高まると見込まれる。

出典:https://www.hoya.co.jp/

Omron Healthcare Manufacturing Vietnam (オムロンヘルスケアマニュファクチャリングベトナム)

オムロンヘルスケアマニュファクチャリングベトナムは、オムロン株式会社のヘルスケア部門がビンズオン省のベトナム-シンガポール工業団地に2007年に設立した製造子会社である。血圧計・体組成計・デジタル体温計・呼吸療法機器など家庭用健康・医療機器の製造を専門としている。

年間生産能力は血圧計とネブライザーを合わせて1,200万台以上に達しており、アジア太平洋地域におけるオムロンヘルスケアの主要製造拠点として機能している。生産品の多くはASEAN域内および日本を含むグローバル市場向けに輸出されている。2026年5月時点においても同拠点の生産体制は安定して維持されている。

品質管理においてはオムロングループの厳格な基準に基づく管理体制を敷いており、製品の高い信頼性と安全性を確保している。ビンズオン省はインフラ整備や労働力確保において優れた立地条件を有している。

グローバル向け輸出拡大と並行してベトナム国内市場への製品供給も強化しており、高齢化進展に伴う市場成長を取り込む戦略を展開している。

出典:https://www.omronhealthcare-ap.com/vn

MANI Vietnam Co., Ltd. (マニベトナム)

マニベトナムは精密外科用刃物・縫合針・歯科用器材の製造を手掛ける日本のマニ株式会社(栃木県宇都宮市)がハノイ市郊外に設立した製造子会社である。マニ株式会社は世界的な精密医療器械メーカーとして知られ、外科用縫合針・眼科用メス・根管治療器具などの製品を世界100か国以上に供給している。

ベトナム工場では1,000名以上の従業員が精密医療機器の製造に従事しており、日本のマザー工場(青森工場)と連携した技術教育体制を整えている。毎年100名超のベトナム人スタッフが青森工場でのトレーニングを受けるなど、日本品質の維持に向けた人材育成への投資が特徴的である。

2021年1月に映像用機器部門を日本産業パートナーズに譲渡し、精密医療機器製造への特化を一層進めた。2026年5月時点においてもベトナム工場での安定した製造活動が継続しており、ASEAN地域における同社の主要生産拠点としての戦略的重要性は高い。

出典:https://www.mani.co.jp/global/

Olympus Medical Systems Vietnam Co., Ltd. (オリンパスベトナム)

オリンパスベトナムは、日本の精密光学・医療機器大手オリンパス株式会社がベトナムに展開する事業拠点の総称であり、2005年設立の販売子会社(Olympus Medical Systems Vietnam)と2007年設立の製造子会社の2法人で構成される。ハノイとホーチミン市に営業拠点を置き、約85名のスタッフが在籍している。

製造子会社は主として内視鏡関連製品の製造を担い、ベトナムを重要な生産拠点として位置づけている。2025年にはホーチミン市大学医療センター(UMC HCMC)と医療教育・研修強化に関する覚書(MOU)を締結し、内視鏡・腹腔鏡分野の高度技術習得支援プログラムを開始した。

2025年のベトナム消化器内視鏡学会(VGEC)では最新の内視鏡ソリューションを発表するなど、ベトナムの医療技術向上に積極的に貢献している。2026年5月時点においても販売・製造の両面で安定した事業を継続しており、消化器内視鏡分野でのベトナム市場リーダーとしての地位を維持している。

出典:https://www.olympus-vn.com/

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Sysmex Vietnam Co., Ltd. (シスメックスベトナム)

シスメックスベトナムは、血球計算機・凝固分析装置など体外診断用医療機器のグローバルリーダーであるシスメックス株式会社(兵庫県神戸市)の子会社であるSysmex Asia Pacific(シンガポール)の下に2010年に設立されたベトナム現地法人である。ホーチミン市に本社を置き、ハノイに支店を展開している。

血液検査・止血検査・尿検査・体液検査の各分野における高精度な体外診断用機器と試薬を国内の公立・私立病院に供給している。機器の販売にとどまらず、据付、操作教育、定期保守、カスタマーサポートを包括的に提供する体制を整えており、病院の検査精度向上への貢献度が高い。

ベトナム全国の主要病院に導入実績を持ち、検体検査の標準化・精度管理向上において重要な役割を果たしている。2026年5月時点においてもベトナム全土でのビジネスが継続しており、体外診断機器市場でのシェア維持に向けた積極的な事業展開を続けている。

出典:https://www.sysmex.com.vn/

Medikit Vietnam Co., Ltd. (メディキットベトナム)

メディキットベトナムは、注射針・静脈留置針などの注射器関連医療機器の製造を手掛ける日本のメディキット株式会社がベトナムに設立した製造子会社である。メディキット株式会社は注射器関連製品の専業メーカーとして知られ、ベトナム工場をアジア太平洋地域向けの主要生産拠点として活用している。

血管留置カテーテル・インスリン注射針・輸液針など医療現場で広く使用される医療消耗品の製造を担っており、高い製品品質と安定供給体制が医療機関から評価されている。製造された製品はベトナム国内への供給に加え、アジア太平洋地域を中心とした輸出にも充てられている。

ベトナムの製造コスト優位性と優秀な労働力を活用した効率的な生産体制を構築しており、2026年5月時点においても安定した製造活動を継続している。医療機器の国産化・現地製造を推進するベトナム政府の政策方針とも合致した事業モデルを展開している。

出典:https://www.medikit.co.jp/

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ベトナムの主要医療機器企業4選〜外資編〜

B. Braun Vietnam (B.ブラウンベトナム)

B.ブラウンベトナムは、1839年創業のドイツの医療機器・医薬品大手B.Braun Melsungen AGのベトナム現地法人であり、1992年のホーチミン市駐在員事務所開設を皮切りに30年以上にわたって事業を展開してきた歴史ある企業である。

ハノイ市内に2つの製造工場を運営し、輸液製剤・透析液・医療機器・消毒薬などを製造している。累計投資額は1億ドルを超え、1,300名以上の従業員を擁するベトナム最大級の医療機器製造拠点の一つとなっている。年間生産量は3億点以上に及ぶ。2026年5月時点においても安定した生産活動を継続している。

製品は欧州GMPおよび欧州薬局方の基準に適合しており、ベトナム国内の主要病院や診療所に幅広く採用されている。ハノイを中心とした北部市場での知名度が特に高く、B.ブラウンブランドは医療現場で高い信頼性を獲得している。

継続的な設備投資と品質向上への取り組みにより、医療機器および輸液製剤の安定供給体制を構築しており、業界内外から高い評価を受けている。

出典:https://www.bbraun-asiapacific.com/en/company/bbraun-asia-pacific/locations/b-braun-in-vietnam.html

GE HealthCare Vietnam (GEヘルスケアベトナム)

GEヘルスケアベトナムは、米国GEヘルスケアのベトナム現地法人であり、同国の医療機器市場においてトップクラスのシェアを誇る外資系企業である。国内の全クリニック・病院の過半数にGE製医療機器が導入されているとされ、画像診断機器、麻酔蘇生装置、医療ITシステムを中心に幅広いソリューションを提供している。

30年以上にわたってベトナム市場に携わってきた実績を持ち、公立・私立を問わず主要医療施設との取引関係を構築している。近年はAI活用を核としたヘルスケアDX推進に注力しており、ベトナムのIT大手FPTとの戦略的パートナーシップのもとAI駆動型医療ソリューションの共同開発を本格化させている。

医療機器の販売・リース・サービスにとどまらず、医療従事者向けトレーニングや病院の機器管理コンサルティングも提供しており、顧客の医療機器ライフサイクル全般を支援するビジネスモデルを採用している。

ベトナムの高齢化進展や医療インフラ整備需要の拡大を背景に事業を拡大しており、診断精度の向上と医療コストの最適化を実現するソリューション提供を通じてベトナムの医療水準向上に貢献している。

出典:https://gehealthcare.com.vn/

Siemens Healthineers Vietnam (シーメンス・ヘルスニアーズ ベトナム)

シーメンス・ヘルスニアーズ・ベトナムは、ドイツの医療技術大手シーメンス・ヘルスニアーズの現地法人であり、1979年以来の長いベトナムとの関係を持つ外資系医療機器メーカーである。ホーチミン市に本社、ハノイ市とビンズオン省に支店を置き、500名規模のスタッフが在籍している。

医療用X線診断装置・超音波診断装置・MRIシステム・CT装置・医療ITシステムなどを国内の主要病院・研究機関に供給するリーディングサプライヤーとして知られる。2025年12月にはバクマイ病院でベトナム初のフォトンカウントCT技術(NAEOTOM Alpha)を導入し、同国の診断画像技術の水準向上に貢献した。

2025年にはVinmecとの戦略的パートナーシップを締結し、AI駆動型医療ソリューションの共同開発・医療スタッフ教育プログラムの実施を本格化させた。Great Place To Work®の2026年ベトナム調査では中規模企業部門でTop3 Best Workplaceに選出されており、人材面でも高い評価を受けている。

出典:https://www.siemens-healthineers.com/vn

Perfect Medical Industry Vietnam (パーフェクト・メディカル)

パーフェクト・メディカル・インダストリー・ベトナムは、1989年設立の台湾企業Perfect Medical Industry(台湾本社)のベトナム現地法人であり、ホーチミン市内に自社工場を保有する外資系医療機器製造企業である。900名以上の従業員を擁するベトナム有数の医療機器製造拠点のひとつとして知られている。

頭皮静脈セット・血液透析血液チューブセット・輸血セット・輸液セットなど、病院の治療・処置に不可欠な医療消耗品の製造を主力事業としている。台湾本社が持つ精密製造技術をベトナム工場に移転し、国際水準の製品をコスト競争力を維持しながら生産する体制を整えている。

製造された製品はベトナム国内の病院・診療所への供給に加え、アジア太平洋地域への輸出にも活用されている。2026年5月時点においてもホーチミン市の製造拠点での生産活動が継続しており、医療消耗品の安定供給者として国内医療インフラへの貢献を続けている。

出典:https://www.perfectmedical.com.tw/en/

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FAQ

ベトナムの主要医療機器メーカーとはどのような企業ですか?

ベトナムの主要医療機器メーカーは、ローカル、日系、外資系の企業から構成されており、それぞれが医療機器の製造や販売、サービスを提供しています。記事では17社を紹介しています。

日本の医療機器メーカーがベトナムで果たしている役割は何ですか?

日本の医療機器メーカーは、ベトナムにおいて高品質な医療機器の製造・販売に携わり、最新の技術や製品を提供することで、国内の医療の質の向上に貢献しています。また、現地の合弁企業や販売代理店を通じて地域の医療インフラを支えています。

主要なベトナムの医療機器メーカーにはどのような企業がありますか?

主要な企業として、Apan – Vietnam Medical Instrument、CPT Sutures、VIKOMED、VINAMEDICAL、MITALAB、DANAMECO、Amvi Biotechなどが挙げられます。これらは特殊医療機器、外科用糸、医療用化学薬品、医療機器の製造・販売、校正・修理などの事業を展開しています。

外資系企業と日系企業の違いは何ですか?

外資系企業はアメリカやドイツなどの海外企業による現地法人や合弁会社であり、海外の技術や製品をベトナム市場に導入しています。一方、日系企業は日本の企業が設立したもので、日本の高品質な医療機器や技術を提供し、地域の医療インフラに貢献しています。

投稿者アバター
ファム ティ ミン タム Vietnam-Based Industry Analyst
ハノイ在住のベトナム人。名古屋大学にて文部科学省奨学金の日研生として留学経験を持ち、日越の翻訳・通訳や日本語教育、日系企業での実務経験を活かして情報発信を行っている。
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