【最新版!】ベトナムの主要介護施設22選〜医療・介護業界〜

ベトナムの介護業界は、高齢化率が急上昇する中で、ケア21・ツクイプランなど日系企業が専門ノウハウを携えて進出し、ローカル施設との競合・協業が進む新興市場です。政府の高齢者福祉制度整備と民間投資促進が相まって、主要施設の拡大投資が加速しています。

今回は、そんなベトナムの介護業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて22社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

ベトナムの主要介護企業15選〜ローカル編〜

Bach Nien Thien Duc (バックニエン・ティエンドゥック)

Trung tâm chăm sóc người cao tuổi Bách Niên Thiên Đứcは、2009年にハノイで設立されたベトナム最古参の民間介護施設グループである。現在はハノイ市内3拠点とブンタウ省3拠点の計6施設を運営し、25年超にわたり介護・医療連携型のケアを提供している。

サービス内容は短期・長期入居介護、デイサービス、脳卒中後リハビリ、認知症ケアを網羅し、医師・看護師・リハビリ技師が常駐する医療グレードの体制を整えている。月額VND1,300万〜1,800万で、個室・専用食事・マッサージ・週3回のリハビリを含む包括ケアを提供している。

2026年2月には在越日本大使館主催の行事に代表が参加し、Vietnam Economic Forum 2026でも「ケア経済の持続的発展」をテーマに登壇するなど、ベトナム介護業界のリーディングカンパニーとしての社会的認知を高めている。

高齢者500人超が利用する同センターは、創業以来「高齢者がより幸福に」を経営理念に掲げ、精神的充足と身体ケアを融合させた全人的介護モデルをベトナムに根付かせた先駆的存在だ。

出典:https://duonglaothienduc.com/

Tuyet Thai Care Center (トゥエットタイ・ケアセンター)

Trung tâm chăm sóc người cao tuổi Tuyết Tháiは、2012年にハノイ市内に設立された民間の高齢者総合ケア施設である。「質の高いケアを都市部の高所得者層に」という信念のもとに立ち上げられ、医療・看護・リハビリを統合した高水準のサービスを提供してきた。

200床超の入居設備を整え、緑豊かな庭園と池に囲まれた施設はショートステイ、デイケア、長期入居に対応し、24時間医療スタッフが常駐する体制を維持している。

2016年12月には日本人専門家の支援を受けた介護職業訓練学校を施設内に開校し、質の高い介護人材の自社育成を開始した。ABS VietnamとのJV等、介護エコシステムの形成にも積極的に参画している。

1995年創業の多科目クリニックを母体とし、約30年の医療経験と国際標準の介護基準を融合させた同センターは、ベトナム北部の高付加価値介護市場において確固たる地位を占めている。

出典:http://dieuduongtuyetthai.com/

Dien Hong (ディエン・ホン介護センター)

Trung tâm dưỡng lão Diên Hồngは、2014年9月にハノイ市郊外に設立された民間高齢者ケアチェーンである。「家族とともに高齢者に最適な介護ソリューションを提供する」という理念のもと、家庭的な雰囲気と専門的医療ケアを組み合わせた独自の介護モデルを構築してきた。

設立当初は1拠点約77名の入居者規模でスタートし、49名のスタッフのうち19名が介護資格を保有する体制を整えた。需要の急増を受け積極的に拠点拡大を進め、現在は「コーソー5B」「コーソー6」を含む6拠点以上を運営するハノイ最大規模の民間介護チェーンの一つに成長している。

各施設はADL支援・医療管理・リハビリ・レクリエーション・栄養管理を包括的に提供し、老人ホームへの文化的偏見が根強いベトナム社会において新たな介護観の普及に貢献してきた。

高齢化が進むハノイ都市圏での需要増を背景に、さらなる新拠点の開設と介護品質の高度化を推進しており、ベトナムローカル介護市場のリーダーとして注目を集めている。

出典:https://duonglaodienhong.vn/

WeCare 247 (ウィーケア247)

WeCare 247 Joint Stock Companyは、2017年にホーチミン市で創業した介護士マッチングプラットフォーム企業である。専門的な訓練を受けた約2,500名の介護士をネットワーク化し、病院内付き添いケアおよび在宅介護サービスを主力事業として展開している。

ホーチミン市および周辺省の90以上の公立医療機関と公式提携を結んでおり、年間3万世帯以上にサービスを提供する実績を持つ。スマートフォンアプリによる介護士マッチングシステムにより、利用者は最短数時間で適切な介護士を手配することが可能だ。

資金調達面では、米国の500 Startups、日本のJavis Ventures等の国際的投資家から調達を実施している。2024年5月には日本の大手人材企業マイナビが戦略的投資を発表し、さらなる事業拡大の基盤を固めた。

ベトナムの急速な高齢化を背景に、プラットフォームの技術高度化と地方都市への展開を通じ、ベトナム全土での在宅介護サービスの普及を目指している。

出典:https://wecare247.com.vn/

OriHome (オリホーム)

OriHomeは2013年にハノイ市内に設立された高齢者総合ケア施設であり、入居型老人ホーム、デイケア、短期滞在、在宅訪問介護の4形態のサービスを一体的に提供している。国立老人医療センターやバクマイ病院の近隣に位置し、医療連携を重視した運営体制を敷いている。

施設の特徴は、日本式介護モデルを参考とした自立支援ケアの導入にある。2024年4月には日本の介護企業ポラリスと連携し、独自の歩行訓練機器「P-Walk」を施設内に導入した。重篤患者や認知症・床ずれを抱える入居者を積極的に受け入れる方針も、他施設との差別化要因となっている。

入居定員は約30名規模であるが、老人ホームへの入居が社会的に受け入れられにくい文化的背景の中、家庭的な雰囲気と質の高い医療的ケアを組み合わせた運営スタイルで一定の評価を得ている。

ハノイを中心に施設規模の拡大を検討しており、外国介護ノウハウの積極的な導入を通じてサービスの高度化を進めている。ローカルの先駆的施設として業界内での存在感が高まっている。

出典:https://orihome.com.vn/

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Binh My Nursing Home (ビンミュー・ナーシングホーム)

Binh My Nursing Home(ビンミュー養老院)は、ホーチミン市ビンミュー・クーチー地区の緑豊かな自然環境に立地する民間老人ホームチェーンである。「幸福に生きる・健康に生きる・長く生きる」をミッションに掲げ、ベトナム南部における長期介護ケアの先行事業者として確固たる地位を築いてきた。

施設面積は1万㎡以上に及び、100室超の近代的設備を備える。医療スタッフによるヘルスケア管理、リハビリ支援、ADL介助、栄養管理、レクリエーション活動を包括的に提供し、月額VND1,000万〜1,500万程度の価格帯でベトナムの中間所得層を主要顧客層としている。

老人ホームへの文化的偏見が根強いベトナムにおいて、地域コミュニティとの連携や家族との交流機会の確保を通じ入居者の精神的充足を重視した運営を続けている。ローカル運営による文化的適合性の高さが外資・日系施設との重要な差別化要因だ。

ホーチミン市圏の高齢化加速を背景に、先行事業者としての認知度と実績を活かした既存施設の充実と新拠点展開を通じ、南部介護市場の拡大を取り込んでいる。

出典:https://duonglaobinhmy.com/

Vin New Horizon (ヴィン・ニューホライズン)

Vin New Horizonは、ベトナム最大の複合企業ヴィングループ(Vingroup)が2024年に発表した国際水準の高齢者向け生活・医療複合コミュニティブランドである。健康・楽しみ・幸福・つながり・長寿・安心の6つの柱を理念とし、総合的なウェルビーイング環境の実現を目指している。

各拠点は20〜50ヘクタール規模の計画都市内に整備され、5つ星相当の国際水準老年科病院、心脳血管再生センター、アンチエイジング・幹細胞療法センターなどが一体的に設置される予定である。

2024年3月にはハノイにおける高齢者向け医療・ケアセンターの共同開発に向け、日本のWell Groupと業務提携協定を締結した。第一弾としてホーチミン市カンゾー地区への展開が予定されており、全国主要都市への拡張計画が進行中である。

ベトナムの高齢者ケア市場は2025年から2033年にかけて年率8.1%の成長が予測されており、ヴィングループの参入は市場全体の高付加価値化を加速させるものとして注目されている。

出典:https://vingroup.net/

Tam Duc Service and Trading Co., Ltd. (タームドゥック)

タームドゥック(Tam Duc Service and Trading Co., Ltd.)はホーチミン市で高齢者向け介護サービスを提供するベトナムのローカル企業であり、介護施設の運営と在宅介護サービスの提供を事業の核としている。高齢者が家族と同じような生活感を持って過ごせる環境作りを理念に掲げ、医療ケアと日常生活支援を組み合わせた総合的なサービスを展開している。

施設では経験豊富な医師・看護師・介護士が常駐しており、入居者の健康管理から日常生活のサポートまでをカバーしている。社会的な活動・レクリエーション・行事参加など高齢者の生活の質向上につながるプログラムも実施している。

ベトナムの急速な高齢化を背景に民間介護施設への需要は高まっており、タームドゥックのような中規模介護施設が果たす役割は重要性を増している。2026年5月時点においてもホーチミン市での介護サービス提供が継続しており、地域の高齢者ケアインフラを支える企業として機能している。

出典:https://chamsocsuckhoeviet.com.vn/

Nhan Ai International Corporation (ナンアイナーシングホーム)

ナンアイ(Nhan Ai International Corporation)は2007年に設立されたハノイ市の民間介護施設であり、日本の基準・方法論に則った高齢者ケアを提供することで知られる。20年以上の経験を持ち、ベトナム初の日本式デイタイム高齢者ケアセンター「ナンアイデイケア」も運営している。

ホーチミン市ハンソン通り沿いに3,500平方メートルの敷地を持つ本施設では、介護サービス・短期ステイ・デイサービス・レスパイトケアなど多様なケアメニューを24時間体制で提供している。医療系の大学・短期大学・専門学校出身の看護師・東洋医学専門家・介護士が常駐し、医師も施設内に在籍して緊急時に備えている。

日本式介護基準に基づく最先端技術と伝統的手法を融合させたケアサービスが高齢者・家族から高い評価を得ており、近隣病院・クリニックとの連携体制も整えている。2026年5月時点においても公式サイトが更新されており、ハノイにおける主要介護施設としての地位を維持している。

出典:https://duonglaonhanai.vn/

ALH Nursing Home (ALHナーシングホーム)

ALHナーシングホームは2019年に設立されたハノイ市中心部の民間介護施設であり、資本金600億ドン・収容規模130名を擁する施設として知られている。ハノイ中心部の約1,000平方メートルの敷地に、近代的な設備・多目的ハウスシステム・静かな空間に設計された広々とした庭園を備え、高投資水準の施設として評価されている。

認知症高齢者のケア・脳卒中後の高齢者ケア・病院治療後のリハビリケア・終末期ケアの4分野を専門とするサービスラインを持ち、医療ニーズの高い高齢者に対応した専門性の高い介護施設として差別化されている。24時間年中無休の医師常駐体制と救急車の常時配備が安心感につながっている。

誕生日パーティー・クリスマスパーティー・スーパーマーケット訪問・ボランティア交流など多様な集合活動を定期開催し、入居者の社会的つながりと生活の充実度向上を図っている。2026年5月時点においても継続稼働が確認されており、ハノイの主要介護施設として機能している。

出典:http://duonglaoalh.com/

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Van Phuc Nursing Home (バンフックナーシングホーム)

バンフックナーシングホーム(Van Phuc Nursing Home)は2014年に設立されたハノイ市のバンフック合資会社傘下の介護施設であり、緑豊かな庭園に囲まれたエコツーリズムエリアに位置する自然環境豊かな老人ホームとして知られている。高齢者の生活を自然に近づけることを理念に設立され、都市部でありながら自然との調和を重視した施設設計が特徴である。

基本的なケア・特別なケア・介護士支援付きケア・医療的サポート付きケアの4段階の介護レベルに対応しており、入居者の状態に応じた適切なケアプランを提供している。施設は教育機関とも提携し、介護士の専門スキル向上に向けた研修・実習の場としても機能している。

WBS Training Vietnamやホアンジャン製薬会社との提携を通じた職員教育や、周辺大学との実習連携など、人材育成への取り組みが特徴的である。2026年5月時点においてもハノイ市での介護サービス提供が継続しており、自然環境を活かした施設として差別化されたポジションを維持している。

出典:https://duonglaovanphuc.com/

FDC Nursing Home (FDCナーシングホーム)

FDCナーシングホームはホーチミン市で老人ホームを運営するベトナムのローカル介護施設であり、高齢者向けの長期・短期介護サービスを提供している。施設内では経験豊富な医師・看護師・介護士がチームとして連携し、入居者の健康管理と生活支援を一体的に担っている。

医療的ケアから日常生活支援・レクリエーション活動まで幅広いサービスを提供しており、高齢者が安心して生活できる環境の整備に注力している。ホーチミン市の急速な高齢化と核家族化を背景に、民間介護施設への需要は年々高まっており、FDCはその需要に応える施設として地域に根ざしたサービスを展開している。

2026年5月時点においてもホーチミン市での介護サービス提供が継続しており、同市の民間介護市場における活動が確認されている。

出典:https://fdc.com.vn/

Phuc Tho Nursing Home (フック トーナーシングホーム)

フックトーナーシングホーム(Phuc Tho Nursing Home)はベトナムで介護サービスを提供するローカル施設であり、高齢者が充実した生活を送れるよう多様なプログラムを展開している。芸術・スポーツ・レクリエーションなどのアクティビティを積極的に提供し、高齢者の身体的・精神的健康の維持を総合的に支援している点が特徴である。

基本的な介護サービスに加えて、高齢者の自立を促す活動的なプログラム提供が同施設の差別化要素となっている。入居者が生きがいと喜びを持って生活できるような環境作りに注力し、社会的なつながりの維持を重視したサービスを提供している。

2026年5月時点においても公式サイトが更新されており、ベトナムの介護市場での活動が継続している。高齢化が急速に進むベトナムにおいて、多様なニーズに対応できる介護施設の重要性は増しており、フックトーはその一翼を担っている。

出典:https://duonglaophuctho.vn/

TH Dalat Nursing Home (TH Dalatナーシングホーム)

TH Dalatナーシングホームはベトナム中部高原の観光都市ダラット(ラムドン省)に立地する介護施設であり、ダラットおよびその周辺地域の高齢者向け介護サービスを提供している。涼しく清潔な高原の気候環境を活かした施設立地が特徴的で、高齢者の健康維持に適した自然環境の中でのケア提供を重視している。

日本の基準に準拠した高齢者向けの介護サービスを展開しており、すべての介護士が日本人介護士に求められる専門的知識とスキルに関するトレーニングを受けている。医療系大学・短期大学卒業の医師・看護師が在籍し、高度な専門教育を受けたスタッフ体制を整えている。

中部高原地域の高齢者の健康促進を支援するというビジョンのもと、健康改善活動・イベント・自律的な生活支援プログラムを積極的に展開している。2026年5月時点においてもダラット市での介護サービス提供が継続しており、中部高原地域における主要介護施設として機能している。

出典:https://duonglaothdalat.com/

KAIGO Nursing Home (カイゴナーシングホーム)

カイゴナーシングホーム(KAIGO Nursing Home)は2019年に設立されたベトナムの民間介護施設であり、ハノイ市とフンイェン省の2拠点で日本の老人ホームを参考にしたモダンな大型介護施設を運営している。「カイゴ(介護)」という日本語をそのまま施設名に採用するほど日本式介護への強いこだわりを持ち、日本語対応スタッフが多数在籍している点が特徴である。

介護サービスの提供に加えて、観光活動・ピクニック・娯楽活動・マッサージサービスなど高齢者の生活を豊かにする多様なプログラムを展開している。施設内の医師・看護師は医学系の大学・短期大学を卒業した専門職であり、24時間年中無休の体制で入居者の安全を守っている。

日本語スタッフの常駐により、日本人高齢者や日本語を希望する利用者にも対応できる環境を整えている。2026年5月時点においてもハノイ市・フンイェン省での施設運営が継続しており、日本式介護を重視したベトナムの主要民間介護施設として認知されている。

出典:http://duonglaonhatban.com/

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ベトナムの主要介護企業4選〜日系編〜

Care21 Vietnam (ケア21ベトナム)

ケア21ベトナム(Care21 Vietnam)は、日本で25年以上の実績を持つ総合介護企業・株式会社ケア21(大阪府)が2020年11月に設立した100%子会社である。ベトナムにおいて日本式介護サービスを本格展開する先駆的な日系企業として知られている。

設立当初は現地スタッフへの介護教育・日本語教育を中心に活動を展開し、「Lotus日本語教育センター」を通じて介護人材の育成に注力してきた。技能実習生や特定技能人材の受け入れ・教育支援も行い、日本とベトナムをつなぐ介護人材の供給基盤の構築に寄与してきた。

2023年には現地のタック・ボアン社とハノイ中心部の賃貸借基本契約を締結し、日系企業として初の有料老人ホームをハノイに開設する計画を発表した。日本式の自立支援介護ノウハウを取り入れたサービスを提供する予定である。

ベトナムの急速な高齢化(2017年に高齢化社会入り、2034年に高齢社会移行見込み)を背景に、日本の豊富な介護ノウハウをベトナム市場に適応させた先進的介護サービスの普及を目指している。

出典:https://www.care21.co.jp/service/foreign_operation/

Tsukui Plan Vietnam (ツクイプランベトナム)

ツクイプランベトナム(TSUKUI PLAN VIETNAM)は、日本国内で500拠点を超えるデイサービスを展開する株式会社ツクイの100%ベトナム子会社として、2022年1月にホーチミン市第3区に設立された。日本式の介護技術・ノウハウのベトナム市場への移転を主要ミッションとしている。

現地介護施設・医療機関へのコンサルティングと介護士育成プログラムの提供が主要事業である。日本人スタッフが常駐し、日本基準の介護ケアトレーニングを実施することで、ベトナムにおける介護品質の向上に貢献している。

2025年7月には、元技能実習生がリーダー職を担う介護予防型複合施設「IKI IKI CENTER(イキイキセンター)」をホーチミン市に開設した。スポーツジム、ヨガ・整体スタジオ、カフェを一体的に設け、コミュニティセンター的役割を果たす介護予防施設として注目を集めている。

2024年2月には現地TTCグループと基本合意書を締結し、デイサービス運営など本格的な事業展開に向けた地盤固めを進めている。

出典:https://www.tsukui.net/

Polaris Vietnam (ポラリス ベトナム)

ポラリス ベトナムは、日本における自立支援型介護の先駆者である株式会社ポラリスがベトナム市場へ進出し、2022年9月にハノイ市内に設立した初の海外事業所である。ベトナム医療リハビリ企業のRemedyと協業し、ベトナム初の自立支援型介護デイサービス施設「ポラリス リハビリテーションセンター」を開設した。

同施設は60歳以上を対象に、自立支援に特化した歩行訓練・機能回復プログラムを提供している。独自開発の歩行訓練機器「P-Walk」を導入し、科学的根拠に基づくリハビリテーションにより入居者の自立度向上と介護依存度の低減を目指している。

2024年4月にはハノイの老人ホームOriHomeと連携し、同施設への自立支援サービス導入を実現した。日系企業のノウハウとローカル施設が融合した新たな介護モデルとして業界から評価されている。

ベトナムは2034年に高齢社会へ達する見込みであり、「介護度を下げる自立支援介護」という独自アプローチでベトナムの構造的な社会課題に対応している。

出典:https://www.polaris.care/

Japan Lotus Co., Ltd. (Japan Lotusナーシングホーム)

Japan Lotus(ジャパン・ロータス)は2016年に日本の株式会社桜梅桃里(岡山市)とベトナム企業の合弁でビンズオン省に設立された日系介護施設であり、ベトナム南部における日本式介護サービス提供の先駆的存在として知られている。ベトナムの要介護1〜4相当の高齢者を主なターゲットとし、日本式の専門的介護サービスを提供している。

心を込めた小さな気配りで入居者と家族に喜びと幸せをもたらすことを目標に掲げ、高齢者向けの短期〜長期介護サービス・特別介護サービスを提供している。施設内には近代的な設備が整備されており、豊富な経験を持つ介護士が高齢者を常時サポートする体制を維持している。

介護士の専門スキル向上のために、国内の多数の企業および日本国内の老人ホームとの密接な協力関係を構築している。高齢者が自宅で家族と生活しているような感覚で楽しい生活が送れる環境作りに取り組んでいる。2026年5月時点においてもビンズオン省での施設運営が継続しており、日系介護企業として安定した事業展開を続けている。

出典:https://duonglaohoasennhatban.com/

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ベトナムの主要介護企業3選〜外資編〜

Damoca Premium Nursing Home (ダモカ・ナーシングホーム)

Damoca Premium Nursing Homeは、ホーチミン市ニャーベー地区に位置する高級老人ホームである。緑豊かで静かな自然環境に立地し、都市部の喧騒から離れた落ち着いた療養環境を提供することを強みとしている。

入居型の老人ホームに加え、在宅介護サービス部門「Damoca Homecare」も運営しており、老人ホームへの入居が難しい高齢者や自宅療養を希望する患者向けに包括的な訪問介護サービスを提供している。介護・医療スタッフが定期訪問し、日常生活支援から医療的ケアまで一元的に担っている。

施設のサービス内容はADL支援、医療管理、リハビリテーション支援、レクリエーション活動、栄養管理を網羅しており、プレミアムセグメントの高齢者ケアを提供している。ベトナムにおける高付加価値介護施設の先行例として、国内外の市場調査で言及される機会が多い。

プレミアム施設への需要が高まるベトナム介護市場において、先行事業者としての知名度と実績を活かした事業拡大を目指している。

出典:https://damocahomecare.com/

Bluecare (ブルーケア)

Bluecareは、オランダ基準の衛生検査・ケア手順を採用したベトナムの在宅医療介護プラットフォームである。「医師1名+看護師1名」による閉じたケアプロセスを標準モデルとし、医療グレードの訪問介護サービスの提供を事業の核としている。

医療テックスタートアップのeDoctor(eドクター)と戦略的な共生同盟を構築し、Vietnam-Australia Family Clinicを基点としたエコシステム型の在宅医療介護モデルを確立している。医師・看護師・介護士の連携が統合されたワンストップの在宅ケア提供が実現している。

欧州基準(オランダ)の衛生管理プロトコルを導入している点が競合との差別化要因であり、感染予防・医療安全管理における高い品質基準を維持している。医療グレードの在宅介護サービスは高齢者の在宅療養支援や退院後の回復期ケアなど幅広いニーズに対応している。

ベトナムの在宅介護市場は病院ベッド不足と核家族化の進行を背景に急成長局面にあり、テクノロジーと欧州水準プロトコルを組み合わせた差別化ポジションで市場成長を取り込んでいる。

出典:https://bluecare.vn/

Genki House (ゲンキハウス)

Genki House(ゲンキハウス)は、ベトナムのコイグエン投資グループと日本の元気リビングエナジー株式会社が共同出資し、ホーチミン市内に設立したアクティブシニア向けデイケアセンターである。2024年に正式オープンした施設であり、独自のセミ老人ホームモデルとして注目されている。

同施設の特徴は「朝出かけて夕方帰宅」というデイサービス型のケアコンセプトにある。老人ホームへの入居に心理的抵抗を感じる都市部シニアを主要ターゲットとし、夕方には自宅へ戻ることで家族との絆を保ちながら専門的ケアを受けられる環境を提供している。

施設内には日本製の介護・健康維持機器が導入されており、管理栄養士によるデジタル栄養管理と薬を使わないセラピープログラムによる記憶力トレーニングを組み合わせた独自のケアプログラムを実施している。

共働き世帯の増加と核家族化の進展を背景に在宅介護と老人ホームの中間に位置する新たな選択肢として需要が高まっており、ベトナムのデイサービス型介護市場の先行事例となっている。

出典:https://www.facebook.com/genkihouse.com.vn/

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FAQ

ベトナムの主要介護施設についての概要は何ですか?

この記事では、ベトナムの主要な介護施設を14軒厳選して紹介しています。それぞれの企業や事業内容について詳しく解説し、ローカルと日系の施設を含めて幅広く網羅しています。

ベトナムの介護施設の中で特に注目すべき特徴は何ですか?

多くの施設では、日本の基準に準じた高齢者ケアを提供し、充実した環境や最新の設備を備え、高齢者の幸福と健康を重視したサービスを行っています。日本語対応のスタッフや高度な訓練を受けた介護士も特徴的です。

ベトナムの介護施設の運営会社について教えてください。

紹介されている施設の中には、地元の企業や日本と提携している企業があります。たとえば、Thien DucやOriHome、Tam Ducなどの企業があり、国内外の企業と協力して高品質な介護サービスの提供に努めています。

日系の介護施設にはどのような特徴がありますか?

日系施設は日本の高齢者ケアの基準や経験を取り入れ、快適な環境や専門的なサービスを提供しています。例えば、Japan Lotusは日本の企業と共同で運営され、経験豊富なスタッフや最新の設備を整えた施設を展開しています。

これらの情報を活用してベトナムの介護業界の全体像を理解するにはどうすれば良いですか?

この記事の内容を参考にしながら、各施設の運営内容や特徴、提携関係を把握し、全体の業界地図や資料をダウンロードして、業界の動向や特徴を広く理解することが推奨されます。

投稿者アバター
ファム ティ ミン タム Vietnam-Based Industry Analyst
ハノイ在住のベトナム人。名古屋大学にて文部科学省奨学金の日研生として留学経験を持ち、日越の翻訳・通訳や日本語教育、日系企業での実務経験を活かして情報発信を行っている。
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