今回は、マレーシアの主要保育園に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて14校を厳選してお届けしていきます！
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
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マレーシアの主要保育園8選〜ローカル編〜
Eduwis Sdn Bhd（エドウィス）
1987年に設立された幼稚園で、フランチャイズ展開を含めてセランゴールとペナン、ジョホール、サラワク、サバ、ペラ、ケダ、パハン、クアラルンプールで70の幼稚園を運営している。2022年までに国内に100以上の幼稚園設立を目指している。
2014年にマレーシアフランチャイズ協会に加盟し、2015年には教育省に就学前フランチャイズプログラムとして認められている。
同幼稚園のチームはオーストラリアや日本、イギリス、イタリア、アメリカ、シンガポール、インドネシアなどの有名幼稚園を訪問し、そしてオーストラリアのEYLFメソッドをマレーシア向けにローカライズしたプログラムを提供している。
幼稚園は2歳～6歳の子供を対象としており、1,600の学習活動やピアノ学習、ケンブリッジ英語プログラムなどを受けることができる。
出典：https://www.eduwis.edu.my/
Krista Group of Companies（クリスタ・グループ・オブ・カンパニーズ）
1996年に設立された会社で、幼稚園運営を事業としている。グループには、マレーシア初となるキャンベル・プリスクール・プログラムを展開するクリスタ・エデュケーション、教育プログラムやシステム管理、研究開発、幼児教育センター運営を手掛けるクリスタ・デベロップメント、 国際的な教育機関と提携するクリスタ・ハイヤー・ラーニング、そしてロンドンで幼児教育分野の研究開発や関連サービスを提供するクリスタ・コーポレーションで構成されている。
フランチャイズにより、国内では11州において75のセンター、そして4つのチャイルドケアセンターを展開している。
また、同社のキャンベル・プログラムは個性や知識の効果的な習得、人格形成、コンピテンシーの達成に焦点を当てた総合的なプログラムとなっている。
出典：https://www.kristaschools.com/
The Children‘s House Sdn Bhd（ザ・チルドレンズハウス）
1986年にダマンサラハイツでマレーシア初のモンテッソーリ幼稚園を開設。2010年にはビジービーズ・アジアグループの傘下に入る。現在、クランバレーにおいて15の幼稚園を運営している。
同社はクランバレー内に13の幼稚園を展開しており、終日プログラムと半日プログラム、乳児ケアプログラムが提供されている。また、幼稚園では年齢別にモンテッソーリプレイグループとモンテッソーリジュニアの2つのグループに分類されている。
モンテッソーリプレイグループは生後2ヶ月～2歳半までの子供を対象としており、 2ヶ月～12ヶ月（乳児）と13ヶ月～18ヶ月、 19ヶ月～2.5歳（幼児）でプログラムを分けている。 2ヶ月～2.5歳を対象としたカリキュラムでは子供の世話や遊び、愛着などの側面に焦点を当て、幼児プログラムは認知や言語の発達を促進し、細かい運動能力、優雅さと礼儀を強化し、自立を促進するように設計されている。
そしてモンテッソーリジュニアでは、2.6歳～4歳と4～6歳の2段階に分けられている。2.6～4歳では言語、数学、空間学習、自己発見、音楽、アートなどを取り入れており、4歳～6歳は生涯にわたる認知能力の発達を促し、子供たちが学校教育を受けられるような内容となっている。
出典：https://www.thechildrenshouse.com.my/
Children‘s Discovery House Sdn Bhd（チルドレンズ・ディスカバリー・ハウス）
学習と発達の7つの主要分野に焦点を当てたモンテッソーリプログラムを導入している幼稚園で、1.5歳～6.5歳の子供を対象としている。クアラルンプールのモントキアラ地区やバングサー地区などで5つのセンターを運営する。
7つの主要分野はコミュニケーション・言語（フォネティック・リーディング・アプローチ）、身体的発達（メッシー・プレイやクリエイティブ・プレイ、アクティブ・プレイ、フィジカル・プレイなど）、個人的・社会的・情緒的な発達、リテラシー、計算能力、世界の理解（地理、歴史、科学など）、表現芸術・デザインとなっている。
また、同園では様々な課外活動も提供しており、子供たちはバレエやサッカースキルを使うリトルキッカーズ、スピーチ＆ドラマ、アート＆クラフト、テコンドー、マンダリン、エンジニアリング、ミュージック＆ムーブメントを選択することができる。
出典：https://childrensdiscoveryhouse.com/
Kinderjoy Educare Services Sdn Bhd（キンダージョイ・エデュケア・サービシーズ）
1996年にペラ州イポーに設立された幼稚園。現在はペラ州とセランゴール州、クアラルンプールに6つのセンターを展開している。
同園では1.5歳～2歳のプレイグループと3歳までの保育園、4歳～6歳の幼稚園が用意されている。また、共働きの家庭向けに放課後の延長時間プログラム、そして5歳と6歳の子供向けに設計された個別指導プログラムの「エンリッチメント・プログラム」が提供されている。
同園はペラ州教育局からモデル幼稚園として認められており、2018年7月には南洋商報のアウトスタンディング・ビジネス・アワードにおいて優秀ブランディング賞を受賞している。
同社は2017年に幼児教育業界の全体的な質と水準の向上を支援するため、ワワサン・オープン大学とパートナーシップを締結している。
出典：https://kinderjoy.edu.my/
R.E.A.L Kids（リアルキッズ）
1988年、スバンジャヤに最初の幼稚園を開校、2002年にはISO 9001：2000認証を取得したマレーシア初の幼稚園となっている。現在、プレミア教育グループであるXCLエデュケーション傘下にある。
2020年ペアレンツ・チョイス・アワードでは、最優秀就学前プログラムと最優秀トリリンガル・カリキュラム、最優秀キンダーガーテン・センター（チェーン）を受賞している。
クランバレーとジョホール、ペナン、マラッカ、ペラなどで45のセンターを展開しており、すべてのセンターにスイミングプール、子供用ジム、マルチプルインテリジェンス室、音楽室、遊び場、読書コーナー、デイケアルームなどを備えている。
3歳～6歳を対象としたリアルキッズファーストとリアルキッズプラス、6ヵ月～3歳を対象としたリアルキッズトッツで構成されており、メインプログラムでは3ヵ国語のスキル構築、創造性の探求・育成、思考スキル開発に焦点が当てられている。
出典：https://realkids.edu.my/
Little Caliphs（リトル・カリフ）
2003年1月に設立されたイスラーム幼稚園。同園の創業者は新しい就学前プログラム「ザ・リトル・カリフ・プログラム（TCLP）」を設計・開発し、2003年より発売している。このプログラムを国際的に販売することを目的として、リトル・カリフ・インターナショナル社が設立されており、幼児教育及びビジネスライセンスプログラム、学術研究、トレーニング、コンサルティング、出版などを手掛けている。
同園はマレーシアとインドネシアで展開しており、マレーシア国内では448の幼稚園を運営している。
また、TCLPはイスラーム教・英語・創造的なプログラムとなっており、子供たちにイスラーム教の基礎を教え、学習と生活スキルを学ぶことができる内容となっている。
さらに、同園で提供される科目はマレーシア教育省が発行する就学前カリキュラムの要件を満たしており、イスラーム研究や英語、マレー語、数学、科学、アート＆クラフト、体育などで構成されている。
出典：https://littlecaliphs.com.my/
Smart Reader（スマートリーダー）
1987年に最初のチャイルドケアセンターを開校し、1990年に幼児教育のスマートリーダーを設立した。フランチャイズにより事業を拡大しており、現在は世界中に450を超えるセンターを持つ幼児教育プロバイダーへ成長している。
傘下には英語学習のスマートリーダー・ワールドワイド、就学前教育プログラムを提供するスマートリーダー・キッズ、そして高等教育のスマートリーダー・インターナショナル・カレッジで構成されている。
国内で208校を展開するスマートリーダー・キッズは3歳～6歳を対象とし、言語やリテラシー、コミュニケーション、数学的スキル、運動技能などを教えている。
この他にも、宗教や言語に応じてスマートリーダー・キッズ・イスラミック、スマートリーダー・キッズ（マンダリン）、スマートリーダー・キッズ（タミール）、スマートリーダー・キッズ（デイケア）などを提供している。
また、同校では革新的な学習技術として、スマート学生管理システムとインタラクティブなeラーニングツールであるスマートキンダーテックプログラムを展開している。
出典：http://smartreader.edu.my/
マレーシアの主要保育園2選〜日系編〜
クアラルンプール日本人幼稚園
クアラルンプール日本人会会館内にある私立幼稚園。1997年に日本人会クラブハウスの一角にモンテッソーリ教育を行う幼稚園として設立。子供にカリキュラムを強制する保育ではなく、子供の求める保育を実践し、子供の自発的に学ぶ権利を保障する。
3・4・5歳児の混合保育を行っており、週に一回「就園前児保育」（２歳児）も実施している。
全ての教諭は日本国内法による幼児教育（幼稚園教諭・保育士）の有資格者となっている。
横割り活動を実施しており、親子遠足・お泊り会・運動会・発表会などの行事を行う。また、子供の体力向上を目指して月に一回のサッカー教室の開催や、家庭とは違う食材や味に慣れることを目的として週に２回「給食」を提供している。
出典： https://jkkledu.com/
http://www.interq.or.jp/asia/jckkledu/
The Japanese School of Kuala Lumpur在マレーシア日本国大使館附属・クアラルンプール日本人会日本人学校
1966年にクアラルンプールに開校した日本人学校で、1970年より幼稚部が設置されている。現在はセランゴール州に位置しており、2021年4月16日時点で年少11人、年中10人、年長24人の合計45人が在籍している。
入園対象は日本国籍を有する子供のみで、日本人会の家族会員であることが条件となっている。入園に際しては、一人2,000リンギットの入園金、月額1,630リンギットの保育料、月額8リンギットのPTA会費、月額300リンギットの学校維持資金負担金が必要となる。
提供している特別活動として、運動やプール（年少は水遊び）、図書活動、英語、音楽、製作（廃材製作や絵画指導）、おけいこ（えんぴつの持ち方、運筆、数量や図形、標識や文字など）、自由保育がある。
出典： http://www.jskl.edu.my/
マレーシアの主要保育園4選〜外資系編〜
Mont‘Kiara International School（モントキアラ・インターナショナル・スクール）
1994年より運営されているインターナショナルスクールで、幼稚園から12年生までを国際バカロレアフレームワークを通じて教育する。
幼児部においては、3歳～4歳までの子供たちが学んでおり、生徒と教師の比率を最適に保つために教室のサイズは制限されている。また、各教室には生徒と教師をサポートする専任のアシスタントが配置されている。同校の幼児教育プログラムは、発達段階に応じた適切な教育プログラムを提供しており、社会性・情緒性・身体性・認知機能の発達を統合したホリスティックな学習体験である国際バカロレア初等教育プログラム（PYP）に準拠している。
言語芸術や数学、科学、社会科などの伝統的な科目と、音楽や美術、体育、マレーシアの歴史・文化などの専門科目がPYPのユニットの中に統合されている。
出典： https://www.mkis.edu.my/
EtonHouse Malaysia（イートンハウス・マレーシア）
シンガポールを拠点とするイートンハウスのマレーシア校で、2010年10月10日に開校した。クアラルンプールの中心地に位置しており、スポーツ施設や遊び場、図書室、キッチンなどの施設で構成されている。生徒の80%は留学生で、35ヶ国以上からきている。
同校は国際バカロレア初等教育プログラム（PYP）の認可を受けており、3歳～12歳までの子供たちのニーズを満たすよう設計されている。生徒は英語やマンダリン、数学、体育、ビジュアルアート、音楽、科学、社会科を学ぶことができる。
保育園の子供たちは、レッジョ・エミリアのレッジョ・チルドレンの教育手法を取り入れた探究型のプログラムに沿って学習する。また、保育園ではPYPの要素も取り入れている。
教育アプリのトドルやデジタル教育ソリューションのエデュケーションシティ、図書館管理サービスのリビブ、そしてセーフガードトレーニングセンターとパートナー関係にある。
出典： https://www.etonhouse.edu.my/
Crestar Education (M) Sdn Bhd（クレスタ・エデュケーション）
シンガポールを拠点とするクレスタ・エデュケーション・グループのマレーシア校で、1986年にペラ州イポーに最初のセンター「キンダーランド」を開校している。現在はペラの他にセランゴールとヌグリ・スンビラン、ケランタン、ジョホールで19のセンターを運営している。
乳幼児ケア、チャイルドケア（プリ・ナーサリーは18ヵ月～2歳、ナーサリーは2～3歳）、幼稚園（4～6歳）プログラムを提供している。
同園の音楽プログラムでは、3歳と4歳の子供にプロの資格を持つ音楽の専門家が音楽を指導し、5～6歳の子供たちにはキーボードレッスンで聴覚や歌唱力、キーボード演奏、楽譜を読むスキルを向上させている。
また、 ウェルネスプログラムとして、ルドルフ・ラバンの身体運動フレームワークと、チャールズT.クンツレマン博士によって開発されたフィットネスプログラムをベースとした「キンダーフィット」により、基本的な運動、有酸素運動、カスタマイズされた食事プランが提供されている。
この他にも、プロジェクトベースのS.T.R.E.A.M.（科学、テクノロジー、読み書き、エンジニアリング、アート、数学）、フォニックスプログラム、中国カリキュラムを提供している。
出典： https://kinderlandmsia.com.my/
White Lodge Education Group（ホワイトロッジ・エデュケーション・グループ）
1999年にシンガポールで開校したホワイトロッジインターナショナルプリスクール＆チャイルドケアは、シンガポールとマレーシアで幼児教育サービスを提供している。
マレーシアにはクアラルンプール内のバンサーサウスとデサパークシティーで2校を運営している。18ヵ月～6歳半の子供が対象となっており、プレイグループ（18ヵ月～2歳半）、プリナーサリー（2歳半～3歳半）、ナーサリー（3歳半～4歳半）、プリキンダーガーデン（4歳半～5歳半）、幼稚園（5歳半～6歳半）の構成となっている。
マレーシアでのカリキュラムは、アート＆クラフト、感覚活動、ドラマ、音楽と動き、全体的及び細かい運動活動、リテラシー、計算能力、化学、言語となっている。言語ではマンダリンとマレー語を教えており、マンダリンはホワイトロッジ独自のカリキュラムでシンガポールの幼稚園と小学校の枠組みに基づいている。
出典： https://www.whitelodge.education/en-my/
クアラルンプール在住4年目の日本人。大学卒業後、東京で飲料メーカーの営業を担当。その後、マレーシアのクアラルンプールへ移住し食品商社の営業及び購買のサポートを担当。
