【最新版!】フィリピンの主要倉庫会社29選〜運輸・物流業界〜

フィリピン 倉庫業界 業界地図

フィリピンの倉庫業界は、2GOグループやロイヤル・カーゴなど地場大手に、日本通運や三井倉庫など日系の主要企業が加わる市場です。EC市場の拡大を背景に、DHLサプライチェーンなど外資系フルフィルメント企業の投資も活発化しています。

今回は、そんなフィリピンの倉庫業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて29社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

フィリピンの主要倉庫企業11選〜ローカル編〜

2GO Group (2GOグループ)

2GO Group, Inc.(2GOグループ)は、SMインベストメンツ傘下のフィリピン最大規模統合型輸送・物流企業である。海運・コントラクト物流・コールドチェーン・EC宅配・国際フォワーディングにわたる多角的サービスを島嶼国全土に提供する。

倉庫事業ではWMS(倉庫管理システム)をクライアントシステムと連携させ、在庫・受注処理を自動化する体制を整えている。2023年7月にPSE自主上場廃止後もSECへの定期開示を継続しており、2025年5月公表の年次報告書によると2024年のEBITDAは約28億5千万ペソ(マージン15.9%)を計上した。

2025年以降はユニリーバ・フィリピンズから統合輸送ソリューション認定を取得し、フィリピン沿岸警備隊との物流支援パートナーシップも締結した。2026年にはアジア太平洋スティービー賞ゴールドを受賞した。

島嶼国フィリピンをシームレスに結ぶマルチモーダル物流網を有する唯一のエンドツーエンド統合物流プレイヤーとして市場での存在感を維持している。

出典:https://2go.com.ph/

Metro Combined Logistics Solutions (メトロ・コンバインド・ロジスティクス・ソリューションズ)

Metro Combined Logistics Solutions, Inc.(メトロ・コンバインド・ロジスティクス・ソリューションズ)は、フィリピンを代表するコントラクト物流企業である。メトロ・ドラッグ(Metro Drug)の物流部門として設立後、GAC Logistics Inc.を経て2012年に現社名へ改称した。

FMCG・製薬・食品・ファッション・電子機器など多業種向けの第三者物流(3PL)を中核とし、倉庫保管・流通管理・在庫管理・冷凍倉庫管理を一括提供する。常勤従業員は約700名で、マルチテナント型倉庫運営によりコスト効率の高い物流ソリューションを実現している。

セブアナ・ルイリエ(Cebuana Lhuillier)など国内主要企業との戦略的パートナーシップを有し、製薬・FMCG分野で高い評価を得ている。公式サイトでは常時採用が行われており、事業継続・拡大局面が確認できる。

フィリピン市場に特化したコントラクト物流の専門事業者として業界で重要な役割を担っている。

出典:https://metrocombined.com/

Royal Cargo (ロイヤル・カーゴ)

Royal Cargo Combined Logistics Inc.(ロイヤル・カーゴ)は、パラニャーケ市に本社を置くフィリピン独立系総合物流企業である。フレイトフォワーディング・コントラクト物流・倉庫保管・コールドチェーン・プロジェクト物流の各サービスを自社設備で一括提供する。

近年の倉庫拡充が顕著で、2024年にはラグナ州LIIP冷蔵倉庫の認証取得を完了。2025年11月にはムンティンルパ市トゥナサンに新規ドライ倉庫(12,350平方メートル、14,000パレット)を開設した。ブラカン州の各ハブでは医薬品向けGDP(Good Distribution Practice)認証を取得済みで、製薬・ヘルスケア物流の専門性を強化している。

拠点はアラバン・スービック・ラグナ・コルドバ(セブ)に広がり、2025年にはブラカンにカーゴ・シティ・ノース・ハブを新設した。

フィリピン国内独立系物流企業として最大規模クラスに位置し、製薬・消費財・プロジェクト貨物分野の専門性を軸に拠点拡充が続いている。

出典:https://www.royalcargo.com/

Airspeed International Corporation (エアスピード・インターナショナル)

Airspeed International Corporationは、創業から35年以上の歴史を持つフィリピンの総合物流・倉庫会社である。セブ市に本社を置き、エンドツーエンドのロジスティクスソリューションと国際クーリエ事業を展開する。

従業員は約800名、世界97か国のネットワークと国内82社のパートナー、200台以上の物流専用車両を有する。世界のトップクラスにランクされる物流企業の一つとされる。

顧客の物流要件に合わせてサービスを柔軟にカスタマイズしてきた点を強みとし、倉庫保管から輸送・配送までを一貫して手がける。

2024年には米ラスベガスのCES等にも参加するなど国際的な発信も行っており、2026年時点でもフィリピンの主要物流・倉庫企業の一つとして事業を継続している。

出典:https://airspeed.ph/

Fairlift International Logistics (フェアリフト・インターナショナル・ロジスティクス)

Fairlift International Logistics, Inc.は、1994年に設立されたフィリピンの物流・倉庫会社である。「ワンストップショップ」を掲げ、クライアントに安全な保管および倉庫サービスを提供している。

設立以来、事業を継続的に拡大し、保管と貨物の統合に対応する独自の倉庫施設を運営している。多様な荷主の要件に合わせた保管ソリューションを強みとする。

倉庫保管に加え、輸出入貨物の取り扱いや在庫管理、貨物の統合・仕分けなど、荷主のニーズに幅広く応えるサービスを展開している。航空・海上輸送や通関といったフォワーディング機能とも連携する。

倉庫保管を核とした総合物流サービスの提供者として、2026年時点でもフィリピンで事業を継続している。

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Nirvasian Venture Corporation (ナーバシアン・ベンチャー)

Nirvasian Venture Corporationは、2019年に設立された、フィリピンとマレーシアを拠点とする物流企業である。Eコマース事業者向けのフルフィルメント(総合梱包・出荷代行)サービスを主力とする。

製品の輸入から、ShopeeやLAZADAなどのオンライン販売ルートへの在庫連携、在庫管理、梱包、配送、返品管理までを一貫して代行するトータルサービスを提供している。

東南アジアをまたぐネットワークを活かし、オンライン商圏の拡大を目指す事業者を支援している。契約の縛りや最低条件を設けない柔軟なモデルを特徴とする。

EC物流に特化した新興のフルフィルメント事業者として、2026年時点でもフィリピンで事業を展開している。

iGLOO Supply Chain (イグルー・サプライチェーン)

iGLOO Supply Chainは、2003年に発足したフィリピンのコールドチェーン(低温物流)専業企業である。シンガポールのYCHグループとフィリピンのHorizons Realtyによる事業を母体とする。

複数のターミナルを段階的に稼働させ、「AA」認定のコールドストレージ施設を運営してきた。ブラスト凍結、クロスドッキング、冷蔵・冷凍保管などを手がける。

プロモバンドリング、ラベリング、リパッキング、計量、商品仕分けといった付加価値サービスも提供している。2024年2月時点でも認定コールドストレージ倉庫として登録されている。

低温物流の専門事業者として、2026年時点でもフィリピンのコールドチェーンを担う主要プレイヤーの一つである。

Philippines Bonded Warehouse Services (フィリピン保税倉庫サービス/PHILBONDED)

Philippines Bonded Warehouse Services(PHILBONDED)は、輸出業者の輸入サービス施設ニーズの高まりに対応するため、1991年に設立されたフィリピンの保税倉庫会社である。

民間でありながら共通税関保税倉庫(CCBW)施設を運営しており、これにより輸出業者は原材料、付属品、包装材料など輸出生産に必要な投入物を免税で輸入することができる。

保税倉庫での長年の実務経験を背景に、輸出関連の保管・通関業務を専門的に支援している。在庫管理や貨物の入出庫管理を通じ、輸出企業のサプライチェーンを下支えしている。

輸出企業向けの保税倉庫サービスに特化した事業者として、2026年時点でもフィリピンで事業を継続している。

Inland Corporation (インランド・コーポレーション)

Inland Corporationは、1975年10月に設立・SEC登録されたフィリピンの総合物流企業である。当初の通関仲介業務を起点に、その後事業を多角化してきた。

貨物輸送、トラック輸送、コンテナヤードの運用、重量物運搬、リギング・クレート、倉庫保管・冷蔵、ベンダー管理在庫など幅広いサービスを提供している。

フィリピンのトップ5,000企業に数えられる規模を持ち、総合ロジスティクス企業として国内で確固たる地位を築いている。全国的な拠点網と多様な機能を組み合わせ、荷主の複雑な物流ニーズに対応している。

通関から倉庫・輸送までを一貫して担う老舗物流企業として、2026年時点でもフィリピンの主要物流・倉庫企業の一つである。

PRC Logistics Solutions (PRCロジスティクス・ソリューションズ)

PRC Logistics Solutions(Padilla Reefervan Corporation)は、2007年に設立されたフィリピンの倉庫物流・コールドチェーン事業者である。

コールドチェーン倉庫とクロスドッキングサイトを備え、全国で24時間・年中無休の稼働体制を持つ。多数の冷凍トラック網を活用し、低温物流を強みとする。冷蔵・冷凍の保管から配送までを一貫して手がける。

食品や温度管理が求められる商品の保管・輸送を中心に、荷主のサプライチェーンを支えるサービスを提供している。リーファーバン(冷凍・冷蔵車)の運用ノウハウを軸に、鮮度管理が重要な商材の物流に対応している。

コールドチェーンに特化した物流プロバイダーとして、2026年時点でもフィリピンで事業を継続している。

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Susumi Philippine Logistics (ススミ・フィリピン・ロジスティクス)

Susumi Philippine Logistics, Inc.(SPLI)は、2005年8月に設立されたフィリピンの物流会社である。バタンガス州のFirst Philippine Industrial Park(FPIP)内に拠点を置く。

FPIPはラグナやカビテの工業団地に隣接する、フィリピン南部有数の工業団地の一つであり、周辺には多数の製造業が立地する。

倉庫保管およびトラック輸送サービスを通じて、輸出入出荷、商品の取り扱い、保管などに対応している。工業団地に立地する製造業の物流ニーズに近接して応える体制を持つ。

工業団地密着型の倉庫・輸送事業者として、2026年時点でもフィリピンで事業を継続している。

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フィリピンの主要倉庫企業9選〜日系編〜

Yusen Logistics Philippines (郵船ロジスティクス・フィリピン)

Yusen Logistics Philippines, Inc.(郵船ロジスティクス・フィリピン)は、日本郵船(NYK)グループ傘下の郵船ロジスティクスのフィリピン現地法人として1992年に設立された。国際航空・海上フレイトフォワーディングとコントラクト物流(ボンデッド・一般倉庫)を軸に30年以上フィリピン物流市場を支えてきた。

メトロ・マニラからミンダナオまで9都市以上に事業所・倉庫を展開する。2025年3月にはSupply Chain Solutions(SCS)専用オフィスを新設し、テクノロジー主導の統合型サプライチェーン体制を整備した。同月にはダバオ市の事業拡大プロジェクトも始動しミンダナオ深耕を加速している。

グローバル45カ国・550拠点超の郵船ロジスティクスネットワークを活用し、日系製造業・消費財メーカーの在庫・配送管理を一括支援するNYKグループの重要拠点として機能している。

2025年3月には新たなSCS体制で顧客企業のサプライチェーン最適化支援を強化しており、フィリピン物流市場での存在感はさらに高まっている。

出典:https://www.yusen-logistics.com/ph_en/

Container Bridge Philippines (コンテナ・ブリッジ・フィリピンズ)

Container Bridge Philippines, Inc.(コンテナ・ブリッジ・フィリピンズ)は2000年に設立されたフィリピンの国際物流企業で、マニラに本社を置く。ヤマト運輸(Yamato Transport)グループと関係を持ちながら、製造業・通信・エネルギー・インフラ・採掘など多業種向けの統合物流ソリューションを提供している。

中核拠点のCBPIハブは13,000平方メートルの敷地を有し、マニラ国際コンテナ港(MICP)と国内港の中間点として機能する。国際・国内フレイトフォワーディング・倉庫管理(WMS統合)・プロジェクト物流・Eコマース物流・通関代行・コンテナデポ管理を一体提供している。

2025年時点の年間売上は約590万ドルと見積もられており、バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーとしてMelissa Fulgencio-Matienzoが運営を統括している。

公式サイトでは各サービスの詳細が公開され、事業継続が確認されている。マニラ港湾アクセスに特化した専門物流事業者として、フィリピン市場で一定のポジションを維持している。

出典:https://cbpi.com.ph/

Kintetsu World Express Philippines (近鉄エクスプレス・フィリピン)

Kintetsu World Express (Philippines) Inc.(近鉄エクスプレス・フィリピン)は、近鉄エクスプレス(KWEグループ)のフィリピン現地法人としてパラニャーケ市に本社を置く日系国際物流企業である。国際航空・海上フォワーディング・倉庫保管・コントラクト物流・通関を中核事業として展開する。

フィリピン全土に13拠点・23倉庫を構え、400名超の従業員を擁する。製造業・通信・エネルギー・インフラ向けのサプライチェーンソリューションを提供し、2020年末にはスービックに新倉庫を開設した。

2024年度にはKWEグループTop 10主要子会社ランキングで第2位を獲得し、創業27周年を迎えた。2025年10月には「Most Outstanding Logistics Service Provider」賞を受賞するなど外部評価も高まっている。

KWEグループのグローバルネットワークを活用して日系製造業・多国籍企業の在庫管理・輸配送に対応しており、フィリピン物流市場での存在感は着実に拡大している。

出典:https://www.kwe.com/local/philippines/en/

Gothong-Suzue Philippines (ゴトン・スズエ・フィリピンズ)

Gothong-Suzue Philippines, Inc.(ゴトン・スズエ・フィリピンズ)は、フィリピン大手総合物流グループのゴトン・サザーン・グループと日本の鈴江コーポレーション(Suzue Corporation)の合弁企業として1992年に設立された。マニラに本社を置き、国際フォワーディング・陸運・倉庫保管・通関を一体的に提供する総合物流センターである。

輸送船・大型トラック・物流センターを自社保有し、陸・海・空を組み合わせたマルチモーダル輸送網を構築している。ゴトン・サザーン・グループの国内海運ネットワークと鈴江コーポレーションの国際フォワーディング知見を融合し、輸出入貨物の通関から島嶼部配送まで一貫サービスを実現する。

鈴江コーポレーション公式サイトでフィリピン拠点として明示されており、ASEAN展開での重要役割を担う。セブ本拠のゴトン・グループとの連携によりミンダナオ・ビサヤのカバレッジも強みだ。

フィリピン倉庫・輸送セクターで上位22社中8位に位置する日系・ローカル融合型の主要物流プレイヤーとして地位を維持している。

出典:https://gothongsuzue.com/

Nippon Express Philippines (日本通運・フィリピン)

Nippon Express Philippines(日本通運・フィリピン)は、日本通運ホールディングス(NX GROUP)のフィリピン現地法人として、国際フォワーディング・通関・倉庫保管・コントラクト物流・国内配送を一貫提供する。タガイグ・ビニャン・セブ・マニラ・パンパンガ・スービックなど国内7都市以上に営業所を構える。

親会社NXグループは2024年12月期の連結売上収益2兆5,800億円(前年比15.1%増)を達成し、東南アジア全域での物流網強化を継続している。フィリピンでもコントラクト物流・航空貨物・海上輸送の統合サービスを提供し、倉庫WMSの高度化に継続投資している。

2025年1月1日付で組織改革を実施し、顧客志向・収益性向上を目的とした事業部再編を実行した。NXグループの南・東南アジア重点拠点として製造業・消費財・製薬分野の3PL受託が拡大している。

日系製造業が活発なフィリピン市場において日本語対応サービス体制を提供できる強みを持ち、品質管理とコンプライアンスを重視した物流運営で高い信頼を維持している。

出典:https://www.nipponexpress.com/location/philippines/warehouse.html

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Mitsui-Soko Philippines (三井倉庫)

Mitsui-Soko (Philippines), Inc.(三井倉庫)は、日本の大手倉庫・物流会社である三井倉庫グループのフィリピン現地法人であり、マカティ市に本社を置く。

最先端の情報通信技術サービスの提供や海外ネットワークの強化を通じて物流の革新に対応し、フィリピンでも事業を拡大してきた。日系企業をはじめとする顧客の多様な物流ニーズにきめ細かく対応している。

親会社の三井倉庫は資本金50億円規模で、2014年に三井倉庫ホールディングスへ移行し持株会社制をとる。倉庫保管を核に、国際物流・コントラクト物流などを手がける。

日系の大手倉庫会社のフィリピン拠点として、2026年時点でも日系企業を中心とした物流ニーズに応える主要プレイヤーの一つである。

Suzuyo Whitelands Logistics (鈴与フィリピン)

Suzuyo Whitelands Logistics, Inc.(鈴与フィリピン)は、静岡県静岡市に本社を置く日本の総合物流企業・鈴与のフィリピン現地法人である。倉庫保管・輸配送・国際物流を幅広く手がける。

鈴与は、フィリピンで発展が遅れていたコールドチェーン分野に日系企業として初めて参入した。現在では食品に加え、厳格な温度管理が必要な医薬品物流も手がけている。

輸出入事業においても、北米向けを中心に自社システムによるトラッキングサービスを活用し、ボーダレスな物流を顧客に提供している。

低温物流に強みを持つ日系物流企業のフィリピン拠点として、2026年時点でも日系企業の物流を支える主要プレイヤーの一つである。

Kawanishi Warehouse Philippines (川西倉庫)

Kawanishi Warehouse Co., Ltd. Philippines(川西倉庫)は、日本の倉庫会社である川西倉庫のフィリピン拠点である。フィリピンに多数の日系企業が進出していることを背景に事業を展開している。

マニラ事務所は2002年から、フィリピン国内メーカー向けの一般流通の調整を主な機能として担ってきた。フィリピンと日本、または第三国間の貨物運搬サービスを主力事業とする。

最適な国際流通システムを構築し、リードタイムの短縮と、迅速かつコストを抑えた配送を実現することを強みとしている。

日系の倉庫・国際物流企業のフィリピン拠点として、2026年時点でも日系メーカーの物流を支える主要プレイヤーの一つである。

MIFFI Logistics (日立物流フィリピン)

MIFFI Logistics, Inc.(Manila International Freight Forwarders Inc.)は、1988年にフィリピンで設立された物流企業であり、日立物流(現ロジスティード)系の日系物流拠点である。

1995年には、フィリピンでの事業立ち上げを計画する日立系工場の進出を見越して、日立物流系が同社に投資を行った。倉庫保管を主業とする。

輸出入代理や国際フォワーディング、倉庫保管など、日系製造業を中心とした物流ニーズに応えるサービスを提供している。

日立物流グループの流れをくむ日系物流企業として、2026年時点でもフィリピンの倉庫・物流を担う主要プレイヤーの一つである。

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フィリピンの主要倉庫企業9選〜外資編〜

DHL Supply Chain Philippines (DHLサプライチェーン・フィリピン)

DHL Supply Chain Philippines(DHLサプライチェーン・フィリピン)は、ドイツポスト・DHLグループのコントラクト物流部門として、フィリピンで倉庫保管・輸配送・コールドチェーン・VASを提供する大手外資系3PLである。

2023年に東南アジア向け5カ年3億5千万ユーロ投資計画を発表し、フィリピン向けには8千万ユーロを配分した。2024年第1四半期にはラグナ州スタ・ロサに50,000平方メートルのロジスティクスセンター(国内最大拠点・ヘッドオフィス併設)を開設し約1,000名を雇用。2025年にはグレーター・マニラへの20,000平方メートル追加施設建設も予定している。

2025年3月にはユニバーサル・ロビーナ・コーポレーション(URC)との長期パートナーシップ延長契約を締結し、ラグナ州カランバのURC向け倉庫運営継続が確認された。

消費財・食品飲料・ヘルスケア・小売など多業種に対応し、外資系コントラクト物流市場において圧倒的な存在感を示している。

出典:https://www.dhl.com/ph-en/home/supply-chain.html

CEVA Logistics Philippines (セバ・ロジスティクス・フィリピン)

CEVA Logistics Philippines(セバ・ロジスティクス・フィリピン)は、フランスCMA CGMグループ傘下のグローバル3PL企業CEVAロジスティクスのフィリピン現地拠点として、コントラクト物流・フレイトマネジメント・サプライチェーン管理を展開する。

2022年6月にタギッグ市ルハレ(Ruhale)に14,000平方メートルの先進型倉庫を開設した。常温・温度管理・危険物保管ゾーンを備え、13のローディングベイと16,000パレットポジションを確保。ピッキング・梱包・ラベリング・デジタルボトル印刷などVASを幅広く提供している。

2024年には酒類大手ディアジオ(Diageo)のフィリピン向け倉庫管理契約を新規獲得し、東南アジアのワイン・スピリッツ物流分野での存在感を高めた。同年フィリピンを含む東南アジア各国で「Employer of Choice」賞を受賞した。

将来的にはウェアラブルスキャナー・ドローン棚卸・清掃ロボットなど先端技術の導入も計画しており、外資系3PLとして成長フェーズにある。

出典:https://www.cevalogistics.com/en/countries/philippines

DKSH Philippines (DKSHフィリピン)

DKSH Philippines(DKSHフィリピン)は、スイス系グローバル市場拡大サービス企業DKSHのフィリピン法人である。フィリピンへの事業展開は1887年にまで遡り、135年以上の歴史を誇る。

FMCG・ヘルスケア・パフォーマンスマテリアルズ・テクノロジーの4事業部門を展開し、倉庫保管・流通管理・販売・マーケティングを一括アウトソーシングする「市場拡大サービス(Market Expansion Services)」モデルを提供している。アジア太平洋全体で82のディストリビューションセンターを運営し、フィリピンでも全国規模の毛細管状流通ネットワークを持つ。

DKSH Holdingの2024年通期売上はSHF141.4億(前年比5.3%増)を記録し堅調に推移した。2025年コーポレートブローシャーではデジタルトランスフォーメーションと持続可能なサプライチェーンへの投資継続が明示されている。

自社流通・倉庫網を持たないメーカーのフィリピン市場進出を支援する重要パートナーとして、特に製薬・消費財分野で際立った存在感を持つ。

出典:https://www.dksh.com/ph-en/home

DSV Philippines (DSVフィリピン)

DSV Philippines(DSVフィリピン)は、デンマーク系グローバル物流大手DSV A/Sのフィリピン現地法人である。DSV A/Sは2025年4月30日に旧DB Schenkerを約143億ユーロで買収・統合し、年間売上DKK3,100億超・90カ国超・160,000名規模の世界最大の貨物フォワーダーとなった。

フィリピンでは2025年12月に現地統合が完了し、航空・海上フォワーディング・コントラクト物流・陸上輸送のフルサービス体制が整った。旧DB Schenkerが構築した全国70拠点・倉庫180,000平方メートル超・1,700名超の従業員基盤をそのまま引き継いでいる。

Air Freight・Sea Freight・Road・Solutionsの4事業部門が一体運営され、DSVのグローバルITプラットフォームとWMS・TMS活用による効率化も加速している。

世界最大規模のネットワークを背景に多国籍メーカー・消費財・製薬分野の物流でフィリピン市場での存在感が高まっている。

出典:https://www.dsv.com/en/global-transport-and-logistics/global-offices/asia/philippines

Maersk Contract Logistics Philippines (マースク・コントラクト・ロジスティクス・フィリピン)

Maersk Contract Logistics Philippines(マースク・コントラクト・ロジスティクス・フィリピン)は、デンマーク系A.P. Moller-Maerskのコントラクト物流部門がフィリピンで展開する倉庫・物流サービス事業である。

2024年10月30日、ラグナ州カランバにフィリピン最大規模の「Maersk Optimus Distribution Center」を開業した。総投資額PHP48億(約3億ドル相当)。10ヘクタールの敷地に76,000パレット収容・75の荷積みバース・VAS専用メザニンエリアを備える。

ルソン島南部の輸送ハブとして消費財・食品飲料・ヘルスケア・テクノロジー分野の倉庫・配送を担い、直接・間接合わせて2,000名の雇用創出が見込まれている。FOCC(Fleet Operational Control Centre)による24時間リアルタイム管理体制も整備した。

太陽光発電で電力消費30%削減・電動車両活用などLEED認証取得を目指す高環境基準を設定しており、南ルソン経済圏活性化に貢献する重要物流施設として注目される。

出典:https://www.maersk.com/logistics/warehousing

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J&T Express Philippines (J&Tエクスプレス・フィリピン)

J&T Express Philippines(J&Tエクスプレス・フィリピン)は、インドネシア系EC特化物流企業J&T Expressのフィリピン現地法人として2019年に設立された。Shopee・Lazada・Alibabaなど主要ECプラットフォームと深く連動した配送・倉庫サービスを展開し、参入5年で業界上位プレイヤーへ急成長した。

2024年3月時点で全国2,200以上のブランチ・倉庫拠点、約60,000名のサービス人員、3,000台超の自社車両を保有する。2024年8月末までに仕分けセンター11箇所を増強し、9つのディストリビューションハブを新設して仕分け能力を1.5倍に引き上げた。

2024年9.9メガセールでは通信大手DITOとのパートナーシップにより配送量が前年比2倍に増加した。J&Tグループは2025年時点で1日8,000万個超を処理するグローバル規模を誇り、フィリピン法人もそのIT基盤を共有して高い処理効率を実現している。

EC物流特化型の倉庫・仕分けネットワークとして業界最大規模クラスを形成しており、デジタル化と環境配慮を兼ね備えた体制強化が続く。

出典:https://www.jtexpress.ph/

FedEx Philippines (フェデックス・フィリピン)

FedEx Philippines(フェデックス・フィリピン)は、米国系グローバル物流大手FedEx Corporationのフィリピン現地法人である。国際急送・EC物流・フォワーディング・倉庫保管を展開し、クラーク(Clark)国際空港内のゲートウェイ施設を中核拠点として活用している。

2024年7月にクラーク施設を17,000平方メートルに拡張し毎時9,000個の仕分け能力を実現。コールドストレージ(-20℃〜5℃対応)を新設し医薬品・生鮮品の温度管理物流にも対応した。LIPAD(Luzon International Premiere Airport Development)との土地賃貸借契約を同月締結した。

2026年第2四半期には78,000平方メートルへの大幅拡張工事が着工予定であり、フィリピンをアジア太平洋の重要乗り継ぎゲートウェイとして強化する戦略の一環だ。

EC需要拡大と政府の物流インフラ強化方針とも合致しており、国際急送から倉庫保管まで高品質サービスを提供する外資系主要プレイヤーとして存在感を高めている。

出典:https://www.fedex.com/en-ph/

Rhenus Logistics (レーヌス・ロジスティクス)

Rhenus Logistics(レーヌス・ロジスティクス)のフィリピン法人は、17年以上の運営実績を持つフルサービスのロジスティクスプロバイダーである。ドイツ発のグローバル物流企業Rhenusグループに属する。

ルソン島のムンティンルパ、ケソン、クラーク、スービック、ビサヤ諸島のイロイロ・セブ、ミンダナオ島のダバオの7支店を通じ、7,107の島々からなるフィリピン全土をカバーしている。

航空・海上・道路貨物、プロジェクト貨物、倉庫保管、通関など幅広いサービスを提供している。荷主の要件に合わせた一貫物流を国内全域で支援している。

全国的な拠点網を持つ外資系の総合物流プロバイダーとして、2026年時点でもフィリピンで事業を継続している。

Omni Logistics Philippines (オムニ・ロジスティクス・フィリピン)

Omni Logistics Philippinesは、2000年に設立された米国本社Omni Logisticsのフィリピン拠点である。倉庫保管と流通部門を連結する「オールワンシステム」を採用している。

物流センターと自由貿易地域を組み合わせ、キッティングやスモールパックなどの専門サービスを含む3PL(サードパーティ・ロジスティクス)の倉庫保管・流通ソリューションを提供している。

グローバルに配置した物流センターを通じ、フィリピン国内および世界中の顧客に対応している。国際的なネットワークと現地拠点を組み合わせ、輸出入や在庫管理を含むサプライチェーン全体を支援している。

米国系の3PL物流プロバイダーのフィリピン拠点として、2026年時点でもフィリピンで倉庫・流通サービスを提供している。

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FAQ

フィリピンの主要倉庫会社の選定基準は何ですか?

本文は、ローカル・日系・外資系の総計27社の企業情報と事業内容を詳しく紹介しており、選定はそれらの情報を基に行われました。

文章中で紹介されている主要な倉庫会社はどれですか?

主要な倉庫会社には、Airspeed International Corporation、Fairlift International Logistics、Nirvasian Venture Corporation、Philippines Ecommerce Fulfillment Servicesなどが含まれています。

倉庫会社の業務内容はどのように区分されていますか?

業務内容は、ローカル企業、日系企業、外資系企業の3つのカテゴリーに分かれており、それぞれの企業は倉庫管理、物流ソリューション、Eコマース向けサービス等を提供しています。

投稿者アバター
大野 麻美 Philippine-Based Industry Analyst
マニラ在住5年目の日本人。法政大学経済学部卒業後、Web業界を目指す社会人向けスクールでインストラクターとしてコーディングや画像編集ソフトの指導を担当。青年海外協力隊としての海外経験を活かし、フィリピンのデジタル教育や人材育成分野を中心に情報発信を行っている。
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