今回は、フィリピンの主要学校に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて18校を厳選してお届けしていきます!
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
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フィリピンの主要学校15選〜ローカル編〜
University of the Philippines Diliman (フィリピン大学ディリマン校)
1908年に設立されたフィリピン大学ディリマン校は、マニラ首都圏のケソンシティ(人口1,000,000〜5,000,000人)の大都市の田園地帯にある非営利の公立高等教育機関である。フィリピン大学ランキング1位であり、1908年設立で設立年ランキングは38位である。
キャンパスは、オロンガポ市、サンフェルナンド市。フィリピン高等教育委員会によって公式認可されているフィリピン大学ディリマン校(UPD)は、2019-2020年度の第2学期には23,360人の学生がおり、そのうち13,558人が学部生、820人が法務博士プログラム、8,276人が修士および博士である。
フィリピン大学ディリマン校は112年の歴史を持つ。2020年1月の時点でUPDには250の学術プログラムがあり、そのうち71は学部レベル、100は修士、プロの修士、法務博士、BA-MA優等学位、48は博士レベルである。
出典:https://upd.edu.ph/
https://www.4icu.org/reviews/9029.html
Ateneo de Manila University (アテネオデマニラ大学)
1859年に設立されたアテネオデマニラ大学(ADMU)は、マニラ首都圏のケソンシティ(人口1,000,000〜5,000,000人)の都会の環境にある非営利の私立高等教育機関である。この高等教育機関は、ロックウェルとマカティ市にも支部キャンパスを持つ。
160年の歴史を持つフィリピンの高等教育機関は、ADMUはまた、図書館、スポーツ施設、留学および交換プログラム、オンラインコース、遠隔教育の機会、管理サービスなど、いくつかの学術および非学術施設とサービスを学生に提供している。アテネオの教育は、イエズス会の伝統である信仰と正義、人格形成、開放性と識別力から引き出されている。
学生数:15269名(2021年)就職率95%、交換留学生419名、外国留学生174名、学部プログラム55、大学院プログラム90、センター機関30である。フィリピン大学ランキング2位、設立年ランキングは5位である。
出典:https://www.ateneo.edu/
https://www.4icu.org/reviews/3665.html
De La Salle University (デラサール大学)
1911年に設立されたデラサール大学(DLSU)は、首都圏のマニラ大都市圏都会にある非営利の私立高等教育機関である。ラグナ、ボニファシオグローバルシティ、マカティにキャンパスが所在している。デラサール大学は、クリスチャンカトリック宗教と提携している。学生数17,000人。
DSLUは109年の歴史を持ち、ビジネス、コンピューター研究、経済学、教育、工学、法律、教養、科学の分野を専門とする7つの大学と1つの学校を通じて、100を超える男女共学の学部および大学院の学位プログラムを提供している。
教育、研究、コミュニティサービスは、デラサール大学マニラ校の主な目的である。10のセンターオブエクセレンスと複数のセンターオブデベロップメント賞が授与され、フィリピン大学ランキング3位、設立年ランキングは48位である。
出典:https://www.dlsu.edu.ph/
https://www.4icu.org/reviews/3676.html
University of the Philippines System (フィリピンシステム大学)
1908年に設立されたフィリピン大学システムは、首都圏のケソンシティの都市部にある非営利の公立高等教育機関。45,000人を超える学生・大学職員4500名、男女共学である。フィリピン大学(UP)は、フィリピンの国立大学で、現在は群島の17のキャンパスに広がる8つの構成大学と1つの自治大学で構成される大学システムである。(*本記事には同大学ブランドで4大学を記載)
112年の歴史を持ち、入学率の範囲は上位10〜20%、UPは、図書館、住宅、スポーツ施設、学資援助および/または奨学金、留学および交換プログラム、オンラインコースおよび遠隔教育の機会、管理サービスを含む、いくつかの学術および非学術施設およびサービスを学生に提供している。
UP全体としてのフィリピン大学ランキング4位だが、ディリマン校は単独では1位、設立年ランキングは40位である。卒業生にフィリピン大統領16人中7人、最高裁判所長官26人中14人、国家科学者42人中36人、国立芸術家57人中40人が含まれている。
出典:https://up.edu.ph/
https://www.4icu.org/reviews/9097.html
University of Santo Tomas (セントトーマス大学)
1611年に設立されたサントトーマス大学は、首都圏のマニラ大都市圏の都会にある非営利の私立高等教育機関である。フィリピンの高等教育委員会によって公式に認められており、クリスチャンカトリック宗教と正式に提携している。学生数は40,000人で男女共学のフィリピンの高等教育機関である。
410年の歴史を持つサントトーマス大学は、入学率は80〜90%であり、USTはまた、図書館、住宅、スポーツ施設、学資援助および/または奨学金、留学および交換プログラム、ならびに管理サービスを含む、いくつかの学術的および非学術的施設およびサービスを学生に提供している。
学位ユニット22、専門プログラム105以上、大学職員1500名、フィリピン大学ランキング5位(私立大学ランクではトップ)、設立年ランキングは2位である。4人のフィリピン大統領、9人の首席判事、19人の国民芸術家、国民科学者を輩出している。
出典:https://www.ust.edu.ph/
https://www.4icu.org/reviews/9041.html
Silliman University (シリマン大学)
1901年に設立されたシリマン大学は、中部ビサヤ地方の小都市ドゥマゲテ市(人口約90,000人)という都会に位置する非営利の私立高等教育機関である。シリマン大学(SU)は、正式にはキリスト教・プロテスタントに属する。学生数11,000人の男女共学高等教育機関である。
Silliman University (SU) は、10の大学、5つの学校、3つの研究所で構成されており、フィリピンと少なくとも56か国から常時10,000人以上の学生が在籍している。いくつかの研究分野において学士号、修士号、博士号などを、学部で140以上の証明書、学部、大学院、大学院のプログラムを提供している。
フィリピン大学ランキング6位、設立年ランキングは13位である。2014年、クリスチャン大学オンラインにより、「世界で最も美しいクリスチャンカレッジと大学のキャンパス50」に選定された。
出典:https://su.edu.ph/
https://www.4icu.org/reviews/3702.html
University of the Philippines Manila (フィリピン大学マニラ校)
フィリピン大学マニラ校は、1908年に設立された非営利の公立高等教育機関で、首都圏マニラ市(人口180万人首都圏全体では1200万人)の市街地に位置する。この大学は、フィリピン大学システムの1つであるブランチキャンパスを持っている。パロ(レイテ島)、バレ(南コタバト州オーロラ・コロナダル市)にも分校がある。
フィリピン大学マニラ校(UP Manila)は、小規模(uniRank登録者数範囲:5,000~5,999人)の男女共学のフィリピン高等教育機関である。UPマニラには9つの学位授与ユニットがある。 また、前身が医学系であり、連合医療専門学校(CAMP)、芸術科学大学(CAS)、歯科大学(CD)、医学部(CM)、看護大学(CN)、薬学部(CP)、公衆衛生学部(CPH)、保健専門職のための国立教師養成センター(NTTC-HP)、および健康科学部(SHS)を配している。
112年の歴史を持つフィリピンの高等教育機関で、フィリピン大学ランキング7位、設立年ランキングは37位である。親大学はフィリピンシステム大学である。
出典:https://www1.upm.edu.ph/
https://www.4icu.org/reviews/9098.html
Polytechnic University of the Philippines (フィリピン工科大学)
1904年に設立されたPolytechnic University of the Philippines(PUP)は、首都圏マニラの都市部に位置する非営利の公立高等教育機関である。タギッグ、ケソンシティ、サンファン、パラニャーケ、バターン、ブラカン、ヌエバエシハ、ケソン、カマリネスール、バタンガス、カビテ、ミンドロ、ラグナ、アブダビにキャンパスを持つ。PUPは、フィリピン最大の学生数を持ち、uniRank登録者数は70,000人以上、男女共学のフィリピン高等教育機関である。
PUPは、学士号取得前の学位(サーティフィケート、ディプロマ、アソシエイト、ファンデーションなど)、学士号、修士号、博士号などを提供している。115年の歴史を持つ。入学率は20~30%で、比較的難易度が高い。
1997年の高等教育近代化法・共和国法第8292号、および高等教育覚書通達第4号シリーズの政府教育機関として認定された。フィリピン大学ランキング8位。設立は1904年であるが、上記の理由での設立年ランキングは148位(事実上30位に位置)である。
出典:https://www.pup.edu.ph/、https://www.4icu.org/reviews/7250.htm
University of San Carlos (サンカルロス大学)
1595年に設立されたサンカルロス大学(USC)は、中央ビサヤの大都市セブ市(人口50万〜100万人)の都会にある非営利の私立高等教育機関である。USCは、クリスチャンカトリック宗教と正式に提携している大規模な(uniRankの登録:20,000〜24,999人の学生)男女共学のフィリピンの高等教育機関である。
USCの17の学部からの23の学術プログラムは、フィリピンの学校、大学、大学の認定協会(PAASCU)によって評価されたように、フィリピンの認定協会連盟(FAAP)からレベルIIIの認定を受けている。
フィリピン大学ランキング9位、設立年ランキングは1位で、フィリピンで最も古い大学といわれる。大学職員1500名、USCには5つのキャンパスがあり、合計面積は88ヘクタールまたは217エーカー。
出典:https://www.usc.edu.ph/
https://www.4icu.org/reviews/9034.html
Mapúa University (マプア工科大学)
マプア大学は1925年に設立された営利目的の私立高等教育機関で、首都圏マニラ市(人口180万人首都圏全体では1200万人)の都市部に位置している。ドン・トーマス・マプアによって1925年に設立されたフィリピンで最高の工学技術大学であり、マカティ市にはブランチキャンパスがある。大規模教育機関(uniRank登録者数:15,000~19,999人)、男女共学のフィリピンの高等教育機関で、入学率は60~70%である。
マプアは、工学分野において世界で最も優れた大学の1つであり、米国に本拠を置くABET(www.abet.org)から認定を取得している。フィリピンの1つのキャンパスで優秀センターとして認められている工学プログラム(化学工学、土木工学、コンピューター工学、電気工学、電子工学、環境衛生工学、機械工学、情報技術)の数が最も多い。
2020年時点で学生数16,000人、フィリピン大学ランキング10位、設立年ランキングは67位である。
出典:https://www.mapua.edu.ph/
https://www.4icu.org/reviews/8957.html
Asian Institute of Management (アジアンインスティテュート・オブマネジメント)
ハーバードビジネススクールのコンソーシアムによって、1968年に設立されたアジアンインスティテュートオブマネジメント(AIM)は、マカティ市に位置する非営利の私立高等教育機関である。非常に小規模(uniRank登録者数:250~499人)な男女共学のフィリピン高等教育機関である。
AIM は52年の歴史を持ち、入学率は40~50%で中難易度の大学である。一方AIMは、東南アジアで初めて、米国に本拠を置くAssociation to Advance Collegiate Schools of Business(AACSB)から認定を受け、世界最高水準の学校として世界的に認められている。
AIMは、国内で最も価値のある25の上場企業の取締役の過半数の母校であり、フォーブス誌がインタビューした94人の取締役の中で最も優秀なビジネス系大学として好まれている学校である。フィリピン大学ランキング11位、設立の古さランキングは、167位である。
出典:https://www.aim.edu/about-us
https://www.4icu.org/reviews/8879.html
Saint Louis University, Baguio City (セントルイス大学、バギオシティ)
1911年に設立されたセントルイス大学、バギオシティ (SLU)は、コルディリェーラ行政区の中都市バギオ市(人口36万人)に位置する私立高等教育機関である。セントルイス大学バギオシティ校(SLU)は、キリスト教・カトリックに正式に所属する大規模(uniRank登録者数:初等・中等・高等など入れて40000人)な共学のフィリピン高等教育機関である。
ビジネス研究の拡張と開発:2004年から2005年にかけて、会計商学部がビジネス研究拡張開発(BREAD)オフィスを組織、フィリピン大学間で協力(VLIR-PIUC)し、BREAD Officeの活動を財政的および運営的に支援している。
SLUは109年の歴史を持つ大学機関で、キャンパスは4カ所あり、小学・中等部も含まれる。フィリピン大学ランキング12位、設立年ランキングは47位である。
出典:https://www.slu.edu.ph/
https://www.4icu.org/reviews/3699.html
Ateneo de Davao University (アテネオデダバオ大学)
アテネオ・デ・ダバオ大学(ADDU)は、1948年に設立された非営利の私立高等教育機関で、ダバオ州ダバオ市に位置している。キリスト教・カトリック系の大規模な男女共学のフィリピン高等教育機関(uniRank登録者数:10,000~14,999人)で、フィリピン高等教育委員会から正式に認可されている。
72年の歴史を持ち、入学試験や学生の過去の学業成績・成績に基づいた選抜入学制度を採用している。入学率は30~40%で難易度は高めといえる。
大学職員840名、管理職員400名、小中高学生数が8700人で、大学・大学院8200人。フィリピン大学ランキング13位である。
出典:https://www.addu.edu.ph/
https://www.4icu.org/reviews/3664.html
Mindanao State University – Iligan Institute of Technology (ミンダナオ州立大学-イリガン工科大学)
1968年に設立されたミンダナオ州立大学イリガン工科大学(MSU-IIT)は、北ミンダナオ島の小都市イリガン市(人口35万人)の都市環境に位置する非営利の公立高等教育機関である。大規模(uniRank登録者数:10,000人レベル)であり、男女共学の大学である。
ミンダナオ州立大学-イリガン工科大学 (MSU-IIT) は、学部生:9,439、卒業生:318、509名の大学教員、58名の講師、学士課程(33)修士課程(37)博士課程(8)証明書コース(14)を有する。科学技術系の学部が優秀とされている。
MSU-IITは、ICTオフィスプロジェクトと研究を通じて、イリガン市の技術開発に大きく貢献している。フィリピン大学ランキング14位、設立の古さランキングは、169位である。
出典:https://www.msuiit.edu.ph/offices/
https://www.4icu.org/reviews/3687.html
University of San Jose-Recoletos (サンホセ大学レコレトス校)
サンホセ大学レコレトス校(USJ-R)は1947年に設立された非営利の私立高等教育機関で、中央ビサヤ地方の大都市セブ市(人口92万人)の市街地に位置している。他に市内のバサック、バランバンにキャンパスを配置し、キリスト教・カトリックに正式に加盟している大規模な(uniRank登録者数:12,000人、大学院生2000人)共学のフィリピン高等教育機関である。
革新的な教育コースとしてUSJ-Rのカリキュラムプログラム:芸術科学、商業と教育、エンジニアリング、 法学士、2003年に、情報、コンピュータ、通信技術の学部が設立された。現在、オルモック市に不動産を購入し、新キャンパスの建設計画を進行中。
学位プログラムは20であり、2006年セントエゼキエルモレノビルが、情報通信技術大学(CICCT)と教育大学(COE)専用のバサックキャンパスを設立した。フィリピン大学ランキング15位、設立年ランキング103位である。
出典:https://usjr.edu.ph/
https://www.4icu.org/reviews/7234.html
フィリピンの主要学校2選〜日系編〜
在フィリピン日本国大使館付属 マニラ日本人学校
1917年(大正6年)、マニラ市サンパロックにマニラ日本人学校を開設。昭和19年に大戦の激化により28年間の歴史を閉校、昭和43年日本語補修学級開設、昭和50年大使館附属マニラ日本人学校としてフィリピンが認可、小学部と中学部を併設。スクールバスの運行あり。
フィリピンの高級地区であるフォートボニファシオに位置す る小・中学校。4ヘクタールの広々とした綺麗な校舎、電子黒板などの最新の設備を有している。将来日本へ帰国す る日本人を対象としているため、授業や習慣、環境は日本の学校に近い。一方で、小学1年生からはじまる英会話の授業は週2回行われる。24時間の警備体制。
教育目的は、①日本語力の保持・向上、②現地理解を深める学習展開③他の学校との国際交流④温暖な気候を生かした水泳指導⑤レベル分けした英会話授業⑥電子黒板を活用したICT教育⓻キャリア教育の推進と進路情報の提供そ⑧国際結婚家庭児童への日本語指導である。
出典:https://www.mjs.org.ph/
セブ島日本人補習校
1983年有志から始まった同校(小学部、中学部)では、日本の教科書を使って国語や算数を中心に学ぶ「教科書クラス」 と、日本語の習得を目的とした 「日本語クラス」 に分かれて、毎週土曜日の 3時間、年間で150時間弱の授業を行っている。コロナ禍の現在、オンライン授業を行っているため、対面授業では通学のできなかった子供もセブに限らずフィリピン国内何処からでも参加できる。
日本文部科学省の位置付けは『在留地の現地校に通学する、義務教育相当の一時滞在の邦人子女に対して、現地校の休日にあたる土曜日や平日の放課後を利用して、小・中学校の一部の教科について授業を行う定時制の教育施設である。』としている。また、日本の義務教育課程に準拠する国語教育のため、日本語能力は必須とする。
現地の日本人会等が母体となって設立され、関係者からなる運営委員会によって管理・運営が行われ、私立学校ならびにNPOの性格を持つ。
出典:https://www.ja-cebu.com/
フィリピンの主要学校1選〜外資系編〜
MONTESSORI PHILIPPINES(モンテッソーリ・フィリピン)
フィリピンのモンテッソーリ教師教育(MTEP)は、2002年以来、フィリピンでモンテッソーリ幼児教育認定プログラムを提供してきた。23の幼児期完全認定コース、2つの幼児-幼児コース、および3つの小学校コース(レベル6〜12)がある。
モンテッソーリインスティテュートオブアメリカ(MIA)は、個人会員と組織会員で構成される国際組織である。MIAは1972年にアメリカで設立された。子供の発達に言及する際にモンテッソーリ博士が「精神的」という用語を使用することの重要性を意識した教育システム。
MTEPは、モンテッソーリ教師教育認定評議会(MACTE)から、幼児期(レベル3〜6)のモンテッソーリ教師教育認定コースレベルの認定ステータスを保持している。MACTEと呼ばれる独立した認定機関によって認定されているフィリピンで唯一のモンテッソーリトレーニング機関である。
出典: https://www.montessoriphilippines.org/