今回は、シンガポールの主要アパレル・ファッションブランドに焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて11社を厳選してお届けしていきます!
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
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シンガポールの主要アパレル・ファッションブランド6選〜ローカル編〜
Ong Shunmugam (オンシュンムガム)
オンシュンガムはデザイナーのPriscilla Shunmugamによって2010年に設立されたシンガポールを拠点とするモダン婦人服レーベル。アジア全域でデザインと製造が行われている。これまでオンラインストアを通じて完全予約制で販売していたオンシュンガムは2011年11月にシンガポールのラッフルズプレイスで正式にオープンした。
オンシュンガムの服は、伝統と革新の両方を紹介する芸術作品となっている。チャイナドレス、バティック、サリー、さらにはサムフなど、再現された伝統的な服は印象的。
その他のユニークな商品には、ジャワのバティックのペプラムスカート、着物の袖が付いたクロップドトップ、ケバヤの影響を受けたラペルが付いたスーツジャケットなどがある。社内の針子で縫製しているため、品質にも重点を置いている。
2013年12月OngShunmugamはDesignFor Asia Awards2013で大賞を受賞した。
出典: https://ongshunmugam.com
SABRINAGOH (サブリナゴ)
SABRINAGOHは、インスピレーションを得たデザインを提示するという永続的な目標を掲げて2009年に設立された先進的なコンテンポラリーファッションブランド。
SABRINAGOHは、メンズウェアとレディスウェアの相互作用、意識的なディテール、革新的な探求の創造的な価値を高め続けており、純粋でミニマリスト的な見方と遊び心のあるユニークなデザインとなっている。
2009年以来SABRINAGOHは、マルチラベルストアの小さな1ラックの委託スペースから、独自の独立した店まで様々な形態があり、ニューヨーク、ワシントンDC、ユタ、日本などの主要都市のランドマークデパートに国際的に在庫されている。
出典:https://sabrinagoh.com
In Good Company (イングッドカンパニー)
2013年に立ち上げられたINGOOD COMPANYは、レディスウェア、メンズウェア、ミニミー(3〜8歳のキッズウェア)を提供している。
シンガポールでは4つの店舗に開花し、フィリピン、インドネシア、タイにもいくつかの店舗を展開して海外に進出している。
IN GOOD COMPANYは、機能的なルックスのモダンなワードローブを構築するための優れたデザインのアイテムを提供するプレタポルテブランド。
時代を超えたワードローブの必需品とひねりを加えたクラシックなシルエットを作成。季節のトレンドを超えて、現代のライフスタイルに合うように作られている。
これらは思慮深いデザインと仕立てやドレープ作業の高度な技術的精巧さを組み合わせた、スタイルに対応した作品となっている。
出典: https://ingoodcompany.asia
Beyond the Vines (ビヨンド・ザ・ビネッシュ)
Beyond The Vinesは、シンガポールを拠点とする学際的なデザインスタジオ。
2015年に夫婦のチームで共同設立された。クリエイティブなデザイナーと協力して、幅広い顧客が利用できる多様な製品を作成することに取り組んでいる。
Beyond The Vinesのデザイン哲学は常に大胆とシンプルという二重性に基づいている。現代文化の脈動と自然な雰囲気を維持しながら違いが存在するところに強みがある。
女性のためのファッションブランドで、シンプルで洗練された、オフィスでも仕事帰りでも着用できるアイテムとなっている。シフトドレス、プリーツスカート、マキシは、柔らかな色合いから大胆な色合いまで、女性らしさを際立たせるエッジの効いたカットとなめらかなテクスチャーで、さまざまな色で利用できる。 Beyond The Vinesは比較的手頃な価格で販売している。
出典:https://www.beyondthevines.com
Saturday Club (サタデークラブ)
サタデーはシンプルさと着心地の良さを追求したファッションブランド。ドレーピングやアシメンタリーなデザインが美しいデザインが多い女性向きとなっている。ジャケットやワンピースなどもクラシックなフォームでタイムレスな洋服が多いので、クオリティーにこだわる人も満足させる。
サタデークラブは、文化や環境に携わる若者に服を着せ、カジュアルでありながらコスモポリタンなスタイルを作り出すことを目的として、2012年にスタートした。
彼女たちのニーズを満たすために、サタデークラブは最新の世界的なトレンドを取り入れ、ストリートから最もファッショナブルなクラブへの影響を混合させた最高の価格で快適で着やすい衣服となっている。
サタデークラブは常に新しいテクノロジー、社会運動、最新の芸術的または音楽に興味を持ち、常に新しい製品を創造している。
出典:https://saturdayclub.com
Esse (エッセ)
シンガポールで育ったアリシアは何年にもわたってドレス作りを学び、アジアのメーカーと協力して衣服作りの伝統を守り続けることに情熱を注いでいる。
アリシアは、2017年にEsseを設立し、ゆっくりとした持続可能なファッションムーブメントへの道を切り開いてきた。
ファッションへの取り組み方を再定義したいという願望から生まれ、衣服の目的とライフサイクルを検討するように促した。
意識の高いファッションブランドであるEsseは、時代を超えたデザインと、環境および社会的責任を擁護する追跡可能なサプライチェーンを融合し、ファッション業界に前向きな変化をもたらすことを目指している。
出典:https://www.essethelabel.com/
シンガポールの主要アパレル・ファッションブランド2選〜日系編〜
UNIQLO (ユニクロ)
1974年に設立され山口県に本部を置く。2001年のイギリスを皮切りに始まった海外出店は、中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、カナダ、ドイツ、ベルギー、スペイン、イギリス、アメリカ、フランス、ロシアの18か国で展開しており、グローバル化が進んでいる。
海外ユニクロ事業は2006年においては中国香港を除きほとんど赤字であったが、2008年8月期から黒字化し、2010年8月期の売上高は前年比倍増の730億円、営業利益は前年比4倍の65億円を見込んでいる。
ユニクロのシンガポール進出第1号店になり、2008年設立から12年間営業したユニクロ・タンピネス・ワン店が1月18日、閉店しました。そして2月に、ユニクロ・タンピネスモール店がオープンする。
新店舗は2階建てでこれまでの店舗よりも床面積が広くなり、より多くの種類の商品を展開する。タンピネス・ワン店のおよそ2倍の大きさとなり購入の流れをスムーズにする、セルフチェックアウトサービスが導入される。
出典:https://www.uniqlo.com/sg/en/
MUJI (無印良品)
株式会社良品計画は、無印良品やMUJIブランドの小売店舗・商品開発と製造・販売を展開する専門小売企業で、アパレルブランドでもある。1998年に東京で設立。
「素材の選択」「工程の合理化」「パッケージの簡素化」の3つの優先事項に注力し、7,000以上の飾り気のない高品質な製品を提供するブランドに成長した。
現在国内と海外合計で1,000店舗を腰さらに拡大し続けている。シンガポールでは2003年にMUJI (SINGAPORE) PRIVATE LTD.として設立。日本とほぼ同じ製品が売っているほか、日本食を提供するレストランも併設している。
出典: https://www.muji.com/sg/
シンガポールの主要アパレル・ファッションブランド3選〜外資系編〜
ZARA (ザラ)
1975年にスペインで設立された世界最大のアパレル小売業者のひとつ。世界最大の流通グループの1つであるInditexに属している。
ZARAは2005年に7,000店舗目をオープンし、当社が事業を行っている50か国の店舗、工場、ロジスティクス、ブランド、子会社の78,000人の従業員に3,740万ユーロを支払う特別な利益分配計画を設定した。
ZARAは2002年に日本とシンガポールに進出した。シンガポールにはマリーナベイサンズのザショップス(10ベイフロントアベニュー)にある15,000平方フィートの旗艦店を含む、スペインの衣料品店チェーン向けに合計8つのザラショップがある。
出典: https://www.zara.com/sg/
H&M (エイチアンドエム)
1947年にスウェーデンで設立されたインデックス(ザラ)に次ぐ世界第2位のアパレル小売業者。
H&M Groupはブランドとビジネスのファミリーであり、世界中の顧客がファッションとデザインを通じて自分自身を表現し、より持続可能なライフスタイルを選択できるように努力している。
顧客へ持続可能で収益性の高い成長に焦点を合わせて開発することにより、人々と社会のファッションの向上を目指している。
H&Mは2007年に香港と上海にアジアで最初の店舗をオープンし、2008年に日本、2010年に韓国そして2011年にはシンガポールに進出した。
出典: https://www2.hm.com/en_asia5/index.html
NEXT (ネクスト)
ネクスト(Next)は1864年に設立されたイギリスのアパレルメーカーで、「Next plc」が展開するファッションブランド。
婦人服・ベビー服・紳士服を中心にシューズや生活雑貨を扱い、世界70カ国以上でオンライン販売を、また世界40カ国以上で店舗販売が行われている。
シンガポールでもEC事業が活発で、得意の店舗網、物流網を活かし、クリック&コレクト(オンライン注文の店舗受取り)を上手く併用している。
今後力を入れるのはそのインフラをフル活用した、他社ブランドのEC事業(オンライン受注から配送まで)を代行するという「NEXT TOTAL Platform」への取り組みである。
出典: https://www.next.sg/en
2017年よりシンガポール在住の日本人。元客室乗務員。大学ではマーケティングと経済を学び、卒業後は海外での生活と旅行を重ね、さまざまな国の文化や人々、食に関する豊富な知識を身につける。シンガポール人の旦那との結婚を機にシンガポールに移住し、現地で就労。現在はライター業と翻訳業を行っている。