【最新版!】フィリピンの主要資格予備校・ビジネススクール13選〜教育業界〜

フィリピン 資格・社会人教育業界 業界地図

フィリピンの資格・社会人教育業界は、政府系のTESDAに加え、カール・バリタ・レビュー・センターなど主要企業が資格取得支援を担う市場です。海外就労を目指す人材の増加を背景に、職業訓練プログラムへの需要が根強く続いています。

今回は、そんなフィリピンの資格・社会人教育業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて13社の最新情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

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目次

フィリピンの主要資格・社会人教育企業10選〜ローカル編〜

TESDA (テスダ)

TESDA(Technical Education and Skills Development Authority)は、1994年に共和国法第7796号によって設立されたフィリピン政府の機関であり、全国の技術・職業教育訓練(TVET)の方針策定・規制・監督を担っている。

国家資格証明制度(NC I〜IV)を通じた技能認定と5,000以上の認定訓練機関の管理を主要任務とし、2024年の修了者数は125万5,674名、技能認定者数は108万1,375名に達した。

デジタル転換を積極的に推進しており、TESOAオンラインプログラム(TOP)は2024年11月時点で登録ユーザー数500万人超・178コースを有するプラットフォームに成長した。AIを活用したコース構築支援ツールと全国AIリテラシー講座の展開を本格化させている。

2025年8月にはAMA教育システムとWorldSkills ASEAN 2025のダイヤモンドパートナーシップ協定を締結した。TESDABest 8カ年計画のもと、AI・データサイエンス関連の新コース50本超の認定が進んでいる。

出典:https://www.tesda.gov.ph/

AMA Education System (AMAエデュケーション・システム)

AMA Education System(AMAES)は、1980年代に創業されたフィリピン最大のIT・技術系教育グループであり、AMA UniversityとAMA Computer Collegeを中核に全国100以上のキャンパスを展開する。IT・ビジネス・工学分野を主軸に92%の就職率を誇る。

社会人・職業教育部門ではAMA Institute of Professional Studies(IPS)がサイバーセキュリティ・AI・CompTIA等の認定資格取得支援を働くプロフェッショナル向けに提供している。

2024年にはAIをカリキュラム全体に統合するフィリピン初の取り組みを開始し、Edurank社の「フィリピントップ100大学」にも選出された。

2025年8月にはTESDAとWorldSkills ASEAN 2025のダイヤモンドパートナーシップ協定を締結した。IT資格取得支援から企業内研修まで幅広い社会人教育ニーズを取り込む業界の主要プレイヤーである。

出典:https://www.amaes.edu.ph/

R.A. Gapuz Review Center (R.A. Gapuz レビューセンター)

R.A. Gapuz Review Center(RAGRC)は、1994年にフィリピン・パンガシナン州ダグパン市で設立された、看護師国家試験(フィリピン看護免許試験)向けのレビューセンターである。

生徒に対して高い合格実績を挙げ、看護師試験対策のレビューセンターとしての地位を確立してきた。多数の受験者を合格へと導き、全国的な知名度を得ている。

その後、アイルランド、インド、インドネシアなど海外にも展開し、看護分野の資格取得支援でネットワークを広げてきた。看護師を目指す受験者に、体系的な講義と模擬試験を組み合わせた対策プログラムを提供している。

看護師試験対策に強みを持つ資格系レビューセンターとして、2026年時点でもフィリピンで社会人・受験者向けの教育サービスを提供している。

ABE International Business College (ABEインターナショナル・ビジネスカレッジ)

ABE International Business College(ABEインターナショナル・ビジネスカレッジ)は、1999年に設立されたフィリピンのビジネス系専門学校である。

ビジネスコースに加え、ホテル・レストラン管理や観光プログラムでも知られている。実務に直結した職業教育を提供している。

英国ロンドンのABE(Association of Business Executives)をベースに、質の高い英国式の経営教育を提供することを掲げている。英国のカウンターパートと同様のカリキュラムを採り入れている。

全国に複数のキャンパスを展開するビジネス系専門学校として、2026年時点でもフィリピンで社会人・職業教育を提供している。

出典:https://abe.edu.ph/

Dual Tech Center (デュアルテックセンター)

Dual Tech Training Center Foundation, Inc.(DTC)は、1982年に設立されたフィリピンの私立専門学校である。フィリピンでドイツのデュアル・トレーニングシステムを採用した先駆者として知られる。

社会の貧しい層から1,000人以上の奨学生を受け入れて訓練し、雇用に向けた技能を身につけさせてきた。貧困層の若者に技能習得と就労の機会を提供することを使命としてきた。

座学と企業実習を組み合わせたドイツ式の職業訓練を通じて、産業界が求める技術者を育成している。

職業訓練・技能教育に強みを持つ非営利の専門学校として、2026年時点でもフィリピンで社会人・技能教育を提供している。

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Carl Balita Review Center (カール・バリタ・レビュー・センター)

Carl Balita Review Center(CBRC)は、フィリピン最大の資格試験予備校グループであり、2026年時点で国内181支店・海外6支店を展開する。教職員免許(LET)・看護師(NLE)・犯罪学を中心に40以上の試験対策コースを提供している。

ISO 9001:2015認定を取得したフィリピン唯一のISO認証予備校として品質管理体制を確立しており、フィリピン・フランチャイズ協会(PFA)からホール・オブ・フェーム受賞を果たしている。

2024年10月には創設者Dr. Balitaが第4回Mansmith Innovation Awardsのサービス革新部門でマスター・イノベーター賞を受賞した。同年1月にはマニラ・ドクターズ・ホスピタルと看護師志望者向け共同トレーニングプログラムを開始している。

英国OETとの連携により海外就労を目指すフィリピン人看護師向けの英語試験対策も強化しており、国際展開への積極姿勢が際立っている。フランチャイズモデルによる全国ネットワークが競争優位の根幹となっている。

出典:https://drcarlbalitareviewcenter.com/

CPAR (シーパー)

CPAR(CPA Review School of the Philippines)は、1976年にサンパロク・マニラで設立されたフィリピン最古の公認会計士(CPA)試験専門予備校である。試験上位20名への歴代累計輩出者数は1,637名に達する業界最多の実績を誇る。

財務会計・監査・税務・経営管理の各科目に精通した専任レビュアー陣が担当し、受講料はPHP 8,000〜12,000+のレンジでオンライン・ハイブリッド形式にも対応している。

2024年12月のCPALEではトップ10に複数名を輩出し、2025年5月試験でも全国合格率33.11%の中で安定した成果を維持した。また2024年にはSTI教育グループ傘下のPSBAとの提携によりCPAR School of Accountingとして再編されるなど、外部機関との連携による影響力拡大が続いている。

サンパロクのCPARビルを本拠地とし、50年近い運営実績と分厚い顧客基盤を背景に、フィリピンの会計士資格取得支援において基幹的役割を担っている。

出典:https://cpar.com.ph/

ReSA (レサ)

ReSA(Review School of Accountancy)は、元CPAR講師陣が2000年に設立したCPA試験専門の予備校であり、サンパロク・マニラのCMFFIビル5階に本拠を置く。財務報告・監査・税務・管理会計の4分野をカバーした体系的なバッチ制プログラムを提供している。

2024年12月のCPALE(公認会計士資格試験)においては1,227名の合格者を輩出し、全合格者3,058名の約40%を占める際立った実績を記録した。2025年5月試験(Batch 49)においても引き続きプレボード試験を実施し、受験生の本番対策を支援している。

受講料はPHP 8,000〜12,000+のレンジで、オンライン形式への対応拡充を通じて地方在住の受験生へのリーチを強化している。ソーシャルメディアを活用した情報発信も積極的に行っており、知名度の向上に努めている。

CPA資格予備校の中では合格者輩出規模でトップクラスに位置し、「学習者フレンドリー」なアプローチを強みとして、フィリピンの会計士資格教育市場において重要な役割を担っている。

出典:https://www.facebook.com/ReSAcpareview/

Guthrie-Jensen Consultants (ガスリー・ジェンセン・コンサルタンツ)

Guthrie-Jensen Consultants(GJC)は、1979年にマカティ市で設立されたフィリピン最古・最大の経営管理研修・コンサルティング会社である。ACEビル4階(マカティ市ラダ通り)に本拠を置き、120以上の研修プログラムと20,000社超の顧客実績を誇る。

研修領域はリーダーシップ開発・営業力強化・カスタマーサービス・組織開発・BPOエクセレンスプログラムなど多岐にわたる。公開セミナー・カスタム社内研修・ライブ仮想トレーニングの三形態で全国展開しており、フィリピン公務員訓練機関として公式認定されている。

2025年時点での年間売上高は約800万米ドルと推計され(Rocketreach調査)、フィリピンの企業向け研修市場で安定した収益基盤を維持している。ライブウェビナー形式の積極的な拡充を通じて、全国対応力をさらに強化している。

業界別研修ロードマップの整備をウェブサイトで予告するなど、サービスの体系化・拡充への意欲も示しており、46年の実績と厚い顧客基盤を競争優位の根幹としている。

出典:https://guthriejensen.com/

APEX Global Learning (エイペックス・グローバル・ラーニング)

APEX Global Learning(Academy for Professional Excellence)は、フィリピン最大手の産業特化型学習ソリューション企業として、小売・サービス・製造・観光など複数セクターに対応した企業研修を展開する。ECCIグループの研修部門としてマカティ市を本拠に全国展開し、累計300,000名超の企業人材を育成してきた。

同社はフィリピン初のTESDA認定「カスタマーサービスNC-II」訓練プログラム登録機関および認定評価センターとして知られ、業界標準の形成において先駆的役割を担う。

公開セミナー・社内研修・カスタムコンテンツ設計・デジタル学習の四形態でサービスを提供し、大手百貨店・ホテル・BPO企業等の大企業を主要クライアントとする。アジア太平洋5カ国でのマネージド・ラーニング・サービスも提供している。

2025年にはAI時代に対応した新カリキュラムの整備と製造業・小売業向けデジタルスキルプログラムの拡充が進んでいる。業種特化という明確な差別化戦略のもと、フィリピンの社会人教育市場で安定した地位を維持している。

出典:https://www.apexgloballearning.com/

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フィリピンの主要資格・社会人教育企業2選〜日系編〜

Toyota Motor Philippines School of Technology (TMPテック)

Toyota Motor Philippines School of Technology(TMPテック)は、ラグナ州サンタローザのトヨタ経済特区(TSEZ)に立地する技術研修校であり、2013年9月に開校した。トヨタの世界水準の技術教育を提供する。

「グローバルな視点を持ったローカルな教育機関」を掲げ、国内外のサービスセンターに配置されるアフターセールス技術者の育成を目的としている。

非株式・非営利の教育機関として運営され、自動車整備・技術分野の専門人材を育てている。実践的な研修を通じて、産業界が求める技能を備えた人材を輩出してきた。

トヨタ系の技術研修校として、2026年時点でもフィリピンで社会人・技術者向けの教育を提供する日系の主要プレイヤーの一つである。

NYK-TDG Maritime Academy (NTMA)

NYK-TDG Maritime Academy(NTMA)は、日本郵船(NYK Line)とTransnational Diversified Group(TDG)のパートナーシップにより運営される海事教育機関である。

NYK Lineは1885年設立の世界最古・最大級の海運会社の一つであり、TDGは1976年設立のフィリピン人所有のビジネスコングロマリットである。

NTMAは、NYK Lineの船舶に配置される質の高い船舶職員(オフィサー)を安定的に育成することを目的としている。実践的な海事訓練を通じて、国際水準の船員を養成している。

日系海運大手が関与する海事アカデミーとして、2026年時点でもフィリピンで船員育成・社会人教育を担う日系の主要プレイヤーの一つである。

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フィリピンの主要資格・社会人教育企業1選〜外資編〜

Lumify Work Philippines (ルミファイ・ワーク・フィリピンズ)

Lumify Work Philippines(旧称:DDLS Philippines)は、オーストラリアのLumify GroupとAboitiz Equity Venturesとの合弁企業「DDLS Aboitiz Inc.」が運営するIT専門トレーニング企業である。2019年のフィリピン市場参入以来急速に拡大し、年間20,000名超の受講者に700以上のコースを提供する。

Microsoft・AWS・Cisco・ISC2・ITILなど主要ベンダーの認定パートナーとして認証されており、IBPAPとの提携によりIT-BPM産業の人材育成を支援する。COMELEC・DICTなどの政府機関やPLDT・SMグループ・アジア開発銀行等が主要顧客である。

2025年にはフィリピン国家AI戦略に対応したAI研修プログラムを拡充し、Konektadong Pinoy Actへの対応デジタルスキル研修も開始した。

PECBのISO 27001認定ゴールドパートナーとして情報セキュリティ人材の育成にも注力し、フィリピンを代表するIT認定研修プロバイダーとして市場シェアを拡大している。

出典:https://www.lumifywork.com/en-ph/

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FAQ

フィリピンの資格予備校やビジネススクールの選び方は?

フィリピンの資格予備校やビジネススクールを選ぶ際には、提供されるプログラムの内容、認定されている機関の信頼性、授業の場所や環境、費用、卒業後のサポート体制などを総合的に考慮することが重要です。

TESDAとは何ですか?

TESDA(技術教育技術開発局)は、フィリピンの技能研修や職業訓練を推進する政府機関で、国家の人材スキル開発を目的としています。また、教育部門全般に対する認定機関でもあります。

TESDA Women’s Centerは何を目的としていますか?

TESDA Women’s Centerは、女性の経済的エンパワーメントを促進するために設立され、ライフスキルや技術訓練を提供し、女性の自立と起業家精神を支援しています。

フィリピンの主要な外資系ビジネススクールには何がありますか?

代表的な外資系ビジネススクールには、インターナショナルスクールオブテクノロジー&スキルズデベロップメントがあります。ここでは経営学や旅行代理店資格、情報科学系の資格取得をサポートしています。

フィリピンの資格予備校ではどのようなプログラムが提供されていますか?

フィリピンの資格予備校では、看護、農業、食品サービス、IT、建設、運輸、観光など多岐にわたるプログラムが提供されており、実務に直結した技能習得や資格取得が可能です。

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大野 麻美 Philippine-Based Industry Analyst
マニラ在住5年目の日本人。法政大学経済学部卒業後、Web業界を目指す社会人向けスクールでインストラクターとしてコーディングや画像編集ソフトの指導を担当。青年海外協力隊としての海外経験を活かし、フィリピンのデジタル教育や人材育成分野を中心に情報発信を行っている。
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