【最新版!】マレーシアの主要家電量販店13選〜流通・小売業界〜

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今回は、マレーシアの主要家電量販店に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて13社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

読了時間の目安:5分

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マレーシアの家電量販店業界 業界地図はこちら!
目次

マレーシアの主要家電量販店8選〜ローカル編〜

Senheng Electric (KL) Sdn Bhd(センヘン・エレクトリック)

1989年に創業、現在はマレーシア全土に100店舗以上を展開する国内最大の家電量販店へと成長している。2019年には、エイサーから「ベスト・パフォーミング・スーパー・ストア・パートナー」として認められている。

イオンをはじめとした有名ショッピングモールでは「senQ」のブランド名で店舗を展開している。また、自社オンラインショッピングサイトの運営、及びラザダとショッピーに公式ストアを開業しており、モバイル機器やコンピューター、家電製品、キッチン家電などを扱っている。

同社では「プラスワン」と呼ばれるロイヤルティプログラムを顧客に提供しており、キャッシュバックやメーカー保証に追加1年間の保証などを提供している。また、スマートフォンアプリにも対応しており、eバウチャーやeブックレットなどを取得できる。

同社は2030年までに5,000名の従業員を雇用し、1億リンギットの納税、国内5,000社の中小企業と提携することを目指している。

出典:https://www.senheng.com.my
https://www.senq.com.my/ 

HLK (Chain-Store) Sdn Bhd(エッチ・エル・ケー)

セランゴール州シャーラムを拠点として、2000年にセランゴール州バラコンに最初の店舗を開業している。現在はマレーシアの市場をリードする家電量販チェーンストアの一つとして、クランバレーとペラ州にて16店舗を展開している。

また、自社のオンラインショッピングサイトの運営、及びラザダとショッピーに公式ストアを開業し、ホームエンターテイメントや空調設備、家電、キッチン家電、健康・美容製品を取り扱っている。

商品購入に際しては、同社はテレビと洗濯機、乾燥機、冷蔵庫のみクランバレー内であれば無料で設置するサービス(旧ユニットの廃棄サービス含む)を提供している。また、同地域への配送は500リンギット以上の購入で無料となっている。

同社は2015年と2016年に星洲日報ビジネス・エクセレンス・アワードにおいて、「リテール・エクセレンス賞」と「プロダクト&サービス・エクセレンス賞」を受賞している実績を持つ。

出典:https://www.hlkonline.my/

Tan Boon Ming Sdn Bhd(タン・ブン・ミン)

1945年に自転車店として創業、1953年に法人化し、ミシンや家具、ラジオなどを扱う会社となる。現社名へ変更したのは2000年1月1日。

現在、同社はオーディオ・ビジュアル製品やキッチン家電、家庭用電化製品、生活家電、オフィス用電化製品、パーソナルガジェット、アクセサリーなど幅広い電化製品をワンストップで提供する電化製品チェーンストアとなっている。

クランバレー内に11店舗を展開しており、30以上の有名ブランドの製品を取り扱っている。また、専任の技術スタッフと管理スタッフを擁しており、製品修理とクリーニング、メンテナンスに対応、さらに自社で延長保証(最大5年間)を行っている。

同社は、マレーシア環境省によって認可された電子廃棄物収集業者でもある。2017年11月には、マレーシア環境省と国際協力機構(JICA)の下で、家庭用E-Wasteの回収に関するパイロットプロジェクトにも参加している。

出典:https://shop.tbm.com.my/
https://axtra.tbm.com.my/

Best Point Electrical Chain Store Sdn Bhd(ベストポイント・エレクトリカル・チェーンストア)

1987年、ケダ州南部にてチャイ・セン・エンタープライズとして創業。同社は1997年に家電販売店とて法人化され、フェアやロードショーへの参加、製品知識トレーニング、ブランド交流会など家電ブランド活動に積極的な参加を行っている。

同社は、マレーシア北部の主要な電気・IT製品の卸売業者及び家具小売業者の一つとなっており、マレーシア北部を中心に「ベストポイント」のブランド名で国内に8つの提携店舗を持ち、100名以上の従業員を雇用する。また、同地域においてビジネスパートナーとの協力により、200以上のディーラーを有している。

自社でオンラインショップも運営しており、ホームエンターテイメントや家電、キッチン家電などを扱っている。配送はマレーシア半島の北部地域だけが対象となっている。また、ラザダとショッピーにも公式ストアを開業している。

出典:https://www.bestpoint.com.my/

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ESH Electrical Sdn Bhd(ESHエレクトリカル)

1983年8月、エン・セン・ヒンの名前でクランバレー地域の家電量販店チェーン店として創業。クランバレー内で6店舗を展開している。

電気製品、家庭用・台所用電化製品、パーソナルケア用品、美容機器など幅広い製品を提供している。同社ではシャープやサムスン、パナソニック、LG、日立、ソニー、ボッシュ、フィリップス、リンナイなどのトップブランドを取り扱っている。

2013年にeコマースストア「ESH2u.com」を開設、同社の配送サービス、又はDHL、GDex、PosLajuなどの提携配送業者を通じて商品を届けている。また、ラザダとショッピーにも公式ストアを開業している。

支払いに関して、同社はシティバンク、ホンリョン銀行、HSBC、メイバンクなどの主要銀行と提携し、最長36ヵ月間の金利0%キャンペーンをすべての販売店で実施している。

さらに、同社はオフライン及びオンラインの顧客に対してESH eポイントメンバーシップを提供している。

出典:https://www.esh2u.com/ 

One Living Sdn Bhd(ワン・リビング)

マレーシアで数十年の実績を持つ家電、照明、家具の大手小売店。クランバレーとイポー、ヌグリ・スンビラン、マラッカで30以上の店舗を展開しており、より良い生活のための最良のワンストップソリューションを提供することを目指している。

同社で扱っている電気製品は家電やキッチン家電、空調設備、映像・オーディオ、パーソナル&美容家電などとなっており、デロンギやエルバ、エレクトロラックス、ハイアールなどの有名ブランドを販売している。

自社ポータルサイトでオンラインショップを運営しており、eコマースソリューションを提供するサイトジャイアント社のサービスを利用している。また、ラザダとショッピーにおいて公式ストアを開設している。

出典:https://oneliving.com.my/

Ban Hin Bee Sdn Bhd(バン・ヒン・ビー)

1961年に家族経営の自転車店から始まり、カーステレオやアクセサリー、白黒テレビやラジオを販売してきた。1976年に法人化され、電気・電子機器の販売を手掛けるようになった。

同社はマレーシアのペナンを拠点して北部地域を中心に事業を拡大しており、8店舗(シンシアー・ゾーン・エレクトロニクス社含む)を展開し、290人以上の従業員を擁している。

高品質のサービス、幅広い高品質商品、低価格で競争力のある価格、そして良いショッピング環境を提供することを目的としており、国内外の100以上の有名ブランドのオーディオ・ビジュアル製品、空調設備、家電製品、キッチン家電、ホーム&オフィス機器、パーソナルケア製品などを販売している。

実店舗以外にも、自社ポータルサイトでオンラインショップを運営し、そしてラザダ及びショッピーで公式ストアを開設している。

出典:https://bhb.com.my/ 

Sincere Zone Electronics (M) Sdn Bhd(シンシアー・ゾーン・エレクトロニクス)

家庭用電化製品、キッチン用電化製品、オーディオ&ビジュアル、室内空気清浄機などを扱う電気製品の小売業者で、バン・ヒン・ビー社の子会社として1995年に設立されている。

クアラルンプールに本店を持ち、セランゴール州アンパンにも店舗を展開している。同社店舗では、顧客に商品をよりよく理解してもらうため、スタッフによるデモンストレーションも行っている。

またメーカー保証に加えて、追加料金で保証期間を延長するサービスも提供している。故障発生時においても、同社の技術者が自宅まで訪問し、修理するサービスも提供しており、これは同社の「A Zone Where You Find Sincerity」という信念に基づいている。

他にも、同社で使えるギフト券の発行サービスを提供しており、誕生日やクリスマス等の用途で使用できるものとなっている。

出典:https://dshome2u.com.my/ 

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マレーシアの主要家電量販店2選〜日系編〜

Best Denki (M) Sdn Bhd(ベスト電器マレーシア)

日本の大手家電量販店のマレーシア法人。1985年にシンガポールに海外1号店を出店して以来、マレーシア、インドネシアに積極的に海外事業を拡大している。マレーシア法人は1998年5月に設立している。

セランゴール州スバンジャヤに拠点を構え、クアラルンプールに3店舗、セランゴール州に3店舗、ペナン州に1店舗を展開する。

同社では、テレビ&ホームシアター、家電、キッチン家電、コンピューター・周辺機器、モバイル&スマート技術を扱っている。また、オンラインショップも展開しており、西マレーシアと東マレーシアをカバーしている。クリック&コレクトサービスでは、注文した商品を指定の店舗で受け取ることもできる。他にも、ショッピーにおいて公式ストアを開業している。

同社での買い物においては、パブリック銀行とメイバンク、ホンリョン銀行、アメリカンエクスプレスでの支払いでは金利0%のプランを提供している。

出典:https://bestdenki.com.my/

Courts (Malaysia) Sdn Bhd(コーツ・マレーシア)

イギリスの家具小売業コーツがシンガポールに続き、1987年にマレーシアに家電ホームセンターとして開業。2019年より、日本の家電量販店であるノジマの持ち株会社となる。

国内56店舗を展開しており、近年はタワウ、チェラス、イポー、サウスキー・ジョホールに店舗を開業している。

「夢のある家庭用品を手軽に購入できるようにする」という経営理念の下、電気製品やIT製品、家具、さらには補完的なホームソリューションまでを範囲として、シームレスなワンストップホームショッピングを実現している。

同社では、2015年より電気製品や家具などの生活必需品を慈善施設や恵まれない家庭に寄付して、物理的・精神的な負担を軽減することを目的とした、全国規模のコミュニティ支援プログラム「RUMAH AMAL COURTS」を展開している。

新型コロナウイルスが流行する2021年8月には、国家復興計画を支援するため、150人以上の老人や子供たちへ空気清浄機と家庭用除菌サービスを寄付したことを発表した。

出典:https://www.courts.com.my/ 

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マレーシアの主要家電量販店3選〜外資系編〜

Home Product Center (M) Sdn Bhd(ホームプロダクト・センター)

タイを拠点とするホームプロダクト・センターのマレーシア法人として設立。「ワンショップ・フォー・オールホーム」をコンセプトとして、建材や家電製品などを取り扱う。

同社はセランゴール州プチョンを拠点として、クランバレーに3店舗、ペナン州とマラッカ州、ペラ州、ジョホール州に各々1店舗を展開している。

家電製品としては、空調設備やキッチン家電、美容家電などを扱っている。オンラインショップも展開しており、サムスンやパナソニック、LG、シャープなどのブランド製品を購入できる。

また、「パーソナルショッパー」と呼ばれるサービスでは、最寄りの店舗にメッセージアプリのワッツアップでアクセスすると、パーソナルショッパーアシスタントが買い物を代行している。

出典: https://www.homepro.com.my/

Onking Chain-Store (M) Sdn Bhd(オンキング・チェーンストアー)

台湾Eライフ・モールのマレーシア法人であり、1995年に進出している。セランゴール州スバンジャヤに拠点を持ち、クランバレー内で16店舗を展開する。

同店ではパナソニックやサムスン、ファーウェイ、LG、ソニーなどの有名ブランドの電気製品とスペアパーツを扱っている。

また、eコマースオンラインショッピングサイトである「Onking eGo」も運営しており、家電製品と3C製品の販売に焦点を当てている。取り扱っているのはキッチン家電、テレビ・オーディオ、美容製品、デジタルガジェットなどとなっており、配送サービスはクランバレーのみを範囲としている。また、ショッピーにおいて公式ストアを開業している。

同社では、メーカー保証期間を5年間延長するサービス「eガード・プログラム」を2006年より提供している。このプログラムはMSIGインシュランスの支援を受けている。

出典: https://www.onking.com.my/

Elitetrax Marketing Sdn Bhd(エリテトラックス・マーケティング)

オーストラリアに本社を持つハーベイ・ノーマンのマレーシア法人で、2003年よりマレーシアで事業を展開している。現在、クランバレーを中心として国内全土で26店舗を運営している。

同社では電気製品やコンピューター、家具、寝具などを取り扱っている。また、最先端の家電製品を提供するだけでなく、オフラインとオンラインの両方でシームレスなショッピング環境を提供し、急速に変化する消費者の購買行動や多忙なライフスタイルに対応している。

また、同社では「クリック&コレクト」サービスを提供しており、オンラインで商品注文後に最寄りの店舗で無料受け取りすることが可能となっている。

2021年度のマレーシア26店舗の収益は2億4,292万シンガポールドルを記録、前年度から16.7%増加した。同社はマレーシア国内において、2022年度に1店舗、2023年度に3店舗の新規出店を計画している。

出典: https://www.harveynorman.com.my/
https://www.harveynormanholdings.com.au/

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