今回は、シンガポールの主要加工食品メーカーに焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて10社を厳選してお届けしていきます!
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
読了時間の目安:5分
シンガポールの主要加工食品メーカー4選〜ローカル企業編〜
Shiok Meats (シオク・ミーツ)
Shiok Meatsは、2018年に設立されたシンガポールと東南アジアで初めての、肉とシーフードの栽培企業で細胞養殖および細胞ベースの肉会社。
動物ではなく健康な細胞から肉を育てる技術を使用して、美味しくて持続可能で健康的なシーフードをテーブルに届けることを使命とする。現在、エビ、カニ、アカザエビなどの甲殻類を生産しており、細胞農業技術を使用して世界で初めて生産している。
現在、研究開発段階にあり、2023年の商業化を目指しています。動物の代わりに細胞から収穫することにより、動物に優しく、栄養価も高いので健康的であり、そして環境を考慮した地球にもやさしい肉やシーフードを提供する。
出典:shiokmeats.com
Next Gen Foods (ネクストジェンフーズ)
2020年に設立されたNextGen Foodsは、植物ベースの肉製品を提供する食品技術の新興企業で、植物から作られた鶏肉が鳥からの鶏肉とまったく同じように味わうことができるという考えに基づいている。
植物を使ってとても美味しくて満足のいく食事体験を作り出すことに情熱を注ぐチームで構成されており、動物が食べ物に使われた理由を忘れさせてくれる。
Next Gen Foodsは、食品がただ生きるためのエネルギーになるだけでなく、直接食事として、または食事を共有する人々との重要な要素となるのでこれらの貴重な瞬間をより多く味わうことを目標としている。
植物ベースの食品、植物ベースのタンパク質、食品技術、食品科学、持続可能な食品、食品の研究開発、植物ベースの研究開発を専門としている。
出典:nextgenfoods.sg/
Rotimatic (ロティマティック)
Rotimatic(正式名称Zimplistic)は、RishiIsraniとPranotiNagarkar夫婦のダブル経営によって2008年に設立されたキッチンロボティクスのスタートアップ。困難な問題に対するインテリジェントなソリューションを構築することで、人々がより健康的なライフスタイルを送れるよう支援することを目指している。
消費者向けロボット工学とモノのインターネット(IoT)を統合することにより、Zimplisticは、より健康的な企業向けアプライアンスの作成を目指している。
Rotimaticは、創造性、多様性、献身を大切にしている。それゆえにさまざまな視点、さまざまなアイデア、異なる文化、それぞれの声が確実に聞こえるようにしている。
Rotimaticはロボット工学をキッチントップに持ち込むことで、人々の料理や食事の方法を変革している。初年度の収益は2,000万米ドルで、20か国で75,000人以上の幸せな家族によって1億3,000万以上のロティが作られた。
出典:rotimatic.com/
HoowFoods (フーフーズ)
Hoow Foodsは2018年設立されたフォーミュレーションフードテクノロジー企業であり、抵抗を最小限に抑え、不健康な食品を健康的な食品に変え、健康的な食品を美味しくする道を追求している。
Hoow Foodsは、健康に悪影響を及ぼさない食品を提供するというビジョンから生まれた。健康は「目に見えない」が、目の前においしい食べ物があると人はそれを食べたくなる。しかし不健康であるが非常においしい食べ物を控えるよりも、それ自体が健康的になる方が良い。
そこで生理学、製薬科学、食品科学、有機化学、材料科学にまたがる多様な経験と知識を組み合わせ、味や食感に影響を与えることなく、不健康な食品を健康的なバージョンに変えることができるプラットフォームを作成した。
出典:www.hoowfoods.com/
シンガポールの主要加工食品メーカー3選〜日系企業編〜
NEXT MEATS (ネクストミーツ)
NEXT MEATSは日本発の企業として植物由来の代替肉によって過剰な畜産を減らすことで気候変動の問題を解決すべく、2020年6月に立ち上がった代替肉スタートアップ。
世界初の焼肉用代替肉「ネクスト焼肉」や、「ネクスト牛丼」などの商品をリリースしている。
総合商社の豊田通商と提携して日本での普及に取り組みつつ、海外市場展開を見据えて、ベトナムと台湾で生産を開始しているが、今後アメリカ、中国、香港、シンガポールなど東南アジア地域、ヨーロッパにも今後展開していく予定。
出典: http://ggpm.sg
Tokyo Fresh Direct (トーキョー・フレッシュ・ダイレクト)
Tokyo Fresh Direct は2010年4月に日本の東京都で設立された農産物および加工農産物の卸売および小売り企業。
2018年旧正月の間にシンガポールの高級店でシャインマスカットの販売を開始し、長年の苦労の末、日本のサツマイモの拡大に貢献するように成長。そして自然食品からすぐに食べられる食品へと拡大し、現在はシンガポールの高級小売店に供給されている。
物流ネットワークは、日本最大の野菜・果物問屋市場である太田市場から始まり、成田・羽田空港を経由して、上質で新鮮な野菜をシンガポールに届ける。
日本の本格的な生産者による「市場の新鮮な」食材とすぐに食べられる食品に100%自信を持っている。
出典:https://tokyofreshdirect.com/
Nissin Foods (ニッシン・フーズ)
Nissin Foods(Asia)Pte Ltd.は、1980年6月にシンガポールに設立され、1981年10月に工場が完成。シンガポール、マレーシア、香港、インドネシアなどの市場でインスタントラーメンの供給拠点になっている。
日清食品グループは、2008年に日清食品ホールディングス株式会社が持株会社に移行。持株会社が国内6社と海外4事業所に組織横断的な支援を行う企業体制を確立。
日清食品グループは、生産に伴うリスクを回避するため、各工場で実施しているISO 9001(品質管理・品質保証管理システム)に基づく運用管理を強化し、ISO22000(食品安全管理システム)の認証取得に向けて取り組んでいる。 ISO 22000規格に基づき、原材料調達から生産・流通までの総合的なリスク管理と安全対策の強化に取り組んでいる。
出典:https://www.nissinfoods.com.sg/en_sg/
シンガポールの主要加工食品メーカー3選〜外資系企業編〜
Food Empire Holdings (フードエンパイアホールディングス)
1992年に設立シンガポールを拠点とするF&B gloablメジャーで、東ヨーロッパと中東に主要市場がある。 シンガポールで2000年に上場して以来、IEシンガポールから「最も価値のあるシンガポールブランド」の1つとして認められるなど、数々の称賛と賞を受賞している。
Food Empireの製品には、通常のフレーバーコーヒーミックスやカプチーノ、チョコレートドリンク、フレーバーフルーツティーなど、さまざまな飲み物が含まれている。また、インスタントシリアルミックスや各種冷凍コンビニエンスフードの販売、ポテトチップスの製造と販売も行っている。
Food Empireの製品は、ロシア、ベトナム、ウクライナ、カザフスタン、中央アジア、中東、中国、モンゴル、北米などの市場で50か国以上に輸出。グループは世界中に23のオフィスを持ち、マレーシア、インド、ベトナム、ロシア、ウクライナに8つの製造施設を運営している。
出典: https://www.foodempire.com
Golden Agri-Resources (ゴールデンアグリリソース)
Golden Agri-Resources(以下GAR)はアメリカ発の企業Eat Justが手掛ける、鶏の細胞を培養して作られた鶏肉ブランド。シンガポール政府からの承認をうけ、2020年末に世界で初めて培養肉を販売。
植物性蛋白やその他の調味料を混ぜ合わせたチキンナゲットを販売しおり、シンガポール国内1,880カ所のレストランで食べることができる。
世界最大のシードツーシェルフアグリビジネスの1つで、農家と一緒にアブラヤシを栽培し、現在そして将来にわたって持続可能性を中心に食料と燃料を生産している。
シンガポールでは1996年に設立され現在12か国で事業を展開しており、製品は、中国、インド、米国、およびヨーロッパや中東のさまざまな目的地を含む世界70か国以上に配送されている。 GARは1999年にシンガポール取引所に上場。
GARはパーム油生産の世界的リーダーであり、2020年に220万トン以上の粗パーム油(CPO)を生産した。インドネシア全土で小規模農家を含む約536,000ヘクタールのプランテーションを管理している。
さらに下流の精製および特殊製品施設は、世界の農学、食品、油脂化学、およびバイオエナジー市場向けに高品質の製品を製造している。また、出荷およびロジスティクス機能を活用するために、砂糖の保管および流通事業を開始した。
出典: https://www.goldenagri.com.sg/
Good Meat (グッドミート)
GOOD Meatは、科学技術を応用して安全で健康的で持続可能な食品を作る食品会社でEat Just, Inc.の新しいブランド。 屠殺された動物ではなく、動物細胞から持続可能で安全な肉を作るプロセスである培養肉。当社はまた、サンフランシスコから上海まで何百万もの家族が今日楽しんでいるJUST Eggブランドで植物ベースの卵製品を製造している。
GOOD Meatは世界中のオフィスや施設で協力して働いている。 Eat JustとGOOD Meatはサンフランシスコに本社を置き、現在市場に出ているシンガポールに拠点を置く成長中のチームがいる世界で最初で唯一の培養肉を販売する会社。
最初の製品は、シンガポールが販売を承認したGOOD Meat栽培鶏肉であり、現在、一部のレストランで販売されている。また現在、テクノロジーを拡大し、新しいグローバルブランドを確立している。
出典: https://goodmeat.co/contact