シンガポールの外食・中食業界は、ホーカーセンター文化を基盤にしながらも、高級レストランからカジュアルチェーンまで多様な業態が共存する活発な市場です。BreadTalkグループをはじめとする18社の主要プレイヤーが、国内外へのブランド展開と新業態開発で競争を繰り広げています。
今回は、そんなシンガポールの外食・中食業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて18社の最新情報をお届けしていきます!
読了時間の目安:5分
シンガポールの主要外食・中食企業8選〜ローカル編〜
BreadTalk Group (ブレッドトーク・グループ)
BreadTalk Groupは2000年に創業者George Quek氏がブギスのベーカリー1店から立ち上げた、シンガポール最大級のF&Bグループである。傘下にBreadTalk、Toast Box、Food Republic、Food Junction、Thye Moh Chan、Charlie Teaなど自社ブランドを擁し、Din Tai Fung、Song Fa Bak Kut Tehのフランチャイズも展開する。
2020年6月にSGXを上場廃止し非上場化した後は、創業家とタイMinor International(25.1%出資)の共同保有体制で運営されている。公式情報では14市場・約660店舗、ピーク時には約900店舗まで拡大しており、シンガポール本国でも主要モール、MRT駅、空港、フードコート内に多数のアウトレットを構える。
2026年5月時点ではフードコート事業が観光需要回復で売上を伸ばす一方、ベーカリー業態のプレミアム化も進めている。
外食・中食を一気通貫で押さえる総合F&Bグループとして、シンガポール市場のランドマーク的存在である。
出典:https://www.breadtalk.com/
JUMBO Group Limited (ジャンボ・グループ)
JUMBO Group Limitedは1987年にイースト・コースト・シーフードセンターでJUMBO Seafoodの1号店を構えた、シンガポール発祥の海鮮レストランチェーンである。チリクラブやブラックペッパークラブなどシンガポールを代表するシーフード料理で国内外に知られ、2015年11月にSGX Catalist市場へ上場した。
運営ブランドはJUMBO Seafood、JUMBO Signatures、Ng Ah Sio Bak Kut Teh、Chao Tingなどに広がり、リバーサイドポイント、ION Orchard、ジュエルなど主要立地に出店する。海外は中国、台湾、ベトナムに進出している。
FY2025決算では売上高1億9,030万Sドルと前年並み、うちシンガポール事業は1億6,540万Sドル。新規2店舗が貢献した一方、純利益は人件費・賃料増で前年比36.6%減となったが、年間配当1.25Sセント/株を維持している。
観光・ビジネス需要双方を取り込むアイコニックブランドとして、シンガポール外食シーンの代表企業である。
出典:https://www.jumbogroup.sg/
Wee Nam Kee Chicken Rice (ウィー・ナム・キー・チキンライス)
Wee Nam Kee Chicken Riceは1987年、シンガポールのKampong Glam地区で創業者Wee Toon Yeow氏が屋台から立ち上げた海南鶏飯専門店を起源とする、家族経営のローカル外食企業である。屋台料理であった海南鶏飯を、空調の効いたレストラン形態へと昇華させたパイオニアとして高く評価されている。
シンガポール政府が国賓接遇の場で同店のチキンライスを提供したエピソードでも知られ、観光ガイドやメディアの常連となっている。公式サイトの店舗情報では、ユナイテッド・スクエア本店、ノースポイント・シティ、ジュロン・ポイント、チャンギ・シティ・ポイント、マリーナ・スクエアの計5店舗をシンガポール国内で運営している。
2010年以降は海外展開も進めており、フィリピン、日本、インドネシアにフランチャイズ拠点を持つ。2026年に入ってからも国内主要店舗は安定稼働し、デリバリー連携やテイクアウト需要への対応を強化している。
海南鶏飯というシンガポール文化を象徴するメニューで圧倒的なブランド力を有するローカル代表企業である。
出典:https://wnk.com.sg/
Crystal Jade Culinary Concepts (クリスタル・ジェイド)
Crystal Jade Culinary Conceptsは1991年に1号店を開業したシンガポール発の中華レストラングループである。広東料理を軸としつつ、点心、上海小籠包、香港式麺料理、北京ダックなど中華各地域の料理を幅広くカバーし、シンガポールにおける本格中華の代表的存在として認知されている。
運営ブランドはCrystal Jade Palace、Crystal Jade Golden Palace(ミシュラン一つ星)、Crystal Jade Hong Kong Kitchen、Crystal Jade La Mian Xiao Long Baoなどに分かれ、ファインダイニングからカジュアル業態まで価格帯・客層をセグメント化している。
2026年に入ってからもアジア太平洋25都市で100店舗超を運営、シンガポール国内では90店舗以上を展開。プレスリリースでは春節シーズン特別メニューやファミリー向け施策が継続実施されている。
オーチャード、サンテック、ジュエルなど主要モールに必ず出店し、シンガポール市場での存在感はトップクラスである。
出典:https://www.crystaljade.com/
Old Chang Kee Ltd (オールド・チャン・キー)
Old Chang Kee Ltdは1956年にシンガポール・マッケンジーロードの屋台から始まったカレーパフ専門の中食チェーンであり、2008年1月にSGX Catalistへ上場した。看板商品Curry’O(カレーパフ)に加え、Sotong Head、Chicken Mushroom Pie、Yam’O、各種フライドスナックなどローカル屋台食をクイック・サービス/テイクアウト中心の形態で提供する。
FY2025決算(2025年3月期)では売上高1億200万Sドル(前年比+1.0%)、純利益1,130万Sドルと安定成長を続けており、特に粗利率の改善と店舗網最適化が寄与した。シンガポール国内で約80店舗の直営アウトレットを運営し、MRT駅構内、フードコート、モールで需要を取り込む。
海外はマレーシア・オーストラリアを中心に展開するが、売上構成は国内事業が9割以上を占めるドメスティック・チャンピオン企業である。
カジュアル中食・テイクアウト分野のシンガポール代表ブランドとしての地位は揺るぎない。
出典:https://www.oldchangkee.com/
RE&S Holdings Limited (アール・イー・アンド・エス・ホールディングス)
RE&S Holdings Limitedは1988年創業のシンガポール資本のF&Bグループで、2017年11月にSGX Catalistへ上場した。社名は「Restaurant Empowered with Spirit」に由来し、日本食レストランの企画・運営に特化しつつ、シンガポール・マレーシアで包括的なポートフォリオを展開している。
主要ブランドはIchiban Boshi、Kuriya Dining、Shimbashi Soba、Kuriya Japanese Market、Shabu Tontan、Kuishin Boなど20以上で、全価格帯をカバーする。
直近開示によれば、シンガポール・マレーシアで70拠点超を運営し、シンガポールでは主要モール、オフィスビル、観光地に高密度で出店している。中央キッチンを活用したセントラル製造体制と日本食材の独自調達網が品質と原価管理を支える。
2026年に入ってからもIchiban Boshiのリニューアルや新業態の試験出店を継続しており、「日本食×ローカル資本」の代表企業としての立ち位置は変わらない。
出典:https://res.com.sg/
Paradise Group Holdings (パラダイス・グループ・ホールディングス)
Paradise Group Holdings Pte Ltdは2002年にEldwin Chua氏とEdlan Chua氏の兄弟により設立されたシンガポール発祥の中華系外食グループである。創業店Taste Paradiseを皮切りに、わずか20年余りで17ブランド・160店舗超を世界17都市以上に展開する規模へと拡大した。
主力ブランドはParadise Dynasty(八色小籠包で知られる)、Beauty in the Pot(火鍋)、Seafood Paradise、Canton Paradise、Le Shrimp Ramen、ParaThaiなど。点心・粤菜・火鍋・麺類・タイ料理まで内製ブランドで押さえる点が特徴である。
シンガポール国内ではION、ベイフロント、ジュエル、サンテックなどフラッグシップモールに出店し、海外では中国、香港、台湾、米国、タイなど17市場に拠点を構える。2025年には米国カリフォルニア・テキサスに計8店舗超を新規開業する計画を公表している。
2025年にPAGからの株式買戻しを完了し創業家による完全保有体制へ移行した。
出典:https://www.paradisegp.com/
PEZZO (ペッツォ)
PEZZOは2012年にシンガポールで誕生したピザスライス専門チェーンで、「シンガポール最愛のスライスピザ」というコンセプトのもと、モバイルキオスク業態を確立した。運営はKiosks Collective Pte Ltd.が担い、本社はアレキサンドラ地区に置く。
「Slice by slice」の手軽さを訴求し、多彩なフレーバーを組み合わせた大きなホールピザをスライス単位で提供するスタイルが特徴である。顧客がトッピングを自由に組み合わせる「Create Your Own Pizza」オプションも設けており、ピーク時の回転率と客単価を両立させている。
2026年5月時点でのシンガポール国内店舗数は19拠点。MRT駅構内、サンウェイ・モール、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール周辺など高集客ロケーションに集中出店している。海外は東南アジアを中心に7カ国まで展開を拡大している。
低価格・テイクアウト中心の中食業態として、ローカル学生・観光客双方から支持を集め、シンガポール独自のファストカジュアル外食ブランドとして定着している。
出典:https://www.kioskscollective.com/pezzo
シンガポールの主要外食・中食企業5選〜日系編〜
Ichibanya Co., Ltd. (株式会社壱番屋/カレーハウスCoCo壱番屋)
株式会社壱番屋(Ichibanya Co., Ltd.)は1978年に愛知県で創業されたカレーハウスCoCo壱番屋を運営する日系外食企業であり、2015年にハウス食品グループ本社の連結子会社となった。「世界一のカレーレストランチェーン」としてギネス世界記録に認定された実績を持ち、独自のフランチャイズ制度と細やかな味・辛さ・トッピングのカスタマイズで知られる。
シンガポールへの進出は2008年で、ローカルライセンシーとの提携を通じてオーチャード、サンテック・シティ、プラザ・シンガプーラ、ジュエル・チャンギ・エアポートなど主要モールにアウトレットを展開している。現地嗜好に合わせた辛さ設定など最適化も行う。
2026年2月期時点の壱番屋本体IRによれば、海外店舗は約218店舗、国内1,285店舗を加え世界12カ国に展開。中期計画では2027年2月期までに海外300店舗・売上740億円を目標とし、東南アジアを重視している。
日系カレー業態の代表企業として、シンガポール市場での認知度と店舗網は安定して維持されている。
出典:https://www.ichibanya.co.jp/comp/
Plenus Co., Ltd. (株式会社プレナス/やよい軒)
株式会社プレナス(Plenus Co., Ltd.)は1960年創業の日系外食企業で、本社は東京都中央区銀座のGINZA SIX。代表ブランドはほっともっと(持ち帰り弁当)、やよい軒(定食専門店)、Mごちレストランツ(複合外食事業)など。2025年4月時点で国内のやよい軒は361店舗に達し、定食・丼物業態の国内最大手の一角を占める。
シンガポールにおけるやよい軒は2011年に1号店を開業した日系定食チェーンの先駆け的存在で、現地パートナーを通じてフランチャイズ展開している。IONオーチャード、ジュエル・チャンギ・エアポート、Plaza Singapuraなど主要モール・MRT沿線立地に複数店舗を構え、自動給仕飯機(無料おかわり)や定食フォーマットを提供する。
シンガポール周辺ではオーストラリア、マレーシア、台湾、米国、フィリピン、インドネシアにも展開し、東南アジア戦略の中核として位置付けられている。プレナスのIR資料では海外事業の店舗最適化と利益率改善が継続テーマである。
日本の家庭定食を味わえる業態として、駐在員・ローカル層双方から安定支持を集める。
出典:https://www.plenus.co.jp/
Hot Palette Co., Ltd. (株式会社ホットパレット/Pepper Lunch)
Hot Palette Co., Ltd.(株式会社ホットパレット)は日本のPE投資ファンドJ-STAR傘下の外食運営会社で、2023年にサントリーホールディングスからPepper Lunchのアジア事業およびシンガポールでの日本食事業を譲り受けた。これによりPepper Lunchの資本系統は日系のまま維持されている。
Pepper Lunch自体は1994年に日本で誕生した熱々の鉄板ステーキ・ライスを提供するDIY型ファストカジュアル業態で、シンガポールには2005年に1号店を開業して以降、アジアでの旗艦市場と位置付けられている。シンガポール国内の店舗数は直営・エクスプレス業態合計で36店舗前後、フラッグシップ業態とExpress形態を組み合わせて展開する。
2025年4月〜6月には40Sドル以上の利用で10Sドルオフのプロモーションを実施するなど攻めの施策も継続。アジア全体ではシンガポール36店舗、香港32店舗、日本60店舗の計122店舗を直営している。
鉄板ライスというユニークな業態で差別化を確立した日系ファストカジュアル代表である。
出典:https://www.pepperlunch.com.sg/
Toridoll Holdings Corporation (株式会社トリドールホールディングス/丸亀製麺)
株式会社トリドールホールディングス(Toridoll Holdings Corporation)は1985年に焼鳥居酒屋として創業し、現在は東証プライム上場のグローバル外食グループへと成長した。主力業態は讃岐うどんの「丸亀製麺(海外名:Marugame Udon)」で、店内製麺・店内打ち立てを売りとしたファストカジュアル形態を確立している。
シンガポールには2018年4月にION Orchardを1号店として進出し、東南アジア・中東・欧州市場への足がかりと位置付けている。その後ジュエル・チャンギ・エアポートなど主要立地への出店も進めた。市場特性に合わせローカライズしたうどん・天ぷらメニューも導入している。
2025年3月期時点のIRによれば、丸亀製麺ブランドは海外単独で300店舗を突破し11カ国に展開、グループ全体では約900店舗に到達。2028年3月期までにグループ全体3,000店舗を目標とし、2025年7月には初のドバイ進出も果たした。
日本式うどんを世界的に普及させる中心ブランドとして、シンガポール市場でも継続強化対象である。
出典:https://www.toridoll.com/en/index.html
Zensho Holdings Co., Ltd. (ゼンショーホールディングス/すき家)
Zensho Holdings Co., Ltd.(株式会社ゼンショーホールディングス)は日本の外食業界で売上規模No.1のグローバル外食グループで、傘下にすき家、はま寿司、ジョリーパスタ、ココス、ビッグボーイ、Lotteriaなど多数の業態を抱える。中核ブランドのすき家は1982年に横浜で創業した牛丼チェーンで、2026年時点でグローバル2,500店舗超を運営している。
シンガポールへの進出は2021年で、サンテック・シティに1号店を出店したのを皮切りに、2023年に3店舗を一気に開業。2026年5月時点ではマリーナ・スクエア、Plaza Singapura、ジュエル・チャンギ・エアポート、Square 2、Changi City Pointなど主要モールで店舗を運営している。
牛丼を軸にカレー、定食、丼物と幅広いラインナップを提供し、ハラル対応や24時間営業店舗など現地ニーズに即した運用を進める。ゼンショーHDのIRでは長期で海外1万店舗を目指す方針が示されている。
吉野家・松屋に先駆けシンガポール網を急速に整え、急成長中である。
出典:https://www.sukiya.com.sg/
シンガポールの主要外食・中食企業5選〜外資編〜
Subway (サブウェイ)
Subwayは1965年に米コネチカット州で創業されたサンドイッチ専門のクイックサービスレストランチェーンで、世界最大級の店舗数を誇るファストフードブランドの一つである。シンガポールへは1990年代に進出し、現在もシンガポール全土で広範なネットワークを維持している。
シンガポールでの主な特徴は、イスラム系住民・観光客への対応としてMuis(イスラム法宗教協議会)認定のハラル認証を全店舗で取得している点である。これにより多民族・多宗教のシンガポール社会で幅広い顧客層を取り込むことに成功している。
シンガポール本社のアジア太平洋オペレーション部門をシンガポールに置き、地域の中枢として機能している。メニューは現地嗜好に合わせた商品を追加しながら、「カスタマイズ自由なヘルシー系ファストフード」として駐在員・学生・ビジネスパーソンに支持されている。
世界的なリブランディング戦略の一環として店舗刷新や新商品投入を続けており、シンガポール市場での存在感は2026年5月時点でも安定している。
出典:https://www.subway.com/en-SG
Pizza Hut Singapore (ピザハット・シンガポール)
Pizza Hutは1958年に米カンザス州ウィチタで創業されたピザ専門のカジュアルダイニングチェーンで、現在はYum! Brands, Inc.の傘下ブランドとして世界100カ国超に展開している。シンガポールへの進出は1981年で、東南アジア有数の早期進出市場として長年にわたり安定運営を続けてきた。
シンガポールでは現地フランチャイズパートナーがすべての店舗を運営し、デリバリー・ダイン・イン・テイクアウトの三形態を提供する。Muis認定のハラル認証を全店舗で取得しており、多民族社会のシンガポールで広い顧客基盤を持つ。
2026年5月時点では、ショッピングモール内のダイン・イン型店舗を中心に全島30店舗超を運営。「Guaranteed Delivery」サービスやデジタルオーダー拡充など利便性向上施策を継続的に実施している。ピザの種類にとどまらず、パスタや前菜などのサイドメニューも充実させてファミリー・グループ需要を取り込む。
45年超の現地運営実績を持つ外資系外食チェーンとして、シンガポール市場での認知度と安定感は群を抜いている。
出典:https://www.pizzahut.com.sg/
KFC Singapore (ケンタッキーフライドチキン・シンガポール)
KFC(ケンタッキーフライドチキン)は1952年に米ケンタッキー州で創業されたフライドチキン専門のファストフードチェーンで、現在はYum! Brands, Inc.傘下として世界145カ国以上に展開している。シンガポールへの進出は1977年で、東南アジア最初期の進出市場の一つである。
シンガポールではQSR Brands(旗下のKFC Holdings(Malaysia)系列)が長年フランチャイズ運営を担い、2026年5月時点で全島80店舗超を運営している。ドライブスルー、デリバリー、インストア、キオスクと複数の注文・受取チャネルを整備している。
Muis認定のハラル認証を全店舗で取得しており、マレー系・インド系を含む多民族社会のシンガポール全体をカバーしている点が競合との大きな差別化となっている。日本向けの骨なしチキン商品ではなく、オリジナルレシピのドラムスティックを看板商品としながら現地向けサンバルソース等も展開する。
約50年に及ぶ現地運営の歴史を持ち、シンガポールの外資系ファストフード市場でマクドナルドと並ぶ最大規模のチェーンである。
出典:https://www.kfc.com.sg/
McDonald’s Singapore (マクドナルド・シンガポール)
McDonald’sは1940年に米カリフォルニア州で創業されたファストフードチェーンで、世界最大規模の外食企業グループを形成する。シンガポールには1979年にオーチャードロードのリアットタワーズに1号店を開業し、当時の1日販売数で世界記録を樹立したことでも知られる。
シンガポールではGolden Arches Restaurants Pte Ltdが全店舗を直営管理し、公式サイトの情報では2026年5月時点で全島135店舗超、月間650万人超の顧客を迎えている。24時間営業店舗、ドライブスルー、McDelivery(自社デリバリー)と幅広い注文チャネルを整備する。
1982年にはイースト・コースト・パークに初のドライブスルーを開設、1997年にはMcDeliveryを開始するなど、常にシンガポールの外食イノベーションをリードしてきた。エビバーガーやポリッジ(中華粥)など現地特化メニューの開発も積極的に行う。
創業45年超のシンガポール運営実績と135店舗超の規模は、外資系外食チェーン中でも群を抜く存在感を示している。
出典:https://www.mcdonalds.com.sg/
Long John Silver’s Singapore (ロング・ジョン・シルバーズ・シンガポール)
Long John Silver’sは1969年に米ケンタッキー州レキシントンで創業されたシーフードファストフードチェーンで、フィッシュ&チップスを中心とした海産物ファストカジュアル業態を展開する。シンガポールへは1983年に進出し、以降40年超にわたって現地運営を継続している。
シンガポールは同ブランドの海外拠点の中で最も成功した市場として位置付けられており、公式サイトでは「全島16店舗」の運営を確認できる。ハラル認証(Muis認定)を全店舗で取得し、マレー系・インド系市民を含む多民族社会全体を顧客層とする点が強みである。
定番のフィッシュ&チップスに加え、グリルプレート、クラブ・サブサンドイッチ、シンガポール向けの朝食メニュー(厚切りトーストや粥)など、現地嗜好に合わせた商品ラインナップを取り揃える。ケータリングサービスやセルフピックアップにも対応し、多様な購入形態を提供する。
米国本国では縮小傾向が見られる中、シンガポール市場では安定した顧客基盤を維持し、独立した運営体制で継続事業を展開している。
出典:https://www.longjohnsilvers.com.sg/
FAQ
シンガポールの主要レストラン・飲食企業について詳しく知りたいです。
シンガポールの主要レストラン・飲食企業には、ローカル企業、日系企業、外資系企業の合計12社があり、それぞれの企業情報や事業内容について詳しく紹介しています。
ローカル編のシンガポールの主要レストラン企業にはどのようなものがありますか?
ローカル編の主要なレストラン企業には、Wee Nam Kee Hainanese Chicken Rice、PEZZO、Bread Talkなどがあり、それぞれ独自の特色と歴史を持っています。
Wee Nam Kee Hainanese Chicken Riceの特徴は何ですか?
Wee Nam Keeは家族経営のチキンライス専門店で、シンガポール政府高官やセレブリティにも愛され、南洋スタイルを取り入れた海南料理を提供し、海外展開も進めています。
日系企業のシンガポール市場での活動例は何ですか?
日系企業の例としては、CoCo壱番屋ややよい軒があり、シンガポールで日本の味をそのまま提供し、店舗を展開しています。
シンガポールの外資系企業にはどのような企業がありますか?
外資系の代表例には、サブウェイ、ピザハット、ケンタッキーフライドチキン、マクドナルド、Long John Silver’sなどがあり、それぞれグローバルに展開しているブランドです。

