今回は、台湾の主要レストラン・飲食企業に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて17社を厳選してお届けしていきます!
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
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台湾の主要レストラン・飲食企業7選〜ローカル企業編〜
鼎泰豐(ディンタイフォン)
1958年に創業した老舗台湾レストラン。世界各国に160以上の拠点を持ち、年間30億台湾ドル以上の営業利益を出している。
1958年、中国山西省出身の楊秉彝(ヤン・ピンイー)によって、台湾台北市大安区信義路2段(永康街)に第1号店が開かれた。鼎泰豐は、食用油を販売する油問屋として開業した。小籠包の販売は、本業の食用油の売り上げが落ち込んだ時期に副業として開始された。その後、鼎泰豐の小籠包は地元の人々に評判となり、1980年代には、小籠包の専業食堂に商売替えをした。
1993年、アメリカ合衆国の『ニューヨーク・タイムズ』紙で「世界の10大レストラン」に選ばれた。同紙の紹介によって一躍知名度が上がり、台湾国外から多くの観光客が、台北の店舗に来店する転機となった。その後、1996年に、初めて東京の『タカシマヤタイムズスクエア』に出店し、その後国外の店舗を次々と開店していった。
出典:https://www.dintaifung.com.tw
爭鮮迴轉壽司(スシエクスプレス)
爭鮮股份有限公司が1995年に創業したチェーン寿司レストラン。台湾国内に約280店舗展開している。
香港、中国、シンガポール、タイにも展開しており、合計500店舗以上オープンしている。
その他系列店として、定食8、マジックタッチやスシプラスなどがある。
出典:https://www.sushiexpress.com.tw/sushi-express/index
欣葉國際餐飲集團(シンイェ)
1977年に現会長である李秀英が創業した台湾の宴会料理チェーンで、台湾食や日本食など様々なブランドを展開。
欣葉はケータリングに対する消費者の多様なニーズに応えて、さまざまな種類のビジネスとブランドの開発に取り組んでおり、現在、台湾料理、日本式ビュッフェ、日本式鍋、カレー、マレーシア・香港・広東料理およびベジタリアン料理を提供している。
出典:https://www.shinyeh.com.tw/content/zh/info/Index.aspx
瓦城泰統集團(タイタウンカイズン)
1990年に創業した台湾最大のタイ料理チェーン。瓦城泰國料理、非常泰概念餐坊、1010湘、月月 Thai BBQ 泰式燒烤など様々な店舗を展開している。
高品質で本格的なタイ料理と心のこもったサービス、快適な環境を提供し、台湾のタイ料理トレンドを牽引してきた。
2019年時点でチェーン全ての店舗数は138店舗。中国にも展開している。
出典:https://www.ttfb.com
陶板屋(トーキヤ)
王品集團が運営する和食ブランド。年間の営業収益は18億台湾ドルを超える。王品集團は1993年に創立し、台中に本部を置いている。台湾と中国に展開している。
王品集團の傘下には、420店舗以上のブランドレストランがあり、ステーキ、鍋、鉄板焼き、焼肉、ベトナム料理、中国料理、台湾料理、耐べ放題など様々な店を展開している。
出典:https://www.tokiya.com.tw
馬友友印度廚房(マユウインディアンキッチン)
2008年に創業したインド料理チェーンで、台北を中心にテイクアウトも可能なレストランを約9店舗展開し、またオンライン雑貨ショップも運営している。
インドの各地域のインド料理、タンドゥ料理、アンドラ、ケララスタイルの海鮮料理など、豊富に取り揃えている。
また、ベジタリアン料理にも対応しており、ベジタリアンが多い台湾ではニーズが高い。
「空腹熊貓」と協力しているため、デリバリー代さえ支払えば、どこでもインド料理を楽しめる。
出典:https://zh.indianfoodtaiwan.com
瑞記海南雞飯(ルイキー)
現在台北、桃園、台中に7店舗を展開している、毎日原産地から届けられる鶏肉を利用したシンガポール料理チェーン。
少爺波有限公司が経営。海外ではすでに12年の歴史があり、2017年春に台北に参入した。臺北市內湖區に本部を置いている。
出典:https://ruikee.tw
台湾の主要レストラン・飲食企業7選〜日系企業編〜
乾杯集團(カンパイグループ)
1999年6月に日本の留学生が創業し、5年間で台湾で最も有名な日本式焼肉チェーンになった。台北市中正區に本部を置いている。
日本式の焼肉と居酒屋を融合したような店舗で規模を拡大。8つの外食ブランドに加えて食品工場、販売所など、国内外に50店舗以上を出店。
乾杯品牌-乾杯BAR、乾杯品牌、老乾杯品牌、黑毛屋品牌の4つのブランドチェーンを展開している。
出典:https://www.kanpai.com.tw
大戸屋(オオトヤ)
株式会社大戸屋は、和食を中心とする外食チェーンストアを運営する企業である。家庭料理を意識した和定食などを提供する「大戸屋ごはん処」の全国チェーン展開などを行う。
2006年台湾進出し、約40店舗まで展開。現地食材と日本食の融合を図り、食材の「素材感」を大切にしたメニュー展開を推進。
全国チェーンとしては珍しくセントラルキッチンを持たず各店舗で調理して提供するシステムで、ファミリーレストランなどいわゆる手作り調理で他の外食チェーンとの差別化を試みていた。しかし近年(2020年)、業績低迷及びTOBによる会社の方針の変化によりセントラルキッチン導入を予定している。
出典:https://www.ootoya.com.tw/menu.aspx
勝博殿-日式豬排さぼてん(サボテン)
2004年に創設し、台湾に約35店舗展開している。日本と同様のサービスで展開しているとんかつ料理チェーン。台湾のビジネス誌『遠見』内の『五星服務獎2019』飲食部門にて、2位を獲得した。
日本での運営会社はグリーンハウスで、東京都新宿区に本社を置いている。会社、工場、学校、病院、シルバー施設などの食堂運営、給食提供の業務やレストラン、デリカショップ運営、ホテルの経営受託などを行う企業。
出典:http://www.saboten.com.tw
COCO壱番屋カレー(ココイチ)
2005年に台北で創設された。トッピングが自由に選べるだけでなく、辛さや甘さもカスタマイズできる。日本風カレーで人気。
日本の株式会社壱番屋(いちばんや、ICHIBANYA CO., LTD.)が運営しており、愛知県一宮市に本社を置く。ハウス食品グループ本社の連結子会社。フランチャイズにより日本国内各地のほか、海外の米国、中国、韓国、タイなど世界各国にも店舗を展開する。世界中の店舗数は合計1400店舗以上に達する。
出典:https://www.ichibanya.co.jp
牛角(ギュウカク)
台湾での会社名は東京牛角股份有限公司。台北市中山区に本部を置いており、従業員数は400人。
日本では1987年にREINS Internationalが創立され、日本屈指の大型外食レストラン企業である。台湾には2016年に進出し、REINS Internationalの子会社を設立。「牛角」&「しゃぶしゃぶ温野菜」の店舗を運営している。
出典:https://www.gyu-kaku.com.tw
壽司郎(スシロー)
株式会社あきんどスシローが運営する回転寿司チェーン企業。本社は大阪吹田市にある。2015年に設立された。
2017年に台灣壽司郎股份有限公司を成立し、2018年6月に台北市館前路にスシロー1号店をオープンした。台湾国内に約26店舗展開している。
出典:https://www.sushiro.com.tw
藏壽司(クラズシ)
2014年に台湾台北市に亞洲藏壽司股份有限公司を設立し、台湾国内に35店舗展開している。2020年9月17日には台湾のタイペイエクスチェンジに株式上場を果たした。
日本では1995年に設立され、大阪府堺市に本社がある。日本、台湾、アメリカに展開している。回転寿司チェーンストアの「無添くら寿司」を展開し、47都道府県全てに店舗を持つ。「無添くら寿司」の他、近畿圏に和食レストラン「無添蔵」や「くら天然魚市場」を展開。
出典:https://www.kurasushi.tw
台湾の主要レストラン・飲食企業3選〜外資系企業編〜
麥當勞(マクドナルド)
台灣麥當勞は1984年に創立され、現在台湾には約354店舗展開している。従業員数は16,000ほどおり、年間顧客数は120,000,000人を超える。
本社はアメリカ合衆国にあり、世界中に展開しているファストフードチェーン。
出典: https://www.mcdonalds.com/tw/zh-tw.html
海底撈(ハイディーラオ)
海底撈火鍋股份有限公司は本部は中国四川省で四川鍋、火鍋をメインに提供している。台湾では台北市信義區に本部を置いている。無料のネイルアート、託児所など、独特のサービスを提供していることで人気。
中国本社の四川海底撈餐飲股份有限公司は19943月に創設された。世界中に展開しており、日本を始め東南アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどに直営レストランがある。
出典: https://inline.app/booking/-LamXb5SAQN7JcJfyRKi:inline-live-2a466?language=zh-tw
添好運(ティムホーワン)
2009年3月に香港で創設された。2010年~2018年までミシュランガイド1星レストランの名誉を獲得。世界で最も親しみのあるミシュランレストランと言われている。
台灣添好運は2014年8月末に正式オープンし、2014年末には台北市信義區、2015年6月には台中へ、2016年は桃園及ぶ高雄へ進出。現在は12店舗展開している。
シンガポール、フィリピン、ベトナムなどの国にも展開している。
出典: http://www.timhowan.com.tw/