【最新版!】インドネシアの主要飲料メーカー12選〜飲食・製造業(食品)業界〜

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今回は、インドネシアの主要飲料メーカーに焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて12社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

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インドネシアの主要飲料メーカー5選〜ローカル編〜

PT Tri Banyan Tirta Tbk(トリ・バヤン・ティルタ)

1997年に設立された飲料メーカー。2012年にはインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「ALTO」である。筆頭株主はPT Tirtamas Anggadaで16.25%を保有している。

PT Tri Banyan Tirta Tbkの目標は、インドネシアの潜在的な飲料市場を獲得するために、国際基準の品質を備えた強力なローカルブランド「ALTO」天然泉水を生産すること。工場は西ジャワ州スカブミのババカンパリにあり、何世紀にも渡ってその水の純粋さと保護された泉で知られた地域である。そしてALTOは高品質な製品を製造するためのさまざまなバックグラウンドを持つ専門家チームによってサポートされている。

主力商品は3つ。手入れの行き届いた泉から供給された最高品質の飲料水を使った「ALTO」、厳選された保存泉から供給された天然飲料水の「TOTAL」とミネラルウォーターを特定のアルカリレベル(pH 8+)に変換した「TOTAL8+」。2020年のALTOの売上高は3,215億ルピアであった。

出典:http://www.altospringswater.com/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202106/a2a148f666_92404b3e05.pdf 

PT Akasha Wira International Tbk(アカシャ・ウィラ・インターナショナル)

1985年に設立された飲料メーカー。設立当初の社名はPT Alfindo Putrasetia。その後社名変更を重ね、現在の社名になったのは2010年。1994年にはインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「ADES」である。筆頭株主はWater Partners Bottling, SA(WPB)が91.52%を保有している。

WPBは当初、Nestlé S.Aとコカ・コーラの100%子会社であるRefreshment Product Servicesの合弁会社であった。そのため、ミネラルウォーター「Nestlé Pure Life」を発売。2008年にはWPBの株式をシンガポールのSofos Pte. Ltd.が買収し、支配株主となった。

ADESで生産販売されているボトル入り飲料水は、1986年に生産開始した「Ades」および「Vica」。2004年に「Nestle Pure Life」を立ち上げた。「Ades」についてはコカ・コーラの商標のため、2007年にコカ・コーラとのライセンス契約が更新されなかったため現在は使われていない。2020年のAkashaの売上高は6,734億ルピアであった。

出典:https://www.akashainternational.com/our-profile/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202106/e72bd60170_e135534b90.pdf 

PT Sariguna Primatirta Tbk(サリグナ・プリマティルタ)

1988年に設立されたインドネシアの飲料メーカー。設立当初の社名はPT Sari Guna。翌年社名をPT Sariguna Primatirtaに変更。 Sarigunaは食品および飲料を製造する「Tanobel Foodビジネスグループ」の一員。

「Tanobel」は「Tan」と「Nobel」の造語。「Tan」は創業者の名前から、「Nobel」はノーベル賞を受賞するに値する製品とサービスを生み出すという意味から取っており、会社のビジョンに通じている。2017年にはインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「CLEO」である。筆頭株主はPT Tancorp Global Abadiで55.79%を保有している。
CLEOは2003年に東ジャワ州パンダンにあるアルジュナ山泉のミネラルウォーターを買収、2004年にはパンダンに工場を建設し自社ブランド「Cleo」の生産を開始。現在、子会社のPT Sentralsari Primasentosaの傘下には27工場と120か所のロジスティックデポがあり事業拡大中。2020年のCLEOの売上高は9,726億ルピアであった。

出典:https://cleopurewater.com/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202104/805964e8c7_99774986bf.pdf 

PT Sinar Sosro(シナール・ソスロ)

1940年に中部ジャワのスラウィで事業を開始。当初、「Teh Cap Botol」という名前の淹れたてのお茶を製造販売していた。1960年にはジャカルタに移転。1969年「Tehbotol Sosro」という名前のすぐに飲めるお茶をボトルで販売することを開始した。1974年にPT Sinar Sosroを設立。

「Tehbotol Sosro」は、本物の天然の原材料のみを使用している。茶葉は自社農場から摘み取られ、ジャスミン茶とガンビアの花を混ぜた緑茶で、香りのよいお茶に加工されるので、独特の味わいがある。

現在まで、PT Sinar Sosroは、インドネシア全土に,メダン、パレンバン、ジャカルタ、タンブン、チビトゥング、ウンガラン、グレシック、モジョケルト、ジャンヤル、スンテゥル、プルバリンガとパンダアンと12工場があり、「Tehbotol Sosro」、「Fruit Tea Sosro」、「S-Tee」、「Tebs」、「Country Choice」と「Prim-Aミネラルウォーター」を製造している。製品は国内だけでなく、海外へも販売されている。

出典:https://sinarsosro.id/

PT Ultra Jaya Milk Industry Tbk(ウルトラ・ジャヤ・ミルク・インダストリ)

1960年に設立されたインドネシアの乳飲料メーカー。1970年代半ばに超高温(UHT)処理の技術をカートンパックの無菌包装と組み合わせて導入。1975年には「ウルトラミルク」という名称でUHT乳製品の商業生産を開始した。

1978年には「Buavita」という名称でUHTフルーツジュース製品の製造を開始し、1981年には「TehKotak」という名称でUHT茶製品の製造を開始した。現在までに60種類以上のUHT飲料を製造している。また、1981年には米国のクラフトゼネラルフード社と「クラフト」というブランド名のチーズ製品を製造販売するためのライセンス契約を締結した。

1990年にはインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「ULTJ」である。筆頭株主はSABANA PRAWIRAWIDJAJAが43.98%を保有している。2000年には日本の森永乳業とライセンス契約を結び、Kalbe製薬の子会社PT Sanghiang Perkasaと粉ミルクの製造委託契約を締結した。2020年のULTJの売上高は5兆9,874億ルピアであった。

出典:https://www.ultrajaya.co.id/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202106/90babb4e12_99b80324c5.pdf
https://www.morinagamilk.co.jp/english/about/oversea/#:~:text=Morinaga%20brand%20powdered%20infant%20and%20toddler%20milk%20was,one%20of%20Indonesia%27s%20leading%20pharmaceutical%20and%20food%20corporations.

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インドネシアの主要飲料メーカー4選〜日系編〜

PT POKKA DIMA INTERNATIONAL(ポッカ・ディマ・インターナショナル)

2000年、PT Dima IndonesiaがインドネシアにおけるPokka製品の販売代理店となった。2004年にはDimaがポッカの唯一の輸入業者となり、「Baru Pulang Dari Luar Negeri:外国から戻ってきたばかり」というタイトルのインドネシアで初めてのポッカのテレビコマーシャルが始まった。

2015年にDIMAとポッカコーポレーション・シンガポール(ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社の子会社)の合弁でPT POKKA DIMA INTERNATIONALが設立され、2017年に飲料製造工場が稼動した。工場は、総工費約18億円で、敷地面積が6.4万㎡、工場面積が3,400㎡と倉庫面積が3,400㎡ある。

工場では350ml~500mlサイズのPETボトルにお茶や紅茶、果汁入り飲料などを充填できるPETボトル充填ラインが1ライン導入されており、当初は主力商品となる「450mlジャスミングリーンティ」「350mlレモンブラックティ」といった茶系飲料を中心に製造が始まった。

出典:http://dima.co.id/en/principals-and-brands/
https://www.pokkasapporo-fb.jp/company/news/release/170501_01.html

PT CALPIS INDONESIA(カルピス・インドネシア)

1994年に設立された日系の飲料メーカー。工場はインドネシアで最初の日系民間工業団地として1990年に設立された西ジャワ州ブカシのEJIP(東ジャカルタ工業団地)にある。

インドネシアではCALPISブランドではなく、CALPICO®ブランドが使われている。そのため、1995年にCALPICO®ブランドでの生産が開始された。これにより製造から販売まで一貫してインドネシア行われるようになった。
インドネシアでの製品ラインは、①CALPICO®mini:ミルクと乳酸菌から作られたさまざまなフルーツフレーバーの飲料。インドネシアでは2006年に発売。②CALPICO®TEENZ:ミルクと乳酸菌から作られた非炭酸清涼飲料で、味はオリジナルとストロベリー風味がある。③CALPICO®ソーダ:独特の甘みとピリッとした味わいでリフレッシュできるミルクと乳酸菌から作られた炭酸清涼飲料で、さまざまなフルーツフレーバーがある。④CALPICO®フリーズ:冷凍カルピスが楽しめる。

出典:https://www.linkedin.com/company/calpis-indonesia/about/
https://www.calpis.info/knowledge/history/

PT YAKULT INDONESIA PERSADA(ヤクルト・インドネシア・プルサダ)

1991年に設立された日系の飲料会社。最初の工場は東ジャカルタのパサール・ルボに建設されたが、1997年に西ジャワ州、スカブミのインドラクト産業地区に移転した。

この地区はハリムンサラック山麓にあり、水質が良く水量も豊富でヤクルト生産に適している。この工場はスカブミ工場と呼ばれている。もう一つの工場はモジョクルト工場。靴音が響くようなとても静かな工場で、一般の人が特別な廊下から直接見学できる。また、自動機械と閉鎖システムが使用されており、生産設備は高品質のステンレス鋼材料を使用している。

ヤクルトの販売は、スーパーマーケット、ミニマーケット、ショップ、食堂、その他の店舗へは営業スタッフが特別な冷蔵車両を使用してヤクルトを直接配達している。一般の顧客へはヤクルトレディを介して直接ヤクルトを届けるシステムを導入している。ヤクルトレディは顧客に健康情報を伝えるので「ウォーキングインフォメーションセンター」と呼ばれている。

出典:https://yakult.co.id/sejarah-perusahaan

PT Suntory Garuda Beverage(サントリー・ガルーダ・ベバレージ)

2011年に日本のサントリーとインドネシアのガルーダフードとの戦略的提携により設立された飲料会社。Suntory Garuda Beverage(SGB)はインドネシアを代表する飲料会社の1つである。

「Okky」のナタデココを使ったゼリードリンク、「Mountea」ティー、「MYTEA」ボトルティー、「Good Mood」のナチュラル・グッド・フレーバー・ウォーターなど、さまざまな飲料を提供。これらはインドネシアの人々のお気に入りの飲み物であり、「水といきる」をスローガンとしたサントリーの高度な技術を利用した新しいイノベーションである。

一方で、若い世代に「きれいな水と水資源の節約の重要性」を教えるために2019年に「Mizuiku(水育)」教育プログラム「I Love Clean Water」を開始した。SGBの使命である「人と自然との調和をつくる」に沿って、革新的な新製品の開発、新しい価値の共有、従業員とビジネスパートナーへの利益の提供、そして公共への貢献への取り組みが行われている。

出典:https://www.suntorygaruda.com/informasi-perusahaan 

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インドネシアの主要飲料メーカー3選〜外資系編〜

Coca-Cola Amatil Indonesia(コカコーラ・アマティル・インドネシア)

コカ・コーラがインドネシアに上陸したのは1927年。現地生産が開始されたのは1932年であった。2018年にコカ・コーラは急成長するインドネシア市場に5億ドルの複数年投資をスタートした。

まず、西ジャワ州のブカシにあるコカ・コーラアマティルのチケコダン瓶詰め工場に2つの生産ラインを増設した。この追加投資は、コカ・コーラが過去25年間にインドネシアに投資した12億ドルに続くもの。

世界のノンアルコールドリンク市場は、2020年までに小売価格ベースで3,000億ドル増加すると予想されている。2億4000万人以上の人口を抱えるインドネシアは、世界で4番目に人口が多く、とりわけ中産階級の市場成長が著しい。インドネシアで現在販売されているコカ・コーラの主な商品はAdes、Aquarius、Coca-Cola、Coca-Cola Zero、Coca-Cola Light、Minute Maid Pulpy、Minute Maid Nutriboost、Minute Maid Refresh、Frestea、Sprite、Fanta、A&W、Schweppesである。

出典: https://www.cocacola.co.id/faq/sejarah/kapan-coca-cola-pertama-kali-tersedia-di-indonesia 

AQUA Group(アクアグループ)

AQUA Groupは、1973年にボトル入り飲料水(AMDK)メーカーとして設立された。設立時の社名はPT Golden Mississippiであった。そして、1998年に「Danone」と戦略的パートナーシップを確立した。

ダノンは、フランスに本社を置く世界最大の食品および飲料メーカーの1つで、チルド乳製品、植物由来製品、ウォーターと専門栄養食品の製造販売を行っている。2000年からAQUAグループはすべてのウォーター製品にDanoneのロゴを使用。2017年、ダノンは最新のスローガン「One Planet One Health」を発表。これは健康的で持続可能な食生活を維持する運動で、すべての消費者と食品業界の人々に食品革命への参加を呼びかけている。
AQUA Groupは、インドネシアの人々に健康的な水分補給を喚起することを使命としており、ダノンと価値観を共有している。主な製品は、ミネラルウォーターの「AQUA」とアイソトニックにビタミンB3 B6 B12を加えて体液の回復を助ける「Mizone」である。

出典: https://aqua.co.id//sejarah
https://www.danone.com/brands/waters/aqua.html

PT Nestlé Indonesia(ネッスル・インドネシア)

1971年にインドネシに設立されたスイスのVeveyに本社を置くNestlé S.A.の子会社。Nestlé S.A.は世界189か国で150年以上にわたって運営され、2,000以上のブランドを保有する。

PT Nestlé Indonesiaは現在約3,700人の従業員を擁し、3つの工場を運営している。東ジャワ州のケジャヤン工場では「DANCOW」や「BEAR BRAND」などの乳製品を製造している。ランプン州のパンジャン工場では「NESCAFÉ」インスタントコーヒーを製造し、西ジャワ州のカラワン工場では「DANCOW」,「MILO」と「CERELAC」を製造している。

PT Nestlé Indonesiaが製造および販売しているすべての製品はハラール認証を取得しており、インドネシアのすべてのNestlé工場は、インドネシアウラマー評議会の食品、医薬品、化粧品研究所(LPPOM MUI)からハラール保証システム(SJH)の証明書を取得している。主な製品は、菓子、チョコレート、スナック、コーヒー、飲料、栄養食品、シリアルなど。

出典: https://www.nestle.co.id/ 

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