【最新版!】マレーシアの主要加工食品メーカー14選〜飲食・製造業(食品)業界〜

malaysia-food

今回は、マレーシアの主要加工食品メーカーに焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて14社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

読了時間の目安:5分

マレーシアの加工食品業界 業界地図はこちら!

マレーシアの主要加工食品メーカー8選〜ローカル企業編〜

Kawan Food Bhd(カワン・フード)

冷凍食品を製造する会社で、1970年代から冷凍ペストリーや冷凍野菜、春巻き、餃子等の製造・販売・輸出を手掛ける。2007年に食品安全管理システムのISO 22000:2005、2009年にBRCグローバルスタンダード、そしてマレーシア・イスラーム開発庁(JAKIM)からハラール認証を取得している。

同社は2工場を持ち、660名の従業員を雇用、そして英国やオーストラリア、米国など38ヶ国に製品を輸出している。

取り扱っているブランドは「カワン」、「KGペストリー」、「パッションベイク」、「VEAT」、「アマン」となっている。

2020年度の収益は2億5,470万リンギットで、2,765万リンギットの税引後利益を計上している。また、エコンセーブとジャイアント、イオン、NSKトレーディング・シティ、マイディンとの取引は国内売上高の13.2%を占めた。さらに、売上高の56.3%は主に国際市場からとなっている。

同社はeコマース事業も展開しており、2020年度は99万8,400リンギットの販売を記録、会員登録数も1万4,500人を達成している。

出典:http://kawanfood.com/

QSR Brands (M) Holdings Bhd(QSRブランズ・ホールディングス)

ジョホール州政府系の投資会社であるジョホールコーポレーションの傘下にあり、レストラン事業とハラール養鶏及び製造事業を中核としている。

ハラール養鶏及び製造事業においては、調味料メーカーのレジオン・フード・インダストリーズ、生地などを製造するベーカリー&コミッショナリー、そして流通を手掛けるQSRトレーディングを子会社として抱えている。

1978年に設立されたレジオン・フード・インダストリーズは、HACCP証明書やISO 9001、ハラール認証などを取得しており、「ライフ」ブランドでチリソースやバーベキューソースなどの製造・販売を行っている。

これら食品加工を行う子会社は、QSRブランズのレストラン事業であるKFCやピザハットへ製品を供給するだけでなく、大手スーパーマーケットや食品事業者を顧客としている。

出典:https://qsrbrands.com/ 
https://lifesauces.com.my/ 

QL Resources Bhd(QLリソーシーズ)

1970年代に飼料会社として設立され、マレーシア証券取引所に上場している。現在、すり身などの水産物製造、消費者向け食品製造、養鶏などの畜産、小売業、パーム油・環境技術を中核事業としている。

水産物製造に関しては、すり身・魚粉の加工施設をマレーシア国内のジョホール州とペラ州、そしてインドネシアのスラバヤに持ち、HACCPと食品衛生規則のMeSTI、適正製造基準、ハラール認証などを取得している。また、同事業の傘下にQLフィーゴ・フーズ、QLマリーン・プロダクツなどを抱えている。

2021年度のグループ収益は43億7,880万リンギットで、3億2,518万リンギットの税引後利益を計上している。水産物製造の収益は12億5,710万リンギットで、全体の29%を占めた。従業員数は1万2,300人を超える。

出典:https://ql.com.my/ 

REX Industry Bhd(REXインダストリー)

1993年11月に設立された会社で、1965年設立のREXキャンニングと、1992年に商業活動を開始したREXキャンニング・インドネシアの全株式を取得して子会社化している。また、1995年11月にはマレーシア証券取引所へ上場。

グループとしては缶詰食品や飲料、製菓製品の製造を行っており、同社加工工場ではHACCPと食品衛生規則のMeSTI、適正製造基準、ハラール認証などを取得している。缶詰食品としては、豆料理や肉料理(カレー)、魚介料理、フルーツ缶詰などがあり、インドネシアで製造された製品の多くは、米国や欧州へ輸出されている。

また、同社ではハラール認証の要件を厳格に遵守するだけでなく、社内にハラール委員会を設け、全製品がハラールであることを保証している。

2021年度の収益は1億6,054万リンギットで、391万リンギットの税引前利益を計上している。

出典:http://www.rexmalaysia.com/ 

マレーシアの加工食品業界 業界地図はこちら!

PPB Group Bhd(PPBグループ)

1968年にサトウキビ事業を行う会社として設立。現在はコングロマリット企業として、穀物・アグリカルチャー事業、消費者製品事業、映画配給、環境工学、不動産、投資を事業としており、国内で4,800名の従業員を雇用する。

消費者製品事業では、傘下のイタリアン・ベーカリーで各種ベーカリーを製造しており、FMMフューチャー・プロセッシングでは食品加工を行っている。

イタリアン・ベーカリーは「マシモ」ブランドを展開しており、セランゴール州クランにおいて食パンやケーキなどを製造している。 FMMフューチャー・プロセッシングはクランの工場でソーセージ、チキンナゲット、ハンバーガーなどを製造しており、「マリーナ」ブランドで販売している。

同社における2020年度の収益は41億9,100万リンギットで、13億6,300万リンギットの税引後利益を計上している。また、同年度における消費者製品事業の収益は6億2,800万リンギットであった。

出典:https://www.ppbgroup.com/ 
https://massimo.com.my/ 

OCB Bhd(オー・シー・ビー)

消費者向け食品と寝具製品、建設資材を手掛ける会社で、マレーシア証券取引所に上場する。

消費者向け食品においては、子会社であるイブフード・グループが「イブミー」ブランドでインスタント・ヌードルを、そして「テリー」ブランドでマヨネーズやシーズニングパウダー、ソースなどの製造・販売を行っており、セランゴール州とサラワク州に製造工場を持つ。

「イブミー」のインスタント・ヌードルはペナンの豊かな食文化と伝統を楽しむ内容となっており、国内だけでなくアフガニスタンやオーストラリア、カナダ、米国、中国など14ヵ国にディストリビューターを持ち、輸出されている。

同社の2020年度の収益は2億7,361万リンギットで、496万リンギットの税引前利益を計上している。また、同年度において消費者向け食品事業の税引前利益は650万リンギットであった。

出典:https://ocbb.com.my/ 
https://www.ibumie.my/

Texchem Resources Bhd(テクスケム・リソーシーズ)

1973年に設立し、ペナンを拠点として製造業と食品事業、レストラン業などを展開するコングロマリット企業。1993年よりマレーシア証券取引所に上場している。

食品事業では、子会社のテクスケム・フードにおいてシーフード加工をペナン州で行っており、2003年にはミャンマーにも加工工場を設立している。また、同社では日本の水産研究機関及びマレーシアサインス大学と共同プロジェクトを展開している。

生産している製品品目としては、シーフード製品やすり身、魚粉、乾燥シーフードなどとなっている。

同社の2020年度の収益は10億1,745万リンギットで、136万リンギットの税引前利益を計上している。同年度における食品事業の収益は1億4,290万リンギットで、230万リンギットの税引前利益を記録。また、同年度には3,154名のフルタイムの従業員を雇用している。

出典:https://texchemgroup.com/ 
https://texchemfood.com/ 

Mamee-Double Decker (M) Sdn Bhd(マミー・ダブル・デッカー)

1971年に設立され、「マミー・モンスター・スナック」や「ミスター・ポテトチップス」、「マミー・シェフ」など50種類以上の食品・飲料を製造・販売しており、100ヶ国以上へスナックとヌードル、ビスケットを輸出している。

マラッカ州を拠点としており、ミャンマー、インドネシアにも製造拠点を持つ。すべての製造設施設はISO 9000、HACCP、そしてハラール認証を取得している。2018年には、世界ハラール会議において「成功したマレーシアのハラール企業賞」を受賞している。

2013年8月、コンセプトストアとなる「マミー・ジョンカー・ハウス」をマラッカ州に設立している。同施設にはマミー・カフェがあり、 ミ・タリック・ヌードルケーキや海南チキンライスボールなどを楽しむことができる。

また、同社は電子商取引プラットフォームのラザダとショッピー、そしてポットボーイにオフィシャルストアを開業している。

出典:https://mamee.com/ 

マレーシアの加工食品業界 業界地図はこちら!

マレーシアの主要加工食品メーカー2選〜日系企業編〜

Ajinomoto (Malaysia) Bhd(味の素マレーシア)

1961年より、味の素グルタミン酸ナトリウム(MSG)製造事業を開始。マレーシアで設立された日本初の企業の一つでもある。現在、国内8ヵ所に営業所を展開している。

同社は1965年に現地工場の操業を開始、ハラール認証を取得している。また、1993年には第2工場を設立し、1998年にISO 9001認証を、2004年にHACCP認証、2006年にISO 14001認証、2008年にOHSAS 18001認証を取得している。

取り扱い製品としては、小売製品(調味料とスポーツドリンク、甘味料など)と工業製品がある。

同社の2021年度の収益は4億4,312万リンギットで、6,126万リンギットの税引前利益を計上している。

2020年7月には、電子商取引プラットフォームのラザダとショッピーに味の素マレーシア公式フラッグシップストアを立ち上げることを発表、オンラインショッピングチャネルに参入した。

2021年12月、同社はマレーシア・イスラーム開発庁(JAKIM)が主催する全国ハラール会議において「ベストマレーシアハラール証明書ホルダー」を受賞したことを発表した。

出典:https://www.ajinomoto.com.my/

Kewpie Malaysia Sdn Bhd(キューピー・マレーシア)

2009年4月、キユーピー(90%)と三菱商事(10%)が出資してマレーシア法人を設立。マヨネーズ等の調味料の製造販売を手掛ける。

2010年7月にはマラッカ州に製造工場を竣工、イスラーム圏への輸出を視野にマレーシア・イスラーム開発庁(JAKIM)からハラール認証取得している。工場の敷地面積は8,000平方メートル、延床面積2,500平方メートルで、約50名の従業員を雇用する。

小売向けとしてはマヨネーズとドレッシング、スプレッド、ソースを、そして業務向けとしてマヨネーズとドレッシング、スプレッドマヨネーズとドレッシング、スプレッド、機能製品(寿司調味料など)などを販売している。

同社製品は、イオンやジャイアント、ジャヤ・グローサー、エコンセーブなどのハイパーマーケットで購入できる他に、電子商取引プラットフォームのショッピーにオフィシャルストアを開業している。また、フォーカスマーケティングとDKSHマレーシア、チュアン・イーがディストリビューターとなっている。

出典:https://www.kewpie.com.my/ 
https://www.kewpie.com/

マレーシアの加工食品業界 業界地図はこちら!

マレーシアの主要加工食品メーカー4選〜外資系企業編〜

Nestlé (Malaysia) Bhd(ネスレ・マレーシア)

1912年、アングロ・スイス煉乳会社としてペナンに会社設立。現在、6つ工場を運営しており、4,600人以上の従業員を雇用している。1989年にマレーシア証券取引所へ上場する。

乳製品、シリアル、飲料、製菓などを手掛けており、加工食品としてはインスタント・ヌードルの「マギー」、「キットカット」などのお菓子、シリアルの「ネスレ・クッキー・クリスプ」、 栄養補助食品の「ネスレ・ヘルスサイエンス」などがある。

また、同社ではマレーシア・イスラーム開発庁(JAKIM)からハラール認証を取得しており、現地生産製品は世界50ヵ国以上に輸出されている。

2020年度の同社の収益は54億1,200万リンギットで、7億2,500万リンギットの税引前利益を計上している。

2021年7月には、同社は「マギー・ブレイブ・ウーマン・メンター・プログラム」キャンペーンの一環として、全6話のリアリティテレビシリーズを発表した。本プログラムは出場者にスキルとリーダーシップを高める機会を提供するものであり、設定された料理とビジネス・起業に関する課題に挑戦する内容となっている。

出典: https://www.nestle.com.my/

Gardenia Bakeries (KL) Sdn Bhd(ガディニア・ベーカリーズ)

シンガポールの上場企業であるQAF社と、地場大手のパディベラス・ナショナル社による合弁会社。1986年より「ガディニア」ブランドで様々なベーカリー製品の製造・販売を手掛けている。

同社は2002年にISO 9001、そして2005年にHACCPを取得している。また、同社製品はマレーシア・イスラーム開発庁(JAKIM)からハラール認証を取得しており、社内においてもハラール委員会が設立され、すべての要件が厳格に遵守されるよう徹底している。

製造工場はセランゴール州にあり、無料で「ブレッドタイムストーリーツアー」を開催、1991年以降毎年2万5,000人以上が参加している。

また、同社の主要社員は定期的に海外に派遣され、米国製パン協会をはじめとする世界各国の専門機関で研修を受けている。

出典: https://gardenia.com.my/ 

Mondelēz Malaysia Sales Sdn Bhd(モンデリーズ・マレーシア・セールス)

米国食品・飲料大手であるモンデリーズ・インターナショナルのマレーシア法人。マレーシアとインドネシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムで7,000人以上を雇用する。

会社はセランゴール州ペタリンジャヤを拠点としてペナン州とセランゴール州に工場を持ち、スナック(オレオ、リッツ、タイガーなど)やチーズといった加工品の製造・販売を行っている。同工場では、国内で生産するすべての製品でハラール認証を取得している。

2021年6月、同社傘下の主要菓子ブランドであるキャドバリー・デイリーミルクは、COVID-19で影響を受けた人々を救済する運動の一環として、フードエイド基金とパートナーシップを締結したことを発表。本協力関係のキャンペーンでは、1,100世帯向けに8万リンギットの現金寄付を行い、このうち3万リンギットは99スピードマートとキャドバリー・デイリーミルク、オレオのパートナーシップによるものとなっている。

出典: https://www.mondelezinternational.com/Malaysia 

PK Agro Industrial Products (M) Sdn Bhd(PKアグロ・インダストリアル・プロダクツ)

1975年、タイのチャローン・ポーカパン・グループ(CPグループ)の子会社として設立。CPブランドの鶏肉加工食品、インスタント食品等の製造・販売を手掛ける。

製品範囲は冷凍製品と冷蔵製品となっており、「5スター」、「CP」、「チャンプ」、「AyamPertiwi」のブランド名で販売されている。

ヌグリ・スンビラン州とジョホール州、ケダ州、パハン州に工場を持ち、食品安全マネジメントのISO 22000:2005規格に準拠、またマレーシア・イスラーム開発庁(JAKIM)のハラール認証を取得している。

他にも、同社ではヌグリ・スンビラン州とマラッカ州に5店舗の工場直販店を展開している。さらに、イオンやイオン・ビッグ、ロータス、ジャイアントなどのハイパーマーケット、ドミノピザ、スターバックス・コーヒーなどへ供給している。

出典: https://www.cpmalaysia.com/ 
http://cpbrand.com.my/ 

マレーシアの加工食品業界 業界地図はこちら!

関連記事

  1. indonesia-alcohol

    【最新版!】インドネシアの主要酒類製造メーカー12選〜飲食・製造業(食品)業界〜

  2. thai-wholesale

    【食品輸出王国】タイ食品卸業界の最新動向

  3. singapore-food

    【最新版!】シンガポールの主要加工食品メーカー10選〜飲食・製造業(食品)業界〜

  4. 【デリバリー需要の好影響】シンガポールの外食・中食業界

  5. taiwan-processed food

    【最新版!】台湾の主要加工食品メーカー13選〜飲食・製造業(食品)業界〜

  6. singapore-beverage

    【飲料業界の中心地】シンガポールの飲料業界

  7. malaysia-drugstore

    【モバイルアプリの導入】マレーシアのドラッグストア業界の最新トレンド

  8. taiwan-beverage

    【積極的な環境保護活動】台湾の飲料業界

ABOUT US

BIZLABマガジンは、海外でビジネスを拡大したい経営者、経営幹部、海外担当者向けに、役立つ情報を提供している専門メディアです。海外での個別相談・調査サービスを提供している「BIZLAB(ビズラボ)」が運営しています。

              ↓↓ビズラボとは↓↓

人気記事

  1. vietnam-bank
  2. singapore-cosmetics
  3. Indonesia-motorbike
  4. singapore-private-banker