【最新版!】中国の主要加工食品メーカー20選〜飲食・製造業(食品)業界〜

中国 加工食品業界 業界地図

2025年の売上高は72億元(前年比15.3%増)、純利益は143億元(前年比33.6%増)と大幅な増収増益を達成しました。一方で、2026年4月には御馨大豆加工新ライン(年産15万トン)が試運転を開始したほか、上海科瑞特を設立し海外ブランド「PRORIKA」を発表するなど、生産拡大と海外展開を進めています等、中国の加工食品業界では各社がそれぞれ独自の戦略で異なる動きを見せています。

今回は、そんな中国の加工食品業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて20社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

中国の主要加工食品企業12選〜ローカル編〜

Shuanghui Development (双汇発展)

河南双汇投資発展股份有限公司(Shuanghui Development、000895.SZ)は1958年創業、中国最大の食肉加工メーカーであり、世界最大の豚肉加工グループである万洲国際(WH Group)の中核上場子会社である。深圳証券取引所に上場し、本社は河南省漯河市に置く。

主要ブランド「双汇」のハム・ソーセージ・常温加工肉は中国全土で絶大な認知度を誇る。精肉加工・冷凍食品・調味料を網羅するフルライン体制を持ち、全国に20超の生産拠点を展開する。

2025年通期の売上高は592億元(前年比0.5%減)、株主帰属純利益は51億元(前年比2.3%増)と収益性は着実に向上した。豚の屠殺頭数が前年比28%増、生鮮豚肉販売量が16%増と伸長し、加工肉の販売量も136万トンに達した。配当性向はほぼ100%に近く、株主還元の高さでも知られる企業である。

2026年に向けては専門チャネル改革と出店拡大を加速し、「精肉部門・加工品部門の好循環」実現を戦略目標に掲げている。

出典:https://www.shuanghui.net/

COFCO Joycome Foods (中粮肉食)

中粮肉食控股有限公司(COFCO Joycome Foods Limited、1610.HK)は中国最大の国有農業食品コングロマリットである中粮集団(COFCO)の上場食肉加工子会社として、2014年に香港証券取引所へ上場した。本社は北京市に置き、全国に養豚・屠殺・加工・物流の垂直統合体制を構築している。

ブランド生鮮豚肉「家佳康」を旗艦に、常温・冷蔵加工肉製品を展開する。2025年は亜麻仁豚を中心としたブランド生鮮豚の販売量が前年比47%増と急伸し、加工肉部門も設備フル稼働の状態で需要増に応えている。

2025年通期の売上高は185億元(前年比13.8%増)を達成したが、国内の豚価格低迷が続いたため純損失は74億元と大幅な赤字に転落した。加工肉の生産能力を現行2.3万トンから5.2万トンへ倍増させる計画が進行中である。

中長期的には中粮集団の国家食料安全保障戦略を背景に、品質・コスト両面での競争力向上を推進しており、生産基盤強化と海外原料調達の最適化が主要課題となっている。

出典:https://www.cofcojoycome.com/

Want Want China Holdings (旺旺集団)

中国旺旺控股有限公司(Want Want China Holdings Limited、0151.HK)は1962年に台湾で創業し、1994年に中国大陸へ本格進出した台湾発の食品・飲料大手である。2008年に香港証券取引所へ上場し、現在は中国大陸に100以上の工場を持つ一大生産拠点を構える。

代表ブランド「旺旺」のせんべい(米果)・乳飲料・スナック菓子・ゼリー等は中国全土で広く流通し、とりわけ「旺仔牛乳」「旺仔QQ糖」は数十年にわたる長期定番ブランドとして機能している。製品カテゴリは米菓・乳製品・飲料・スナックの4セグメントに分類される。

FY2025(2025年3月期)の売上高は約235億元で横ばい推移を続けており、純利益は46億香港ドルを確保している。近年は猛暑・異常気象が乳飲料需要を下押しする一方、スナック新製品の投入と海外市場開拓による多角化を進めている。

100を超える生産工場で6万人超の従業員を擁し、「中国No.1、世界No.1の総合食品飲料王国」を長期目標に掲げ、ASEAN等への海外展開も模索している。

出典:https://www.want-want.com/

Haitian Flavouring and Food (海天味業)

佛山市海天調味食品股份有限公司(Haitian Flavouring and Food、603288.SH・03288.HK)は1955年創業の中国最大手調味料メーカーであり、売上高において中国調味料業界で28年連続首位の地位を誇る。2014年に上海証券取引所へ上場し、2025年6月には香港証券取引所にも重複上場を実現した。

旗艦製品の醤油を筆頭に、オイスターソース・味噌・食酢・料理酒・麻辣ソースなど多品目のテーブルソース・料理調味料を全国規模で販売する。特に醤油部門では国内シェアが圧倒的であり、「海天」ブランドは中国の家庭食卓に深く浸透している。

2025年通期の売上高は288億元(前年比7.3%増)、純利益も堅調に推移し、多品目カテゴリの成長とグローバル市場への加速が主な成長ドライバーとなった。海外輸出は2025年に26%増と大幅に伸長し、東南アジア・欧米での認知拡大が続いている。

国内では「全方位調味液体」戦略のもと、複合調味料・プレミアム醤油ラインの拡充を推進しており、スマート工場化と原料垂直統合による競争力強化にも取り組んでいる。

出典:https://www.haitian.com/

Weilong Delicious Global Holdings (卫龙美味)

卫龙美味全球控股有限公司(Weilong Delicious Global Holdings、9985.HK)は1999年に河南省漯河市で創業し、2022年12月に香港証券取引所へ上場した中国最大手の辣味スナック食品企業である。辣条(ラーティアオ)という辛みの効いた小麦グルテン製スナックで全国的な知名度を確立した。

主力の辣条に加え、こんにゃくスナック「魔芋爽」、昆布スナック「風吃海帯」、味付け卵「78°卤蛋」など多品目展開を進めている。辣条市場では45%のシェア、こんにゃくスナック市場では56%のシェアを独占する圧倒的な市場支配力を有する。

2025年の売上高は72億元(前年比15.3%増)、純利益は143億元(前年比33.6%増)と大幅な増収増益を達成した。2025年5月には新株発行で約10億元を調達し、広西省南寧の新工場建設と販売網拡充に充てている。

若年層向けのSNSマーケティングを活用しながら、スーパー・コンビニ・ECへのチャネル多様化を推進しており、国際展開を視野に入れた辣味ブランドとして急速に存在感を拡大している。

出典:https://www.weilong.com.cn/

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Three Squirrels (三只松鼠)

三只松鼠股份有限公司(Three Squirrels、300783.SZ)は2012年に安徽省芜湖市で創業し、ECプラットフォームを主軸にナッツ・ドライフルーツ・スナック菓子を販売する中国発のインターネット食品ブランドである。深圳証券取引所に上場し、創業から数年で売上高100億元規模の大手ブランドへと成長した。

「三只松鼠」の親しみやすいIPキャラクターを活用したブランディングが強みで、ナッツや贈答用詰め合わせが主力商品である。子供向けサブブランド「小鹿蓝蓝」等の多ブランド展開と、リアル店舗「生活館」業態の試験導入を進めている。

2025年の売上高は102億元(前年比4.1%減)と規模は維持したものの、純利益は1.55億元と前年比62%の大幅減となった。ナッツ原材料価格の高騰と重資産投資が収益を圧迫しているが、2026年第1四半期の純利益は2.73億元と急回復している。

2025年3月には香港証券取引所への上場申請を公表し、グローバル調達基盤の強化とブランド認知向上を目指している。

出典:https://www.3songshu.com/

Bestore (良品铺子)

良品铺子股份有限公司(Bestore、603719.SH)は2006年に湖北省武漢市で創業し、上海証券取引所に上場するプレミアムスナック専門チェーンである。「良品铺子」ブランドを軸に、ナッツ・ドライフルーツ・肉加工品・菓子等の多品目スナックを全国の実店舗とEC双方で展開する。

直営・フランチャイズを合わせた全国店舗網は数千店規模を誇り、高所得層・健康志向層をコアターゲットとした「高品質スナック」のポジショニングを確立している。会員プログラムとデジタルマーケティングを積極活用し、顧客ロイヤルティの維持に取り組んでいる。

2024年の売上高は71.6億元(前年比11%減)となり、500品目以上の値下げ断行にもかかわらず純損失4.6億元を計上した。2025年上半期も売上高28.3億元(前年比27%減)と苦戦が続いており、価格戦略の失敗と消費者の低価格志向シフトが主因とされる。

2025年からは「品質食品」戦略への大幅転換を図り、サプライチェーンの垂直統合と自社製品比率向上を推進している。高付加価値製品への集中と店舗業態の刷新で業績回復を目指している。

出典:https://www.bestore.com/

Chacha Food Company (洽洽食品)

洽洽食品股份有限公司(Chacha Food Company、002557.SZ)は2001年に安徽省合肥市で創業し、深圳証券取引所に上場するひまわり種スナックの中国最大手企業である。「洽洽」ブランドのヒマワリの種(瓜子)は中国の家庭で長年愛される国民的スナックとして定着している。

主力のヒマワリ種に加え、ナッツ類・豆菓子・ポップコーン等の多品目展開を進めており、スーパー・コンビニ・EC・食品サービス業向けの多チャネル販売体制を持つ。健康志向トレンドを捉えた無添加・低カロリーラインの強化にも取り組んでいる。

2025年の売上高は65.7億元(前年比7.8%減)と減収となったが、主力の瓜子カテゴリにおける市場シェアは引き続き首位を維持している。国内消費環境の悪化と競合激化が収益を圧迫しているものの、アジア各国への輸出事業は安定的な収益源となっている。

近年はインドネシア等への海外市場開拓に注力し、グローバルブランドとしての地位確立を中長期戦略に据えている。技術革新・品質認証・産地管理の徹底により、国内外でのブランド信頼性向上に取り組んでいる。

出典:https://www.chacha.com.cn/

Bohai Industry Group (ボーハイ)

渤海実業は1995年に山東省浜州市博興県で創業した大豆加工大手である(工商登記上の成立日は1998年6月15日、法定代表人は舒忠峰)。

大豆進口加工貿易を主軸とし、博興・青島港・湛江港・北海鉄山港・青島董家口港の5拠点と上海貿易センターを持つ。大豆加工能力は年間1000万トンで、食用油・飼料用大豆粕・リン脂質・脂肪酸のほか、差別化繊維(年産32万トン)や機能性脂質の研究開発も手掛ける。

「渤海」「美食客」「坚小果」「汀兰」など複数ブランドを展開し、食用油の年間生産量は約130万トンで全国大豆油消費量の約8%を占める。

2024年12月時点のブランド価値は47.90億元で、中国企業500強・中国民営企業500強・中国製造業500強に連続選出され、国家科学技術進歩二等賞も受賞済みである。「十四五」期間中は150万トン規模の飼料蛋白深加工プロジェクトを推進中で、2025年稼働を予定する。

出典:https://www.bohi.com.cn/

Xiangchi Holdings (シャンチー)

香驰控股(シャンチー)は1989年に山東省博興県植物油工場として創業し、2011年に香驰控股有限公司として改組された企業である。本社は山東省浜州市博興県に所在する。

公式サイトによれば、従業員数は約3000人、敷地面積は95万平方メートル、総資産は209億元に達する。大豆を年間300万トン、トウモロコシを年間60万トン加工する能力を持ち、蛋白製品やコーンシロップ等の精深加工品を生産している。

2025年の売上高は390億元に達し、中国民営企業500強にも継続して名を連ねている。

2026年4月には御馨大豆加工新ライン(年産15万トン)が試運転を開始したほか、上海科瑞特を設立し海外ブランド「PRORIKA」を発表するなど、生産拡大と海外展開を進めている。

出典:https://www.xiangchi.com/

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Jinluo (ジンルオ)

Jinluo(ジンルオ、金锣)は1994年に山東省臨沂市で設立された食肉加工大手である。正式名称は臨沂新程金鑼肉製品集団有限公司で、双汇・雨润と並び「中国肉業三巨頭」の一角として業界を牽引してきた。

現在は生豚の年間屠畜加工能力約2,000万頭、食肉・食肉加工品の年産能力約300万トンを誇る総合食品企業に成長し、2025年発表の「中国企業500強」にも継続して選出されている。

2024年9月から11月にかけて登録資本金を6億米ドルから3.03億米ドルへ段階的に減資し、傘下の徳州・眉山の金鑼文瑞食品を簡易注銷するなど、グループ内の持株構造再編を進めた。

一方で事業面では2025年に入ってからも低温肉製品ブランド「徳斯克」や健康志向シリーズ「健食力」の新商品を相次いで投入し、天猫・京東等ECと3万店超の実店舗網を通じた販売拡大を継続している。

出典:https://www.jinluo.cn/

New Hope Liuhe (シンシーワンリューホー)

新希望六和股份有限公司は、新希望集団グループの中核実業会社であり、1998年3月11日に深圳証券取引所へ上場した(証券コード000876.SZ)。

飼料製造、生豚(肉豚)の養殖・屠畜・食肉加工を主力事業とし、傘下に600社超の子会社を擁する「動物性たんぱく質総合サプライヤー」として、中国全土のほかベトナム・インドネシア・フィリピンなど15カ国・地域で事業を展開している。

2025年12月期の売上高は1,068.56億元(前期比微増)に達し、うち飼料事業は760.19億元(同10.66%増)と伸長したが、第4四半期の豚価急落と生物資産の減損計上等の一時的要因により通期損益は赤字に転じた。

2026年第1四半期の売上高は272.92億元(前年同期比11.77%増)と増収基調を維持した一方、豚産業の採算悪化等により純利益は8.98億元の赤字となった(2026年4月30日開示)。

従業員数は4万人超、飼料販売量は世界第2位、生豚出荷頭数は中国上場企業第3位の規模を有し、加工食品・飼料業界における主要プレイヤーとしての地位を維持している。

出典:https://www.newhopeagri.com/lh/briefintroduction.html

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中国の主要加工食品企業4選〜日系編〜

Nissin Foods China (日清食品 (中国))

日清食品有限公司(Nissin Foods Company Limited、1475.HK)は1958年創業の日清食品ホールディングスが中国大陸で1984年に本格展開を開始した日系インスタント麺メーカーであり、香港証券取引所に上場している。

「合味道(Cup Noodles)」「出前一丁」「日清拉王」等のブランドを展開し、広東省広州を中心に複数の生産拠点を有する。都市部の高所得層・若年層を主要ターゲットに「プレミアム即席麺」のポジショニングで国内ブランドとの差別化を図っている。

2025年上半期の中国大陸売上高はHK$12.2億(前年比9.4%増)と堅調であり、広東省珠海市に新工場用地を取得して生産能力の増強を進めている。健康志向ニーズに対応した非揚げ麺・低カロリーラインの投入や、ゲーム・アニメとのコラボレーション製品も積極展開している。

中国内陸部への販売拡大とM&A機会の探索を中期戦略に掲げており、成長余地が大きい地方都市での認知向上が今後の重要課題となっている。

出典:https://nissingroup.com.hk/

Ajinomoto China (味の素 (中国))

味の素株式会社(Ajinomoto Co., Inc.、2802.T)は1909年創業の日本最大手総合調味料・食品企業であり、1923年に中国市場での事業を開始した長い歴史を持つ。現在は中国各地に複数の生産法人を置き、日本グループ全体の海外売上高の中でも中国事業は重要な位置を占めている。

代表製品の旨味調味料「味の素(味精)」、中華料理用合わせ調味料「Cook Do(好滋道)」、コンソメ等の調味料類が中国家庭・外食産業・食品加工産業で幅広く使用されている。特に業務用食品用アミノ酸分野ではグローバルトップの技術基盤を有する。

近年は中国ローカルメーカーのアミノ酸製造能力の大幅拡大による世界的な過剰供給問題が深刻化しており、同社のグルタミン酸ナトリウム事業の収益性を構造的に圧迫している。2025年4〜9月期の連結純利益は市場予想を下回る512億円にとどまり、株価への影響も出ている。

長期的には高付加価値ヘルスケア食品・アミノ酸サプリメント分野へのシフトを加速し、コモディティ化した調味料部門への依存度低減を図る戦略を推進している。

出典:https://www.ajinomoto.com.cn/

Meiji Dairies Suzhou (メイジ)

明治は2011年に独資で明治乳業(蘇州)有限公司を設立し、2013年12月から華東エリアでチルド牛乳・ヨーグルトの販売を開始した。これが明治グループの中国乳製品事業の足がかりとなった。

その後、2023年1月に華北の明治乳業(天津)有限公司、2024年1月に華南の明治食品(広州)有限公司(乳製品・菓子複合工場)が相次ぎ稼働し、蘇州・天津・広州の3工場体制を確立した。牛乳・ヨーグルトの生産能力は2020年度比で約4倍、菓子は約2倍に拡大している。

上海には菓子・アイスクリームを手掛ける明治製菓食品工業(上海)有限公司があり、2024年3月にはアイスクリームの新生産ラインも稼働した。各拠点は上海の統括会社、明治(中国)投資有限公司の傘下で運営される。

2025年3月期は中国の個人消費低迷の影響を受けたものの、食品セグメント全体では増収を確保した。2026年3月期には高価格帯の新商品を中国市場に投入するなど、事業拡大の取り組みを続けている。

出典:https://www.meiji.com/corporate/meiji/group/suzhou/

Shanghai Ezaki Glico Foods (グリコ)

上海江崎格力高食品有限公司(Glico China)は、江崎グリコ株式会社が1995年に設立した中国現地法人であり、日本の菓子文化と中国の食習慣を融合させた製品開発を通じて中国市場に展開してきた。

中国本部を上海に置き、閔行区と奉賢区に自動化食品工場を2拠点保有する。主力製品のポッキー、プリッツ、Pejoyなどを現地生産し、中国全土の販売網とECチャネルを通じて供給する体制を構築しており、江崎グリコの有価証券報告書では連結売上高の10%超を占める特定子会社に位置付けられている。

2024年7月には南奉・閔発の両生産子会社を「格力高南奉食品(上海)有限公司」「格力高閔発食品(上海)有限公司」に改称して生産体制を再編したほか、海外事業向け設備投資として2024年度に37億円を投じ、中国の生産設備増強にも充当した。

2025年12月期の連結決算(2026年2月公表)では、地域別売上高で中国等が前年同期を上回り、通期売上高は前期比10.2%増の907億円となった。

出典:https://www.glico.com.cn/

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中国の主要加工食品企業4選〜外資編〜

Nestlé China (雀巢中国)

雀巢(中国)有限公司(Nestlé China)はスイス・ヴヴェイ本拠の世界最大の食品・飲料企業ネスレ(Nestlé S.A.)の中国法人であり、1908年に中国市場への参入を開始した。現在は全土に複数の工場・営業拠点を持ち、数十のカテゴリで製品を販売する。

「雀巢(NESCAFÉ)」コーヒー、粉ミルク・乳児食、「Kit Kat」等の菓子類、「許記金莎(Hsu Fu Chi)」キャンディ・ウエハースなど多岐にわたるブランドポートフォリオを有する。中国での売上高はグローバル総売上高900億スイスフラン超の一部を構成する。

近年Greater China地域は業績が低迷し、2025年第2四半期の売上低下がグループ全体の有機成長率を80ベーシスポイント押し下げた。VMS(サプリメント)事業のプレミアム集中化とメインストリームブランドの戦略的見直しを進めている。

2023年には許氏糖果の残余株式取得により完全子会社化し、中国菓子市場での地盤強化を図った。プレミアム製品への絞り込みと健康志向対応を通じてGreater China市場の再成長を目指している。

出典:https://www.nestle.com.cn/

CJ CheilJedang (シージェイ)

CJ CheilJedang(CJ第一製糖)は韓国CJグループの食品・バイオ事業会社であり、1994年に中国市場へ参入した。以来、食品加工事業を軸に生物発酵・冷凍食品分野へと事業を展開してきた。

2024年時点で中国における累計投資額は約200億元に達し、24省58都市に78の現地法人、103の支店、13の工場を展開、従業員数は約8000人規模である。主力ブランド「必品阁(ビビゴ)」は山東省・広東省に生産拠点を持ち、冷凍餃子等を山姆会員店や盒馬鮮生、京東、天猫といった有力小売・EC網で販売している。

2025年3月には、ネスレ・ユニリーバ・コカ・コーラでの経験を持つ人物をCJ食品中国区総裁に迎え、ビビゴブランドの現地化戦略を加速させる体制を敷いた。

同社は2024年、欧州初拠点となるハンガリー工場と米国サウスダコタ州工場の建設にも着手しており、中国拠点で培った冷凍餃子製造のノウハウをグローバル展開へ波及させる動きも見せている。

出典:https://www.cjchina.net/

General Mills China (ゼネラルミルズ)

General Mills China(ゼネラルミルズ中国法人)は、米ゼネラル・ミルズの中国事業を担う現地法人である。傘下のハーゲンダッツは1996年に上海で1号店を開き中国市場へ参入、2001年のピルズベリー買収で湾仔碼頭(ワンチャイフェリー)も加わった。

現在はハーゲンダッツ、湾仔碼頭、ペットフードのブルーバッファロー等を展開し、河北・上海・広州・南京の4生産拠点と上海の研究開発センターを持つ。ハーゲンダッツ店舗は数百店規模で、中国はゼネラル・ミルズの世界第2位の単一市場とされる。

2026年6月、中国本土のハーゲンダッツ店舗・ギフト事業をNingji(寧記)含む投資家グループへ売却する契約締結を発表した。ブランド権と小売・フードサービス事業は自社に残し、当該領域の独占ライセンスのみ付与する内容で、現地化戦略の一環と位置づけられる。取引は2026年内の完了を見込む。

湾仔碼頭は「鮮度」軸のリブランディングを進め、ブルーバッファローも越境ECから天猫・京東等へ展開を広げるなど、複数ブランドでの成長戦略が続く。

出典:https://www.generalmills.cn/

Kraft Heinz China (ハインツ)

Kraft Heinz China (ハインツ)は1984年に広東省広州で合弁会社を設立し、中国に進出した米クラフトハインツグループの中国事業である。

現在は広東省佛山市三水などに生産拠点を置き、ハインツ番茄酱(トマトケチャップ)、味事達(Master)醤油、広合腐乳、ハインツ・ベビーフードなど複数ブランドを展開する。中国全土で5工場、従業員約2500人、取引先1500社超という規模を維持している。

2020年にはアジア地域本部をシンガポールから上海へ移転したほか、広東省陽江に約7億元を投じた醤油新工場を稼働させるなど、地場生産体制の強化を続けてきた。

直近ではクラフトハインツが新興市場戦略の重点国の一つに中国を位置づけ、チャネル再構築とB2B事業の補強、経営陣の現地化を進めている。米国本社は2025年から現地生産とデジタル流通を軸とした事業拡大方針を示している。

以上の内容は2026年7月時点で確認した情報に基づく。

出典:https://www.kraftheinzcompany.com/

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FAQ

中国の主要加工食品メーカーとは何ですか?

中国の主要加工食品メーカーは、国内外の大手企業14社で構成され、地域やジャンルごとにさまざまな事業を展開しています。

中国の主要加工食品メーカーにはどのような企業がありますか?

中国の主要加工食品メーカーには、中粮集团、双汇、西王、博海、香驰、金锣、新希望六和などのローカル企業や、ネスレ、Kraft Heinz、通用磨坊、CJ集団などの外資系企業が含まれます。

それぞれのメーカーの事業内容は何ですか?

中粮集团は食料品や農産物の輸出入、双汇は肉類加工、西王はトウモロコシ加工と高付加価値製品の開発、博海は穀物と石油加工、香驰はタンパク質や調味料の製造、金锣は畜肉処理と販売、新希望六和は飼料や肉製品など、多岐にわたる事業を行っています。

外資系企業の中国の加工食品市場における位置づけは何ですか?

外資系企業は、ネスレ、Kraft Heinz、ハイネズなどが中国市場において重要なブランドを展開し、多様な食品・飲料製品を供給しており、市場競争の重要なプレイヤーです。

中国の加工食品業界の動向や特徴は何ですか?

中国の加工食品業界は国内外の資本が融合し、多角的な事業展開と高付加価値製品の開発に力を入れており、地域ごとに特色と競争力を持つ企業が多く、革新的な技術やブランド戦略により成長しています。

投稿者アバター
李 偉 China Market Research Analyst
上海在住で杭州出身の中国人。一橋大学の経済学修士課程修了。日本企業でマーケットインサイト部門で就労後、中国のIT会社でユーザー研究・マーケットリサーチに携わる。コンサル業界・証券業界の友人が多いため、リサーチ関連で助けとなっている。
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