フィリピンのドラッグストア業界は、マーキュリードラッグやワトソン・フィリピンなど主要企業7社が全国に店舗網を持つ市場です。ジェネリック医薬品の普及やヘルス&ビューティー需要の高まりを受け、店舗数の拡大が続いています。
今回は、そんなフィリピンのドラッグストア業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて6社の最新情報をお届けしていきます!
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フィリピンの主要ドラッグストア企業5選〜ローカル編〜
Mercury Drug(マーキュリードラッグ)
Mercury Drug(マーキュリードラッグ)は、1945年3月にマニラのサンタクルスでマリアーノ・キューによって設立された、フィリピン最大のドラッグストアチェーンである。
全国に1,200店舗以上を展開し、市場シェア約60%を誇る。ケソンシティに本部を置き、約15,000人の従業員を擁する。オンライン注文やドライブスルーを含む6種の販売チャネル「GAMOT PADALA」を整備し、顧客利便性を高めている。
2025年にはノボ ノルディスクと糖尿病啓発イベントを共催し、SureServとの「Gamot Now, Pay Later」プログラムも開始した。2025年は創業80周年の節目の年でもある。
リーダーズ・ダイジェスト「最も信頼されるブランド(プラチナ)」を10年連続受賞するなど、消費者の信頼は厚い。2026年時点でも全国規模の店舗網と独自の配送サービスにより、他の追随を許さない地位を維持している。
出典:https://www.mercurydrug.com/
The Generics Pharmacy(ジェネリシス薬局)
The Generics Pharmacy(ジェネリシス薬局、TGP)は、1949年に製薬会社として創業し、2001年から小売薬局事業に参入した。フランチャイズモデルを採用し、全国のコミュニティに根ざした薬局として急速に拡大してきた。
2026年時点で全国に2,100店舗以上を展開し、フィリピンで最多店舗数を誇るドラッグストアチェーンである。2016年にロビンソンズリテール ホールディングスの子会社が51%を取得し、現在はロビンソンズリテール傘下の主力ブランドとなっている。
2025年末から2026年3月にかけてBPIと提携し、TGP店舗内でBPI口座開設が可能になる取り組みを実施するなど、金融サービスとの連携も進めている。
フランチャイズ成功率は約90%とされ、手頃なジェネリック医薬品を地域住民へ届ける役割を果たしている。2026年5月にはフランチャイジーの地域貢献活動が現地メディアで取り上げられた。
出典:https://tgp.com.ph/
Generika Drugstore(ジェネリカドラッグストア)
Generika Drugstore(ジェネリカドラッグストア)は、「手ごろな価格への挑戦」を掲げ2004年に設立された。2015年にアヤラ・コーポレーションのAC Healthが株式を取得し、現在は同グループの中核ブランドとして運営されている。
2026年時点で全国750店舗以上を展開する。自社ブランドのジェネリック医薬品「Actimed」やサプリ「Nutrawell」のほか、2020年に開始したeコマースも運営している。2023年8月にはシンガポールのABC Impactから資本注入を受け、さらなる拡大の基盤を整えた。
2026年2月にはフィリピン初の市全域PhilHealth GAMOTプログラムをバレンズエラ市と共同開始し、171店舗がGAMOT認定プロバイダーとなっている。同年4月にはメトロ・リテール・グループとの提携でルソン・ビサヤ地方に14店舗の新規出店を進めている。
AC Healthは2026年のトップライン成長率を25〜30%と予測しており、Generika Drugstoreはその中核として拡大路線を維持している。
出典:https://www.generika.com.ph/
Southstar Drug(サウススタードラッグ)
Southstar Drug(サウススタードラッグ)は1937年にバタンガスで創業したフィリピンの老舗ドラッグストアチェーンである。2012年にロビンソンズリテール ホールディングスに買収され、現在は同グループのドラッグストア部門の主力ブランドとして運営されている。
2025年6月19日にケソンシティのUPショッピングセンターに700号店をオープンし、創業88年目に全国700店舗を達成した。本社はパシグ市(マニラ首都圏)に置き、ルソン島・首都圏を中心に展開している。
2025年は年間50〜60店舗の新規出店を計画しており、2026年末までに800店舗到達を目指している。医薬品のほか生薬・日用品も取り扱い、遠隔地コミュニティへのアクセスも重視した店舗展開が特徴だ。
2025年上半期にロビンソンズリテール全体のコア利益が28億ペソに達した際、ドラッグストアセグメントが二桁成長を牽引しており、Southstar Drugはその中心的な存在となっている。
出典:https://southstardrug.com.ph/
Rose Pharmacy(ローズファーマシー)
Rose Pharmacy(ローズファーマシー)は、1952年にセブで創業されたフィリピンを代表する薬局チェーンで、ビサヤ諸島・ミンダナオ地方において特に強固な顧客基盤を持つ。
2020年10月にロビンソンズリテール ホールディングス(RRHI)がサウススタードラッグを通じて全株式を取得した。フィリピン競争委員会(PCC)は2023年11月に同買収を正式に承認している。
2024年1月29日にセブシティのNUSTARリゾートに400号店をオープンし、全国400店舗超の体制を確立した。独自の宅配サービス「RosExpress Delivery」と24時間オンラインストアを運営し、ビサヤ・ミンダナオ地方での医療アクセス向上に貢献している。
2026年4月にはロビンソンズ・ガレリア・セブで健康・ウェルネス フェスティバルを開催し600人以上が来場した。RRHIのドラッグストアセグメントは2025年第3四半期に二桁成長を達成しており、Rose Pharmacyはその一翼を担っている。
出典:https://www.rosepharmacy.com/
フィリピンの主要ドラッグストア企業1選〜外資編〜
Watsons Philippines(ワトソン・フィリピン)
Watsons Philippines(ワトソン・フィリピン)は、1841年に香港で創業したAS Watsonグループがフィリピンで展開するヘルス・ビューティーリテールチェーンである。CKハチソン・ホールディングスの傘下で、世界29市場に16,200店舗以上を持つグローバルリーダーの一翼を担う。
2024年末時点でフィリピン国内に1,166店舗を展開し、うち400店舗がコミュニティファーマシー形態である。フィリピンはWatsonのアジア8,000号店の開設地(SMモール・オブ・アジア)となり、同国の戦略的重要性が示された。
2025年には90店舗以上の新規出店を計画し、地方展開をさらに強化する方針だ。環境面では95店舗と全物流センターに太陽光パネルを設置し、さらに30店舗への拡大も進めている。
ヘルスケア・美容品・パーソナルケア用品を幅広く取り扱い、会員数1億人以上のロイヤルティプログラム「Club Watsons」も展開している。SMプライム ホールディングスとの提携で大型モール内にも多数出店している。
出典:https://www.watsons.com.ph/
FAQ
フィリピンの主要ドラッグストア企業にはどのようなものがありますか?
フィリピンの主要ドラッグストアには、ローカル企業のThe Generics PharmacyやMercury Drug、Generika Drugstore、South Star Drug、Rose Pharmacy、日系企業のSeiryu Pharmacy、外資系のWatsons Philippinesなどがあります。
The Generics Pharmacyの特徴と歴史は何ですか?
The Generics Pharmacyは1949年に設立され、高品質のジェネリック医薬品を手頃な価格で提供しています。2001年に小売業に参入し、全国に1900店舗以上を展開、フランチャイズモデルで急速に拡大しました。
Mercury Drugはどのようなサービスと規模を持っていますか?
Mercury Drugは1945年に設立され、約1,200の店舗を持ち、多様な販売方法(オンライン注文、コールオーダー、ドライブスルーなど)を提供しています。また、約15,000人の従業員を擁しています。
ジェネリカドラッグストアは何を提供し、どのように成長しましたか?
ジェネリカドラッグストアは高品質で手ごろなジェネリック医薬品を提供し、自社ブランドや電子ギフト券を展開して2020年にはeコマースを始め、全国に700以上の店舗を持つチェーンに成長しました。
日系企業のSeiryu Pharmacyはフィリピン市場でどのような役割を果たしていますか?
Seiryu Pharmacyは日本のコンセプトを導入し、包括的なケアを提供する薬局としてフィリピンに展開しています。日本の薬局制度を取り入れ、薬剤師と医師の連携を重視したサービスを提供しています。

