今回は、台湾の主要スイーツ・カフェ運営会社に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて13社を厳選してお届けしていきます!
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
読了時間の目安:5分
[toc]
台湾の主要スイーツ・カフェ運営会社8選〜ローカル企業編〜
85℃(85カフェ)
開曼美食達人股份有限公司が運営するカフェチェーン。2004年に創立。台湾発祥だが、本部住所はケイマン諸島となっている。台湾国内に400店舗以上展開。
中国に500店舗以上、香港に8店舗、アメリカに8店舗、オーストラリアに12店舗にも展開している。
コーヒー、お茶、ケーキだけでなく、フラペチーノやジュース、手土産品、パンなども提供している。
出典:https://www.85cafe.com
路易莎珈琲(ルイサコーヒー)
2006年に創立したコーヒーブランドチェーン。2007年にルイサブランドを設立し、5月に台北市松山区に第1店舗目をオープンした。
台湾で最も人気のカフェの一つで、台湾内に約500店舗展開している。手頃な価格で本格的なコーヒーが飲めるため台湾国民に絶大な人気がある。
2019年に初めての海外店舗であるタイのバンコクにオープン。
出典:https://www.louisacoffee.co
歐客佬咖啡農場(オクラオコーヒー)
歐客佬國際有限公司が運営し、台中市北區に本部を置いている。従業員数は60人。
2006年にOKLAO咖啡公司を設立し、当初は生豆の供給業者だったが、その後地元の良好な土壌や水質の良さから台湾に農場を設立し、2009年に第1店舗をオープンさせた。
OKLAOの店舗には、自社農場の生豆や焙煎豆だけでなく、世界中のトレーダーと交換する各国の高級豆や、数百種類の豆が販売されている。
出典:https://www.oklaocoffee.com
丹堤咖啡(ダンテコーヒー)
丹堤咖啡食品股份有限公司が運営するカフェブランドチェーン。新北市淡水區に本部を置いており、従業員数は400人。
1993年11月に設立され、台湾で最も歴史が長いカフェブランドチェーンの一つ。20年以上の経営管理経験により、研究開発と品質は業界をリードしている。
台湾に120店舗以上展開し、近年は海外への進出を積極的に拡大し、インドネシア、クウェート、サウジアラビアにも展開している。
出典:http://www.dante.com.tw/
cama現烘咖啡專門店(カマカフェ)
店舗での焙煎を行っている台湾最大のカフェチェーンである。台北市大安区に本部を置いている。2017年に設立し、台湾国内に100店舗以上展開している。
各店舗での焙煎経営を専門とし、スタンドドリンク文化とテイクアウトを推進している。
出典:https://www.camacafe.com/
伯朗咖啡館(MR.ブラウン)
伯朗咖啡股份有限公司が運営するレストランチェーン。台北市中山區に本部を置き、従業員は350人。
1998年12月に設立され、「良いコーヒーをお客様に提供し、コーヒー文化を高める」という目標の元、高品質なコーヒーをミドルラインの価格に定めた。
コーヒーの他に、直焙煎コーヒー豆、サンドイッチ、スパゲティー、揚げ物などのセット、アフタヌーンティーなども提供している。
出典:http://www.mrbrown.com.tw/
西雅圖極品咖啡(バリスタコーヒー)
馥餘實業股份有限公司が運営しており、台北市內湖區に本部を置くカフェチェーン。従業員は250人。
台湾で初めて焙煎を始めたカフェチェーンである。1997年3月に創業以来、40店舗以上の珈琲館をオープンしており、台北の商業地区やデパートの他に台中、台南、高雄などにも店舗がある。
1998年には中国にも進出し、今は北京に数店舗展開している。
出典:https://www.barista.com.tw/
怡客咖啡(イカリコーヒー)
怡客咖啡股份有限公司が運営し、台北市北投區に本部を置いている。200人の従業員がいる。
1994年1月にイカリカフェが誕生し、カフェの現代化経営に注力。1996年にイタリアのエスプレッソを引き入れ、イタリアミラノの本格的なミラノコーヒーを味わうことができるようになった。
2016年にゲーム大手の大廠樂陞科技グループが軽食・コーヒー市場に楽観的なことから癒し系軽食王国をつくりたいことからイカリコーヒーに投資し、イカリコーヒーは樂陞科技グループのメンバーとなった。
出典:https://www.ikari.com.tw
台湾の主要スイーツ・カフェ運営会社4選〜日系企業編〜
コメダコーヒー
日本の名古屋発祥のカフェチェーンで870店舗以上展開している。名古屋の地元の朝ごはんとコーヒー文化を広めている。
台湾では「客美多咖啡Komeda’s Coffee」として展開し、台北市中山區に本部を置いている。2018年11月に好食國際投資(股)公司と日本KOMEDA’S Coffeeによって設立された。会社名は客美多好食(股)公司。2018年から台湾のコメダ珈琲事業を開始し、台湾内の展開を進めている。
出典:https://komeda.com.tw/menu
猿田彦珈琲(サルタヒココーヒー)
台北を中心に展開しており、現在5店舗。飲食店、コーヒー豆焙煎、物販業務、卸業務、オンラインショップを行っている。
日本では東京都渋谷区に本部があり、平成25年12月に設立された。
最初はドリップするなど、抽出をするだけの小さなお店からはじまり、数年後には焙煎をするようになった。今となっては、コーヒー原料である生豆調達までを行い猿田彦珈琲独自で産地と直接取引ができるまでに成長している。
出典:https://www.facebook.com/sarutahikocoffeetaiwan/
上島咖啡店(UCC)
台北を中心に6店舗展開。台北市內湖區に本部を置き190人の従業員がいる。台湾UCCはすでに設立されてから30年経つ。UCCは自営コーヒー農場が2つあり、世界に数十ヵ国の産地から高品質の生豆原料を取り寄せている。
コーヒー豆の焙煎からインスタントコーヒーの生産まで行い、業務用と家庭用事業、団体飲料事業、外食産業、御礼品関連事業の販売チャネルを通して美味しいコーヒーを提供している。
日本の本部は兵庫県神戸市にあり、従業員は316名(2019年12月現在)。
出典:https://www.ueshima-coffee.com.tw
ミスタードーナツ
台湾では統一多拿滋股份有限公司が運営しており、統一超商股份有限公司と日本のDuskin株式会社(Duskin Co. LTD)の合資によって設立された。
統一超商はドーナツ市場の経営に参入し、日本のドーナツチェーン店を台湾へ引き入れた。2004年10月に台北天母地区に第1店舗をオープン後、日本からの新しい飲食文化をPRした。現在は台湾国内に80店舗展開し、人気を得ている。
出典:http://www.misterdonut.com.tw/
台湾の主要スイーツ・カフェ運営会社〜外資系企業編〜
スターバックス
台湾では悠旅生活事業股份有限公司が運営しており、台北市信義區に本部を置いている。従業員数は5400人。
スターバックスは、1971年にアメリカ合衆国ワシントン州シアトルで開業した世界最大のコーヒーチェーン店。
2020年時点で、世界83カ国に32,660店舗を展開しており、16,637店舗が直営店、16,023店舗がFC店舗である。繁華街だけでなく駅やオフィスビルや大学の中にも出店しており、あらゆる客層に利用されている。
店舗では、ホットドリンクとコールドドリンク、コーヒー豆販売、インスタントコーヒー粉販売、エスプレッソ、カフェラテ、フルリーフティーとルーズリーフティー、ジュース、フラペチーノ飲料、ペストリー、スナックを提供している。
出典: https://www.starbucks.com.tw/home/index.jspx?r=61
台北在住の台湾人。日本の東北大学で修士号取得後、7年以上IT企業でマーケティングを担当。デジタルマーケティングと市場分析の専門家として、製品の市場導入とブランド戦略を得意とする。