【最新版!】フィリピンの主要レストラン・飲食企業17選〜飲食・製造業(食品)業界〜

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今回は、フィリピンの主要レストラン・飲食企業に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて17社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

読了時間の目安:10分

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目次

フィリピンの主要レストラン・飲食企業7選〜ローカル編〜

Jollibee Food (ジョリビー・フード)

Jollibee は、フィリピン最大のファーストフードチェーンブランドであり、1,400を超える店舗のネットワークを運営している。フィリピンの主要なマーケットリーダーであるジョリビーは、フィリピン国内の他のすべての多国籍ファーストフードブランドを合わせたものよりも店舗数が多い。

Jollibee(親会社またはUlitmate Parent Company)の名前とスタイルで事業を行うJollibee Foods Corporation (JFC)がフィリピンに1975年設立され、その後1993年 7月 14日にフィリピン証券市場に上場する。

JFCは2021年2月15日、フィリピンで「吉野家」ブランドを運営・拡大するため、吉野家インターナショナルフィリピン株式会社と50/50の合弁会社を設立すると発表した。出資会社は、フィリピンの「吉野家」のフランチャイズとなる。

JFCは、米国、カナダ、香港、マカオ、ブルネイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、オマーン、クウェート、バーレーンに270以上の支店を持ち、さらにイタリア・英国へ積極的な国際拡大計画に着手している。

親会社とその子会社(総称して「ジョリビーグループ」と呼ばれる)および関連会社は、主に「ジョリビー」、「チャウキング」の商品名でクイックサービスレストラン(QSR)の開発、運営、フランチャイズに関与している。その他のショップブランドには、グリニッジ・レッドリボン・ヨンヘキング・ホンチャンユアン・マンイナサル・バーガーキング・ハイランドコーヒー・PHO24・ハードロックカフェ・ダンキンドーナツ・Smashburger・Tim Ho Wan・Tortas Frontera・The Coffee Bean&TeaLeaf®などがある。

売上高に占める市場別の割合は、フィリピンが7割、海外が3割。米国、香港、ベトナム、インドネシア、シンガポールにも進出している。2018年に東京に日本での1号店がオープンした。Jollibeeブランドで様々な種類のファストフードチェーン店を持つ。近年ますますオンラインデリバリーに力を入れる。企業規模:店舗数2019年時点で1,400店舗以上、2020年には1184店舗に減少、2019年売上179,626百万PHP、2020年売上129,313百万PHP (パンデミックで-28.01%) となった。

出典:https://www.jollibee.com.ph/our-company/

Chowking (チョーキング)

Chowking マイルストーン抜粋:フィリピンで中華料理をメインとしたチェーン店。1985年にマカティに最初のチョーキング店舗をオープン。1989年ブラカン州メイカウアヤンに最初のフランチャイズおよび地方店をオープンした。1991年配達業務を開始。チョーキングは現在、フィリピンに590以上の店舗を持ち、世界中に20以上の支店がある。1998年ドバイに1号店をオープン、2000年Jollibee Foods Corporationの完全子会社となる。2017年500店舗目をオープン。

フランチャイジーが店舗の運営に積極的に関与し、サービスとして、店舗の実現可能性調査、店舗の設計と建設、管理と運用、トレーニング、開業前のサポート、品質管理基準、販売構築プログラム、地元の店舗のマーケティングとロジスティクスなどが含まれる。2020年時点で、店舗ネットワーク全体の59%がフランチャイズで所有されている。

FCの総投資額は1700万ペソ~3500万ペソ(店舗の種類と建設要件によって異なる。)投資には、厨房設備、建設と仕上げ、家具と備品、看板、その他。100万ペソのフランチャイジー料金も含まれる。企業規模:店舗数617(海外込み)フィリピン国内569店舗 2021年現在のグループ売上は129,313百万ペソ。

出典:https://www.chowkingdelivery.com/home

Greenwich Pizza (グリニッジピザ)

会社概要:Greenwich Pizzaは1971年設立、小さな店頭のビザとして始まる。現在はフィリピン最大のビザチェーンとなっている。1994年、Jollibee Foods Corporationがグリニッジの株式の80%を取得した。その後2006年に、ジョリビーはグリニッジのパートナーの残りの株式を3億8,400万ペソで買収し、グリニッチピザコーポレーションとして知られる新会社FreshN’Famous Foodsを設立した。

また、フランチャイズが急速に拡大し、同社は2011年時点で330店舗を超える店舗をオープンした。その後店舗数は増減を繰り返し2021年現在、フィリピンには272店舗を保有している。

FCへの参加する投資額は、最終的な店舗の種類と規模に応じて、800万から1000万の範囲で変動する。必要な物件のサイズは、特定の市場で開発される店舗モデルによって異なる。床面積の要件は、130平方メートルから150平方メートル。フランチャイズの全期間中、会社の運営チームが時折訪問し、品質、高いFSC、および顧客満足度を確保するために、店舗チームにガイダンスと推奨事項を提供している。

出典:https://www.greenwichdelivery.com/

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MAX’S RESTAURANT (マックスズ レストラン)

Max’s Restaurantの始まりは、第二次世界大戦後の1945年であった。スタンフォード大学の教育を受けた教師であるマキシモ・ギメネスは、ケソンシティーに駐留しているアメリカの占領軍と親しくなり、軍隊が食べ物や飲み物を楽しむことができるカフェを開いた。カフェは当初チキン、ステーキ、飲み物を提供し、やがて柔らかくてジューシーなチキンが代表的なマックスズレストランが誕生した。また、意欲のあるダイナミックな個人投資家がMax’sに投資することができるように、1998年の第2四半期にフランチャイズへの扉を開いた。店舗はマニラ首都圏、ルソン島南部と北部、セブ、そしてカリフォルニアと米国・カナダにも拡大した。

チキン料理専門チェーンで、メインににフィリピン料理や東南アジアの料理を提供するが、店舗によってはスペイン料理などのその場のニーズにあった料理を提供し、他店と差別化を図る。Max’s Restaurantが提供する品質は、誇り高いフィリピンの伝統としての地位を確立している。

企業規模:170店舗、売上:2021年9月期57.5億PHP、2020年71億PHP(前年50%減)、2019年143億PHP。

出典:https://www.maxschicken.com/

YELLOW CAB (イエローキャブ)

Yellow Cab Pizza Co.は、Max’s Group Inc.の子会社。エリック・プーノ、ヘンリー・リー・アルバート・タンが2001年4月に設立したフライドチキンチェーンマックスのレストランの1つである。2001年創業、フィリピン発のNYスタイルのピザを提供するピザレストランチェーンで、フィリピン最大のカジュアルダイニングレストラン会社となった。

そのビジョンは、2025年までに最も愛されるブランドを持つフィリピンの大手企業になることであり、このチェーンは現在、フィリピンで159の店舗を運営しており、FC化により、海外カタールなど14か国にも展開し、ブルネイ、中国、カタール、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、シンガポール、中国、ベトナム、オマーンなど海外に多数の店舗がある。

フランチャイズ化による多店舗を推進中。フランチャイズ料金:PHP 1,250,000、投資資本:PHP 10m-15m、フランチャイズ規約:10年、領域:220-600(平方メートル)、従業員数: 1,500名。Max’s Group Incの売上;2019年201.14億PHP 2020年104.87億PHP

出典:https://delivery.yellowcabpizza.com/https://bit.ly/3pbdjQW

Gerry’s Restaurant & Bar (ジェリーズレストラン&バー)

Gerry’sは、1997年にケソンシティのトーマスモラトに1号店をオープンし、わずか10年でフィリピンと米国に30の支店を持つようになった。2017年には86店舗で増え、さらに2019年には117店舗まで増店した。Gerry’sは継続的に拡大しており、米国、シンガポール、カタールにも支店を開設している。

特徴:シーフードを専門とした炭焼き料理を提供するレストランチェーン。アメリカ(ハワイ)やUAEなど世界各国にも進出している。Gerry’sでは、フィリピンの人気料理であるSisig、Inihaw na Pusit、Crispy Pata、Beef Kare-kare、Adobo Shredsからエキゾチックな料理まで、新鮮な料理のみを提供する。

企業規模:店舗数117店舗 社員数:500-1000名レベル。

フランチャイズ:Gerry’s Grillのフランチャイズ料金は300万ペソであり、Gerry’sGrillの商号と専有マークの使用が含まれる。FC内容:ビジネスのための研究開発、フランチャイズの初期契約期間は10年間で、総売上高の6%のロイヤルティ、広告料(1%のローカルストアマーケティングと3%の全国広告基金)、およびアウトレットの場所に応じて2〜300万ペソのアウトレット投資が必要 。

出典:https://gerrysgrill.com/ph/

Mang Inasal (マング・イナサル)

ロビンソンズモール駐車場でのバーベキューサービスの提供(2003年12月〜)が、マング・イナサルの始まりである。伝統的なフィリピン料理と外食というコンセプトを融合させている。MangInasalはネイティブスタイルの「nuot-sarap」チキンイナサルや先駆的な「お米食べ放題」で有名となり、また地元の秘密のスパイスで作られた独特のピノイスタンプグリルと特別なマリネですぐに顧客の心をつかんだ。

レストランは成功し、わずか3年で30店舗近くの支店がオープンした。2005年までに、ビジネスの安定性とブランドの想起に自信を持ってフランチャイズ化を行った。ルソン島のフランチャイズオファーは続いた。

最初の支店が開設されてからわずか6年後の2009年までに、MangInasalは100店舗の店舗を開設した。Mang Inasalはすぐに、フィリピン最大の外食産業会社であり、アジアで最も称賛されている企業の1つであるJollibee Foods Corporation(JFC)の注目を集める。JFCは2016年4月にMangInasalの100%の株式を取得した。2度の買収金額は約110億円にのぼる。

今日、Mang Inasalは、Chicken Inasal、Pork BBQ、Halo Halo、Palabokの強力なポートフォリオを備えた、国内有数のPinoyブランドのアウトレットとなった。国内で最も急速に成長しているクイックサービスレストランの1つとなっている。

企業規模:2021年現在までに、全国に500店舗。90%はフランチャイズである。雇用15000人

出典:https://www.manginasal.com/about-us/

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フィリピンの主要レストラン・飲食企業5選〜日系編〜

Tokyo Tokyo(東京・東京)

TOKYO TOKYOは、フィリピンの日本食レストラン店舗数No.1であり、30年以上にわたり高品質の日本食を提供してきた。同社はKFC、ミスタードーナツなどの飲食ブランドを保有しているOne Food Group Management Servicesの子会社である。

「ファストフード」の概念が急速に浸透した1985年頃、TOKYO TOKYOはフィリピンに日本料理をもたらした。今日のTOKYO TOKYOはフィリピンでのパイオニアとして、日本食レストランのナンバーワンとしての地位を確立した。

パンデミック期間には、顧客がニューノーマルの製品や限定オファーにさらに便利にアクセスできるようにするために、独自のモバイルアプリを立ち上げた。全国にトレーラータイプのアウトレットを拡大し、オープンし続けるにつれて、より多くのエリアにまもなくサービスが提供されるようになる。企業規模:店舗数68店舗、グル―プ全体の従業員数は、2000-5000人レベル。

出典::https://www.tokyotokyodelivery.ph/about-us、https://bit.ly/3eczD6w

日本食「やぶ」

日本食の「やぶ」は、フィリピン人に高品質の日本の「カツ」を紹介した最初のレストランとして、マニラ首都圏で人気を博した。フランチャイズのとんかつ料理専門店として、日本の有名シェフが協力していることもあり、味の評判もとても高い。店舗数も日本料理屋ではトップで、現地に「とんかつ」を浸透させた。

親会社のスタンダードグループ傘下には、「やぶ」、一風堂、エレファントグラウンズ、キワミがある。料理の特徴:「やぶ」レストランは1990年から提供を始めて、そばと小麦粉から作られた栄養価の高い低カロリーの日本麺を専門とし、毎朝魚市場で厳選された新鮮な魚介類も提供。寿司や刺身料理は、有名な麺料理と同様に、長年の「やぶ」愛好家の間で人気がある。さらに日本の高級酒と呼ばれる地酒のセレクションもある。

世界トップクラスのオペレーターとして、常に革新的なプロセスやシステムを生み出す最前線に立ち、チームメンバー一人ひとりの可能性を最大限に引き出すことを目標としている。企業規模:店舗数10店舗 グループ全体で30店舗(やぶ、一風堂、エレファントグラウンズ、キワミ)

出典:http://www.yaburestaurant.com/about

Pepper Lunch Philippines(ペッパーランチ ・フィリピン)

ペッパーランチフィリピンは、日本のペッパーランチのFCフランチャイザーであり、現在58店舗を展開している。ペッパーランチは、フィリピン以外にも15か国に海外展開し、600店舗近い展開を行っている。ペッパーランチ日本本社の親会社はエクイティ投資会社のJ-starである。フィリピンでは主にマニラ地域のモールに店舗を展開している。

フィリピン人好みの味:フィリピン人は豚肉が大好きで、外国のチェーン店が豚料理を紹介することで地元の味覚にアピールすることは避けられない。FCオーナーのChef Jeroenは自身がシェフであり、ローカライズした料理を開発し、好評で多店舗展開に成功している。

日本での歴史:ペッパーランチレストランの典型的なインテリアは、シェフを雇うことなく高品質のファストフードを提供したいと考えていたシェフ兼発明家の一瀬邦夫によって1994年に開発された。電磁調理器で華氏500度(摂氏260度)に加熱される溶銑板を使用する方法を考案した。野菜やご飯と一緒に生肉を皿にのせて顧客の前で調理、肉は顧客の好みに応じて焼き加減を調整できる。ペッパーランチは、ナスダックに上場している。

企業規模:設立 1994年 店舗数:日本の226店舗を始め、東アジア、東南アジア、オーストラリア、北アメリカには600を超えるレストランがある。フィリピンの店舗:2020年パンデミックで70店舗から58店舗に減少した。

出典:http://www.j-star.co.jp/overview/
https://pepperlunch.com/world

Ramen Nagi(ラーメン凪 )

2013年12月に、フィリピン1号店『ラーメン凪 SM AURA店』がマニラのSMオーラプレミア5階にオープンした。香港、台湾に続く海外店舗である。瞬く間に評判となり、行列ができる人気店となった。フィリピンでの出店は2017年までに12店舗に及んだ。煮干しをベースにしたラーメンを売りにしている。

この時点で同社が運営するFCの中では、フィリピンFCが店舗数で一番多い国となる。その後も店舗は増え続け、モールを中心に21店舗フィリピンに展開している。マニラのFCオーナーはPlains&Printsの創設者であるRoxanneとErickson Farillasが、Michael James Chua、Carissa Coscolluela、Enti Coscolluela、AviSiy-Chuaとともに所有し、マニラを中心に店舗展開。

凪ラーメンは2020年1月現在アメリカや台湾など世界6カ国・地域、35店舗で営業中である。FC本店は、株式会社凪スピリッツジャパンで、社長の生田悟志氏が開発したラーメンチェーンである。日本での設立は2006年、海外事業:台湾6店舗・フィリピン21店舗・香港1店舗・中国1店舗・シンガポール1店舗・アメリカ2店舗、従業員数220名。

事業内容:『すごい煮干ラーメン凪』と『ラーメン凪 豚王』の運営、ラーメン事業・飲食事業・飲食店の経営・飲食事業に関するコンサルティング、飲食商品の開発および販売、食材・食品製造および販売。売上高14億円(2020年6月)

出典:https://www.ramennagi.com.ph/

CoCo Ichibanya Philippines( CoCo壱番屋 )

概要:Coco壱番屋は日本発、世界中に1400店舗以上を持つグローバル・カレーチェーンで、ギネスにも掲載されている。フィリピンでは、マニラのマカティに初店舗を2016年1月にオープンし、現在は国内に11店舗を配している。フィリピンFCのオーナーは、UCCフィリピンや三ツ矢堂製麺で有名なフーベルト・ヤング氏である。

特徴:コクがたっぷりのオリジナルカレーソースと多彩なトッピング。カレーをカスタマイズすることができ、ベジタリアンの同伴者や、ご飯を食べたくない人のためのオプションも用意されている。食材のほとんどは日本から輸入しており、妥協のない本格的な日本のカレーを味わうことができる。予算は一人当たり500ペソ程度。

日本本店:Coco壱番屋は、1978年に日本の名古屋でスタートした。このブランドは、インドネシア、中国、マレーシア、香港などアジア圏で有名であり、米国カリフォルニアでも人気がある。2013年にギネスブックに掲載され、世界最大のカレーチェーンとして、カレーチャンピオンとなる。

企業規模:正式名は株式会社壱番屋で、2015年ハウス食品グループがTOBで買収した。創業は1978年、法人化は1982年である。資本金15億327万円、2020年売上高は連結899億円となっているが、2021年決算はパンデミックで売上減少、850億円となる。店舗数1472店舗(2021年)、社員数1331人。

出典:https://worldwide.ichibanya.co.jp/
https://bit.ly/3H1dTqs
https://bit.ly/32kTxKi

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フィリピンの主要レストラン・飲食企業5選〜外資系編〜

Kenny Rogers Roasters (ケニーロジャース・ロースターズ)

Kenny Rogers Roastersは、米国の音楽家ケニーロジャースとケンタッキー知事のジョンブラウンジュニアによるチキン料理専門のフランチャイズチェーンである。1991年にフロリダのキャロルスプリングで設立され、1995年フィリピンのアラバンタウンセンターに最初の店舗を構えた。現在は、フィリピンに90店舗を構えている。他に9か国FC展開を行っている。フィリピンのFCオーナーはBerjaya Corporationで(マレーシア資本のコングロマリット企業で、マレーシア証券に上場している)、FC料金は総額4千万ペソと他社に比べて高額である。

Kenny Rogers RoastersはASEAN各国に店舗を拡大しているが、その中でもフィリピンでの店舗数はとても多く、現地人に人気が高い。企業規模:店舗数90店舗(2021年)。その多くが全国のSMモール・アヤラモール内にロケーションされている。2021年6月期の売上は2021億円。

出典: https://kennyrogersdelivery.com.ph/
https://bit.ly/32wqfb6

McDonald’s Philippines (マクドナルド・フィリピン)

マクドナルドは、ビッグマック、ビッグンテイスティ、クォーターパウンダーウィズチーズ、チーズバーガー、フライドポテト、エッグマクマフィン、アップルパイ、サンデーなど、世界中で人気の料理を提供している。

フィリピンでは、マクドナルドの世界的定番に加えて、Chicken McDo、Burger McDo、McSpaghettiなど、地元の人気料理も混合してローカライズしたサービスを行い、フィリピン人の人気を博している。

歴史:最初にマクドナルドがフィリピンに上陸したのは1980年代初頭で、その後1990年までにフィリピンで375店舗を構えた。2005年にAlliance Global Groupの子会社であるGolden Arches Development Corporationが株式を100%保有した。同時にフィリピンで初めて24時間営業を行った。

2014年、マクドナルドはMcDoPHアプリを介してMcDeliveryサービスをモバイルに拡張した。

売上:320億PHP(2019年12月)、2020年は198億PHPであり、大幅に減少した。2020年時点で669店舗あったが30店舗を閉店、新規で16店舗開店し、655店舗となる。2021年末に700店舗を目指すが到達していない。Alliance Global Groupの売上:2020年10月~2021年9月で2兆5888億円。

出典: https://www.mcdonalds.com.ph/
https://bit.ly/3H438Uw

KFC Philippines(KFCフィリピン)

米国生まれ育ちのケンタッキーフライドチキン(KFC)は、1966年に初めて秘密レシピの鶏肉をフィリピンに持ち込んだ。1967年にKFCは初めてフィリピンに出店、2021年には全国に329のKFC店舗を構えるまでに至る。これらはラムカーグループの企業によって運営されている。ラムカーはまた、東京東京やミスタードーナツなど、国内の他の主要なフードサービスブランドを管理している。

KFCフィリピンはフィリピンで第3位の大手ファストフードチェーンであり、パンデミックにもかかわらず、2020年に4つのフランチャイズ店をオープンした。

FCへの参加:KFCフィリピンは、フランチャイズ店の可能性を最大限に引き出すために、フランチャイズ店の完全な管理を行っている。フランチャイズの付則概要は、インラインのモール型の場合は、床面積 160-250平方メートル、アウトラインの自立型は、敷地面積 700 –1200平方メートルほどである。フランチャイズの投資コストは1900万ペソ。 最終的なコストは、資産の種類、場所、および店舗の面積に基づくものである。

KFCフィリピンはCHAMPSチャレンジを主催し、多くの人々の心をつかんだ。2010年に11賞、2015年に9賞を受賞する。2014年、KFCは、地元の有名人のお気に入りであるダニエルパディーリア、クレイマーファミリー、キャスリンベルナルドを紹介し、ブランドをフィリピン人コミュニティに近づけるために大きな飛躍を遂げた。

企業規模:KFCフィリピンの収益:2020年279億ドル、2019年249億ドル、店舗数329店舗(フィリピン)、雇用80万人。

出典: https://www.kfc.com.ph/
https://www.kfc.com.ph/OurStory

Bonchon (ボンチョン)

2002年に韓国で設立されたボンチョンは、2006年に米国に進出し、各地域に店舗を増やした。2010年になるとフィリピンに上陸し、韓国系アメリカンレストランとして展開を始める。フランチャイザーとなり、2012年にはフィリピン全土に拡大していく。2013年にはフィリピン国内に75店舗を達成する。2021年フィリピン国内125店舗となった。

特徴は、韓国のフライドチキンチェーンであり、またビビンバなどのファストフード韓国料理を提供している。外は薄くサクサクした食感、中は柔らかくジューシーなフライドチキンの調理技術を完成させている。醤油にんにくとスパイシーという2種類のソースを提供している。ソースは韓国で作られ、世界中に出荷されている。

企業規模:フィリピン国内に125店舗。現在、米国の21州および国際的に8か国で運営されている。世界に370店舗を展開している。

出典: http://bonchon.com.ph/

Burger King Phiippines(バーガーキングフィリピン)

バーガーキングチェーンは、70年代から80年代にかけて、米国内だけでなく国際的にもメニューを着実に拡大し、1979年に香港に店舗を構えてアジアに進出した。1992年バーガーキングはフィリピンに上陸、当時フィリピンでは、地元市場が国際的なファーストフードチェーンを歓迎していた。

バーガーキングはマニラ首都圏で強い存在感を維持し、2011年までに非常に収益性が高くなった。そこで、外食産業大手のJollibee Foods Corporation(JFC)は、バーガーキングの唯一のフランチャイズであるBK Titans Incの54%の株式を取得した。2018年9月27日、JFCは、中国系アメリカンレストランチェーンであるパンダエクスプレスとの50対50の合弁事業を発表し、フィリピンでの店舗数を増やしていった。

フランチャイズ料金は$ 50,000であり、レストランが営業を開始する前に支払う必要がある。ロイヤリティ料金は総売上高の4.5%。

世界的なファーストフード大手のバーガーキングは、2020会計年度中に約16億米ドルの収益を生み出した。これは、前年の合計17.8億米ドルから10パーセント減少した。

出典: https://www.bk.com/
https://bit.ly/3plEOY1
https://bit.ly/3qeCx00
https://bit.ly/3mw9bJL

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