今回は、シンガポールの主要バイクメーカーに焦点を当て、日系・外資合わせて11社を厳選してお届けしていきます!
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
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シンガポールの主要バイクメーカー4選〜日系企業編〜
Honda Singapore (ホンダシンガポール)
ホンダは、東京都港区に本社を置く日本の大手輸送機器メーカー。 二輪車の売上は世界1位。
1957年、故タン・スリ・ロー・ブーン・シューが日本の大阪で休暇を過ごしていたとき、洗練されたホンダのオートバイが彼の目に留まり、ホンダの工場に直接アプローチして、マラヤのディーラーを確保し、1年後Boon Siew Ltdは、マレーシア、シンガポール、ブルネイで唯一の販売権を取得。
シンガポールのバイク業界で日本メーカーは人気だが、その中でもホンダは圧倒的な人気がある。
出典:https://www.boonsiewhonda.com.sg
YAMAHA Motor Singapore (ヤマハモーターシンガポール)
ヤマハ発動機株式会社は、静岡県磐田市に本社を置く、オートバイを中心とした輸送用機器を製造するメーカー。二輪の売上規模は世界第2位。
過去40年間、Hong LeongCorporationはシンガポールのヤマハモーターサイクルの唯一の販売代理店となってきた。
ヤマハは現在、ホンリョンの二輪車販売代理店の取り組み、経験、インフラストラクチャーにより、路上で二輪車の最大の市場シェアを享受している。
シンガポールでヤマハは、ホンダに次いで非常に人気のあるバイクブランドとなっている。
出典:https://www.hlcorp.com.sg/motorcycles/
SUZUKI Singapore (スズキシンガポール)
スズキ株式会社は、1920年創業の静岡県浜松市に本社を置く日本の大手自動車及び二輪車メーカー。四輪車の世界販売台数は第10位、国内販売台数は第3位、二輪車の世界販売台数は第8位、 国内販売台数は第3位。
チャンピオンモーターズシンガポールについて:1975年に設立され、Inchcapeグループの一員である。 Inchcapeは、英国に拠点を置くことから、世界をリードする独立した自動車販売代理店および小売業者になった。
ここシンガポールでは、ショールームにある3つの象徴的なスズキモデルを通じて、顧客にサービスを提供している。
出典:http://www.suzukisingapore.com.sg
KAWASAKI Singapore (カワサキシンガポール)
カワサキは1896年10月15日に創業した東京を本社に置く重工業メーカー。オートバイにおいては「川崎重工」ではなくカタカナの「カワサキ」ブランドとして名乗る。
オートバイ・航空機・鉄道車両・船舶・軍事ヘリコプターなどの輸送機器、その他機械装置を製造している。三菱重工業(MHI)・IHI(旧石川島播磨重工業)と共に三大重工企業の一角を成す。
カワサキモータース株式会社(英: Kawasaki Motors, Ltd.)は、兵庫県明石市に本社を置き、オートバイ、全地形対応車、水上オートバイなどを製造販売する企業である。川崎重工業株式会社の100%子会社。2021年10月1日付けで「カワサキモータース株式会社」として川崎重工業本体から分社化された。
シンガポールでも、 Ninja、Z、W、 VERSYSなどが人気機種となっている。
出典:https://global.kawasaki.com/
シンガポールの主要バイクメーカー7選〜外資系企業編〜
Harley-Davidson of Singapore (ハーレーダビンソンオブシンガポール)
ハーレーダビッドソンは、アメリカ合衆国のオートバイメーカー。1903年にウィスコンシン州ミルウォーキーで設立された。世界恐慌を生き残ったアメリカの2大オートバイメーカーの1つ(もう1社はインディアン)。
世界第5位のオートバイメーカーとなり、世界に広く知られるアイコンブランドとなった。愛好者によるオーナークラブおよびイベントが世界中に存在し、同様にブランド特定した博物館も多数存在する。
ハーレーダビッドソンオブシンガポール(HDS)は、1993年11月にシンガポールでデビューし、オーチャードロードの有名なニーアンシティショッピングセンターに最初のMotor Clothesストアをオープンした。
シンガポールのハーレーダビッドソンは、25年以上にわたり、地元のオートバイ愛好家に、魂の自由として最もよくまとめられているユニークなハーレー体験とライフスタイルを提供してきた。
出典:https://harleydavidson.com.sg
Ducati Singapore (ドゥカティシンガポール)
ドゥカティ・モーター・ホールディングは1926年に設立されたイタリアのオートバイメーカー。イタリアの自動車メーカーであるランボルギーニが直接所有しており、ランボルギーニの親会社はフォルクスワーゲン・グループが所有するアウディである。
ドゥカティシンガポールは、ウビにショールームを持っていた前ディーラーのドゥカティSGを引き継ぎ、2017年7月1日に営業を開始した。 2015年、ドゥカティSGは、シンガポール初のドゥカティディーラーであるミネルバモーターから事業を引き継いだ。
新しいショールームは280平方メートルの面積を占めている。オートバイのディスプレイに加えて、専用のワークショップ、サービスカウンター、商品もある。
出典:https://ducati.com.sg
BMW Singapore (BMWシンガポール)
BMW(ビー・エム・ダブリュー、ドイツ語: Bayerische Motoren Werke AGバイエルン発動機製造株式会社)は、1916年に設立されたドイツのバイエルン州ミュンヘンを拠点とする自動車および自動二輪車、エンジンメーカー。
他にもイギリスのロールス・ロイスとMINIの2社を傘下のカー・ブランドとして、BMW MとBMW Motorradを子会社として所有する。
MWモトラッド(BMW Motorrad)は、ドイツのBMWの自動二輪車生産販売部門。現在の社長はヘンドリック・フォン・キューンハイム。BMWモトラッドは1923年以来オートバイを生産し、2009年は87,306台を販売し総売上は10億6900万ユーロ、2008年は101,685台を販売し総売上は12億3000万ユーロであった。2011年5月に生産した200万台目の車両はR1200GSであった。
シンガポールでも高級路線のバイクとして人気が非常に高まっている。
出典:https://www.bmwmotorrad.com.sg/
Benelli Singapore (ベネリシンガポール)
ベネリは1911年、イタリアのペーザロに設立されたオートバイメーカーで現在は中国の銭江グループの傘下にある。
ベネリは。当初は修理専門の会社で1920年に初の自社ブランドエンジン(2ストローク単気筒エンジン)を製造して発売を開始し、1921年に初めて自社オートバイの製造を始めている。
ホンダなど日本のバイクの人気の高まりにより、一時期はベネリブランドのバイクは消滅したが、1996年に復活。2002年にはフラッグシップモデルとなるスポーツモデル・トルネード900Treと、同モデルのロードスタータイプ(ネイキッドモデル)TNTをリリース、そして2011年には電動アシスト自転車の製造販売も開始。
数々のレースで培った技術を活かしたスポーツネイキッドバイクが多くラインナップされており、モダンなデザインとエンジンに一部のシンガポリアンから愛されている。
出典: https://www.benelli.com
KTM Singapore (KTM シンガポール)
KTM Sportmotorcycle AGは、1934年、エンジニアであるハンス・トゥルンケンポルツによってオーストリアのマッティクホーフェンに設立された、オートバイ、モペッド、自動車、自転車の製造会社。
オフロードバイクメーカーとして有名であるが、創業当初よりロードスポーツバイクも製造している。また別会社で自転車やスポーツカーの製作も行っている。
2019年現在、オーストリアのピエラ・インダストリーズの傘下で、インドのバジャージ・オートが大株主である。スウェーデンのオートバイメーカーハスクバーナ・モーターサイクルとオランダのWPサスペンションはKTMグループの傘下にある。
ホンダ、カワサキ、ヤマハ、スズキほど人気はないが一部のライダーの間でかなり人気があり、ネイサンラムジーのようないくつかの有名なライダーが愛用している。
出典: https://www.ktm.com.sg
Piaggio (ピアッジオ)
ピアッジオは、イタリアのポンテデーラに所在するオートバイおよび自動車のメーカー。オートバイのブランドを7つ保有しており、オートバイ産業ではヨーロッパで最大手、世界第4位のメーカー。
1882年に、エンリコピアッジョは海軍用品の生産のための工場を開設。これに続いて、2年後、1889年から鉄道部門に従事したリナルドピアッジオによるピアジオ&Cの設立が行われた。
Piaggio Groupは、環境への影響が少ない従来の内燃エンジンとゼロエミッション電気モーターを組み合わせた革新的な新しいハイブリッド技術を設計している。
2021年3月、ホンダ、ヤマハ、KTM(オーストリア)、ピアッジオ(イタリア)の4社は電動二輪車のUNECE規格に沿った互換性のある交換式バッテリーの共同開発事業を立ち上げると発表した。
出典: https://www.vespa.com/sg_EN/
Aprilia (アプリリア)
アプリリアは1945年に設立されたイタリアのオートバイメーカー。1974年に本格的なモトクロッサーを制作。モトクロス世界選手権シリーズに全日本モトクロスチャンピオンの鈴木都良夫選手を擁し参戦。1977年にはレプリカモデルを発売し成功を収める。
1990年代に入るとスクーターなどの実用的なバイクの生産にも参入し、モト・グッツィ、ラベルダなどを買収するが、その後の経営戦略の失敗、事業拡大、レース活動の資金の膨張により財政難に陥り2004年8月同業のピアッジオ傘下に入った。ノアーレレーシング部門の再編成により、グループはオフロード競技への復帰から2009年のスーパーバイク世界選手権へのデビューまで、レース活動の視野を広げている。この非常に成功したプロジェクトは、2010年から2014年までに7つの世界タイトルを獲得した。
シンガポールではRSV4 や Tuono V4などが若者を中心に人気である。
出典: https://www.aprilia.com/sg_EN/
2017年よりシンガポール在住の日本人。元客室乗務員。大学ではマーケティングと経済を学び、卒業後は海外での生活と旅行を重ね、さまざまな国の文化や人々、食に関する豊富な知識を身につける。シンガポール人の旦那との結婚を機にシンガポールに移住し、現地で就労。現在はライター業と翻訳業を行っている。