【最新版!】マレーシアの主要化粧品メーカー14選〜製造業界〜

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今回は、マレーシアの主要化粧品メーカーに焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて14社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

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目次

マレーシアの主要化粧品メーカー8選〜ローカル企業編〜

Clara International Beauty Group Sdn Bhd (クララ・インターナショナル・ ビューティ・グループ)

1977年に設立された会社。セランゴール州プチョンを拠点として、総合スキンケアを提供するマレーシア最大美容チェーンの1つ。国内主要都市と中国やインド、ミャンマー、フィリピン、パキスタン、ブルネイ、ドバイなどの国々に50を超えるセンターを持つ。

クリームやローション、トリートメント、マッサージオイルなどの、安全で効果的なハーブのスキンケア製品を販売している。

製造工場は適正製造基準とISO 9001認証を取得。また、マレーシア・イスラーム開発庁のハラール認証を取得しており、アルコールや動物性副産物・派生物を100%含まない製品を製造している。

さらに、同社はクララ・インターナショナル・エステティック・カレッジも運営しており、1万人以上の学生にトレーニングを提供した実績を持つ。

出典:https://www.claraibg.com/

Tohtonku Sdn Bhd (トートンク)

1964年、販売員による個別訪問販売をコンセプトとした会社として設立。1978年には、小林製薬より総代理店として指名された実績を持つ。1983年に自社ブランドとなる「フォロミー」の製造を開始し、国際的ブランドとして日本や香港、シンガポール、タイ、インドネシア、ミャンマー、ブルネイ、パキスタン、スリランカにて販売する。

現在は900名以上の従業員を雇用し、フォロミーの他にもナノホワイト、ユーバーメン、キャンキャン、エバーデイ、クールフィーバーなど19のブランドを統括している。取り扱っている製品群は、ヘアスタイリング、メンズケア、ヘアカラー、ベビーケア、ヘアケア、ボディケア、医薬品となっている。

同社はペナン州を拠点として、セールス&マーケティング・オフィスをセランゴール州スバンジャヤに、そしてペナン州に工場を構えており、シンガポールにも支店を持つ。

出典:http://www.tohtonku.com.my/ 

Alliance Cosmetic Group (アライアンス・コスメティック・グループ)

同社は化粧品やヘアカラー、パーソナルケアといった製品を販売する企業。2005年6月に「シルキーガール」コスメシリーズの発売を開始し、現在では高品質なカラーコスメや香水、パーソナルケア製品などを取り揃えている。

同社製品は、国内主要薬局(イオン・ウエルネス、ケアリング、ガーディアン、ワトソンズ)やパーソナルケア店(ササ)、デパート(パークソン)、ハイパーマーケット(イオンビッグ、ジャイアント、ザ・ストア)で販売されている。

マレーシア以外にも、シンガポールやブルネイ、インドネシア、カンボジア、ベトナム、フィリピン、ミャンマー、モンゴルといった市場を対象としており、5,000以上の店舗で販売されている。

また、同社はオンラインプラットフォームのショッピーとラザダに公式ストアを開設している。

出典:https://silkycosmetics.com/ 

Magicboo Beauty Sdn Bhd (マジックブー・ビューティ)

2001年、「ワンストップ・ビューティ・ショップ」のコンセプトで設立される。スキンケア、ヘアケア、ボディケア、ネイル、アロマ&フレグランス、ヘルス&ヒーリング、家庭用品、美容アクセサリー、美容機器など幅広い製品を販売している。

同社では、オーストラリアやデンマーク、フランス、イタリア、韓国、ポーランド、スペイン、トルコ、イギリス、スイス、中国など世界10ヵ国以上から輸入した50ブランド、5,000種類以上の製品を取り扱っている。

会社はクアラルンプールを拠点としており、マレーシア国内とシンガポールで50店舗以上を展開する。また、自社オンラインショッピングサイトも運営している。現時点で、販売対象はマレーシア半島のみとなっているが、東マレーシアへの配送対応も進められている。

出典:https://www.magicboo.com.my/ 

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Senwill Cosmetic Manufacturing Sdn Bhd (センウィル・コスメティック・ マニュファクチャリング)

2008年にチャーマス・コーポレーション社の子会社として設立、マレーシア半島北部でスキンケア、美容、化粧品の生産と販売を開始している。ペナン州を拠点としており、2015年における従業員数は30名。

マレーシア・イスラーム開発庁のハラール認証とISO 9001認証を取得しており、ハラール化粧品製造を専門としている。また、OEMにも対応しており、ヘアケア(シャンプー、コンディショナー、ヘアオイルなど)、スパ(アロマテラピー、ボディートリートメントなど)、パーソナルケア(ボディーソープ、香水など)、赤ちゃん向けケア製品などを範囲としている。

また、天然リップスティックや幹細胞成分、天然ヘアカラーといった特殊製品の研究開発も手掛けている。

同社ブランドはマレーシア国内だけでなく、シンガポールやインドネシア、タイ、ベトナム、ミャンマー、中国などにも拡大している。

出典:https://senwill.com.my/

Q&Z Cosmetics Manufacturing Sdn Bhd (Q&Zコスメティック・ マニュファクチャリング)

1996年にQ&Zコスメティックを設立、セランゴール州プチョンを拠点としており、1,000人以上の美容起業家を育成、美容ビジネスの発展に寄与してきた実績を持つ。

同社のOEMサービスでは、すべての製品に刺激の強い化学物質を一切使用せず、最高品質の天然成分のみを使用することにこだわったスキンソリューションを提供している。また、OEMサービスだけでなく、ODMやOBM(アワー・ブランド・ディストリビューター)といった機会も提供している。

同社製造工場は2002年に適正製造基準を取得しており、フェイシャル&アイケア、ボディケア、パーソナルケアといった製品を製造している。他にも、原材料の調達や研究開発、ラボテスト、充填・パッキング、製品登録、ロジスティック(国内・海外)などにも対応している。

2019年には、星洲インターナショナル・ビジネス・エクセレンス・アワードを受賞している。

出典:https://e-beauty.my/

Intercosmetic Asia Pacific Sdn Bhd (インターコスメティック・ アジアパシフィック)

1998年に設立された化粧品製造会社で、セランゴール州の工業団地に従来の製品用とハラール用といった2つの生産拠点を持っている。また、同社ではスイスとイタリアで研修を受けた技術スタッフにより、大ロットから小ロットまで効率的な生産を行っている。

工場は化粧品適正製造基準(GMP)の国際規格であるISO 22716、そして品質マネジメントシステムのISO 9001を取得している。また、ハラール認証については、インドネシア・ウレーマ評議会とマレーシア・イスラーム開発庁の認証を取得している。

同社が製造しているのは化粧品とスキンケア、プロフェッショナルヘア製品で、フェイスプライマーやリキッドファンデーション、コンシーラー、アイライナー、マスカラ、リップクリーム、リップグロス、ヘアカラークリーム、ヘアシャンプーなどを範囲としている。

出典:http://www.intercosmeticasia.com/

IVY Beauty Corporation Sdn Bhd (IVYビューティ・コーポレーション)

1999年11月、高品質で高付加価値、コストパフォーマンスの高いパーソナルケア製品を提供することを使命として設立。セランゴール州セリ・ケンバンガンを拠点としており、同社のブランドは5大陸34ヵ国で販売されている。

同社ではマレーシア・イスラーム開発庁のハラール認証、ISO 9001、適正流通規範のGDP認証を取得している。また、製造部門であるレイビー・ラボラトリーズ社においては、 GMPとハラール認証、ISO 9001、GLP(優良試験所規範)、GDPといった認証を取得している。

2016/2017年には、世界イスラーム経済におけるハラール化粧品(ハラール製造セグメント)の主要プレーヤーとしてリストされた実績を持つ。

製造している製品は、ローションやクリームやスクラブ、シャンプー、ボディウォッシュ、スキンケア(美白、アンチジングなど)、ヘアジェル、ヘアクリーム、香水などとなっている。

また、同社はスーパーマーケットや大型小売店などにおいて、IVY、LEIVY、NATIFA、MANといったブランド名でボディケア、ヘアケア、スキンケア、ベビーケア、化粧品などを販売している。

出典:https://www.ivy.com.my/

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マレーシアの主要化粧品メーカー3選〜日系企業編〜

Shiseido Malaysia Sdn Bhd (資生堂マレーシア)

日本最大手の化粧品メーカー。2005年4月、資生堂は重機販売や旅行サービスなどを手掛け、マレーシア証券取引所に上場するワリサンTCホールディング社(ワリサン社)と合弁契約を締結、資生堂と50:50の出資比率で資生堂マレーシアを設立している。

マレーシアでも高級化粧品として広く認知されており、スキンケアや化粧品、男性用化粧品、フレグランスなどを販売している。また、店舗数はクアラルンプールで12店舗、セランゴール州6店舗、ペナン5店舗、ペラ州2店舗、ジョホール州2店舗などとなっており、イオンや伊勢丹、パークソンなどの百貨店を中心に出店している。

2020年度における資生堂マレーシアの収益は8,978万リンギットで、451万リンギットの税引前損失を計上している。COVID19の影響によって、前年度から収益・利益共に大きく減少している。

また、同社はオンラインプラットフォームのショッピーとラザダに公式ストアを開業している。

出典:https://www.shiseido.com.my/  https://corp.shiseido.com/ http://www.warisantc.com.my/

Mandom (Malaysia) Sdn Bhd (マンダム・マレーシア)

大手男性用化粧品メーカーであるマンダム・グループのマレーシア法人で、会社設立は1997年。セランゴール州ペタリンジャヤを拠点として、2020年末時点での資本金は1,000万リンギット、社員数は77名となっている。

化粧品等販売を主要事業とし、コスメタリーやトイレタリー、スキンケア化粧品といった製品を範囲としている。販売しているのはヘアスタイリングやヘアカラー、ヘアケア、フェイスケア、ボディケアなどの製品となっている。

2020年初めには、マレーシア向けにインドネシアで成功した「ギャツビー・アーバンコロン」、「PUCELLE Eau de Luxeシリーズ」といった新製品が投入されている。

また、同社はオンラインプラットフォームのショッピーとラザダに公式ストアを開設している。

出典:https://gatsby.com.my/ https://www.mandom.co.id/ https://www.mandom.co.jp/

Kose (M) Sdn Bhd (コーセー・マレーシア)

日本の化粧品大手メーカーのマレーシア法人で、1972年9月に設立。コーセーの完全子会社で、資本金は100万リンギット、セランゴール州ペタリンジャヤを拠点としている。

スキンケアと化粧品を扱っており、雪肌精、エスプリークなどのブランドを展開している。また、国内店舗数は45店舗で、伊勢丹やパークソン、イオンなどの百貨店を中心として出店している。

2019年11月には、持続可能なパーム油ネットワーク「JaSPON・マレーシア」 が実施した「サステナブルパーム研修」への参加を通じて現地の環境NGO、小規模農家、油槽所、採油工場、製油所などを訪問し、状況や課題、ニーズについて対話することで相互に問題意識を深める活動を行っている。

2021年度には、対象商品の売上の一部をトレンガヌ州のサンゴ礁保全のため、NGO団体「リーフ・チェック・マレーシア」へ寄付している。

出典:https://www.kose.com.my/ https://www.kose.co.jp/company/ja/ 

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マレーシアの主要化粧品メーカー3選〜外資系企業編〜

L’Oréal (M) Sdn Bhd (ロレアル・マレーシア)

ロレアルグループのマレーシア法人で、1995年にクアラルンプールに設立。現在、800名の従業員を雇用する。

マレーシア国内では14のブランドを展開し、マスマーケットチャネル、百貨店、サロンを通じて販売している。

COVID-19のパンデミック時には、医療フロントライナーを支援するための連帯プログラムを2020年5月に開始、COVID-19専用病床を持つ3つの病院のフロントライナーへ、3,000個のケアパックを寄贈している。

2021年、同社は女性支援の新たな展開を発表、世帯収入の少ない女性が化粧品販売を行うことで、起業家となれるようなビジネス機会を提供するとしている。

また、同社は2015年に「SPOTSプロジェクト」(サバ州の小規模生産者による持続可能なパーム油とトレーサビリティ)を立ち上げ、小規模農家を支援している実績を持つ。

出典: https://www.loreal.com/en/malaysia/

Amway Holdings Bhd (アムウェイ・ホールディングス)

米国に本社を持つ消費者向け製品直販会社のマレーシア法人で、1976年に設立。国内貿易消費者省より直販企業の認可を受けている。1996年には、マレーシア証券取引所のメインマーケットに上場。

マレーシアとブルネイにアムウェイショップを展開し、3つの地域倉庫で260,900人(2019年末時点)の中核アムウェイ・ビジネス・オーナーを支援している。

同社は栄養とウェルネス、スキンケアと化粧品(ブランド名:アーティストリー)、パーソナルケア、ホームケア、ホームテックの5つを中核製品ラインナップとして差別化された高品質な製品を幅広く提供している。

2020年度の同社の売上収益は11億5,350万リンギットで、6,230万リンギットの税引前利益を計上している。

同社は環境保護の取り組みとして、 2022年3月より宅配便の注文においてペーパーレス化を行うことを発表している。

出典: https://www.amway.my/

Hong Kong Sa Sa (M) Sdn Bhd (香港ササ・マレーシア)

アジア有数の化粧品小売グループであるササのマレーシア法人。スキンケア、フレグランス、メイクアップ、ヘアケア、ボディケア製品、健康補助食品などを扱っている。

マレーシアではクアラルンプールを拠点として、イオンなどのショッピングモールを中心に国内全土で73店舗を展開している。

2021年度上半期(9月末)時点で、マレーシア市場におけるササ・グループの売上は前年同期比で53.7%減となる6,020万香港ドルとなり、小売店売上高は同42.1%減となった。また、同年度にマレーシアでは2店舗が閉鎖されている。

同期間中、同社はマレーシア政府から約160万リンギットの補助金を受けたとしている。さらに、過剰在庫を避けるためクリアランスセールを実施し、在庫水準を前年同期比で9.3%引き下げたことが発表されている。

出典: http://www.sasa.com.my/ https://corp.sasa.com/pdf/EW00178.pdf

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