【最新版!】フィリピンの主要バイクメーカー15選〜製造業界〜

フィリピン バイク業界 業界地図

フィリピンのバイク業界は、ホンダやヤマハなど日系メーカーが市場を主導する主要企業の市場です。渋滞の多い都市部での移動手段として需要が根強く、配達サービスの拡大を背景に商用バイクの販売台数も着実に伸びています。

今回は、そんなフィリピンのバイク業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて15社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

フィリピンの主要バイク企業6選〜ローカル編〜

Motortrade Nationwide Corporation (モータートレード ネーションワイド)

Motortrade Nationwide Corporation(モータートレード)は、1960年代後半にカマリネス・ノルテ州ダエトで小規模バイク部品店として創業し、1979年12月27日にフィリピン証券取引委員会(SEC)に法人登記した。フィリピン最大の多ブランドバイク販売会社で、本社をマンダルヨン市に置く。

ホンダ・カワサキ・ヤマハ・スズキ・キムコなど複数ブランドを取り扱い、ルソン・ビサヤに700店超(メトロマニラのみで100店超)を展開している。

2024年度はHondaの国内販売表彰で最高位(1位)を獲得。さらに2025年9月にはKawasakiのフィリピン国内ナンバーワンディーラー賞を受賞し、複数メーカーから最優秀販売店として認定されている。

「Motorsiklo Sigurado, Alaga Ka Dito」をモットーに、販売・部品・保険・整備の一体型サービスを提供している。2025年もビサヤ・ミンダナオへの出店を続けており、全土を網羅する販売網のさらなる拡充を進めている。

出典:https://motortrade.com.ph/

Motorstar Motorcycles (モータースター・モーターサイクルズ)

Motorstar Philippinesは、中国製部品を用いてフィリピン製として展開するオートバイ・スクーターのブランドである。2002年2月にEastworld Motor Industriesによって設立された。

手頃な価格帯のバイクやスクーターを主力とし、コストパフォーマンスを重視する層に向けて販売している。

オンライン販売やプロモーションにも積極的に取り組み、これまでに3万8,000台以上を販売してきた。地方を含む幅広い層に浸透している。

手頃な価格帯を強みとするローカルのオートバイブランドとして、2026年時点でもバイク事業を展開している。

幅広い顧客層のニーズに応え、フィリピンの二輪市場で一定の存在感を保っている。

出典:https://www.motorstar.com.ph/

Wheeltek Motor Sales (ウィールテック・モーター・セールス)

Wheeltek Motor Sales Corporationは、1996年に設立されたフィリピンのマルチブランド・オートバイ/自動車ディーラーである。

全国のほぼすべての州で、さまざまなカテゴリのオートバイや自動車を販売している。ホンダ、カワサキ、ヤマハ、スズキなど日系主要ブランドを取り扱う。

幅広い販売網を活かし、地方を含む全国の顧客にバイクを供給している。分割払いなどの購入支援にも対応している。取扱車種の拡充やアフターサービスの強化にも取り組み、顧客の多様なニーズに応えている。

全国的な販売網を持つローカルのバイク販売会社として、2026年時点でもバイク事業を展開している。

幅広い顧客層のニーズに応え、フィリピンの二輪市場で一定の存在感を保っている。

出典:https://www.wheeltek.com/

Ramas-Uypitching Sons / RUSI (ラマース・ウイピッチン・サンズ/RUSI)

Ramas-Uypitching Sons Inc.(RUSI)は、フィリピンのオートバイ関連企業である。前身の事業は1954年に金属くずの収集や靴の修理から始まった。

その後、家業として事業を継続し、1987年にRUSI(Ramas-Uypitching Sons Inc.)として設立された。

自社ブランド「RUSI」のオートバイなどを手がけ、手頃な価格帯の二輪車を提供している。地方を中心に販売網を持つ。取扱車種の拡充やアフターサービスの強化にも取り組み、顧客の多様なニーズに応えている。

ローカルのオートバイブランド・販売会社として、2026年時点でもバイク事業を展開している。

幅広い顧客層のニーズに応え、フィリピンの二輪市場で一定の存在感を保っている。

SKYGO Motorcycles (スカイゴー・モーターサイクルズ)

SKYGO Motorcyclesは、世界水準のオートバイを手頃な価格で提供することを目標とするフィリピンのバイクブランドである。ニトーズ・インターナショナルが手がける。

日本ブランドは価格が高いことから、複数国を比較検討した結果、中国での生産が最適と判断し、中国製の二輪車を展開している。

手頃な価格帯のバイクやスクーターを主力とし、コスト重視の層に向けて販売している。地方を含む幅広い層に供給している。

手頃な価格帯を強みとするローカルのオートバイブランドとして、2026年時点でもバイク事業を展開している。

幅広い顧客層のニーズに応え、フィリピンの二輪市場で一定の存在感を保っている。

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Mitsukoshi Motors Philippines (ミツコシモーター・フィリピン)

Mitsukoshi Motors Philippines Incorporated(MMPI)は、フィリピンにおけるオートバイの輸入・組立・販売の総代理店である。

台湾のSYM社、ドイツのEuro Motors社、Euro Keeway Motors社などのブランドの総代理店を務めている。

海外ブランドのバイクを輸入・組立し、フィリピン国内で販売している。多様なブランドを取り扱う点を強みとする。取扱車種の拡充やアフターサービスの強化にも取り組み、顧客の多様なニーズに応えている。

海外バイクブランドの総代理店として、2026年時点でもフィリピンでバイク事業を展開している。

幅広い顧客層のニーズに応え、フィリピンの二輪市場で一定の存在感を保っている。

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フィリピンの主要バイク企業4選〜日系編〜

Honda Philippines Inc. (ホンダ フィリピン)

Honda Philippines, Inc.(HPI)は、1973年にホンダ・モーター・カンパニー(日本)とMariwasa-Distributors, Inc.のジョイントベンチャーとして設立され、1983年に現社名となった。

市場での存在感は圧倒的で、2024年4月〜2025年3月の販売台数は94万5,360台(前年比15%増)、フィリピン二輪市場シェアは約55%に達した。2025年暦年では年間小売台数が104万台を超え、HPI史上初の100万台超えを達成している。

2026年4月30日には累計販売台数1,200万台の大台を突破し、記念ユニットはHonda Click125だった。

電動化も積極的で、EM1 e:とCUV e:のEVモデルを展開済みである。2026年「Makina Moto Expo」では9.3kWhバッテリー搭載の大型EV「WN7」をプレビュー公開し、同年6月に販売を開始する予定だ。

出典:https://www.hondaph.com/

Yamaha Motor Philippines Inc. (ヤマハ モーター フィリピン)

Yamaha Motor Philippines, Inc.(YMPH)は、ヤマハ発動機株式会社(日本)が2007年に設立した100%出資子会社で、バタンガス州マルバル市のLimaテクノロジーセンター内に製造工場を持つ。

市場シェアは約14%で、全国274都市・約359カ所の正規ディーラー(YZone、RevZone、3Sショップ)を展開している。2025年のフィリピン二輪市場全体成長率(約11%)を上回る約10.4%増を達成し、シェア拡大に意欲的な姿勢を示した。

2026年2月にはマキシスクーター「LEXI 155」を99,900ペソの導入価格で発売した。NMAXとMio Fazzioの間を埋める新セグメントとして位置づけられ、「Live to Defy」キャンペーンのもと全国で好調な立ち上がりを見せている。

同社は販売に加えてYamaha Racing・Yamaha Riders Academyなどライダーコミュニティ育成にも注力しており、ブランドロイヤルティの高い顧客基盤を国内で築いている。

出典:https://www.yamaha-motor.com.ph/

Kawasaki Motors (Phils.) Corporation (カワサキ モーターズ フィリピン)

フィリピン大型バイク(ビッグバイク)市場では最有力ブランドとして確固たる地位を持ち、全国2,000店舗超のディーラーとセブ・ダバオの地方統括拠点を通じて営業している。2025年はトライシクル(三輪改造車)セグメントでも業界トップの販売台数を記録した。

電動化においては2024年に日系メーカーとして初めてNinja e-1とZ e-1を国内正式導入した。両モデルは2基のリチウムイオンバッテリーで最大72kmの航続距離を持つ軽量電動コミューターで、Ninja e-1は62万4,000ペソで提供されている。

2026年の「Art of Power」イベントでは22モデルのビッグバイクを公開し、Brute Force 450 ATVも新たに追加した。2025年9月にはMotortrade Nationwide Corporationをフィリピン国内ナンバーワンディーラーとして表彰している。

出典:https://kawasaki.ph/

Suzuki Philippines Incorporated (スズキ フィリピン)

Suzuki Philippines Incorporated(SPH)は、1975年7月10日にスズキ自動車工業株式会社(日本)とRufino D. Antonio & Associates, Inc.のジョイントベンチャーとして設立された。

2025年はSPH創立50周年(黄金記念年)にあたり、1月の「One Suzuki Kick-Off Ride」を皮切りに6月には国際的な50周年式典が挙行された。フィリピンでの累計生産は283万台超・累計販売は279万台超に達している。

二輪製品は30車種のラインナップを持ち、そのうち12車種が国内製造品である。

バイク・自動車(80ディーラー)・船外機(22拠点)の三事業を一体で展開するフィリピン唯一のブランドとして独自のポジションを持ち、50周年の節目に複数の新モデル投入を予告している。

出典:https://mc.suzuki.com.ph/

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フィリピンの主要バイク企業5選〜外資編〜

TVS Motor Philippines (TVS モーター フィリピン)

TVS Motor Philippinesは、インドのTVS Motor Company(本社チェンナイ)がフィリピン市場向けに設置した現地拠点で、マカティ市8 Rockwellの9階に本社を置く。

2016年にリサール州タナイでソフトローンチ後、2018年8月にマカティで正式グランドローンチを実施し本格展開が始まった。

2025年のEV戦略として電動スクーター「iQube S」(18万ペソ)と「iQube 2.2」を相次ぎ投入した。100kmの航続距離と「Plug & Play」式充電器を特徴とし、都市通勤需要に対応する。

2026年には「RIDING THE NEW WAVE」と題したブランド刷新を発表し、フィリピン人幹部主導の新体制に移行した。全国14拠点の主要ディーラーとの連携強化とともに、Apache RTR 310やRoninなどプレミアム車種の投入を予定し、ラインナップの全セグメント化を推進している。

出典:https://www.tvsmotor.com/en/ph

KYMCO Philippines Inc. (キムコ フィリピン)

KYMCO Philippines Inc.(キムコ フィリピン)は、台湾の光陽工業(Kwang Yang Motor Co., Ltd.)が2008年1月に設立したフィリピンの独資子会社である。

フィリピンでは全国66都市・89カ所の正規ディーラーを通じて22モデルを展開している。

EV分野では2024年の第13回Inside Racing Bike Festでフィリピン初の完全電動スクーター「Many EV」を発表し、国内市場での電動化への取り組みを示した。同年10月には新型Skytown 150を含む新モデル2車種の追加を予告し、ラインナップ拡充を加速させている。

親会社はフィリピン・インドネシア・マレーシア・中国に製造拠点を持ち、現地ニーズに合わせたコスト最適化生産を実施している。MDPPA非加盟ながら台湾系外資として確固たる存在感を示し、2026年以降も新モデル投入と販売網拡大でシェア拡大を目指している。

出典:https://kymco.com.ph/

KTM Philippines (KTM・フィリピンズ)

KTM Philippinesは、オーストリアのプレミアムオートバイメーカーKTMのフィリピンにおける販売代理店である。フィリピンのアヤラ・コーポレーション(AC Motors)が展開している。

2016年に、アヤラとKTMの提携により本格的に事業を開始した。国内に40以上の認定ディーラーを持つ。

高性能なヨーロッパ製のプレミアムバイクを提供し、スポーツバイク志向の層に向けて販売している。取扱車種の拡充やアフターサービスの強化にも取り組み、顧客の多様なニーズに応えている。

アヤラ系が手がける欧州プレミアムバイクの販売代理店として、2026年時点でもバイク事業を展開している。

幅広い顧客層のニーズに応え、フィリピンの二輪市場で一定の存在感を保っている。

出典:https://www.ktm.com/

Harley-Davidson of Manila (ハーレーダビッドソン・オブ・マニラ)

Harley-Davidson of Manilaは、米国の伝説的なオートバイブランド、ハーレーダビッドソンのフィリピンにおける正規代理店・ディーラーである。2013年に設立された。

フィリピン国内の正規エージェント・ディーラーとして、ミルウォーキー発祥のブランドの世界観を伝えてきた。

大型バイク(ビッグバイク)を中心に、製品の販売からサービス、ブランド体験までを提供している。富裕層やバイク愛好家を主な顧客とする。

米国発のプレミアム大型バイクブランドのフィリピン事業として、2026年時点でもバイク事業を展開している。

幅広い顧客層のニーズに応え、フィリピンの二輪市場で一定の存在感を保っている。

出典:https://www.harley-davidson.com/

Carmudi Philippines (カームディ・フィリピン)

Carmudi Philippinesは、自動車・オートバイの売買を扱うオンラインプラットフォームである。フィリピンの自動車業界とバイク業界の双方で注目を集めている。

オンライン上で車・バイクの売買ができる場を提供し、厳選された車両の掲載を行っている。

売り手と買い手をつなぐマーケットプレイスとして、中古・新車の双方を扱っている。デジタルを活用した車両取引の利便性を強みとする。取扱車種の拡充やアフターサービスの強化にも取り組み、顧客の多様なニーズに応えている。

車・バイクのオンライン売買プラットフォームとして、2026年時点でもフィリピンで事業を展開している。

幅広い顧客層のニーズに応え、フィリピンの二輪市場で一定の存在感を保っている。

出典:https://www.carmudi.com.ph/

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FAQ

フィリピンの主要バイクメーカーとはどのような企業が含まれますか?

本記事では、ローカル企業12社と日系・外資系企業2社を含めた合計14社の主要バイクメーカーを詳しく紹介しています。

フィリピンのバイク業界における主要企業の特徴は何ですか?

これらの企業は、国内最大の販売ネットワークを持ち、国内外のブランドを取り扱い、製造や販売、サービス体制を整えている点で特徴づけられます。

Motortradeの概要とその事業内容について教えてください。

Motortradeは1960年代後半に創業され、フィリピンを代表するマルチブランドのオートバイ・ディーラーであり、500以上の支店を展開し、日本の主要ブランドも取り扱っています。

Motorstar Motorcyclesの特徴は何ですか?

Motorstarは中国製の部品を使用し、フィリピン製としてオートバイを扱うブランドで、オンライン販売やプロモーションも積極的に行い、過去に38,000台以上を販売しています。

外資系企業のKTM Philippinesについての概要は何ですか?

KTM Philippinesは、オーストリアのKTMがAyalaと提携し設立した合弁企業で、国内に40以上の認定ディーラーを持ち、高性能のプレミアムバイクを提供しています。

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大野 麻美 Philippine-Based Industry Analyst
マニラ在住5年目の日本人。法政大学経済学部卒業後、Web業界を目指す社会人向けスクールでインストラクターとしてコーディングや画像編集ソフトの指導を担当。青年海外協力隊としての海外経験を活かし、フィリピンのデジタル教育や人材育成分野を中心に情報発信を行っている。
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