【最新版!】インドネシアの主要家具メーカー・ホームセンター13選〜流通・小売業界〜

インドネシア 家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター業界 業界地図

インドネシアの家具・インテリア・ホームセンター業界は、世界有数の木材産地を背景に家具製造が盛んで、IKEAの進出やECの普及が市場を刺激しています。中間層の住宅需要拡大とともに、主要企業はインテリア提案型の販売強化に注力しています。

今回は、そんなインドネシアの家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて13社の最新情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

インドネシアの家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター業界 業界地図はこちら!
目次

インドネシアの主要家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター企業9選〜ローカル編〜

INFORMA / PT Home Center Indonesia (インフォルマ/ホームセンター・インドネシア)

PT Home Center Indonesia(ホーム・センター・インドネシア)は「INFORMA」ブランドでインドネシア全国に展開する家具・インテリア小売企業である。住宅・オフィス・商業スペース向けに質の高い家具製品・家電製品・アクセサリーをワンストップで提供することをコンセプトとしている。

「革新的で耐久性のあるデザインを手頃な価格で」という新コンセプトのもと、全国に111店舗を展開している。ジャカルタ周辺に34店舗・西ジャワに14店舗・中部ジャワに12店舗・東ジャワに16店舗のほか、スマトラ・カリマンタン・スラウェシ・バリにも展開している。

ネット販売にも力を入れており、ruparupa.com/informaで購入可能なほか、スマートフォンアプリでも直接購入できる。オムニチャネル戦略によりデジタルと実店舗を融合させた購買体験を提供している。

インドネシア最大級の家具・インテリア小売チェーンとして、幅広い商品ラインナップと全国規模の店舗ネットワークにより、多様な顧客ニーズに対応した展開を続けている。

出典:https://informa.co.id/

Mitra10 / PT Catur Sentosa Adiprana Tbk (ミトラテン/カトゥル・センとサ・アディプラナ)

PT Catur Mitra Sejati Sentosa(Mitra10)は1997年に設立されたインドネシアのホームセンターチェーンであり、インドネシア証券取引所(IDX)上場企業PT Catur Sentosa Adiprana Tbk(CSAP)の子会社である。

建築資材・電材・建具・家電製品・ガス機器・工具DIY用品など幅広い商品を取り扱っており、ホームページでのネット販売も行っている。現在全国に39店舗(「Mitra10 Super Store」36店舗・「Mitra10 Express Store」3店舗)を展開している。

600以上の仕入先から65,000種類以上の商品を取り扱い、120台を超える輸送車両と42,700㎡超の倉庫スペースで支えられている。2020年のCSAP現代小売部門売上高はMitra10とAtriaを合わせて4.4兆ルピアであった。

インドネシアの主要ホームセンターチェーンとして、全国規模の店舗網と幅広い商品ラインナップにより、住宅・建設・DIY需要に対応した安定した事業基盤を構築している。

出典:https://www.catursentosa.com/

PT Chitose Internasional Tbk (チトセ・インターナショナル)

PT Chitose Internasional Tbk(IDX: CINT)は1978年に設立されたインドネシアの家具メーカーである。日本のチトセの子会社としてスタートし、2014年にインドネシア証券取引所(IDX)に上場した。

CINTの主要製品は折り畳み椅子・ホテル/レストラン用家具・オフィス家具・学校用机椅子・病院用ベッドなど。国内22社のディストリビューターと850以上の代理店ネットワークを活用して販売している。

2015年には日本の株式会社オカムラとCINTの合弁でオフィス家具・商業施設用什器を販売するPT Okamura Chitose Indonesiaを設立した。西ジャワ州チマヒとジャカルタにショールーム、スラバヤにPavillion 14という旗艦店を持つ。

2020年のCINTの売上高は3,307億ルピアであった。日本のチトセおよびオカムラとの連携を活かし、高品質な日本基準の家具製品をインドネシア市場に提供し続けている。

出典:https://www.chitose.co.id/

PT Tiga Elora Nusantara / Fabelio (ティガ・エローラ・ヌサンタラ)

PT Tiga Elora Nusantaraは2015年に設立されたインドネシアの家具・インテリアデザイン企業であり、「Fabelio」ブランドで事業を展開している。リビング・ダイニング・ベッドルーム・ワークスペースなど家全体に対応した家具から装飾品まで幅広く取り扱っている。

現在全国12か所にショールームを持ち、ジャカルタに2か所・バンテン州に4か所・西ジャワ州に2か所・東ジャワ州に1か所のほか、各地に展開している。「Fabelio Projects」と呼ぶインテリアデザインサービスも提供し、天井・間仕切り・床・電気・配管まで含むフルインテリアデザインを手がけている。

Fabelio Projectsはベッドルーム・子供部屋・キッチンセット・カスタム家具・オフィスなど多様な居住・商業空間のデザインに対応している。地元の高級家具メーカーと協力したウェブサイトでの販売も積極的に行っている。

インドネシアの中産階級以上をターゲットとした高品質なインテリアソリューションの提供企業として成長しており、オフラインのショールームとオンライン販売を組み合わせた販売体制を確立している。

出典:https://fabelio.com/

PT Catur Sentosa Berhasil / Atria (チャテゥール・セントサ・ブルハシル)

PT Catur Sentosa Berhasilは、インドネシア証券取引所(IDX)上場企業PT Catur Sentosa Adiprana Tbk(CSAP)が99%株式を保有する子会社であり、「Atria」ブランドの家具小売店を運営している。家庭用・事務所用・商業施設用の家具やアクセサリーを取り扱っている。

現在全国に13店舗を展開しており、ジャカルタ近郊に8店舗・東ジャワ州に2店舗・バリ島に2店舗・スラウェシ島に1店舗がある。13店舗のうち8店舗は同グループの「Mitra10」店舗内に出店している。

71以上の仕入先から1,500種類以上の商品を取り扱い、ホームページでのネット販売も行っている。2020年のCSAP現代小売部門売上高はMitra10とAtriaを合わせて4.4兆ルピアであった。

CSAPグループのシナジーを活かし、Mitra10(ホームセンター)とAtria(家具)の複合展開による競争力を発揮している。グループ内展開を通じた効率的な運営で、インドネシアの家具小売市場でのポジションを確立している。

出典:https://www.atria.co.id/

インドネシアの家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター業界 業界地図はこちら!

PT Integra Indocabinet Tbk (インテグラ・インドキャビネット)

PT Integra Indocabinet Tbk(IDX: WOOD)は1989年に設立されたインドネシアの家具製造・流通企業である。2017年にインドネシア証券取引所(IDX)に上場し、森林伐採・木製家具加工・流通の3事業を7つの子会社で垂直統合的に運営している。

家具の流通と小売はWOODが99.88%を保有する子会社PT Integriya Dekorindoが担当し、自社製家具と輸入家具を「Festiva」ブランドで伝統的・現代的な小売店に提供している。スラバヤ・ジョグジャカルタ・タンゲランの3配送センターから320以上の小売店に製品を供給している。

「KANA」ブランドの直販店をスラバヤに開設しており、KANA製品はkanafurniture.com・blibli.com・Tokopediaなどでもオンライン販売を展開している。2020年の売上高は2兆9,686億ルピアを記録した。

インドネシアの家具産業における製造から小売までの完全垂直統合モデルを採用し、原材料調達から最終顧客への販売まで一貫した品質管理と効率的なサプライチェーンを実現している。

出典:https://www.integriya.com/

Vinoti Living (ヴィノティ・リビング)

Vinoti Livingは1999年に設立されたインドネシアの家具・インテリアアクセサリー小売企業である。家庭用とオフィス用の家具およびアクセサリーの販売を主力としており、全国13か所のショールームを通じて幅広い顧客層に対応している。

ショールームはジャカルタ周辺に5か所・西ジャワ州バンドンに1か所・東ジャワ州スラバヤに2か所・バリ島に2か所・ジョグジャカルタに1か所・リアウ州プカンバルとスマトラ島パレンバンに各1か所展開している。ホームページでのオンラインショッピングも全国対応している。

近年はホスピタリティ業界へも進出し、ホテルやヴィラ向けの家具提供も行っている。標準製品ラインに加え、クライアントのニーズに基づいたカスタム家具の製造も手がけており、デザイン&ビルドチームによるプロジェクト全体を通じたサービスを提供している。

インドネシア全国に展開するショールームネットワークとカスタム対応力を組み合わせ、住宅向けから商業施設向けまで多様なインテリアニーズに応える専業家具企業として確固たるポジションを維持している。

出典:https://vinotiliving.com/

PT Gema Grahasarana Tbk / VIVERE (ガマ・グラサラナ)

PT Gema Grahasarana Tbk(IDX: GEMA)は1984年に設立されたインドネシアのインテリア内装請負・家具小売企業である。1993年に西ジャワ州チカランに工場を建設し椅子と家具の製造を開始。2002年にインドネシア証券取引所(IDX)に上場した。

主要事業は家具調度品を含めた内装工事請負であるが、家具の小売販売も手がけており、「VIVERE」ブランドのオフィス・家庭用家具小売ネットワークを持つ。ジャカルタ・スラバヤ・バリに広がる12のVIVEREライフスタイルストアと、プカンバル・マカッサル・メダン・パレンバンにある4つのパートナーシップストアで構成されている。

2016年よりVIVEREcollection.comを立ち上げネット販売も開始している。子会社のPT Vivere Multi Kreasi(VMK)が小売ネットワークの管理を担当している。2020年の売上高は9,843億ルピアであった。

インテリア設計・施工と家具小売の両事業を融合させた独自のビジネスモデルにより、住宅・商業施設のインテリア需要に総合的に対応できる企業として認知されている。

出典:http://ggs-interior.com/

PT Boston Furniture Industries Tbk (ボストン・ファニチャー・インダストリーズ)

PT Boston Furniture Industries Tbk(IDX: SOFA)は2012年に設立されたインドネシアの家具メーカーである。同年にバンテン州タンゲランのチクパに工場を開設し、2019年にはジャカルタにショールームをオープン。2020年にインドネシア証券取引所(IDX)に上場した。

製品ラインは「Blackwood American」と「Blackwood Modern」の2シリーズ。Blackwood Americanは創業以来の主力製品ラインで、ダイニングテーブル・椅子・ソファ・ベッドなど多様な商品を展開している。Blackwood Modernは2019年に発売された高品質でエレガントなミニマリストデザインの製品ラインである。

販売はジャカルタを中心に、スラバヤ・メダン・スマラン・バンドン・バンジャルマシンなどの大都市でも展開している。2020年の売上高は240億ルピアであった。

インドネシアの中産階級向け高品質家具市場において、国内製造にこだわった製品と都市部の販売ネットワークを組み合わせた事業を展開している。

出典:https://www.boston-industries.com/

インドネシアの家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター業界 業界地図はこちら!

インドネシアの主要家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター企業1選〜日系編〜

PT TOSO INDUSTRY INDONESIA (トーソー・インダストリー・インドネシア)

PT TOSO INDUSTRY INDONESIA(TII)は1988年に設立された日本のトーソー株式会社のインドネシア子会社である。カーテンレール・ベネチアンブラインド・ロールスクリーン・ローマンシェードなど部屋に快適さをもたらす窓装飾製品の製造および販売を行っている。

西ジャワ州ブカシのEJIP工業団地内の工場にはプレス機・成形機・射出成形機など各種製造設備を備え、内製化体制を整えている。ISO9001およびISO14001の認証を取得しており、日本の品質基準に従った製造を実現している。

2009年に操業20周年記念事業として、ボゴール農業大学森林学部との協力のもとスカブミ市のワラット山に10haの敷地で4,000本のアガチス種の樹木を植林し、年間約200トンのCO2吸収によるカーボンオフセットを実現した。

日本のトーソー株式会社が持つ高度な窓装飾製品の製造技術と品質管理ノウハウをインドネシア市場で提供し、インドネシアおよびASEAN地域への窓装飾製品の安定供給を担うメーカーとしての地位を確立している。

出典:https://www.toso.co.id/

インドネシアの家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター業界 業界地図はこちら!

インドネシアの主要家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター企業3選〜外資編〜

IKEA Indonesia (イケア・インドネシア)

IKEA Indonesiaは2014年に1号店を開店したスウェーデン発祥のグローバル家具ブランドであり、インドネシアでは460店以上をフランチャイズ展開する。インドネシアではHeroグループが運営を担当してきたが、現在はPT DFI Retail Nusantara Tbkが管理している。

現在「IKEA」の店舗はジャカルタ近郊に3店舗・西ジャワ州バンドンとバリ州に各1店舗の合計5店舗を展開している。実店舗での販売に加え、ikea.co.idおよびモバイルアプリでのネット販売にも力を入れている。

IKEAでは顧客がオンラインで注文した商品を最寄りのピックアップポイントで受け取るサービスも提供しており、Heroグループの店舗などをピックアップポイントとして活用している。

世界的なブランド力と独特の体験型店舗フォーマットを活かし、インドネシアの中産階級向け家具・ホームインテリア市場において高い存在感を示している。

出典:https://www.ikea.com/id/en/

Courts Indonesia / PT Courts Retail Indonesia (コーツ・インドネシア)

Courts Indonesia(PT Courts Retail Indonesia)は、シンガポールを本拠とする家電・IT・家具小売チェーンCourts Asiaのインドネシア事業法人である。2019年に日本のノジマ株式会社がCourts Asia Limitedを買収し、グループ傘下として東南アジアでの事業展開を継続している。

インドネシアではジャカルタ近郊のベカシ(Kota Harapan Indah)とタンゲラン(BSD City)に大型店舗を展開している。家電・IT製品・家具を一か所で揃えられるワンストップショッピングを特徴としている。

オムニチャネル戦略を推進し、IoTを活用したデジタルキオスクやQRコード決済、クリック&コレクトなどのサービスを導入している。ノジマグループのノウハウを組み合わせた運営効率化を進めている。

ノジマグループのバックアップのもと、東南アジアの家電・家具小売市場での競争力強化を図りながら、インドネシア市場での存在感を維持している。

出典:https://www.courts.co.id/

PT ACE Hardware Indonesia Tbk / Azko (ACEハードウエア・インドネシア/アズコ)

PT Aspirasi Hidup Indonesia Tbk(旧称PT ACE Hardware Indonesia Tbk、IDX: ACES)は1995年設立のインドネシアの大手家庭用品・ライフスタイル商品小売企業である。2007年にIDXへ上場し、2024年末まで全土14州49都市で208店舗を展開した。

取扱商品はキッチン家電・空調機器・セキュリティ機器・テレビ・オーディオビデオなど多岐にわたる。米国ACE Hardware Internationalとのフランチャイズ契約は2024年末に終了し、2025年1月1日から新ブランド「Azko」として事業を継続している。

2024年の最終営業年には売上高が前年比12.6%増の85.8兆ルピアに達した。「AからZまでの商品を幅広く、顧客と共に成長する」というAzkoの理念のもと、店舗コンセプトを刷新している。

中部・東部インドネシアを中心に15店舗の新規出店を計画し、デジタル販売チャネルの強化や地域拡大を推進することで持続可能な成長を目指している。

出典:https://www.acehardware.co.id/

インドネシアの家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター業界 業界地図はこちら!

FAQ

インドネシアの主要家具メーカーやホームセンターについてどのような企業がありますか?

インドネシアには、ローカル企業や日系企業、外資系企業を含めて主要な家具メーカーやホームセンターが多数あります。例えば、ホーム・センター・インドネシアやティガ・エローラ・ヌサンタラ、インテグラ・インドキャビネット、Vinoti Living、MITRA10、ガマ・グラナサラナなどが代表的です。

インドネシアの家具・インテリア業界で注目すべき企業は何ですか?

注目すべき企業には、全国に販売網を持つINFORMAや、インテリアデザインとカスタム家具を提供するFabelio、家具製造のPT Boston Furniture Industries、及び、日系企業のPT Chitose Internasionalなどがあります。これらは高い品質や多様な商品展開で知られています。

インドネシアの家具メーカーの中で外資系企業はどこですか?

外資系企業には、アメリカのACEハードウェア、スウェーデン発祥のIKEA、日本の株式会社オカムラと合弁して設立されたPT Okamura Chitose Indonesiaなどがあります。これらの企業は、国内外で広く事業展開しています。

これらの企業はどのように販売を行っていますか?

多くの企業は店舗販売に加えてネット販売を積極的に展開しており、公式ウェブサイトやアプリを通じて商品の注文や受け取りサービスを提供しています。特にIKEAやINFORMAはオンライン販売と施設内ピックアップを組み合わせて顧客の利便性を高めています。

インドネシアの家具業界の今後の展望は何ですか?

インドネシアの家具業界は販売チャネルの多様化や高品質・デザイン性の向上で競争力を高めており、国内外の需要拡大に伴い今後も成長が期待されています。特に、オンライン販売の拡大と高級インテリア市場の拡大が見込まれています。

投稿者アバター
アンディ ムハンマド Indonesia-Based Industry Analyst
インドネシア在住の観光ガイド・通訳者。 日本語学科卒業後、日本人向け観光案内や国際イベントでの日本代表団対応を経験。 現地視点と実務経験をもとに、インドネシアの観光・文化情報を日本語で発信している。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次