【2025年版】タイの主要旅行会社14選と市場動向徹底解説

タイ 旅行業界 業界地図

タイの旅行業界は、年間3,000万人超の外国人観光客を受け入れるアジア屈指の観光大国として、インバウンドとアウトバウンドの両面で活況を呈する市場です。14社の主要旅行会社がデジタル予約の普及と体験型ツーリズムの需要増を追い風に、商品の多様化と海外展開を進めています。

今回は、そんなタイの旅行業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて14社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

タイの主要旅行企業7選〜ローカル編〜

Charal Business Chiangmai Group (1991) Co., Ltd.(チャラルビジネス・チェンマイグループ)

チャラルビジネス・チェンマイグループ(Charal Business Chiangmai Group (1991) Co., Ltd.)は1991年に設立されたタイ系旅行会社である。バンコクのパホンヨーティン通りにあるエレファントタワービルを拠点とし、チケット手配を中心とした旅行サービスを提供している。

主要事業はタイ国内線・国際線の航空券手配、国内各地への団体ツアーの企画・運営で、チェンマイをはじめとする北部タイへのツアーに強みを持つ。タイ旅行業協会(TTAA)の正式加盟企業として業界内での信頼性を確立している。

会社登録番号に基づくタイ商務省(DBD)の記録では2025年5月時点でも事業継続が確認されており、週6日体制で営業を続けている。創業以来30年超の運営実績を持ち、タイ国内旅行需要の底堅い基盤となっている。

企業規模は中小規模ながら、タイ国内特化型旅行代理店として地域の観光振興に貢献している。(参照:タイ旅行業協会(TTAA)メンバーページ・タイYellowPages、2026年5月時点)

出典:https://www.thaiyello.com/company/393012/charal-business-chiangmai

Young Tour Co., Ltd.(ヤングツアー)

ヤングツアー(Young Tour Co., Ltd.)はバンコクを拠点とするタイ系旅行会社である。タイ観光スポーツ省(MOTS)のDOTライセンスおよびタイ旅行業協会(TTAA)の資格を保有し、国内外のパッケージツアー・航空券手配・ホテル予約サービスを提供している。

主要サービスはタイ国内周遊ツアーのほか、東南アジア・東アジア方面へのパッケージ商品の企画・販売であり、FIT(個人旅行者向け)とGIT(団体旅行)の両セグメントに対応する。創業からタイ旅行需要の拡大とともに成長してきた事業者である。

2025年5月時点においてもバンコク市内での営業継続が確認されており、タイ国内旅行市場において一般消費者向けのアクセスしやすい旅行会社として認知されている。近年はオンライン予約チャンネルの整備も進め、デジタル対応を強化している。

タイの旅行代理店業界は競争が激化しているが、ローカル市場に根差した価格競争力と地域密着型のサービスで一定の顧客基盤を維持している。

出典:https://ttaa.or.th/page/Members/en

Go Thailand Tour Co., Ltd.(ゴータイランドツアー)

ゴータイランドツアー(Go Thailand Tours Co., Ltd.)は1989年設立のタイ系受入専門旅行会社(DMC)で、バンコクのスラウォン通りに本社を置く。35年超の実績を誇り、タイ国内とインドシナをカバーするインバウンドツアーを専門とする。

オーダーメイドの文化体験ツアー、ビーチ・アイランドホッピング、周遊旅行、インセンティブトラベルを主力とし、タイ全域に現地担当者を配置している。World Travel Awards「Thailand’s Leading Tour Operator」を2025年を含め過去6回受賞しており、業界内での代表性は高い。

2025年のタイ国際観光客数は3,297万人(前年比7.2%減)と逆風の中でも、個人・小グループ向けテイラーメイド商品の需要は底堅く推移している。

公式サイトでは英語・日本語対応の問い合わせフォームを整備し、インバウンド需要の取り込みを強化している。

出典:https://www.gothailandtours.com/

G.M. Tour & Travel Co., Ltd.(GMツアー&トラベル)

GMツアー&トラベル(G.M. Tour & Travel Co., Ltd.)はバンコクのAIAサートーンタワー12Fに本社を置くタイ系旅行卸専門会社である。設立から33年超の実績を持ち、タイのB2B旅行市場において存在感のある事業者として知られる。

主要サービスは航空券の卸売(旅行代理店向け・企業法人向け・OTA向け)、コーポレートトラベルマネジメント、グループ手配、旅行保険の取り次ぎである。タイ主要航空会社・ホテル・旅行プロバイダーの公式パートナーとして、B2B市場の35%超のシェアを保有すると同社は標榜する。

年中無休(平日9〜18時、土日祝9〜16時)の問い合わせ対応と365日サポート体制が特徴で、大手OTAや中小旅行代理店向けのフルフィルメントサービスを担う。デジタル予約プラットフォームの導入により受発注の自動化も進んでいる。

タイ観光業界の回復が続く2025年においても、卸売・BtoB特化モデルで安定した業績を維持している。

出典:https://th.gmtour.com/

Avenue Inter Travel Group Co., Ltd.(アベニューインタートラベルグループ)

アベニューインタートラベルグループ(Avenue Inter Travel Group Co., Ltd.)は1999年設立のタイ系旅行会社で、バンコクのサクルタイ・スラウォンタワー33Fに本社を置く。アタワット・スダスウィン氏が代表を務め、タイ旅行業協会(TTAA)の正式加盟企業である。

主力事業は団体旅行の企画・運営で、30年超の経験に基づくグループツアーのオペレーションを強みとする。DOTライセンス番号11/01967とIATAライセンスを保有し、タイ国内外への団体旅行を一括手配するサービスを提供する。

法人顧客向けのMICE対応も行い、LINEアカウント(@avenuetour)・メールによる問い合わせ体制を整えている。2025年においても団体旅行需要の取り込みを継続している。

Facebook・Instagram・YouTubeを通じたデジタルマーケティングを積極的に展開し、国内旅行者とインバウンド団体客の双方に対応したサービス体制を整えている。

出典:https://www.facebook.com/AvenueIntertravelGroup/

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Nidnoi Travel Co., Ltd.(ニドノイトラベル)

ニドノイトラベル(Nidnoi Travel Co., Ltd.)はバンコクのスアンルアン区を拠点とするタイ系旅行会社である。設立から10年超の運営実績を持ち、国内旅行50超のツアープログラムを中心に事業を展開する。

主力サービスはバンコク発の国内周遊ツアー(アユタヤ・カンチャナブリ・チェンマイ等)および韓国・ヨーロッパ・シンガポール・中国などへの海外パッケージツアーの販売である。法人・個人向けグループ旅行の一括手配にも対応し、分割払い(0%金利)オプションで顧客の利便性を高めている。

公式サイト(nidnoitravel.com)のほか、LINEオフィシャルアカウント・Facebook・TikTokを通じたデジタルマーケティングで集客を強化している。バンコク市内での対面相談にも対応する。

2025年においてもタイ観光需要の回復を背景に国内ツアーの販売が堅調に推移しており、価格競争力と多彩なルート設定が支持されている。

出典:https://www.nidnoitravel.com/

Marwin Tours (Asia) Co., Ltd.(マーウィンツアーズ)

マーウィンツアーズ(Marwin Tours (Asia) Co., Ltd.)はバンコクのブンクム区に本社を置くタイ系旅行会社・ツアーオペレーターである。タイ観光スポーツ省(TAT)ライセンス番号11/1574を保有し、タイ国内の主要観光地をカバーするツアーと宿泊サービスを提供する。

主力サービスはプーケット・チェンマイ・パタヤなどタイ主要リゾート地の宿泊手配と周遊ツアーで、国内旅行者・インバウンド旅行者の双方を対象とする。公式サイト(marwintours.com)でアコモデーション検索・予約機能を整備し、オンライン対応を強化している。

X(旧Twitter)・Instagram・Facebookを通じた情報発信を継続し、デジタルチャンネルを活用した顧客獲得を推進している。個人旅行者から団体旅行まで幅広いニーズに対応する着地型旅行業者として実績を持つ。

2025年においてもタイ観光業の回復基調を捉え、安定した事業運営を継続している。

出典:https://marwintours.com/wp/

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タイの主要旅行企業6選〜日系編〜

JTB (Thailand) Limited(JTBタイランド)

JTBタイランド(JTB (Thailand) Limited)は日本最大手旅行会社JTBグループのタイ現地法人である。バンコクのサトーン地区ハリンドーンビル9Fに本社を置き、世界37カ国154拠点のJTBネットワークの東南アジア拠点として機能する。

主要サービスは、日本人個人・法人向けの国際航空券手配・ホテル予約・空港送迎・着地型ツアー企画・日本語ガイド手配で、MICE企画運営にも対応する。日本語・英語・タイ語対応が可能で、コーポレートセールスを中心に顧客基盤を維持している。

親会社JTBグループは2025年3月期に売上高1兆733億円、純利益86億円の黒字を計上した。グローバル領域での圧倒的ポジショニングを戦略目標とし、2026年3月期は売上高1兆2,980億円(前期比21%増)を目指している。

タイを訪れる日本人旅行者は2025年に約2,440万人(前年比20.8%増)と回復が見込まれており、JTBタイランドはオーダーメイドツアーの強化とデジタル予約チャンネルの拡充を進めている。

出典:https://th.jtbtrip.com/

H.I.S. Tours Co., Ltd.(HISタイランド)

HISタイランド(H.I.S. Tours Co., Ltd.)は1997年にバンコクで設立された日系旅行会社で、日本の大手旅行代理店H.I.S.の100%子会社に当たる。スクンビット12-14通りのタイムズスクエアビル12Fに本社を置き、バンコク市内外に9拠点を展開する。

主要サービスは国際・国内航空券手配、ホテル・リゾート予約、着地型パッケージツアーの販売、空港送迎・現地オプショナルツアーの提供など多岐にわたる。TTAA正式加盟企業でDOTライセンス番号11/01411を保有し、約150名の従業員を擁する。

親会社H.I.S.は2024年10月期に純利益87億円(5期ぶり黒字転換)、売上高343億円(前年比36.1%増)を達成した。2025年10月期は売上高390億円(前期比13.6%増)・営業利益12億円を目標とする。

2023年にはタイランド・プリビレッジ・カードとの3年パートナーシップを締結し、長期滞在者向け専用サービスサイトを開設した。富裕層・長期滞在者向けサービスの強化を継続している。

出典:https://his-bkk.com/

Shindai Co., Ltd.(シンダイ)

シンダイ(Shindai Co., Ltd.)は1968年10月10日にバンコクで創業した老舗旅行会社で、タイの日本人コミュニティを長年にわたり支えてきた。シーロム地区のデュシットターニービル8Fに本社を置き、DOTライセンスとIATAライセンスを保有する。

主要サービスは航空券手配、ホテル・パッケージツアーの販売、JRレールパス取り次ぎ、法人渡航管理(GIT・MICE)で、日本語・タイ語・英語での対応が可能である。BCD Travel Thailandとの提携によるコーポレートトラベルマネジメントも展開する。

企業グループはShindai Co., Ltd.(旅行)・Shindai Bus Service(バス輸送)・Shindai Consulting(ビザ・企業設立支援)の3社体制で、タイに進出する日系企業と駐在員を総合的にサポートする。

2025年においても日系企業向け法人旅行を中心に安定した事業継続が確認されており、TTAA加盟企業として業界内でのプレゼンスを維持している。

出典:https://www.shindaibus.com/

Atlas Trading & Property (Thailand) Co., Ltd.(アトラストレーディング&プロパティ)

アトラストレーディング&プロパティ(Atlas Trading & Property (Thailand) Co., Ltd.)はバンコクのスクンビット35番地(ワタナ区)に本社を置く日系旅行会社である。タイ商務省への旅行業登録を持ち、スクンビットエリアの日本人居住者・旅行者向けサービスを提供している。

主要サービスは国際・国内航空券の手配、ホテル・パッケージツアーの予約、現地交通・オプショナルツアーのアレンジで、日本語・英語・タイ語対応が可能である。平日9〜20時・土日9〜18時の週7日体制で営業しており、顧客の利便性を重視した営業スタイルが特徴である。

スマートフォンアプリ(App Store掲載)を通じたデジタルサービスも展開し、オンライン予約・問い合わせにも対応している。スクンビットエリアの日本人コミュニティと密接な関係を持つ地域密着型の旅行代理店として知られる。

2025年においても安定した運営を継続している。

出典:https://www.yellowpages.co.th/en/profile/Atlas-Trading-Property-Thailand-Co-Ltd-93IoFj0eu

APEX (Thailand) Co., Ltd.(エーペックスタイランド)

エーペックスタイランド(APEX (Thailand) Co., Ltd.)はバンコクのスリウォン通りに位置するCCTビル10Fに本社を置く日系旅行会社である。日本語での対応を前提とした旅行サービスをタイ在住の日本人および日本からの訪問者に提供している。

主要サービスは国際・国内航空券の手配、ホテル・リゾートの予約、パッケージツアーの販売、ゴルフ場の手配・送迎サービスおよびオプショナルツアーの提供である。平日9時〜17時30分・土曜9時〜15時の営業時間で対応しており、日本語スタッフによるきめ細かなサービスを特徴とする。

APEX Internationalとの関係を持ち、アジア地域のランドオペレーションとマーケティングプロダクションを手がける体制を整えている。日本人旅行者特有のニーズ(ゴルフ旅行・MICE・個人旅行)に対応した専門性の高いサービスで差別化を図っている。

2025年においてもタイを訪れる日本人旅行者の回復傾向を背景に、安定した営業継続が確認されている。

出典:https://www.apexthailand.co.th/

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Panda Travel Agency Ltd.(パンダトラベルエージェンシー)

パンダトラベルエージェンシー(Panda Travel Agency Ltd.)は1978年に香港で設立された日本語専門旅行会社で、タイ・シンガポール・インドネシアなどアジア主要都市に展開する。バンコクオフィスはウォールストリートタワービル12F(スラウォン通り)に置かれ、パンダバス(PandaBus)ブランドで現地ツアーを運営する。

創業48年で累計利用者は2百万人を超え、バンコク発の日帰りオプショナルツアーは100近くのプログラムをラインアップする。アユタヤ・水上マーケット・パタヤ・チェンマイなどタイ全域をカバーし、日本語ガイドが同行する安心感が支持を集めている。

タイ国政府観光庁(TAT)との公式連携によるキャンペーンを定期的に実施し、ホテル・航空券・ゴルフ手配も一括対応する。公式サイト(pandabus.com)によるオンライン予約も整備されている。

2025年においても在タイ日本人とインバウンド旅行者向けのサービスを安定継続している。

出典:https://corp.pandabus.com/

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タイの主要旅行企業1選〜外資編〜

DTH Travel Co., Ltd.(DTHトラベル)

DTHトラベル(DTH Travel Co., Ltd.)は受入型旅行業(DMC)を代表する外資系企業で、前身のダイテルム・トラベルは1957年4月3日に設立された。スイスの財閥系企業ダイテルム社がスイスエアーのタイ代理店として事業を開始した歴史を持つ。

66年超の実績のもとタイ・ラオス・カンボジア・ベトナム・マレーシア・モルディブなどアジア13カ国以上を網羅し、年間50万人超の旅行者を受け入れてきた。取り扱いツアーは8,000種類超に上り、本社はバンコクのシーロム地区に置く。

2023年のWTM(ワールド・トラベル・マート)ロンドンでDTH Travelへのリブランドを発表。新体制移行後は売上が前年比2倍超となり、2026年の年間売上高は約1億5,510万米ドルに達した。World Travel Awards 2025でもタイ有数のDMCとして認知されている。

2024年には日本オフィスを新設し、東アジアからのインバウンド需要の取り込みを強化している。

出典:https://www.dth.travel/

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FAQ

2025年のタイ旅行業界はどのような特徴がありますか?

2025年のタイ旅行業界は回復と成長が著しい市場であり、多くの旅行会社が多様なサービスを提供し、国内外からの観光客の需要に応えています。

タイの主要旅行会社にはどのような企業がありますか?

タイの主要旅行会社には、ローカル企業と日系企業合わせて約14社があり、それぞれがインバウンドとアウトバウンドの旅行サービスを提供しています。

Diethelm Travel(ディーテルム・トラベル)の特徴は何ですか?

Diethelm Travelは1957年に創業し、海外からのインバウンド観光客向けに多彩なツアーやサービスを提供しており、2023年にブランド名を「DTH Travel」に変更して国際的な認知度を高めています。

タイの旅行会社Charal Business Chiangmai Groupの主な事業内容は何ですか?

Charal Business Chiangmai Groupは、航空券や鉄道チケットの代理店業務を主に行い、航空会社と提携して割引価格でサービスを提供しています。

日本の大手旅行代理店JTBのタイ支社の状況と課題は何ですか?

JTB (Thailand) Ltd.はタイにおいてインバウンド向けのパッケージツアーやホテル予約を行っていますが、2020年の売上高は大きく減少し、赤字を計上しており、市場の厳しさと競争の激化が課題です。

投稿者アバター
スラシット チャンペッチ Thailand-Based Industry Analyst
バンコク在住のタイ人。6年以上にわたり、タイにおける日系企業向けの翻訳・通訳業務に従事。経済・ビジネス・IT分野を中心に、企業調査や情報収集を得意とする。
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