今回は、インドネシアの主要旅行会社に焦点を当て、ローカル・日系合わせて12社を厳選してお届けしていきます!
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
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インドネシアの主要旅行会社7選〜ローカル企業編〜
SMAILING TOUR(スマイリング・ツアー)
1976年に設立されたインドネシアの旅行代理店である。設立当初、飛行機の発券エージェントとしてスタートした。そして、大手の旅行マネージメントの専門会社の1つとなった。
インバウンド、アウトバウンド、国内、インセンティブ、高速渡航文書サービス、ファーストクラスの輸送サービス、優れた空港処理サービス、オンライン管理システム、専門サービスチーム、統合MIS、緊急アシスタントを求めるお客様へのサービスを提供し、ファーストクラスから低予算の旅行に至るまで様々なニーズに対応している。
「Smailing Tour」の名前の起源は「お客様を笑顔にする」をモットーにしているということで、法人・個人の両方のお客様に対して「笑顔で喜んでいただけるサービス」を提供している。現在、中央ジャカルタに8つの支店を構え、24時間対応のサービスを提供している。また、紹介できるホテル数は国内・海外合わせて25万軒以上あり、あらゆる地域、あらゆるランクの要望にも応えられる。
出典:https://smailingtour.co.id/
PT Anta Express Tour & Travel Service(アンタ・エクスプレス・ツアー&トラベル・サービス)
1976年に設立されたインドネシアの旅行代理店。PT Anta Express Tour & Travel Serviceのコアバリューは「カスタマーファースト」「イノベーション」と「パフォーマンス」の3つである。
「AntaVaya」には長年にわたる旅行業界での経験があり、企業の出張管理、レジャー旅行(発券、アウトバウンドおよび国内ツアー)、会議およびイベント、インバウンド旅行、インセンティブ旅行、コンベンション&エグジビション、メッカ巡礼など付加価値のある旅行ソリューションを提供することにより、継続的に事業を拡大してきている。
2007年に「AntaVaya」はインドネシアの財閥グループの一つ「CT Corp」の傘下に入り、CT Corpの持つ金融、ホスピタリティ、メディア、エンターテインメント、ファッション事業との相乗効果を戦略的に出してきた。また、子会社として新たにPT. Vaya Micetama Servindoを設立し、ミレニアム世代の需要に対応するためのオンライン旅行事業をスタートしている。
出典:https://www.antavaya.com/
PT Bayu Buana Tbk(バユ・ブアナ)
1972年に設立されたインドネシアの旅行代理店。「Bayu Buana」ブランドで広く知られている。現在、インドネシア全国に23店舗(ジャカルタ:12支店、その他:7支店、提携店:4店舗)のネットワークを持ち550名以上の従業員が働く。
1989年にはインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「BAYU」である。筆頭株主はPT GRAHA SENTOSA PERSADAで28.08%を保有している。BAYUはインドネシアの旅行代理店で最初にIDXに上場した会社である。
このほかBAYUの業界初は、Customer Relationship Management (CRM)を設置したこととISO 9001やISO 45001を取得したことである。また、BAYUは世界110か国以上に展開するグローバル旅行代理店「BCD Travel」と提携しており、BAYUの顧客は世界中のBCDの支店を利用することができる。2020年のBAYUの売上高は5,516億ルピアで、ちなみにcovid-19の影響で前年比23%であった。
出典:http://www.bayubuanagroup.com/Web/OurCompany/#OurCompany
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202106/17858a28df_13c2ea94b0.pdf
PT Panorama Sentrawisata Tbk(パノラマ・セントラウィサタ)
1972年に設立されたインドネシアの旅行代理店。設立当初の社名はPT Regina Alto Panorama Tourであった。1995年にPT Panorama Sentrawisataが持ち株会社として設立された。合わせて、持ち株会社の傘下にPT Distinasi Tirta Nusantaraがインバウンド部門として設立され、外国人観光客の受け入れやジャワーバリ・ツアーのサービスを始めた。
1997年にはPT Panorama Tour Indonesiaがアウトバウンド部門として設立され、インドネシアの人々の国内旅行や海外旅行にニーズに対応した。2000年にはPT Panorama Multimediaをメディア部門として設立した。
2001年にはインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「PANR」である。筆頭株主はPT Panorama Tirta Anugerahで64.25%を保有している。同年、PT Panorama Transportasiを輸送部門として設立した。2020年の(正味)売上高は、7,932億ルピアで、ちなみにcovid-19の影響で前年比41%であった。
出典:https://www.panorama-sentrawisata.com/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202106/6a3cc99017_8c8ee8fcb0.pdf
Sona Topas Tourism Industry Tbk(ソナ・トパス・ツーリズム・インダストリー)
1978年に設立されたインドネシアの旅行代理店である。設立時の名称はPT Sona Topas Groupで、国内外の観光セクターに関連するサービスのみを提供していた。
その後、ショッピングサービスの利用を必要とする観光産業の発展に伴い、子会社のPT Inti Dufree Promosindo(IDP)およびPT Artha Mulia Indah(AMI)を通じて免税店をオープン。それから世界をリードする免税チェーンオペレーターDuty Free Shop (DFS)の全面的な支援を受けて免税店をメインの事業として育成した。インドネシア最大の免税店をバリ州にオープンし、高品質なブランド品を幅広く取り揃える一方、地元のインドネシアの職人によるお土産も提供している。
1992年にはインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「SONA」である。筆頭株主は、PT Precise Pacific Realtyで34.67%を保有している。2020年のSONAの売上高は、2,456億ルピアで、ちなみにcovid-19の影響で前年比14%であった。
出典:https://www.sonatopas.co.id/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202106/95d68a35ad_aa6c60b9d8.pdf
PT Destinasi Tirta Nusantara Tbk(ディスティナシ・ティルタ・ヌサンタラ)
1972年に設立されたインドネシアの旅行代理店である。設立当初は、海外の航空会社を使ってインドネシアへ来る外国人観光客を相手にジャカルタ観光サービスを「Paramoana Tour」のブランドを使って行なっていた。
1995年にはPT Regina Alta Panorama Tours傘下にインバウンド事業部を設立して、外国人観光客の取り扱いを強化した。同年、世界各地でバスツアーを運営するグレイラインと協力してジャカルタとバリで特別なシティツアーパッケージを始め、ジャカルタ以外の最初の営業所をバリに開設した。1999年にPT Destinasi Tirta Nusantaraが正式にツアーオペレーター会社として設立された。
2008年にはインドネシア証券取引所(IDX)に上場。IDXコードは「PDES」である。筆頭株主はPT Panorama Sentrawisata Tbkで62.94%を保有している。2020年のPDESの売上高は、733億ルピアで、ちなみにcovid-19の影響で前年比16%であった。
出典:https://www.panorama-destination.com/
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202106/a80957b43e_3d2f1c4e90.pdf
Traveloka(トラベロカ)
2012年にインドネシアで設立されたe-commerce旅行代理店である。インドネシアから世界への旅行を簡素化するという課題解決のために設立され、インドネシアを代表する旅行プラットフォームになった。
そして、Travelokaアプリケーションは6000万回以上ダウンロードされており、東南アジア地域で最も人気のある旅行およびライフスタイル予約アプリケーションとなっている。
現在、インドネシア発祥のTravelokaは、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナムに展開しており、東南アジアの大手テクノロジー企業として、人々にさまざまな交通機関、宿泊施設、アクティビティ、ライフスタイルサービス、および金融サービスを見つけて予約するためのアクセスを提供している。また、現地の言語で24時間年中無休のカスタマーサービスを提供し、オンラインとオフラインの両方で40を超えるさまざまな支払いオプションを提供している。
出典:https://www.traveloka.com/id-id/
https://www.linkedin.com/company/traveloka?trk=public_profile_topcard-current-company
インドネシアの主要旅行会社5選〜日系企業編〜
PT Panorama JTB Tours Indonesia(パノラマJTBツアー・インドネシア)
2017年にインドネシアで設立された旅行代理店である。現地パートナーのPT Panorama Sentrawisata Tbk(PANR)が60%、JTB Pte Ltd.(シンガポール子会社)が40%出資して設立された合弁会社。
事業概要は、(1) インドネシア発のアウトバウンド(団体、業務渡航、個人)、(2) プロモーション業務(広告等)、MICE関連業務(パーティー、開所式、会議等)、(3) 日本からのインバウンド(団体、個人)と(4) 日本以外からのインバウンド(団体、個人)である。
パノラマとJTBは1998年から「Panorama JTB Tours」ブランドでパノラマグループとJTBの知名度による相乗効果を狙ったツアー商品の販売を行っている。特徴的なサービスには、国内および多国籍企業にサービスを提供する「Corporate Travel Management(CTM)」やビジネスを拡大するための報酬を提供する企業にインセンティブ旅行サービスの「Orange Incentive House」がある。近年は旅行のネット販売にも力を入れている。
出典:https://www.panorama-jtb.com/tentang-kami
https://www.jtbcorp.jp/jp/jtb_group/pjti/index.asp#about
https://www.idx.co.id/perusahaan-tercatat/profil-perusahaan-tercatat/detail-profile-perusahaan-tercatat/?kodeEmiten=PANR
HIS
HISはインドネシア国内の4つの都市に支店を構えている。ジャカルタ、チカラン(西ジャワ州)、カラワン(西ジャワ州)とバリである。いずれも運営しているのはPT Harum Indah Sari Tours and Travelという現地会社である。
インバウンド・サービスはツアーの送迎、オプショナルツアーの販売等、インドネシアを訪問される方をサポート。アウトバウンド・サービスは海外航空券、ホテル等の販売である。
セールスポイントは5つ。①サービスの利便性:予約から帰国までの旅行ニーズをサポート。②グローバルネットワークがセキュリティをサポート:予約から帰宅までのサービスに最適なシステム。③海外支店から直接ベストプライス:いつでもどこでも必要なホテルに最高の価格を提供。④個人ツアーの卓越性:様々なツアーがご用意されている。⑤日本への旅行に最適:日本には279の支店があり、海外の他の支店で日本への旅行(JRパスの使い方から国内線まで)を予約できる。
出典:https://www.his-travel.co.id/
PT J NET TRAVEL(Jネット・トラベル)
2004年にインドネシアで設立された日系の旅行代理店。資本金は17.5万USD。支配株主はPT Japan Asia Consultantsで57.1%を保有する。業務内容は、国内/国際線航空券の予約/発券、海外/国内ホテルの予約、ツアーの販売である。従業員は日本人スタッフ3名を含め32名である。営業所はジャカルタにある。
ビザ取得の代行を行っており、KITAS(有効期限1年間の居住許可証)パッケージ、日本・インドネシアのパスポート取得、インドネシアおよび他国のビザ取得などのサービスがある。
ツアーは主に国内を扱っており、インドネシア全国の観光地でのレジャープランが用意されている。ホテルは、海外については、隣国のシンガポール、マレーシアとタイについて、国内については主な大都市のホテルを紹介している。JAL、シンガポール航空の法人契約を取扱っており、通常のディスカウント料金からの更なるディスカウントや荷物の無料超過、ラウンジご利用などの特典が準備されている。
出典:http://www.jnettravel.com/
PT Jabato International(ジャバト・インターナショナル)
1979年にインドネシアに設立された日系の旅行代理店。親会社は㈱日本旅行である。本社営業所はジャカルタにあり、バリのデンパサールに支店がある。航空券、ホテル、現地パッケージツアー、インドネシア現地ツアー、法人向けサービスを提供している。
法人向けサービスとしては、”やる気”を創出し、組織を活性化し、業績向上が図れるよう、Meeting (会議・株主総会)、Incentive (報奨旅行&社員旅行)、Conference (研修・研究会)、Event (イベント・セミナー)開催のプランと手配をサポートしている。
インドネシアから日本へ旅行する顧客に対しては、特徴あるサービスとして「JAPAN RAIL PASS(新幹線を含むJRグループ全線、その他の鉄道、バス、フェリーを7日、14日、21日の有効期間で乗り放題で利用でき、海外在住の日本人でも条件を満たせば利用できるパス)」の手配や日本国内で使えるWifiルーター(Softbank)のレンタル(ジャカルタで貸出・返却が可能)も行っている。
出典:https://ntaindonesia.co.id/
https://www.his-j.com/ovsbranch/
PT S.M.I.TRAVEL(SMIトラベル)
2009年に設立された日本のエス・エム・アイ・ホールディングス株式会社傘下の旅行代理店のウェンディー・ジャパン株式会社のインドネシア子会社である。インドネシア国内に2か所、バリはPermata Kuta Hotel内に、ジャカルタは西ジャカルタに事務所を構えており、各々日本人スタッフが駐在している。
インドネシアでのホテルの予約、eビザの手配、日本帰国の為のPCR検査の予約も取り扱っており、インドネシア国内航空券・観光・出張・離島・僻地・世界遺産などインドネシアのことなら何でも手配できる。
また、インドネシアでのビジネスサポートも行っており、オンライン商談アレンジ、現地営業代行、翻訳、企業リスト作成、商品買い付け代行、商談内容文字おこしなどのサービスを提供している。また、日本からの出張サポートサービスとして、空港送迎、車チャーター、日本語通訳手配などを行っており、問い合わせについては。インドネシア在住の日本人スタッフが対応している。
出典:https://www.wendytour.com/indonesia
https://www.wendytour.com/indonesia/all/business-trip-support
https://www.wendytour.com/indonesia/page/company-profile-indonesia

インドネシア在住のインドネシア人。観光ガイドと通訳者を務め、インドネシアの観光地を日本語で案内している。日本語学科の大学を卒業し、邦人対応観光ガイド・国際イベントでの日本代表団担当連絡係員・通訳者・日本領事事務所長の地元アシスタントを経験。

