【最新版!】タイの主要テレビ局・新聞メーカー・出版社13選〜エンタメ・IT・個人サービス業界〜

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今回は、タイの主要テレビ局・新聞メーカー・出版社に焦点を当て、ローカル13社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

読了時間の目安:5分

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目次

タイの主要テレビ局・新聞メーカー・出版社13選〜ローカル企業編〜

BEC WORLD PCL. (ビーイーシー・ワールド)

1970年に「チャンネル3」のアナログ放送開始から創業。1996年よりタイ証券取引所SETに上場している。現在はデジタルテレビ放送、デジタルプラットフォーム、グローバルコンテンツライセンスの3つの事業を主に展開している。デジタルテレビ放送では「チャンネル3」にてニュースやドラマなどを放送しており、デジタルプラットフォーム事業では同社のコンテンツをyoutubeやFacebook、携帯キャリアのTrueIDといったインターネットおよびモバイル上で観ることができるサービスを展開している。また、グローバルコンテンツライセンス事業では同社のコンテンツを国内および海外へ販売している。2018年にはドラマ「The Crown Princess」を中国のテンセントビデオに提供し中国で2億8,000万再生を記録、同プラットフォーム上でのタイ製ドラマの再生回数トップ5に入った。

2021年度の売上高は前年比3.0%減の5,729百万バーツ、純利益は前年度の赤字から回復し762百万バーツの黒字であった。

出典:https://www.becworld.com/en/home

MCOT PCL. (オーソーモートー)

1977年に創業したタイの政府系メディア企業。2004年よりタイ証券取引所SETに上場している。デジタルテレビ放送「チャンネル9 MCOT HD」にて、ニュースやバラエティー番組、教育番組、スポーツなどを放送している。チャンネル14では「MCOT Family」を放送し、子ども、若者、家族向けのコンテンツを提供している。また、ラジオ局「MCOT ラジオ」を運営しており、7つのFMチャンネル、2つのAMチャンネルにて音楽やニュース、生活に役立つ情報を発信している。他にもニュースを収集、提供するThe Thai News Agencyの運営、デジタルテレビ放送やその施設の導入、衛星放送やオンラインメディアビジネス、マスメディア人材育成のためのMCOT Academyの運営など様々な事業を展開している。

2021年度の売上高は前年比6.2%減の1,514百万バーツ、純利益は前年度の赤字から回復し165百万バーツの黒字であった。

出典:https://www.mcot.net/

Mono Next PCL. (モノ・ネクスト)

2002年にMono Technology PCL.として創業した。2013年よりタイ証券取引所SETに上場し、2020年より現在の社名となっている。デジタルテレビ放送「MONO29」を所有し、映画やスポーツなどのエンターテインメントコンテンツを中心に提供している。また、「Monomax」というブランドでサブスクリプションによるビデオストリーミングサービスを展開する。他にも音楽を取り扱うMono Music Co., Ltd.、ラジオ放送を行うMono Radio Co., Ltd.、タレント事務所のMono Talent Co., Ltd.といったグルーブ会社にてメディア・芸能事業を幅広く展開する。

2021年度の売上高は前年比29%増の2,191百万バーツ、純利益は前年度の赤字から回復し145百万バーツの黒字であった。

出典:https://www.mono.co.th/home/

Workpoint Entertainment PCL. (ワークポイント・エンターテインメント)

1989年に創業した民間の放送局。2004年よりタイ証券取引所SETに上場している。デジタルテレビ放送「チャンネル23」にてバラエティー番組、ドラマ、ニュース、スポーツなどを放送している。また、YoutubeやFacebookなどのオンラインプラットフォームでも同社のコンテンツを提供しているほか、2013年からバラエティー番組の海外へのライセンス提供を開始し、現在までに30番組がインドネシア、ベトナムなどのアジア圏、ヨーロッパ、アメリカなど16か国で放送された実績がある。テレビ・コンテンツ事業以外にも大規模イベントの運営、コンサートの開催、日用品などの小売ビジネスも展開している。

2021年度の売上高は前年比1.0%減の2,312百万バーツ、純利益は前年比2.0倍の324百万バーツであった。

出典:https://www.workpoint.co.th/home

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Nation Multimedia Group PCL. (ネーション・マルチメディア・グループ)

1971年に創業した民間のメディア企業。1988年よりタイ証券取引所SETに上場している。新聞およびオンラインニュースのKrungthep Turakij(クルンテープ・トゥラキット)、英語の新聞・ニュースの「The Nation Thailand」、デジタルテレビ放送「NationTV22」など幅広いメディア事業を展開している。さらにイベントやセミナー、マネジメント層への研修などを運営するイベントマーケティング事業、オンラインで同社のコンテンツを提供する新メディアプラットフォーム、事業、通信販売や飲食などのコンシューマー向け事業も展開している。

2021年度の売上高は前年比40%減の823百万バーツ、純損益は前年に続き118百万バーツの赤字であった。

出典:https://www.nationgroup.com/

Amarin Printing and Publishing PCL. (アマリン・プリンティング・アンド・パブリッシング)

1976年に雑誌の刊行より創業したメディア企業。1992年よりタイ証券取引所SETに上場している。デジタルテレビ放送「Amarin TV HD Channel 34」を所有し、ニュースやドラマ、バラエティー番組などを提供している。また、雑誌や小説、絵本などの出版・印刷も行い、世界的に有名な学術誌ナショナルジオグラフィックのライセンスを取得しタイで展開している。他にもオンラインマーケティング事業、各種フェアやセミナーなどのイベントの開催・運営を行っていることに加え、本屋「Naiin Shop」を国内に145店舗展開し、書籍の小売・卸売を行っている。

2021年度の売上高は前年比0.8%増の2,961百万バーツ、純利益は前年比83%増の313百万バーツであった。

出典:https://amarin.co.th/en/

The One Enterprise PCL. (ザ・ワン・エンタープライズ)

1991年に創業したメディア企業。2021年よりタイ証券取引所SETに上場している。エンターテインメント企業GMM Grammy PCL.の傘下として、デジタルテレビ放送「Channel ONE 31」および「GMM25」を運営し、ニュース、ドラマ、バラエティー番組などを提供している。コンテンツはYoutubeやFacebbokなどのオンラインプラットフォーム、およびNetflixやDisney+など他社の有料配信サービスでも視聴可能。海外の放送局にも番組のライセンスを提供し、2021年時点東南アジア全10か国、中国、日本、北米、南米、アフリカなどでも放送された実績がある。

2021年度の売上高は前年比69%増の5,438百万バーツ、純利益は前年比31%増の828百万バーツであった。

出典:https://www.theoneenterprise.com/

Bangkok Broadcasting & T.V. Co., Ltd. (バンコク・ブロードキャスティング・アンド・ティービー)

1967年にミスタイランドコンテストの放送から創業した放送局。現在ではタイ国内に37カ所の放送ネットワークステーションを所有し、「チャンネル7」としてデジタル放送をタイ全土に提供している。主なコンテンツはニュース、ドラマ、バラエティ、スポーツなど。ニュースは朝、昼、夜、深夜などあらゆる時間帯で最新ニュースを提供し、ドラマでは40年にわたり様々なシリーズを放送した中で国内の数々の賞を受賞してきた。スポーツではボクシングなど国内で人気の高いスポーツや、さらにはテニスのグランドスラム、サッカーワールドカップなど国際的な大会も放送している。また、ラオスやカンボジア、ミャンマー、マレーシアでも同社の放送を提供している。

2020年度の売上高は前年比14%減の4,169百万バーツ、純利益は前年比31%減の973百万バーツであった。

出典:https://www.ch7.com/

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Thai PBS Television Station (タイ・ピービーエス・テレビジョン・ステーション)

2008年にタイの法律Thai Public Broadcasting Service Act, BE 2551 (2008) に基づいて設立されたタイで初めての国営放送機関。国営放送として公正・公平なニュースを報道し、国民の利益になるような教育・娯楽プログラムを提供することを役割としている。社名と同様の「Thai PBS」にてデジタル放送を提供し、主なコンテンツは各種ニュース、ドキュメンタリー番組、ニュースに関するトークショー番組などがある。また、英語版のオンラインニュースサイト「Thai PBS World」も展開し、タイのニュースに加えて、国際的な政治、経済、テクノロジーなどに関する様々な情報を発信している。

売上高の情報なし。

出典: https://www.thaipbs.or.th/home

The Vacharaphol Co., Ltd. (ザ・ワチャラポン)

1952年に写真でのニュースを発行したことから創業したメディア企業。現在ではタイ語の新聞「Thairath(タイラット)」を発行し、またデジタルテレビ放送「Thairath TV」にて、ニュース、ドラマ、バラエティー番組、スポーツなどのプログラムを提供している。また、携帯キャリアのTrueを通じたプログラム配信や、ポッドキャストでのコンテンツ配信に加え、ニュースをより深く分析し発信する「Thairath Plus」や、女性向けのライフスタイル情報を多く取り扱う「Mirror」といったオンラインメディアも所有し、様々な形式での情報提供を行っている。

1975年に創業した。2020年度の売上高は前年比29%減の1,206百万バーツ、純利益は前年に続いて70百万バーツの赤字であった。

出典: https://www.thairath.co.th/home

Bangkok Media & Broadcasting Co., Ltd. (バンコク・メディア・アンド・ブロードキャスティング)

2013年に設立されたメディア企業。タイ大手航空会社Bangkok Airwaysと大手病院グループBDMSのオーナーでもあるPrasert氏が所有している。デジタルテレビ放送「PPTV 36」にて、ニュース、ドラマ、バラエティー番組、スポーツなどのプログラムを提供している。特にドイツサッカーリーグ、ブンデスリーガのタイでの公式パートナーとなっており、同リーグの試合を放送している。また、PPSHOPというオンラインショッピングサイトを展開し、サプリメントや除菌用アルコール、アレルギー対策製品などを販売している。

2020年度の売上高は前年比39%減の469百万バーツ、純利益は前年に続いて1,381百万バーツの赤字であった。

出典: https://www.pptvhd36.com/

Bangkok Post PCL. (バンコク・ポスト)

1946年に創業した出版大手。1983年よりタイ証券取引所SETに上場している。タイで最初の英字新聞「Bangkok Post」、英語のライフスタイル雑誌「GURU」、「B Magazine」を発行している。また、国際的にも有名な女性向けライフスタイル「Elle」やビジネス誌「Forbes」のタイ語版の発行、女性誌「Cleo」のタイ語デジタル版などタイ人向けの雑誌も提供している。さらにはタイ国内およびアジア向けにオンラインでのビデオコンテンツを配信するなど、様々なメディアでの情報提供を行っている。

2021年度の売上高は前年比23%減の434百万バーツ、純損益は前年に続き108百万バーツの赤字であった。

出典: https://www.bangkokpost.com/

SE-Education PCL. (エスイー・エデュケーション)

1974年に創業した出版大手。1991年よりタイ証券取引所SETに上場している。タイ最大級の書籍小売チェーン「SE-ED Book Center」を展開している。同チェーンでは小説、自己啓発、絵本、洋書など様々な種類の書籍や、文房具、IT製品、バッグなどの商品を取り扱う。店舗はタイ全国に260か所以上が存在する。商品は公式サイトおよびShopeeやLazadaなどのオンラインプラットフォーム上での販売にも対応しているほか、卸売も行っている。また、同社では印刷・出版ビジネス、オルタナティブスクール「Plearnpattana School」の運営、子会社BaesLab Co., Ltd.によるITコンサルティングなど幅広い事業を行っている。

2021年度の売上高は前年比14%減1,817百万バーツ、純損益は前年に続き57百万バーツの赤字であった。

出典: http://corporate.se-ed.com/en/home_en/

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